その2
福島県に来たのは初めて。当然喜多方に来たのも初めて。喜多方駅は、思っていたより小さな駅だった。まぁ、あまりに開発して駅ビルなんか建っていたらそれはそれで嫌な感じがするけど。
駅の隣の駐車場に車を止めた。観光案内所でラーメンマップをもらい、永田くんお勧めのラーメン屋の場所を聞く。そこはけっこう遠い場所な上に営業時間も短く、並んだりするらしい。レースの受付の時間のこともあるので、そこは諦めて別のお勧めの店へ行くことにした。
駅前に馬が車を引く観光バス(?)があった。この馬がすごく大きくて、そしておとなしかった。写真を撮ろうとしたら鬱陶しがっていたけど(笑)、一緒に撮らせてもらった。
しばらく歩いてようやく目的のラーメン屋「ばんない」に到着すると、「本日休業」の看板が…。
しかたないので隣にあった「松」という店に入った。この町はそこら中にラーメン屋がある。ここでチャーシューメン(750円)を食べた。これがすごくおいしかった!! さすが喜多方ラーメン。
これがうちらがラーメンを食べた「松」の外観。この店のお勧めは、やっぱりチャーシューメン。チャーシューもうまいし、麺もうまい。ちなみにおれと山田さんはチャーシューメン、永田くんはチャーシューメン大盛りを食べた。
ラーメンを食べ終わると、車の置いてある喜多方駅へと向かって歩き出した。行きでも感じたことだが、この町の寂れようにショックを受けた。通りには人が少なく、開いている店も少なく、閉店した跡の店もたくさんあった。
貸し自転車屋がけっこうあったが、普通の自転車屋もしっかりあった。もちろんスポーツ自転車ではなくてママチャリタイプの自転車しか置いてなかったけど。
自転車屋だけではないけど、この町の店の雰囲気がとても気に入った。いかにも昔からあるような店ばかりで、まるで数十年前にタイムスリップしたかのようだった。いろんな店を見ているだけでもおもしろいし、感慨深いものがあった。
永田くんが履物屋を見つけて、ふらりと寄ってみた。永田くんは下がゴム製、足を乗せる側は畳のしっかりとした草履がとても気に入って、お買い上げ。山田さんも下駄を買った。聞けば4代続く歴史のある店らしく、雑誌やTVの取材も度々受けているようなすごい店だとか。
帰りにあの馬車(?)が道路を進んでいるところに遭遇した。車が走る道路を、悠然とパカパカと音を立てながら馬が歩いていた。
喜多方の町が思っていたより寂れていたのはショックだったけど、その町並みはとても気に入った。この町の雰囲気をうまく残しつつ、もっと観光客が来るような工夫をして、活気のある町になってもらいたいものだ。
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