永遠大明王大祭

平成十五年四月十四日

春の大祭として多くの参拝者を集める
永遠大明王大祭がお陰様で本年も盛大に
とり行われました。永遠大明王に関しましてはこちら

 

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多くの檀信徒の見守る中、
本年度大荒行堂出行僧による水行式。
この後の特別祈祷の為に自らの身体を清めます。

当日は朝の五時より夕方の五時まで終日読経が行われ、
年に一度の大明王御神体御開帳に備えます。

午後四時。
大明王の御神体を一目拝もうと、多くの檀信徒が参拝。
遠方よりの参拝者も多く、大明王の御威光がうかがえます。

お堂の中には入りきれず、外にもたくさんのお参りの方が。
当日は好天にも恵まれ、本当に多くの方にお参り頂きました。

午後五時。
荒行僧による大明王御開帳のご祈祷。
修法導師は田川孝性寺住職、佐野前明上人。

お内陣前の廊下にて御開帳の時を待つ参拝者。
皆さん真剣にそれぞれの思いでお祈りされてます。
多くの信者を集めて止まない永遠様ならではの光景と言えるでしょう。

お参りを済ませた方達には当山世話人よりお供えのお餅と御札が配られました。

本年度ご出座を賜りました博多東公園銅像主管・佐野日修僧正。
東公園銅像の永遠様を御持参頂きました。

住職謝辞

 本年の守護神祭も多くのご参詣を頂きありがとうございました。私達を守って下さる永遠大明王は、必ず質問への答えを出して下さいます。中東に於ける戦争は難しい問題を掲げ、私達仏教徒にとって、殊に私自身の宗教者としてのあり方を考えさせられています。それは、日本人としての誇りや文化、そして佛教をDNAとして保ち続ける生き方を、何を持って今、証明出来るかという悲しみです。只今、その答えを頂きました。そうです!こうして弔いや祈りをする中にあって、そこには礼儀や体裁また道徳をまず先頭に重んじ、他人をも心から敬う英雄信仰の存在もあり、それを最重要視する我が国の価値観の事です。永遠大明王は本佛寺の守護神です。しかし御釈迦様そして日蓮聖人を打ち消すのではありません。そこに釈尊の法華経、日蓮聖人のお題目を中心として永遠様への額ずきが完成するのです。すなわち、日本人は元来闘争を好まず、わざと一極に持っていくことで闘争心理をかき立てただけであって、こうして素直に神に礼拝することが出来る民族なのです。勿論それが平等大慧の法華経すなわち佛教が背景にあるからなのです。今日頂いた答えとは、「生きていられる」という観点にたった時の物事に対する判断ですね。仮に米国が日本を占領したときに復興させた経緯をイラクにもと考えるならば、それは大きな間違いでしょう。イスラムやキリストといった宗教とは全く違う価値観の仏教国日本だったからこそ今日に至ったという誇りを知らないからです。このような大祭にあたり、私達は今後も世界の和平を求めていきましょう。佛国土が建設されれば、こんなに幸せですよ!と。軍事的に守ってくれる米国には感謝してますが、日本人は別の路線、即ち平和への本線を歩いているという証を示してまいりましょう。本日は好天に恵まれ御堂に入れないほどの御参拝を賜り、本当にありがとうございました!

 

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