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Page-03

A-021
The Gilded Bat (1966)
Simon & Schuster 
 音楽、特にオペラとバレエに造詣が深く、New York City Ballet のグッズなども手掛けた ゴーリーならではの作品。有名なバレリーナに見いだされ、自らも一流の仲間入りを果たす少女の サクセス・ストーリー。しかし作者はゴーリー。単なる甘いお話では終わらない。少女のパトロンになる男爵は、 ゴーリー自身とよく似ている。
A-022
The Inanimate Tragedy (1966)
Fantod 
 針とピンがおりました。続いてやって来たのは、No.37のペン先さん。そこにビー玉君が通りかかり、 二つ穴ボタンちゃんも加わった。四つ穴ボタンさんと、画鋲君は仲良くお喋り・・・。これら日用品が、 あたかも生き物のように動き回る、おとぎ話のような世界が描かれる。限定500部発行。
A-023
The Pious Infant (1966)
Fantod 
 偏執狂的なまでに経験な男の子ヘンリー・クランプの物語。「神を信じること」の本当の意味を、ゴーリー的 に問いかけ直した姿か? 初出は"Evergreen Review"誌の1965年3月号。限定500部発行。邦題「敬虔な幼子」(河出書房新社)
A-024
Three Books from the Fantod Press (1966)
Fantod 
-
 020,022,023 の3冊を特製封筒に入れたセット。未入手
A-025
Fletcher and Zenobia (1967)
Meredith 
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 他の作家の作品にイラストを描くことも多いゴーリーだが、この作品と"Fletcher and Zenobia save the circus (A040)" だけは、ゴーリーがストーリーを担当し、ジャケットを含むイラストは、Victoria Chess という人が担当している。 2匹の猫が主人公のこの2作は、ゴーリーがストーリーテラーとしても非凡であったことを証明している。
A-026
The Utter Zoo (1967)
Meredith 
  「The Gashlycrumb Tinies(A-011)」と同様、AからZまでの頭文字を付けられた怪物たちが26匹描かれている。 少々グロテスクなものもいるが、みんなちょっと愛嬌があって可愛い奴等。こんな連中を集めた動物園があったら、 本当に楽しいでしょう。邦題「まったき動物園」(河出書房新社)
A-027
The Blue Aspic (1968)
Meredith 
  貧しいJasperは憧れのプリマを聴く為、今日も三等座席のチケットを求める長い列に加わる。 プリマは豪華な舞台を務め、上流階級の人々に囲まれて過ごす。或る日、舞台の袖に侵入したJasperは捕らえられ、 精神病院に監禁。レコードプレイヤーも無い、そんな場所から逃げ出したJasperは・・・。 「サロメ」を思わせる表紙が象徴的。
A-028
A Gorey Festival (1968)
Ivan Obolensky 
 A-006、007、008、017の4冊をスリップ・ケースに入れてセットにしたもの。 それぞれ、初版とは版型や表紙のデザインが異なるのだが、「The Sinking Spell」は、横幅がほんの少し大きく なっている他は、初版と全く変わらない。古書店でも、このセットの端本を「初版」と勘違いしていることが多い ので注意を要する。
A-029
The Other Statue (1968)
Simon & Schuster 
  ある年の秋のこと。Blackwater Hall に沢山の客が集まって来る。誰も彼もちょっと怪しげな人物ばかり。 やがて屋敷のテラスでWherewithal卿の死体が発見され、子供付きのメイドが不審な行動を見せ始める・・・。 扉に「ジェーン・オースティンに敬意を込めて」とあり、その世界にインスパイアされたと思われる作品。
A-030
The Epiplectic Bicycle (1969)
Dodd, Mead 
  それは火曜日より後で、水曜日より前の日のことでした。EmbleyとYewbertが遊んでいるところに、 一台の自転車が通りかかりました。二人はそれに乗って旅に出ます。ヘンな鳥に出会い、雷に撃たれ、弱いワニをやっつけ ・・・そして帰って来ます。そこには・・・。邦題「優雅に叱責する自転車」(河出書房新社)
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