ある会に出席して

生田 泰忠

去る3月12日、県の医師会館で行なわれた網膜色素変性症・患者と家族のつどいに参加して。今さかんにマスコミが網膜色素変性症に対する新しい治療法が開発され、いかにも簡単に治療することができるかのように書きたてている。私達にとってもおおいなる福音なのです。やはり見えたい・見たいと云う気持が一杯なのです。

そこでおおいに胸をはずませどんな話題がと期待、ところがやはり夢また夢のような話にがっかり。まだまだ何年かかるか。それでもほんの少しだけれど光明とはなったが。

ここでマスコミに対して今すこし考えなおして欲しいと思うものです。一本の藁にでもすがりたい我々どれだけ期待していたか?やはり真実をしっかりとらえて報道して欲しいと思う。
興味だけでさも実際に成功した実績があるがごとく誇大報道は謹んでもらいたいものだ。
これは私がお世話になっているあるお医者様も云っておられた。「あれは本当に困る」と云っておられた。

そうなんです私もおおいに期待。ところが実際には研究段階であって可能性はあると云うていど、まだまだ人体での臨床段階までは10年・それともさらに数年かかるのではと云うところだったからです。
ただ光明だけは見えてきたことは確かです。マスコミはこう云ったことをよく考え報道して欲しいものと思う。


足は第二の心臓

私は足と云うのは第二の心臓だと思っています。それはどう言ったところから考えたかと言うと、NHKの早朝の番組で「お風呂の効用」を聞いて本当だなあと思うところがあったのです。
と言うのは入浴法なのですが、私も日本人お風呂と言うものは、豊富なお湯に全身をつかりゆっくり手足を伸ばして入るのが大好きでしたが、と言うよりそうしないと身体の疲れはほぐれないものだと思っていたからです。
ところが話を聞いているとこの入浴法は身体にはよくないのだ、心臓に大きな負担をかける事になり危険さえともなうのだと聞いたからです。
と言うのは全身浴だと心臓にかかる圧力が数10キロにもおよぶとのこと、だからその負担を軽くするにも半身浴が一番いいのだと。これで充分疲れはとれるのだと聞いてからです。

そこで私も実行してみたのです。お臍より拳一つか一つ半ぐらいで約20分から30分湯にひたっているのです。
はじめのうちはわからなかったのですが、続けていくうちわかってきたのですが足を充分暖めれば自然に身体中がぽかぽかほてってくるのです。
確かに寒い冬は寒く困りましたがそれには大きい目のタオルを熱めのお湯であたためしっかりしぼって肩からかけておくのです。
そうすれば出る時は頭の先からぽかぽかとてもあたたかいのです。
とにかく肩の上から心臓に圧力が加わるからよくないとのことです。
だから全身ゆっくり浸して入浴したい場合いは、日本式のお風呂ではなくバスで身体ゆっくり横に伸し全身でお湯につかればいいとのことでした。
身体を軽く浮かすようにして入るのが一番らしく水泳は心臓にとって最適な運動のようです。

私は最近半身浴に心がけていますのでたまに全身浴おすると心臓の鼓動が早くなると言うか、どきどきする感じを受けるようになりました。
私はすこしでも長く健康ですごしたいと考えている。