寒行記録

平成26年

うきは(田主丸含)地区

平成26年1月16日・17日・18日

平成26年の久留米・西牟田・筑後地区を見る

(うきは・田主丸地区)

今年も多くのご参加を得て事故無く無事終了!

スナップ

第壱日目

 

  

午前7時半 本堂前で祈願の読経。  集合場所でひとときの休息。 さあ、今年も頑張りましょう。

  

  

昼食は、檀家様のお宅をお借りして頂戴します。御供養です。

  

      

 午後6時 1日目終了の報告を本堂前で行いました。

 

お配りした教箋

寒 修 行

   私どもの「うきは」には、五人の庄屋という歴史上の有名人がいる。豊富な水量を誇る筑後川がありながら、田畑に水を入れるには人力しかなかった苦労を、水路を造り潤した尊い実話。この寒修行の時期になると参加者は当時の辛苦を思い出しながら、寒風に耐え、吐く息で手を温め太鼓を叩いている。

 公共の場で泣いている赤ちゃんの親を、注意するかしないが話題になり、ネットなどで論争が起こっていると聞いた。なんとも寂しい議論である。食べ物がなく、口減らしを余儀なくされていた当時、赤ちゃんは生きられなかった。飽食から出てくる贅沢な話であり、これは道徳論とは言えないし論ずるものでもないであろう。豊かさが少子化にしているのかもしれない。赤ちゃんは泣く。

 老子の「足るを知る者は富なり」或いは法華経の「欲を少なくして足るを知る」などの教えを今一度考えてみたい。満ち足りた現在の一方で苦しんでいる方々がいる。勿論、私達修行団もそんな社会にさらされながら今を生きている。だからこそ、人間が造った社会に、共存共栄の福祉を掲げ寒行を続けている。

 毎年、飢えからの脱出を夢見ながら造られた、縦横に走る水路をたどりながら、家族、命を守ろうと必死だった一六六四年一月の往事を偲び、歩いている。便利は有り難いし、その恩恵を受けていることには誰も感謝しているはず。ただ、その便利を求めた真意を決して忘れてはならない。そこに必ずあった神仏への懸命な祈りは、絶対に欠かせない。そう信じ寒行は、題目を唱え続けている。

合掌

平成二十六年一月 うきは市 本佛寺 西身延寒修行団

第二日目

  

   

場所が吉井町から菅という所に変わり、早朝集合。

   

  

昼食を終え、午後3時にこの場所を終了しました。

  

場所を浮羽町に移動。ここは範囲が広いため、全員(各地を終え)が午後5時頃、手伝いに集まります。

  

 

最も過酷な、二日目が終了。午後7時になっていました。お疲れさまでした。

 

 

第三日目

      

  

    

午前10時に全地域の寒行が終了。

いよいよ、恒例の行列が参道始点から出発

  

午前10時半に出発。約1時間歩きます。

  

  

力を振り絞って、境内の全お堂をお参りする大行列。

  

1年に一度の境内全域お題目行進! 大本堂から御真骨堂へそして鬼子母神堂から妙見堂へ。

  

守護神 永遠堂へ。そして仏舎利塔へ。

  

裏参道を降り、清正公堂から淨行堂そして水行堂へ。

  

円陣を組んで、ご祈念!御前様ご挨拶。

大本堂で奉告式法要

  

  

御前様謝辞。

  

  

立石総代挨拶。嶋井役員の会計報告。

  

すべての日程を終えて、チエガユの昼食。(励光閣講堂)

  

  

  

 

来年も行います。参加ご希望の方は本佛寺事務所までご連絡下さい。

ご覧頂き、ありがとうございました。    編集部一同 

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