その1
2003年夏にロードを買って約9ヶ月。初めてロードでレースに出た。福島県の会津で今年から始まったばかりの記念すべき第1回大会となる、『第1回 時空の路ヒルクライムin会津』というヒルクライムレース。永田くんと山田さんと一緒に3人でこのレースに参戦した。
5/22(土)
まずは山田さんがピックアップしてくれる相模原まで輪行していかなければならないのだが、ロードで輪行するのは初めて。ロード用に買った超軽量の輪行袋を初めて使う事になった。
この輪行袋はMTB用とは違って、チェーンステーとヘッドチューブにストラップを巻き付けて担ぐ方式で、慣れていないので手こずった。そして輪行はやはり辛い…。輪行なんて大っ嫌いだ〜。
町田での乗り換えが歩く距離が長くて辛かったが、なんとか相模原までやってきた。駅前のロータリーに降りると、すでに永田くんがいた。彼は昨日の深夜の段階で埼玉の寮にいて、集合できるか微妙だった。
それが、なんと夜通しMTBで伊勢原まで走って来て、すぐ親に車で送ってもらって今ここにいるというのだ。これには驚いた。電車もなくなったいたし、他に手段がないとはいえ、ここまでできるのはすごい。
ここ数日は真夏のような暑さだったので、今日はTシャツ一枚でも大丈夫かななんて出発前は思っていたのだが、とんでもない。昨日までの暑さとはうって変わって冬のような寒さ。長袖シャツを着てもまだ肌寒かった。
しばらくすると山田さんが車でやってきて、2人の自転車を積み込み、福島へと出発した。天気は曇り空で、昨日までの暑さとは違って肌寒いくらいだ。R16で岩槻ICまで走り、岩槻から東北道で北上する。
R16の途中でコンビニに寄ったが、このとき霧雨が降ってきた。今日は天気がいいような予報だった気がするけど、この調子では明日も雨かもしれない。雨の中走るのは嫌だねぇとかみんな話していた。
岩槻から東北道に乗ると、それまでの下の道路とは違って実にスムーズに移動できる。かなり空いていたので、下の道路では出せないスピードでどんどん進んでいく。
利根川を越えると埼玉県から群馬県に入り、その後すぐ渡良瀬川を越えて栃木県へ。道中、山が霧に覆われている景色が幻想的でよかった。福島県に入ると、雰囲気が変わって、とてものどかでいい感じがした。
高速の所々で気温を表示する電光掲示板があったのだが、最初は「16℃」とかで、次第に「14℃」となっていった。こりゃ寒そうだ。明日のレースは天気もいまいちっぽいし、寒そうだし、きつそうだなぁと思った。
郡山Jctからは磐越自動車道に乗り換える。猪苗代湖の北側を走るこの道はトンネルが多かった。2本のトンネルの出入り口は人の鼻に見えたりしておもしろかった。。ほんとは白鳥を形取ったりしているきれいな入口だったんだけど。
驚いた事に、磐越自動車道になってから気温が上がり、「18℃」とあった。車の中にいても暖かくなったことが感じられた。関東よりこっちの方が暖かいんだなぁ。会津盆地の地形からくる気候なのだろうか。
会津若松ICで高速を降りると、まずは遅めの昼食として喜多方で喜多方ラーメンを食べることにした。喜多方へ向かう道中、SLが走っていて驚いた。後で知ったところによると、この日たまたまイベントで走っていたそうで、運がよかった。
辺りには田んぼが広がるのどかな風景が広がる。普段ビル群の中で生活をしていると、こういう景色にとても癒される。晴れていたらもっといい景色になるんだろうな。
喜多方へ続くR121の途中で、一直線に続く区間があった。どこまでも真っ直ぐ延びる道には車が少なく、どこまでも奥が見えた。地元では見られない道の景色なので、新鮮な感じがした。
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