寒行記録

(久留米市内・筑後市内)

今年は、1月26日・27日に行いました

スナップ

  

今年も、久留米市の高良山に集合し、行列にて出発。   市内の繁華街を回りました。

 

  

堂々と太鼓を叩きながら、市内を歩く一行

 

     

 

例年と同じく、久留米の日蓮宗本泰寺様で一読。

  

境内に太鼓が響きました。        先師回向、        奥様とご挨拶する御前様

 

続いて日蓮宗妙正寺様にて一読

 

そして日蓮宗妙善寺様で一読。お茶の接待を受けました。

  

ずーと歩いてきたので、みんな喉が渇いていました。助かります。     奥様と雑談される御前様

 

妙善寺様をあとにする一行、一人一人にお辞儀をされる奥様

ご馳走様でした。

 

唱題行進を続け、西日本新聞社に立ち寄り、寄付金を届けました。

 

 

また歩き、今度は読売新聞社の寄付金をとどけました。

 

 

唱題をして、日蓮宗七面教会様に到着(目的地)

 

    

 

本堂に入り、読経…帰着報告をしました。

    

 

御前様の謝辞とご挨拶

みなさん、お疲れさまでした。そして本佛寺の行事に参加頂きありがとうございました。

 

七面教会のホールで、楽しみだった恒例のカレーライスを頂き、寒行を終了しました。 本佛寺で報告する一行。

  

 

 


次の日

1月27日

筑後地区寒修行

 

早朝6時半に祈願し本佛寺を出発         西牟田教会で安全を祈り、寒行を開始しました。

    

 

西身延青年会が大勢出て(日曜日の為)お手伝い。

    

 

六班に分かれての分散行脚です。それぞれにお弟子僧侶が先頭になって行いました。

  

 

ここでも途中接待を頂きました。   さあ、もう一頑張り!

  

 

全ての行程を終え、坂井様(檀徒)宅にて、帰着報告。

     

 

御前様のご挨拶と御礼の後、行程報告があり、みんなで、食事をしました。

     

坂井様宅に50名を越える人が入り、大変でした。坂井様ありがとうございました。

 

 

昨年に続き、青年会を慰労して下さる山崎様宅(檀徒・青年会会員)に移動し、大変お世話になりました。

     

 

お題目を唱え、乾杯!お疲れさまでした。

      

 

こうして、本佛寺の1月の行事が漸く全て円成しました。檀信徒の皆さんありがとうございました。

編集  前臣


寒 行

 

本佛寺の年間行事の中で最も自身の信仰を試される行事です。
檀信徒や青年会が臨んで参加され、僧俗ともに行に励みます。
一日に歩く距離は約40H。三日間続けられる解放の修行です。

 

平成20年の記録
 

今年も、事故なく円成しました。

 
 

 

道中で配布した教箋
寒 修 行
 お寺の書庫にある古い本や古新聞を読んでみると、○○問題という表現はかなり以前からあるが頻繁ではない。近年特に「環境・少子化・拉致」などの社会秩序、「年金・偽装・防衛」などの人的反作用、過疎や格差などの生活課題。上げればキリがない程「問題」というテーマで論じて久しい。問題のオンパレードである。何にでも問題を付しては論客が出て語り熱弁する。その影響なのか国民の殆どが評論家になっているように感じられる。果たしてこれでいいのだろうか。大らかさが薄れ互いが正当性を主張し、敵対関係を生み出していく。
 さて、社会は私達人間が創造したものであり、これからも個々の集合体で維持されていくものであることは言を待たない。であるならば○○問題という括りを作っては対峙し、批判と論争を繰り広げることが正しいのであろうか。たしかに個人の力では解決困難な課題も多くあるが、基本は私達ひとりひとりが「正法」の中に責任を持って地道に歩めば、間違いなく社会は良くなるのである。その指針となるのが仏典であると祖師等は解いている。「法によって人によらざれ」神仏の御力添えなしには為しえないという概念が消えつつあると言わざるをえない。近年、世界規模となった人間関係構築が急務だからこそ私達は憂いている。まさかの紛争にならないように。
 お寺では、お賽銭を投げ静かにひとり手を合わせる方を度々お見受けする。恐らくそれはご自身の○○問題を円満に解決する祈りの姿でもあろう。家族の崩壊などを言う者もあるが寺で祈願する大半は自分ではなく家族の幸せである。いつの時代も人の心は変わらないし変わるはずもない。
 私達は、そんな真実を胸に六十三年目の寒行を行っている。社会を元気にする為に始められた戦後復興の行脚であるこの寒修行を、平成の今も続けることが大切であると確信するからである。今年も皆様から頂いた浄財は全て社会に還元致します。ありがとうございました。合掌
 
平成二十年正月 

 

 

 

西身延本佛寺寒修行団

 

 

 
スナップ
平成20年1月16日〜18日の三日間
 
 
本堂前で、円成祈願をする修行僧等と記念撮影

  

 

各地区に分かれ、教箋を読み、これからの心構えを確認する参加壇信徒、昼食は公民館などを使用する地域も。

  

 

寒風の中、たんぼ道を歩む事もしばしば…。休息の時間が何よりの幸福。

  

 

ひたすら歩き、夕刻最後の檀徒のお宅でオシルコを頂く幸せ。

 

 

二日目(17日)安全祈願の様子

 

各家で待つ方々の玄関前で一読する模様と参加檀信徒の皆さん。

  

 

 

道中にある神社などには必ず立ち寄り祈願をする様子。        休息の幸せ。            

 

 

 

夕刻まで唱え続けるお題目。

 

 

 

三日目(18日)全行程を終え、午前11時から山門を出発し報告式に向かいます。

 

 

団扇太鼓を併せ行列する檀信徒と修行僧等

  

 

本佛寺境内を回る様子。

  

守護神堂から仏舎利塔へ…そして鬼子母神堂へと移動。

 

清正公堂を拝み、下りてくる様子。

 

 

恒例の円陣祈願の様子

 

大本堂に入り、帰着円成奉告式開始(午後11時50分)

 

  

 

御前様と共にお題目、但行礼拝!

 

山首謝辞
今年も一番の寒さになっての寒行、不思議ですが寒行になると寒くなりますね。でも素晴らしい天候に恵まれました。
皆様の信仰のお陰でございます。(中略)実は二日目、私は行列を抜けて葬儀に行きました。お亡くなりになった方は50年寒行にお出になった方でしたので、「引導文」の中にその事を書かせて頂きお題目で寂光浄土へと導きました。そんな中、寒行中の方々も中断し葬儀場に来られお焼香をされましたが、皆さん葬儀場で団扇太鼓を叩かれたのです。私は自席で思わず涙してしまいました。会場に太鼓の音が響き渡ったのは初めてです。まさに「ミセス寒行」に相応しい葬送となったのではないでしょうか。信仰仲間という簡単なものではなく、心から「命」を考え、追悼する行為の大切さを自然と表現した瞬間でした。住職が指示するのではなく、思わず行う行為。これこそがこの「寒行」の根幹なのです。
どうぞ、今後もこの行事は続けて参りますので、頑張って付いてきて下さい。かといって寒行中にお亡くなりにならないようにして下さい(笑)これは冗談です。失礼しました。では来年またお会いしましょう!ありがとうございました。

 

安川総代謝辞に続き、立石総代の三日間状況報告

 

 

式典を終え、チエガユ(寒行恒例)を頂戴する皆さんの様子

  

 

 

こうして今年も、事故無く、無事寒行を終えました。

御協力ありがとうございました。

またご覧頂きありがとうございました。

編集 前臣

 

皆さん、今年も、ひとりの力を合わせることが肝心と成功から学んだことでしょう。

 

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