寒行記録

(うきは市内・久留米市内・筑後市内)

今年は、1月16日・17日・18日・24日・25日に行いました

 

スナップ

 

早朝、本堂の前に行脚僧侶が集結し、祈願を行いました。

今年も各地を13班に別れ、寒行をしました。

 

出発前のパチリ!頑張るぞ!

 

地区集合場所まで行くと、薪を焚いて参加者を待ちます。揃った所で、出発! 寒く辛い寒行がスタートしました。

  

 

道中で休憩のお茶を頂いたり、道路の脇で休んだりして、家を周り、お経を唱えました。

  

夕暮れに終了し、円陣を組んで読経。本佛寺に戻り、帰着報告祈願をしました。

 

二日目も好天に恵まれ、出発。互いに合掌しあう、但行礼拝です。

 

  

 

ただひたすら歩く道のりは、お題目の声により励まされます。

  

 

二日目も無事終了し円陣で読経しました。

道中でお配りした教箋

             寒修行 いのちに合掌!

 仏教で教説される「求不得苦」求めるものが得られない苦しみ。欲望が深いほどこの苦しみを味わうことになりますし、こっちを取ればあっちを捨てなければならない葛藤に苦しみます。これは人生とは苦しみの積み重ねである前提のもとに諭された誰もが経験する事柄を示した教判です。今の社会ではこれを無くそうと知恵を絞っているように伺えますが、こんなに情報が混乱し主張し合う状況では収まりがつかないのではないでしょうか。追い詰められて自死する方があるとも聞きます。私達は尊い命を頂いていることに感謝しながら生き抜く事を忘れてはいけません。絶対に追い込んではいけないのです。闘争を制す為に仏教はその教義に依って信仰されてきました。「人生は苦しいが、それでもなお自殺してはならない。生まれた以上、精一杯生きなければならない。自分が生きることは人を生かすこと。尊い贈り物」これが仏教の根幹です。寒修行は皆様のご理解ご協力のもと長い長い歴史をもって止めることなく続けています。これも法華経「不求自得」を柱としての継承です。求めずして自然に得るという観念が各方面へのご寄付へとつながっております。

 皆様、人生は苦しい。涙も沢山でる。けれども生きなければならないのです。この世の中の一切があなたという存在を支えている(縁起)という幸せを見つけ出して下さい。  合 掌

 平成二十一年正月            うきは市  本 佛 寺

三日目は午前中に各家を回り、行列となります。

 

畑で休憩をし、まだまだ回る行脚隊。

  

 

途中に御檀家さんのお宅があれば、休憩をさせていただきます。

  

みんなで、合掌し御接待に感謝の読経をしました。            いよいよ、最後の力を振り絞って、本佛寺参道から行列出発!

   

 

 

                         仁王門前の大階段を太鼓を叩きながら登る参加者。

     

 

三万坪の境内を題目行進!

  

 

本堂で帰着奉告式を行い、総代の立石様より今年の状況が発表されました。

 

 

 

 

参加者で、労をねぎらいながら食べる恒例の知恵粥。話題はつきませんでした。

  

 

こうして今年も、事故無く、無事寒行を終えました。

御協力ありがとうございました。

またご覧頂きありがとうございました。

編集 前臣

 

皆さん、今年も、ひとりの力を合わせることが肝心と成功から学んだことでしょう。

 

平成20年を見る 平成19年を見る 平成18年を見る 平成17年を見る 平成16年を見る  平成15年を見る