「はじめに」から引用する :
確率論の基礎とファイナンスとが絡み合うように発展していくようにまとめてみました。
第 11 章は『お待たせしましたブラック・ショールズです』という名前である。p.203 では、ブラック・ショールズ式が出ている。満期 `T` 、行使価格 `K` のコールオプションの値段を決めたいときの式である。 `Phi(a) = int_-oo^a 1/(sqrt(2pi))e^((-x^2)/2)` は標準正規分布の分布関数である。`r` は無リスク利子率、`sigma` はボラティリティである。
`C(0, S) = S Phi((log {:S/K:} + (r + sigma^2/2)T)/(sigma sqrt(T))) - K e^(-rT)Phi((log {:S/K:}+ (r - sigma^2/2)T)/(sigma sqrt(T)))`
ここで `C(t, S)` は時刻 `t` の証券の価格が `S` のときのコールオプションの時刻 `t` における価格
である(本書 p.195)。この表現がどうもわからない。
このページの数式は MathJax で記述している。
書名 | なっとくする数理ファイナンス |
著者 | 森真 |
発行日 | 2001 年 4 月 1 日 第1刷 |
発行元 | 講談社 |
定価 | 2700 円(本体) |
サイズ | A5 版 218ページ |
ISBN | 4-06-154532-9 |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
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