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#5  環天頂アーク(逆さ虹)、ほか 2006.12.9



2006年12月9日12時ごろ、環天頂アーク(逆さ虹)が見られました。
これは、太陽高度が32°以下で、上層雲が薄く広がっているときに、まれに見られる大気光象です。天頂を囲む環状に、太陽に近い側が赤く、天頂に近い側が青く、光が分離します。私自身、この現象をはじめて見ました。天頂付近に発現するため、なかなか気づかないことが多い現象です。

この日は、環天頂アーク(逆さ虹)のほかに、幻日、内暈、外暈が同時に見られました。外暈は、肉眼でかろうじてうっすらと見える程度で下の写真ではよくわかりません。



図1.環天頂アーク、幻日、内暈
大館市 2006/12/09 南の空



図2.図1の解説図 (環天頂アーク、幻日、内暈、外暈 大館市 2006/12/09 南の空)




図3.図1と同じ空を太陽を中心に撮影
図1の逆さ虹は、この構図からはみ出たかなり上に位置します。図3には、幻日と内暈がうつっています。 大館市 2006/12/09 南の空