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Page-04

A-031
The Iron Tonic :or, a Winter Afternoon
in Lonely Valley (1969)  Albondocani 
 副題にある通り、ある寂しげな谷の冬の風景が淡々と描かれる。倦怠、死、そして寂寥感が読者を惹きつけて離さない。 初版は226部限定で非常に高価。
A-032
The Chinese Obelisks Fourth Alphabet (1970)
Fantod 
 題に"Fourth Alphabet"とある通り、ゴーリーの4番目のアルファベット・ブック。 殆ど全ページに、ゴーリー自身と思われる、毛皮を着た髭の人物が登場する。本には記述が無いが、500部のみの限定出版。
A-033
Donald Has a Difficulty (1970)
by Peter F. Neumeyer  Fantod 
 ドナルドの脚にトゲが刺さってしまました。お母さんは、ドナルドを座らせると、トゲを抜く体制に入ります。 ドナルドは必死になって他のことを考えて気を紛らわします・・・大成功、全然痛くありませんでした。 大喜びのドナルドでしたが・・・。本には記述が無いが、500部のみの限定出版。
A-034
The Osbick Bird (1970)
Fantod 
 ある日、脚の長〜いヘンテコな鳥が、Embluss氏の帽子にとまります。その日から、彼等の共同生活が始まりました。 楽器を演奏し、沈む夕日を眺め、ドライブをし・・・ベッドのそばでEnbluss氏の死を看取ったのも、この鳥でした。 結婚や友情を想起させる、ゴーリーにしては珍しい作品。本には記述が無いが、500部のみの限定出版。
A-035
The Sopping Thursday (1970)
Gotham Book Mart 
 雨が降ってる。傘がない。Brunoはどこ? 傘を買いたい。傘を借りに来た。傘のカバーが外れない。 傘を持ち歩きたくない。去年の今日も雨が降っていた。Brunoが子供を助ける。 Brunoが傘をご主人の元に届ける。「おぉ、お前は何て利口なんだ!」初版は326部限定・通し番号・サイン入り。
A-036
Three Books from the Fantod Press II (1970)
Fantod 
  A-032,033,034 の3冊はセットとしてオリジナルの封筒に入れられて出版された。
A-037
Why We Have Day and Night (1970)
by Peter F. Neumeyer  Young Scott Books 
  何故か世界が真っ暗になってしまいました。子供達は大騒ぎ。誰かインクをこぼしたの? 僕たちはまだ寝てるの?  それとも本当は海の底にいるの? そもそも何故、昼と夜があるの? ちょっと年上のお兄さんが説明してくれるには・・・。 夜を表現する為に、イラストは黒地に白線で描かれている。
A-038
The Deranged Cousins or, Whatever (1971)
Fantod 
 直訳すれば「発狂したいとこ達」。Rose, Mary, Marsh という、いとこ同士の3人の孤児達の悲惨な末路を描いた作品。 ゴーリーの作品にハッピーなものは少ないのだが、そんな中でも時折、こういった何ともやり切れないものが登場する。 526部限定出版。
A-039
The Eleventh Episode  (1971) by Raddory Gewe
drawings by Om Fantod 
  窓の外から悲鳴が聞こえ・・・で始まるのだが、物語がありあそうで無さそうで・・・。 まるで他人が見た夢の話を聞かされているよう。でも、人生って、そんなものかも・・・。 非常に不思議な作品ですが、個人的にはベスト10に入れたいくらい。526部限定出版。
A-040
Fletcher and Zenobia Save the Circus (1971)
Dodd, Mead 
  Fletcher とZenobia がカフェで仲良くお喋りをしていると、突然サーカス団を乗せた電車が駅に突っ込んで木っ端微塵。 サーカス団はバラバラに二人はこのサーカス団を助けることに・・・。 イラストはVictoria Chess が手掛け、ゴーリーは文章のみを担当。 ゴーリーの作家としての才能を確認出来る1冊。
All Rights about Illustrations are Reserved by Edward Gorey