ヨーロッパチュウヒ,チュウヒ,マダラチュウヒ ♀成鳥
ヨーロッパチュウヒ♀成鳥 2011年11月10日
チュウヒ♀成鳥 2016年2月27日
マダラチュウヒ♀成鳥 2010年2月21日,2006年12月6日
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ヨーロッパチュウヒ♀成鳥は幼鳥とほとんど同じです.違いは,翼上下面の前縁から雨覆に淡い模様があり首から胸上部の
周りに首輪のような淡い模様があります(写真36,37).
チュウヒ♀成鳥は幼鳥から想像できる羽衣ではありません.下面:胴体は淡い茶色地に茶色の太い縦筋模様,指は暗色で
手の部分に薄い茶色の斑,次列風切は初列より少し暗く後縁に幅広い暗色の帯,内部に2本の線,雨覆は茶色地に不規則な
淡い茶色の斑模様があります(写真38).上面:頭部は淡褐色で細かな筋があり,背は淡い茶色と赤味を帯びた茶色のまだら模様,臀部は
白地に茶色の斑,尾は茶色でT1が灰色です.翼は指は暗色,残りの初列,次列風切は茶色味を帯びた灰色の地に暗色の縞模様,
初列雨覆は初列風切と同じ地に暗色の縞模様,大中雨覆は茶色のまだら模様で小雨覆は濃い茶色です(写真39).
マダラチュウヒ♀成鳥も幼鳥から想像できる羽衣ではありません.下面:
胴体は白地に暗色の縦斑,風切羽は白色で茶褐色の縞模様,指は先端が黒く,白黒の斑があります(写真40).上面:背は滑らかで一様な濃い茶褐色,
尾は灰色,臀部は幅広い白色で淡い茶色の筋,風切羽と初列雨覆は灰色の地に黒い縞模様,
雨覆は濃い茶褐色,前縁は白色です(写真41).この部分は変異があり前縁から小雨覆まで白地に濃い茶色のまだら模様の個体もいるようです(10).
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各部の名称
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