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Page-02

A-011
The Gashlycrumb Tinies
;or After the Outing (1963)  Simon & Schuster 
 「A は階段から落っこちたAmy のA」「B は熊に襲われたBasil のB」・・・と、アルファベット順に26枚、 子供たちの「死因」が綴られる。ゴーリーの代表作の一つ。邦題「ギャシュリークラムのちびっ子たち」(河出書房新社) ※「ミステリマガジン」にも掲載
A-012
The Insect God  (1963)
Simon & Schuster 
 4歳の女の子ミリセントが何者かに誘拐された。犯人は音も無く彼女に忍び寄り、車に載せて連れ去ったのだ。 悲嘆に暮れる家族。警察の必死の調査。それでも彼女は見つからない。誘拐犯の正体は・・・? スティーブン・キング あたりが小説化したら、本当に怖い話になりそうなホラー。
A-013
The Vinegar Works /Three Volumes
of Moral Instruction (1963) Simon & Schuster 
 A-011,012,014 は、このスリップケースに入れられ3冊セットで販売された。
A-014
The West Wing (1963)
Simon & Schuster 
 文章は一切ナシ。ある建物の内部が30枚描かれている。部屋の中に置かれた荷物、廊下で瞑想する老人、 人の形をした壁のシミ、天井から吊り下げられた人形(Black Doll !)・・・。 これは、 何処の「西棟」なのか? 幽霊屋敷? 使われなくなったホテル? 廃業した病院? 邦題「ウェスト・ウィング」(河出書房新社)
A-015
The Wuggly Ump  (1963)
J.B.Lippincott 
 Wuiggly Ump は何でも食べちゃう大きな怪物。でも、とても遠くに住んでいるから安心、安心。でも、何だかイヤな予感。 野を越え、丘を越え、Wuiggly Ump がやって来た。楽しく暮らしていたきょうだい3人を飲み込んでしまいました・・・。 ストーリーとしては悲劇なのだが、全く悲壮感がなく、リズミカルな文章で、楽しく読めるお話。
A-016
The Nursery Frieze (1964)
Fantod 
  横長の冊子。表表紙の「15」は、ゴーリーの15番目の作品であることを、裏表紙の「TWO」はゴーリー自身の 出版社Fantod Press からの2作目の出版であることを示す。バクの様な動物が何やら呟きながら行進する様子が延々と描かれる。
A-017
The Sinking Spell (1964)
Ivan Obolensky 
  「あ、空から何か降りて来るよ!」最初に気付いたのは、その家の小さな娘さん。「それ」は、徐々に降下を続け、 屋根の上、寝室、居間と進む。そして地下室の床の更に下へと行ってしまい、見えなくなってしまいました。結局「それ」 自体は1回も描かれず、どんな物なのかも語られない。全ては読者の想像力次第。
A-018
The Giftskapet (1965)
Bo Cavefors 
 A-11,14,15の3冊をスウェーデン語に翻訳し、特製のスリップケースに入れたセット。「Goreyography」 に記述が無いが、1,000部のみの発行だったらしい。スウェーデンのコレクターから譲ってもらったもの。Thanks Jens!!
A-019
The Remembered Visit
: A Story Taken from Life (1965) Simon & Schuster 
  11歳の夏、Drusilla は両親と外国旅行に出かける。やがてと知り合い、奇妙な形の植木が並ぶ 場所で MissSkrim-Pshaw と一人の老人とで楽しくお喋り。いつの日か色々な人から貰った手紙を見せることを約束する。 帰国したDrusilla は、その約束を忘れてしまい・・・。「時の流れ」を主題にした、ちょっと センチメンタルなお話。
A-020
The Evil Garden (1966) by Eduard Blutig
Fantod 
  Eduard Blutig のドイツ語作品をRegera Dowdy が翻訳、とタイトル・ページに記されているが、勿論全て嘘。 両方ともゴーリーの変名。植物園に入った家族を、奇怪な植物や動物・昆虫が襲うというストーリーは、後の "The Dwindling Party"(A-083)と類似。奥付に記述は無いが、500部限定出版。
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