リンク
尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
アカミノイヌツゲ モチノキ科  モチノキ属 赤実の犬黄揚
岡山県(毛無山)・中部山岳地帯〜北海道の山地・亜高山の湿った草原・湿原の縁などに分布する常緑低木。

平野部の黒い実をつけるイヌツゲ(犬黄楊)は、櫛などに使われるホンツゲと違って使い道が少ないので、役に立たないという意味のイヌがついて、イヌツゲとなっている。イヌツゲに似ていて実が赤いので、アカミノイヌツゲとなった。

赤い実であれば秋の実と思われ勝ちだが、8月〜9月に赤い実となり、そのまま春〜8月初旬まで赤い実のままで木についている。
尾瀬では、大半の湿原の縁で見られるが、見晴(下田代十字路)から赤田代に向かって20mほど進んだ所:下田代A地点にある針葉樹近くの左右に生えている。

燧裏林道、尾瀬沼南岸道:小沼湿原、皿伏新道:マイクロ湿原、鳩待通り:中原山などにも多く見られる。

白い地味な小さな花は、6月〜7月に咲いている湿原が尾瀬には多い。