■石神井公園駅周辺地区まちづくりへの提言

目次
I. はじめに
II. まちづくり協議会活動の経緯
III. 石神井のまちは
IV. 検討テーマの設定
V. まちづくりへの提言


交通について


土地利用について


まちの活性化について


地域コミュニティについて
VI. おわりに
VII. 添付資料


まちづくり協議会開催記録


まちづくり協議会会則


地域への広報活動等


データ資料
VIII. 提言にあたって

III.石神井のまちは

1.石神井はどのようなまちか

石神井は交通の便の良さ、石神井公園を中心にした水と緑豊かな自然環境に恵まれていることなどから、良好な住宅地としてのイメージが強く、その人気も高い傾向にある。 その結果、文化人や芸術家、芸能人などの著名人をはじめ、様々な企業に関わる人などによる、住宅都市としての性格を持っている。
その反面で、駅周辺の道路整備や、鉄道の連続立体交差化事業が進んでいないため、開かずの踏切による交通渋滞や南北遮断など様々な弊害も起きている。また、都市計画道路による建築制限の結果、更新されずに老朽化した建物や、放置家屋の存在も見受けられるなど、安全面、防災面や使い勝手といった面から、とても満足のいく状態のまちとはいえない。

2.石神井にはどのような人が住んでいるか

石神井地域の年代別人口構成については、練馬区全体の傾向と概ね同じであるが、東京都全体と比較すると、特徴としては、10代未満及び10代が高く、かつ60代以上が高いことである。その反面、20代と50代が低い傾向にある。このことから、石神井のまちは、子育て家庭とシニア世代が多いまちといえる。
ここ10年間ほど、人口はさほど変化していないが、世帯数は増加しつつある。このことから世帯あたりの人数は減少傾向にある。一方、地域の状況を見ると、北口地区再開発並びに都営住宅の建設が進んでいることから、近い将来の人口増が予想される。

3.石神井はどのような人が利用しているか

駅乗降客の内訳でみると、西武全線に比べて定期利用者の比率がやや高いことから、通勤や通学に駅を利用する人が多い傾向にあるといえる。さらに、定期外利用者の変化から、照姫祭や花見客、新緑の時期、紅葉の時期においても、それほど増加傾向は顕著ではない。したがって、地域外からこの石神井を訪れる人はそれほど多くないといえる。

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2002年(平成14年)3月
石神井公園駅周辺地区まちづくり協議会
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