「まえがき」から引用する。
(前略)“電気系の” としたのは,電気系の学部学生のための教科書に使えるように,特に電気関係でよく出会うと思われる分野の基礎はカバーするということに留意したという意味であり, またなるべく例題も電気関係のものを選ぶようにした.
電気系というのがどういうことか、気になった。そんな私の疑問に答えるかのように、p.3 に、電気関係における確率・統計的現象の例が示されている。
- 電気,光などを用いた信号の雑音のある伝送路を通しての伝送における受信派からの信号成分の分離のための最適沪波器の設計.
- 不規則現象の予測のための予測器の設計
- 不規則外乱あるいは不規則入力を受ける制御系の最適設計
- パターン認識のための理論と認識気候の設計,評価
- 電話の呼びなどの待ち合わせ問題の解析.
- 品質管理などへの応用.
- 計算機の信頼性などの評価,設計.
- 半導体中などの熱運動などによる雑音の解析.
- 通信における
付 号化の問題,良い付 号化の方法の決定など.
本文中には問題がある。解答はない。
p.3 の下から4 行目、付号化
が2箇所で出てきているが、正しくは《符号化》である。
p.3 の最終行、示すうよにする
とあるが、正しくは《示すようにする》である。
書名 | 電気系の確率と統計 |
著者 | 佐藤拓宋 |
発行日 | 1992 年 3 月 18 日 第 1 版 第 9 刷発行 |
発行元 | 森北出版 |
定価 | 00 円(本体) |
サイズ | A5版 ページ |
ISBN | 4-627-00240-8 |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
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