寒行記録

平成23年

(久留米地区)

この模様は、今年も新聞で報道されました。

  

いつもの場所(高良大社前)に集合して、出発しました。

  

行列がはじまると、途中でさっそく喜捨される方が来られました。 但行礼拝!です。

 

久留米市内を力強く行脚して進む一行です。

  

喜捨された店舗などを拝み、休憩地点に到着。嶋崎様のお宅です。

  

休憩を終え、ご挨拶をして、次の地点、寺町へと向かう一行です。本泰寺様に到着、一読をしました。お世話になりました!

  

寺町を唱題し、妙正寺様に到着。一読をして、奥様にご挨拶。

  

妙正寺様をあとにして、妙善寺様に到着。一読をすると、今年もお茶の接待を賜りました。

  

休憩していると、そこに、喜捨される方が現れ、一読しました。また、お宅へも伺い、合掌させて頂きました。

  

妙善寺様をあとに、また行進を続ける一行です。

  

西日本新聞社の支局長に浄財を渡す御前様。

  

最終地点「七面教会」に到着。

  

全員お堂に着座して、読経しました。

  

御前様からのご挨拶を戴き、報告式をして、お食事を戴きました。お疲れさまでした。


 

次の日  1月23日

     

早朝6時50分 御宝前に祈願し、筑後市・西牟田地区の寒修行に出発!

  

本佛寺布教所「西牟田教会」に到着し、御前様の訓辞をお聞きし、8時寒行開始となりました。

  

6ブロックに分かれ、遠方まで、寒行し、午後1時終了! 報告をされているのは、西身延青年会の纏頭さんです。

  

この地区の寒修行は必ず日曜日に行うため、青年会が中心となって奉行されています。

 

寒行を終え、今年は富安様のお宅で、青年会の打上が開催されました。

     

乾杯! 二週間にまたがる寒行が、漸く終了し、美酒を酌み交わす参加者(青年会だけ?)

本当の打上は、今月末の新年会で、行う予定となっています。

 

読売新聞の記事


(うきは市内)

1月16日・17日・18日

 

スナップ

今年は、例年にない異例の寒波が襲った九州。全国的規模でもあり、各地のお見舞いを申し上げ乍ら…。

特に、福岡は、経験のない寒さに襲われました。そんな中、決行か中止か、道中の危険、体調の心配…。

迷い迷って、開始時間を遅らせての出発としました。そのため、夜遅くまで、続くこととなりました。

   

境内に積もった雪を参道だけ雪かきし、道を確保。

  

集合場所まで行くにも一苦労の状況でした。まず、御前様が各所で説明をされ、今年の安全を祈願されました。

  

吹雪の中、頑張って修行を続けていると、少しだけ、お天道様が顔を出して、励ましてくださいました。

  

 

本佛寺に戻る頃は、既に夜。真っ暗の中、大本堂に報告をする一行。

      

 

二日目

  

雪は解けましたが、零下のため、道が凍り、すべりやすい状態でした。それでも、参加者は、力強く寒行を執行!

  

休憩所で戴く「おしるこ」は、本当に暖まりました。さあ、もうひとがんばり!

  

二日目の帰りもやはり、日程の遅れから、夜更けとなりました。

三日目

「今年は、行列を中止する」

遅れを取り戻すため、全員で各所を巡り、助け合う異例の寒行となりました。

  

     

 

午後2時半 終了の奉告式

今年は、行列を中止しても3時間遅れの奉告式となりました。

  

  

御前様謝辞

みなさん本当にお疲れさまでした。父が留守するようになって26年。私も少年期から数えて40年、この寒行を続けていますが、一番寒かったですよ。

しかも、行列を中止するという断腸のおもいの決断も初めてのことです。以前は、八幡様の神社、吉井の駅前を順番に、隔年で行列を行っていましたが、

25年前、高齢化を考えて、総門からとしました。そうまでしても、行列はすべきとの考えがあったからです。大変悔しいおもいですが、今にしてみれば

間違っていなかったと仏様とお話させて戴いたような気がしています。辛い辛い寒行でしたが、この信じて止まない私達の行動は、必ず答えを出してくだ

さる事でしょう。社会に寄付するタイガーマスクが今話題になっていますが、我々は、とっくの昔からそれを行っています。この世を浄化出来ると信じて、

来年も頑張りましょう! とにかく事故無くこうして終えたことに感謝致します。ご苦労様でした。そして私に着いてきて下さりありがとうございました。

         

         

立石総代の暖かいご挨拶があり、みんなで合掌礼をしながら、寒行を終えました。

道中でお配りした教箋

               寒 修 行
 昨年の国内観光利益をけん引したのは、若者が多く訪れた「パワースポット」だそうである。またパワーストーンや霊峰登詣、仏像崇拝などの信心の深めも盛んであった。こんな日本文化志向をある人が「愛国消費」と呼び、新マーケットに位置付けた。なんと若者の75%が日本の信仰の場や自然が好きと答えている。欧米を仰ぎ見、チャペルで結婚式を挙げたりしながら日本を造ってきた世代と物差しが違うのか、もともと潜在はしていたが仏教信仰を隠すことを美徳のようにしていた大人達の本心が若者をしてオープンになったのか。やや乱暴すぎるが、それは解らない。でも、ある意味喜ばしい動きといえるだろう。
 私達の行っている寒行もまたそれに似て、本来の信心の上に立つ伝統と日本人らしさを求めている。福祉とは何か。共済とは何か。己を極限まで追い込むことによって頂く浄財とは何か。続けていくことの難しさや尊さを背景に、戦中戦後の混乱期を乗り越えた世の中を見続け70年、今年も歩いている。
 いつまでも変わらない精神で叩くこの太鼓の音を聞き、合掌される皆様のお姿に改めて感謝し、頭を垂れ、未来が一層明るくなることを「パワー太鼓」で願う次第である。
 若者たちの愛国精神の中心には、ご両親、そしてご先祖様への謝意が勿論あることだろう。         合 掌
 平成二十三年一月
                    うきは市  鎮西身延山  本佛寺

 

こうして今年も、うきは地区寒行を終了しました。

御協力まことにありがとうございました。

ご覧頂きありがとうございました。

編集 前岳

 

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