はじめに
 下の3枚の写真は諫早湾周辺の干拓地で撮影しています. 写真1の大きい個体はチュウヒ幼鳥(2cy1月 Circus spilonotus)です. 写真2の灰色の個体はハイイロチュウヒ♂C. cyaneus cyaneusです. 写真3の左はハイイロチュウヒ♀, 右はチュウヒ幼鳥(1cy12月)です.
 写真3でハイイロチュウヒ♀はチュウヒ幼鳥と同じ大きさと判断できます. ハイイロチュウヒ♂は♀の76%の大きさです(1). 従って,写真1の左の個体,写真2の右の個体はハイイロチュウヒ♀ではないと判断できます.


写真1:2016年2月7日,写真2:2020年11月10日,写真3:2020年12月18日

 1,2の野鳥は何でしょうか.1,2の写真とは別に干拓地では毎年10月から3月にかけてチュウヒ属の複数の個体を散見します.これらチュウヒ属の個体の種・亜種は何か, 2005年からディジタルカメラで撮影した写真を見直して,識別を試みました.結果,ハイイロチュウヒ,チュウヒのほかにも複数のチュウヒ属の種,亜種が飛来していることがわかりました.

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