都筑卓司 : なっとくする音・光・電波

作成日 : 2024-04-23
最終更新日 :

概要

「はしがき」から引用する。

一見すると音,光,電波も結局は波動というものであるとの一般化を行い,統一的にくくっていくのは,それはそれで学問の本質に沿ったいきかたではある。 しかし原点に戻って,音楽の要素は何か,色とは所詮はどんなものであるか,の人間的感覚にかえることも必要ではあるまいか。 客観性だけを重要視して,人間味に触れないところに,科学が敬遠されるゆえんがあろう。 本書は波動論に念頭においたものではあるが,できるだけ人間の視聴の方面にも興味を持って頂くように,書いたものである。

個別の本

本書の索引をみて、「ドップラー効果」がないことに気づいた。音の本なのにドップラー効果がないのはおかしい、と思ったが、「はしがき」に書かれていることから思うに、 ドップラー効果を取り上げることは客観性だけを重要視することになってしまうと思ったのだろうか。そういえば、「固定端」、「自由端」もない。これらは他の本で勉強しよう。

なっとくシリーズ

書誌情報

書名 なっとくする音・光・電波
著者 都筑卓司
発行日 1998 年 9 月 10 日 第 1 刷発行
発行元 講談社
定価 2700 円(本体)
サイズ A5 判 248 ページ
ISBN 4-06-154517-5
備考 越谷市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi