用語集
エコロジカル・ニューディール
環境に関わることで、未来の産業を生み出す持続可能な社会を作りましょう、ということを意味します。
「ニューディール」のディールとはトランプなどの撒き直しを意味し、チャラにして出直すという意味であり、「新規撒き直し」とも訳されています。
1992年からの大不況時に、アメリカのルーズベルト大統領が提唱した言葉で、社会や政府が関わって、水力発電や、自由な文化など、新しい経済の仕組みを作っていきましょう、という政策を意味します。
同じように現在未曾有の不況の中にいる私たちは、環境政策に有用な経済を育てることで、経済的にも立て直すことができると思います。
1970年代にローマクラブがゼロ成長論を唱えたときに、オランダのヤン・ティンバーゲンは、経済セクターをクリーンセクターとダーティーセクターに分け、選択的投資としてクリーンセクターに投資を差し向け、ダーティーセクターを押さえ込むという考え方を示しました。
エコロジカル・ニューディールは日本では力石定一法政大学名誉教授がいち早く提唱しました。木下はこの考え方を2000年10月に2001年の予算要望の際に取り入れて、政策提案をしています。
グリーン・ニューディール
アメリカのオバマ大統領が強く訴えた考え方ですが、内容は「エコロジカル・ニューディール」と変わりません。「エコロジカル・ニューディール」は特に木下泰之が以前より提唱して来た考え方で、環境を大事にしながら、経済的発展も達成できる社会を目指しています。
緑のコリドー
コリドーとは「回廊」を意味します。緑のコリドーは生態系を多様なものとするためには個々の生態系同士を線で繋ぐことが必要との考え方から、重視されています。緑のコリドーは小田急線の高架事業が一定進んでしまった段階で、代替案として、高架橋上に緑動をつくり明治神宮の杜と国分寺崖線の緑を繋ぎ、小動物や昆虫の生態系を回復するものとして有用であるとして提唱されました。
|