木下泰之の主張
●解釈改憲と戦争を許さない! 平和憲法にノーベル賞を!
国の政治が危うくなっているときに、一番声を上げなければならないのは、市民とともにある地方議員であると考えます。平和憲法は核時代に突入した戦争に終止符を打つために、幾千万人もの死者の声が創らせものです。平和への努力こそ日本国家の存在理由のはずです。
●脱原発・脱被曝 世田谷からエコロジカル・ニューディールを!
これまでも住宅地世田谷の意義を訴え、大規模再開発・乱開発に反対してきました。3・11の教訓は脱原発・脱被爆と自然との共生の重要さを教えてくれました。環境を守り、原発依存の土建国家を緑の先進国に変えましょう。原発を止めることから、日本のやり直し、新規撒きなおし、エコロジカル・ニューディールを始めましょう。
●川場移動教室・日光林間学校から撤退し、小学生を被曝から守れ!
身近な政府である世田谷区は区民を放射能から守る義務を負っています。にもかかわらず、除染対象地域である群馬県川場村や日光に5000名を超える小学生を毎年わざわざ連れて行くという行為を繰り返しています。放射能から子供を守るという当たり前のことができずして脱原発も脱被曝もありえません。まずは、この理不尽を克服しましょう。
●連立事業の転換で、土建屋主導の高層開発から世田谷を守ろう!
住宅都市世田谷のあり方を考える際に、国費や区民税も投じて行う東京都の巨大公共事業である「連続立体交差事業」の問題を避けては通れません。道路と高層再開発を一挙的に誘導する小田急線の「連続立体交差化事業」は私も含め世田谷区民が1990年以降に起こした種々の裁判によってその実態が解明されてきました。京王線の同事業も引き続き裁判が起こされています。1兆円を優に超える規模の莫大な再開発利益を誘導するこの事業を住環境を守る立場から転換させることは日本の公共事業を転換させる課題そのものです。
●不要な道路、補助54号線から路地文化の街シモキタを守ろう!
たとえば、下北沢に26メートルもの幅で造られようとしている補助54号線は連続立体交差事業を成り立たせるという目的のためにしつらえられた不要な幹線道路です。小田急線・井の頭線が交差する利便性に支えられた魅力の街シモキタを幹線道路でつぶすことを止めさせましょう。小田急線の高架計画を地下化事業に変えた市民の力で、補助54号線をストップさせましょう。この地区の連立事業訴訟は補助54号線の違法性を違憲性まで含め立証しています。幹線道路道路に依存しない文化の街を作り上げる最大のチャンスが存在します。このチャンスを生かすべく奮闘します。
●京王線は地下に、地上は緑を!地震に脆い高架は止めよう!
行政はいまだ懲りずに、京王線でも住宅密集地域に高架鉄道による連続立体交差事業を計画・実行しようとしています。特急線の地下化を計画している以上、在来線も地下化に転換し、地上は緑を配した避難路とすべきです。交差道路を含め千歳烏山や明大前・下高井戸等の高層再開発も見直しましょう。
●外環事業中止、環状地下鉄を促進し、住環境に優しい交通整備を!
1メートル1億円、1兆数千億円を投じる外環整備は無駄な公共事業の典型です。当初の大深度地下化計画は技術的には破綻しているにかかわらず、事業認可を強行し、すぐに計画変更を余儀なくされています。事業当初から破綻した計画と事業は止めるべきです。新幹線貨物の導入などによる全国物流システムの抜本改善、環八下の地下鉄整備などにより住環境にやさしく、車に過度に依存しない公共交通体系の整備計画に転換すべきです。
●国分寺崖線破壊と風害の二子玉超高層再開発は見直しを!
二子多摩川の超高層再開発は一期工事の最中に人を倒すほどの風害をもたらすという、ずさんなものでした。にもかかわらず、第二期工事をも強行しています。バブルの際に打ち立てた東急グループ主体の開発事業は抜本見直しが必要です。すでに国分寺崖線破壊という形で始まっている不動産開発を抑制し、「風の街」とならぬよう事業を抜本見直しさせましょう。
●行政へのチェック機能を高めるための議会改革を!
一議員片道10分の質疑しか認めていない一般質問、会派制度による少数意見や一人会派・小会派の封じ込め、2年ごとにたらいまわしされる議長人事を批判してきました。国会や都議会にはありながら、世田谷区議会には無い文書質問制度の導入を主張してきました。市民が行政を真にチェックできる有権者の協同機関に区議会をつくり変えましょう。
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