開核作用素・開核
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開核作用素・開核の定義、開集合と開核作用素、閉包作用素と開核作用素
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閉包作用素・閉包
位相空間・位相の定義、誘導位相、部分位相空間・相対位相、
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定義:
開核作用素の公理
[『岩波数学事典』項目14B; 松坂『集合・位相入門』第4章§2-B位相空間(pp.154-156);
斉藤『数学の基礎:集合・数・位相』4章§1問題8-9 (p.109.) ;]
(舞台設定)
X: 集合(空間)。ここでの考察の範囲での普遍集合。
(本題)
Xのベキ集合からXのベキ集合への写像:A→Aiのなかで、
(つまり、Xのすべての部分集合Aに対しXの部分集合Aiを対応させる写像:A→ Aiのなかで)
以下の4条件を満たす写像A→ Aiを、開核作用素と呼ぶ。
また、このAiをAの内部interiorまたは開核open kernelと呼ぶ。
(条件1)
すなわち、Xi=X
(条件2)
すなわち、(A∩B) i= A i∩B i
(条件3)
すなわち、 Ai⊂A
(条件4)
すなわち、 Aii = Ai
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定理:
開集合系と開核作用素
[松坂『集合・位相入門』第4章§2-C (pp.156-7);『岩波数学事典』項目14B;
斉藤『数学の基礎:集合・数・位相』項目4.1.14 (p.105.)問題8-9(p.109)]
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定理:閉包作用素と開核作用素
[『岩波数学事典』項目14B; ;松坂『集合・位相入門』第4章§2-C 補題(pp.157);]
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Reference
日本数学会編集『
岩波数学事典(第三版)』岩波書店、1985年、項目14位相空間。
矢野公一『距離空間と位相構造』共立出版、1997年。 2章位相空間2.1位相構造2.1.1位相(pp.56-62)
斉藤正彦『数学の基礎:集合・数・位相』東大出版会、2002年。第4章位相空間(その1)§1位相空間の定義・開集合と閉集合4.1.1-(pp.99-)
松坂和夫『集合・位相入門』岩波書店、1968年。第4章§2位相空間(pp.152-165)。P.164での著者による注意を読みおとさないように。
彌永昌吉・彌永健一『岩波講座基礎数学:集合と位相 I・II』 岩波書店、1977年。 II.位相第2章位相空間§2.1閉包写像と位相空間-§2.3近傍(pp.173-190)
志賀浩二『位相への30講』朝倉書店、1988年。
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