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湿原35:ウサギ田代



ブナ平  ウサギ田代

ウサギ田代との名の湿原は、燧裏林道の三条ノ滝近くにある小さな湿原と同じ名ですが、ここでご紹介するウサギ田代は御池にあります。

ウサギ田代には、御池ロッジの裏からスタートする遊歩道でも行けますが、ウサギ田代だけを訪問する機会の多い私は、御池駐車場から七入に向かう国道を歩いて降りて行き、国道から直接に階段を使ってウサギ田代に降ります。

ここは尾瀬でも有数の山野草の宝庫で、訪れるハイカーも殆どなく、中央付近にあるベンチにリュックを降ろして、花の観賞・撮影をすれば最高です。

御池ロッジ裏の3つの湿原:スモウトリ田代、小沼田代、ウサギ田代の中で一番広い湿原で、尾瀬でも分布が片寄っているオニシオガマチョウジギクが特に印象的で、ミズバショウリュウキンカコバイケイソウヒオウギアヤメオゼヌマアザミエゾリンドウアカミノイヌツゲレンゲツツジなども多く、早春〜秋の紅葉まで楽しめる隠れた花の楽園です。
3つの湿原の略図

ウサギ田代だけを散策するなら、渋谷・新宿を歩く靴で可能ですが、小沼田代に向かう道はぬかるんでいて、ウォーキングシューズ以上の靴でなければ、歩くのが大変です。

ウサギ田代には1ヶ所、ベンチ&テラスが設置されています。
ヒオウギアヤメの花、コバイケイソウの葉、ミズバショウの葉などが写っています。