祖父の33回忌と祖母の7回忌を一昨日の12日、本佛寺の門弟と役員の方々にお集まり頂き執り行いました。父の遷化もあり、親族はじめ檀信徒の皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたので、内々で行った次第です。祖父は寺の自室で息を引き取りました。祖母は96年の生涯の最後2ヶ月のみの入院でしたが、担当のお医者様とじっくり最後について話し合い穏やかに最後を私と確認しあい旅立ちました。いわゆる安楽死でした。今、日本では年間約120万人が死亡しておりますが、9割が病院で、1割は救急車が間に合わないか孤独死或いは自死です。父は死を見つめ覚悟を私に伝え生涯を終えました。午前中の本堂でのお話は、祈願と供養の関連についてでしたね。御開帳の後の法話で説明しますと申し上げましたね。私共は全員いつか死にます。これを前提に生きなければなりません。手を合わせ祈る行為がもたらす利益。本日転読した寿量品こそが文底に沈む一念三千を解き明かすものですが、供養と祈願のリンクとは、二つありまして、血脈と法華経が示す三世の生命観です。(略)どうぞ、本日の永遠様の御利益をお持ち帰りになり、先祖供養怠らず、自身に流れる血と脈々たる思いを忍び乍ら、生きた証を残すことにおつとめ下さい。本日も沢山のご参詣誠にありがとうございました。合掌 |