日曜日。
今日はゆっくりしようと、ビーチ！
ワイコロアのAベイは、近くて適度に日陰があるのがうれしいところ。適当な木陰に陣取り、文庫本を取り出した。

ハワイ島旅行記2007
その3

[7月8日　真っ黒焦げの日曜日]

日曜日で賑わっているビーチでは、ワイコロアカヌークラブの人たちのアウトリガー付のカヌーが３艘くらい水面を走っていた。水辺では日本人のカップルが仲良く楽しそうに写真を撮っている。次に近くにやってきたのはアジア系の3世代6人連れ。言葉から察すると中国系のようだ。
日差しは強いが、風も強く、木陰にいると少々肌寒いくらい。ほぼ1冊、文庫本を読んだところで、昼近くになってきたので退散する。

コンドで着替え、一人でフロントの方に歩き出したら、途中でスタッフのカートに拾われる。「フロントまでかい？」ベイクラブはヒルトンのコンドと一緒になったので、フロントまでかなりの距離があるのだ。
体格のいいカート運転の男性はハウスメイドさんたちの移動のために動いているようだ。途中で待っていたメイドさんたちに、今戻ってくるからと言って私を送ってくれた。降りるときに「ご親切にありがとう！」こう言ったつもり。

ランチはカワイハエのカフェペスト。
愛想のいいおじさんのウエイターで、カメラを取り出して夫を写していたら「雑誌の取材かい？」と聞かれた。そういえば観光客が持ち歩くには少々ごついカメラかもしれない。
「四季」と名のついたピザは、4種類の味が楽しめる。「ミロリイ」と地名のついたホットサンドを注文したら、良い選択だ！とほめられたが、そういえば、以前にそれを頼んだときも同じようにほめられた記憶が・・。

ランチの後はワイコロアビレッジマートで買い物して、すぐにワイコロアに戻る予定だった。
ところが、目の前をものすごい勢いで消防車が走っていった。クラクションを鳴らして、走行中の車を蹴散らして走っていったので、地元のお店の人も、何事かと店から顔を出したほどだった。
私たちもワイコロアに戻ろうと走り出したら、対向車線にパトカーで先導された車の列。すれ違いざまにパトカーは、そっちはダメ！戻って戻って！！という指図を出す。あれあれっと見ると、前方の車はみんなUターンしていくのだ。前方上空には消火剤を引っ張っているヘリコプターが見え、煙もうっすらと見えている。ついその先で、またまた野火！

車はみんなハヴィの方向に進んでいく。前の車に置いていかれない様についていくと、しばらく走った後に山側に右折。ゲートがある私有地の道で、いつもなら通れないようなところを曲がって行った。私たちもゲートで停まりかけたが、ゲートの人も行け行け！と。
コハラランチの道で、急な坂道を一気に上る。景色は圧巻。停まって景色を堪能したいところだが、後ろから来る車も前の車の後をついていこうとしてるようで、おいそれと停まるわけにもいかない。

ワイメアに抜ける山道に抜けることが出来て、ようやくビューポイントで停車する。そこでは何台も停車中で、下を見ている。
車から下りると、いきなり「きな臭い」感じ。こんなところまで火事の臭いが・・・！と思ったら、先ほどの火事ではなく、そのビューポイントのすぐ下の斜面が黒く焼け焦げていた。こちらもかなり新しい野火の跡だ。

ワイメアを抜けて山側の道を進んでワイコロアビレッジに出る予定で走っていたら、あちらこちらに野火で焼け焦げた跡が広がっている。何箇所もあるし、かなりの面積が真っ黒。この道も何度も閉鎖されていることだろう。

ワイコロアビレッジでお肉を買って、夕食はパーカーランチのステーキ♪
早く帰ってプールでごろごろの予定だったが、すっかり遠回りになって、真っ黒こげツアーの日曜日になった。

▲上　ワイコロアのAベイ
フォトジェニックな並んだヤシの木
▼下　Aベイは木陰も多く、午前中は過ごしやすいビーチ

▲上　ランチはカワイハエのカフェペスト
フォーシーズンズという名のピザとミロリイのホットサンド
▲下　ビューポイントで降りると、すぐ下の斜面が黒こげ！まだきな臭い状態　

　
▲左　パーカーランチのリブアイのステーキ肉はこの厚さ！
　

▼下　ガソリンはこの価格
今年も高騰