平成16年の記録
 

多くの参加者を得、事故なく円成しました。

 
 
スナップ

 

 

早朝、まだ薄暗い時に本堂前で道中安全と目的成就を祈り合掌する修行僧 

 

浮羽郡内の家々をお題目をとなえながらお参りして歩く

 

今年も雪がちらつき、まさに寒修行となりました。お茶の接待を頂くとき心も温まります。

 

 

こちらのお宅ではオゼンザイのご供養を受けました。美味しかったですね。

 

途中で座り込んで休憩もしました。玄関先で拝む時は家主との但行礼拝があります。

 

 

 

さあ、力を振り絞って!お題目!南無妙法蓮華経!

 

 

参加者の祈りも熱が入ります。

 

一日が終わると円陣を組んで、お経を唱え、無事を確認しあいます。

 

 

 

三日目となると、疲労困憊していますが、励まし合って出発していきます。

 

 

 

こうして寒行をしていますが、この行動に対して浄財の喜捨があります。

それは、すべて(一円も私することなく)社会に還元しています。

 
道中にてお配りした教箋です

寒 行 教 箋

 先日私達寒修行団は、ある障害者施設へ訪問致しました。勿論皆様方からお預かりした寒行浄財を役立てて戴くためです。これは三十年程続けられていて、六十年の歴史を持つこの寒行の一部となります。不況と言われて随分時間が過ぎましたが、もしかすると最も痛みに耐えているのは全国に点在する福祉施設運営かもしれません。企業からの助成や地域団体の援助が削減され、厳しい状況を余儀なくされているようでした。社会福祉が軌道に乗り、すべてが行き届いているかに表向きは見えますが、実体はかなりかけ離れた事柄が存在しています。人間は欲望の塊のようなところがあるらしく、報酬があるものとないものとでは当然の如く前者に寄りつきます。福祉は後者に属する筈が、なかなか難しいようです。近藤勇の「義取りて生を捨つるは吾が尊ぶ所」とまでは行かなくても、心に義と誠を持って生きていきたいものです。私達は今年も寒風の中、信を堅持して声高くお題目を唱えております。ありがとうございました。  合掌

 

 

 

 

すべての日程を終えて、本佛寺まで山首を先頭に行脚行進をします。さあ、最後です!

 

声を振り絞って懸命にお唱えするお題目が参道に木霊します!

 

 

 

さあ、もう一踏ん張り!老若男女が入り乱れて太鼓を叩きます。

 

 

そして境内に到着。ここでも円陣を組み但行礼拝しました。

 

 

本堂にて奉告式をする為に手を取り合いながら歩く参加者達

 

 

 

奉告式の模様

 

 

 

山首謝辞

皆様にはお題目を町中に轟かせて頂き、本佛寺の想いを共に社会にお伝え出来ました

ことに心から感謝申し上げます。                       

但行礼拝には、仏性開眼が芯にあります。法華経は、説くと誹られ説かないと誹られ

るという大変難しい教えですが、一心に南無妙法蓮華経とお唱えすることが、仏性を

呼び醒まし、社会浄化へと導かれていくものなのです。どうぞその事を胸に達成感を

行動に、平成16年をお過ごし下さい。ご参加を賜り誠にありがとうございました。 

 

 

 

最後にチエ粥をミンナで楽しく食べました。

 

  

 

 

 

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