海外ドラマ関連の着メロは、こちらへ。

思えば、ずいぶん昔から海外ドラマを見ていた気がします。
幼い頃見ていたのは、
スタートレックとか、奥様は魔女とか。人気家族パートリッジも好きでした。
ただ、最初にハマったと認識したのは、おそらく
スタハチ。そして、今ハマっているのは、マルコム
今まで見てきて、特に気に入ったドラマをここに紹介します。

日本での放送年に関わらず、本国での放送年の順に並べてみました。(新作が上になっています)
日本での初回放送局は、ウソがあるかもしれません(^o^;。地域差もあるかと思うので、あしからず。

キャストや俳優さんの情報など、さらに詳しく知りたい方は、IMDbを利用されると良いでしょう。私も活用しています。

分類は、とても難しいので、私なりにジャンルマークを作ってみました。組み合わせて表示しています。


近年、配信での視聴が増えたことで、見られるドラマの数も劇的に増加。
このページの更新もとても間に合わなくなってしまったので、
最新のドラマについてはブログ、
マイキーのドラマルームで更新中です。


ジャンル 邦題(原題、制作国、本国での放送年、日本での初回放送局)


アメリカン・ホラー・ストーリー"American Horror Stories" 米 2011-

シーズン1 呪いの館 "Murder House"


シーズン2 精神科病棟 "Asylum"


シーズン3 魔女団 "Coven"
シーズン4 怪奇劇場 "Freak Show"




ゲーム・オブ・スローンズ"Game of Thrones" 米英 2011-

シーズン1〜4概要

第一章:『七王国戦記』


第二章:『王国の激突』


第三章:『戦乱の嵐-前編-』


第四章:『戦乱の嵐-後編-』


第五章:『竜との舞踏』






ダウントン・アビー "Downton Abbey" 英 2010-

シーズン1


シーズン2〜4



ブレイキング・バッド "Breaking Bad" 米 2008-2013

シーズン1


シーズン2


シーズン3


シーズン4


シーズン5







アメリカ版








デンマーク版
キリング 〜闇に眠る美少女〜"The Killing"、米、2011-????、FOX crime)

 シアトルの殺人課刑事リンデンは、夫となる男性リックとサンフランシスコで暮らすため、仕事を辞めて引っ越すことに。仕事最終 日、オフィスを片付け、後任刑事ホールダーに引き継ごうとしていたその時、17歳の少女が行方不明という連絡を受ける。最後の仕事とばかりに2人で現場に 向かい、捜査をしていると、湖に沈んだ車の中からロージーは遺体で発見された…

 と言うことで、#1ではロージーの遺体が発見されるまでが描かれているのだが、これがなかなかショッキング。17歳の少女ということで、学校さぼって遊んでるんじゃないか、ボーイフレンドの家にいるんじゃないかと、初めは楽観視していた両親が、次第に最悪の事態を想像して動揺していく様が、実に リアル。

 リンデン役はミレイユ・イーノス(Mireille Enos)。相棒のホールダー役にジョエル・キナマン(Joel Kinnaman)。ロージーの母ミッチ役でミシェル・フォーブス(Michelle Forbes)。新スタートレックのロー・ラレン、バトルスター・ギャラクティカのケイン提督などでお馴染み。ミッチの妹テリー役に、ジェイミー・アン・オールマン(Jamie Anne Allman)。シールドのコニー役など。ロージーの父スタン役でブレント・セクストン(Brent Sexton)。
 市長候補ダレン・リッチモンド役にビリー・キャンベル(Billy Campbell)。4400のジョーダン・コリアでお馴染み。選挙戦スタッフ、グウェン役にクリステン・レーマン(Kristin Lehman)。ストレンジ・ワールドのDr.シドニー。 あと、リンデンの恋人リック役で、カラム・キース・レニー(Callum Keith Rennie)。バトルスター・ギャラクティカのレオーベンでお馴染みだ。

 この作品は、2007年のデンマーク作品のリメイク。と言うことで、元作品のイメージに近い都市としてシアトルになったのかなぁ?? シーズン1、2共に13話。1のラストで一応犯人逮捕となるが、どうやら真犯人は別にいそう。



THE KILLING/キリング"Forbrydelsen"、デンマーク、2007-????、スーパードラマTV)

 #1を見た感じでは、ストーリーはほぼ一緒。シーンもかなり近い。アメリカ版は、北欧を意識して舞台をシアトルにしたんだなと言うのがよくわかる。

 登場人物もほぼ同じ。キャラクターの名前も似通っていて、主役のサラ・リンデン刑事 → サラ・ルンド刑事、そして被害者一家の名字はラーセン  → ラールセン。ラーセンとラールセン、スペルは全く同じだ。そしてこちらでは、イスラム系住民が多くなっていることが、ちょっと問題視されているようである。ここがポイントなのか??

 デンマークに住むルンド刑事は、恋人と息子と共にスウェーデンへ移住する予定なのだが、退職する日に少女の遺体が発見され、出発を延期。後任としてやってきたマイヤ刑事と共に事件を担当することに。この後任刑事が、アメリカ版よりはもっとベテランな感じで、捜査方針などいろいろ違うために衝突するが、次第にいい感じになってくる。

 最初は、なんだ同じじゃんと思って見ていたのだが、途中からずいぶんと違いが出てきたように思う。アメリカ版ではシーズン1の最終話#13で犯人が一応逮捕されるが、真犯人は別にいる的終わり方で、シーズン2へ突入。だが、こちらデンマーク版では、その人物が逮捕されたあと、真犯人らしき人物が見つかり、めでたしめでたしと思いきや、まだまだ引っ張り、#20まである。アメリカ版は、これを2シーズンに分けたのかなぁ?? こちらの方が見応えあるかも。



ハリーズ・ロー"Harry's Law"、米、2011-????、WOWOW)

 特許法専門のベテラン弁護士ハリエット・コーン。長年従事してきた仕事は退屈そのもの。すっかりやる気を失い、事務所をクビになってしまう。たまたま空き店舗を見つけ、自分の事務所を構えようと思ったその瞬間、彼女の上に男が降ってきた! だが軽症で済んだ彼女は、すぐに退院、 事務所を構えるべく空き店舗に向かうと、今度は高級車にはねられ… これまた奇跡的に軽症で済んだハリーは、元靴屋の空き店舗に事務所を構えるが…

 と言う、初っぱなからなんともはちゃめちゃだが、このクビになったところから始まる冒頭は、アリー・マクビールを思わせる。自分の事務所を立ち上げるあたりは、プラクティスにも似ている。だがなんと言ってもこのドラマの魅力は、ハリー役のキャシー・ベイツ(Kathy Bates)にある。

 越してきたばかりの新事務所に、さっそく怪しげな黒人青年がやってくる。用心棒を気取る彼、月$200で強盗から守ってやると言う。(払わないと 襲われると言うあたり、明らかに脅しである) だがそんな男にも全くひるむ様子のないハリー。ダーティーハリーよろしく銃を取り出し、自分の身は自分で守 ると豪語。逆に、弁護士が必要になったらタダで弁護してやると言ってのけるあたり、肝が据わっているったらない。

 事務所を構えたはいいが、元靴屋ということで、売れ残りの高級靴がどっさり。これをしっかり売り物にしてしまうアシスタントのジェナ。ハリーとは対称的な感じもするが、機転が利きそうだ。ジェナ役はブリタニー・スノウ(Brittany Snow)。

 奇妙な出会いで、依頼人第一号となった青年マルコムは、ハリーの弁護のおかげで人生を失わずに済む。どうやらこの後も、ハリーの手伝いをするようである。
  同じく、奇妙な出会いでハリーの事務所に押しかけてきたアダムは、ハリーに惚れ込み、大手事務所を辞めてやってきた。一見頼りなさそうだが、なかなかの腕前。アダム役はネイサン・コードリー(Nathan Corddry)。「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」で、娘ケイトのバイト先の店長役の彼だ。

 また、検事役でERのロマノこと、ポール・マクレーン(Paul McCrane)。判事役でジョン・ビーズリー(John Beasleyエバーウッドのアーヴ)。

 ハリーはかなりの切れ者、しかも豪傑。いつだって強気だし、それでいて人情深かったりして肝っ玉母さんな感じ。法廷ドラマは数あれど、こんな弁護士見たことない…

 

シェイムレス 俺たちに恥はない"Shameless"、米、2011-????、WOWOW)

 妻に去られ、仕事をする意欲もなく、毎日飲んだくれて寝ている中年男性フランク・ギャラガー。彼には子供が6人。長女フィオナは バイトをいくつもかけもちして生活費を稼ぎ、一家の母親代わり。長男のリップは学年トップの秀才で、家庭教師で稼ぐ。ある日、次男イアンがゲイであることに気づく。三男カール、次女デビーはまだ小学生だが、家事を分担するし、支払いも分担する… そしてまだベビーカーに乗っている末っ子である四男リアムは、なぜか1人だけ肌の色が違う…

 フランク役にウィリアム・H・メイシー(William H. Macy ERのモーゲンスタン部長役など。デス妻リネット役、フェリシティ・ハフマンの夫でもある)。フィオナ役にエイミー・ロッサム(Emmy Rossum オペラ座の怪人のクリスティーン役が印象的)。リップの家庭教師先の母親役にジョーン・キューザック(Joan Cusack)。父親役にジョエル・マーレイ (Joel Murray ダーマ&グレッグのピート)。でも、#1で出て行ってしまう…

 彼らの雑然とした家を見ていると、他人事とは思えないのだが、彼ら兄弟のたくましさはすさまじい。たくましい兄弟ものとしては、「サンフランシスコの空の下」を思い出すが、ああいう健全さはみじんも無く…

 小さな子供達までもが、ものすごく自立しているさまは、頼もしくもある。父親を愛しつつも、そのだらしなさ、ふがいなさに涙するフィオナ。彼らの今後はどうなってしまうんだろう? イギリスの人気ドラマのリメイク版。元作品も気になる。



ウォーキング・デッド"Walking Dead"、米、2010-????、FOX)

 警察官リックは、銃撃戦で負傷。病院で生死をさまよい、やっと目覚めると、病院には誰もいないばかりか、荒れ放題。外へ出ると、遺体の山。何が起こったのかわからぬまま自宅へ戻るが妻子はすでにいなかった… 唯一残っていた近所の住民から、多くの人間がゾンビ化して人々を襲っていることを知らされる。リックは一人、妻子を探す旅に出る…

 ゾンビ物だが、まともな人間が周りにほとんどいないと言う辺りは、アフターワールドにちょっと似ている。ガソリン切れで車が使えず、やむなく馬に乗って移動するリックだったが、街中でゾンビに囲まれてしまい… と言うシーンは本当に怖い。

 ゾンビが出てきて怖いと言うだけではなく、どうやら人間関係もいろいろありそうだ。一人病院で目覚めたリックは、妻子を探す旅に出るが、妻子はリックの相棒シェーンと共に行動している。しかも、どうもシェーンは、リックの妻ロリといい感じである。きっとリックは死んだものとしてうまいことやっているのだろう。ここでリックが現れたら、明らかに気まずい状況だ。

 主人公のリック役は、あまり馴染みが無いが、どうもイギリスの俳優さんらしい。妻役にサラ・ウェイン・キャリーズ(Sarah Wayne Callies プリズン・ブレイクのサラ・タンクレディ)。

 果たしてリックは無事家族を見つけられるのか。人々に平和は訪れるのか。なにより、ゾンビ現象の原因はなんなのか。アメコミが原作で、シーズン1は6話、シーズン2は13話。アメリカでは、2012年秋からシーズン3を放送予定。



ボードウォーク・エンパイア"Boardwalk Empire"、米、2010-????、WOWOW)

 1920年、アメリカで禁酒法が施行される。アトランティック・シティの顔役、ナッキー・トンプソンは、表は郡の収入役であり、その面倒見の良さから、市民に慕われていた。だが裏では、不法な酒の取引でマフィアたちとも渡り合い、巨額の金を手に入れていた。そして、その動きを追う取締官ヴァン・オルデン。そんなある日、ナッキーがギャングに売った酒を乗せたトラックが、何者かに襲撃された…

 と言うワケで、実在の人物、出来事も取り入れ、アメリカでマフィアが暗躍するきっかけともなった禁酒法時代を描いた作品だ。ラッキー・ルチアーノやら、アル・カポネが出てくるのだ、マフィアもの好きにはたまらない内容である。

 ナッキー役にスティーヴ・ブシェミ(Steve Buscemi)。なかなか興味深い人物である。郡の収入役ということなので、役人なのだと思うが、マフィアと渡り合い、不法な酒の取引に手を染めている。一方で、婦人会に行って酒は良くないなどと力説し、ご婦人方の信頼を得ているのだからちゃっかりしている。愛妻を亡くしているようで、今は売春婦(?)と昼夜構わずお楽しみ。裏と表が激しく違う。そんな彼の元に、彼を頼ってある女性がやってくる。暴力夫に悩まされる妊婦なのだが、彼女との関わりが、彼という人物をよく表しているように思う。この女性役にケリー・マクドナルド(Kelly Macdonald)。

 また、ナッキーの下で、彼の手伝いをしている若者ジミー役にマイケル・ピット(Michael Pitt)。彼も、ただの若造ではなさそうだ。大学へ行ったものの、出征したために退学。その後、ナッキーの元に戻ってきたらしい。頭が良く、何かでかいことをしたいと思っている彼は、シカゴマフィア(?)の運転手をしていたアル・ カポネと意気投合し、タッグを組むのだが、これからもなにかやってくれるのだろう。

 ナッキーを執拗に追う取締官ヴァン・オルデン役にマイケル・シャノン(Michael Shannon)。みんなが半ば容認している酒を断固追放すべく、馬鹿正直に働く男。そのやり方は尋常ではなく、ストイックなあまり、過激な手段をもとってしまう、少々やっかいな存在。

 シーズン1、2共に12話。2011年のエミー賞授賞式でも多数受賞し、話題の作品。マーティン・スコセッシ製作総指揮。




"V"、米、2009-????、スーパードラマTV)

 ある日、世界中の大都市上空に、巨大なUFOが突然現れた。そこには巨大なビジョンが現れ、人類に対して友好的に語りかけてきた。彼らの持つ先進技術を提供してくれると言う。人々は、彼らをビジターと呼び、明るい未来を信じて受け入れようとする。だが、彼らにはある企みがあった… その企みを知る一部の人々は、レジスタンスとなって真相を暴くべく行動に出るが…

 84年の同名作品のリメイク。宇宙人たちはビジターと呼ばれ、なぜかみな容姿が人並み外れて美しい。彼らは非常に友好的で、人類が治すことのできない病を治す方法を持っている。彼らのテクノロジーに憧れて取り込まれる人々が多いのも頷ける。だが、彼ら、実は”は虫類 (?)”のような容姿で、美しい見た目はどうやらかぶり物らしい。何かを企んでいるのだが(地球征服??)、まだはっきりとはわからない。そして、すでに 地球人として潜伏しているメンバーもいる。

 彼らは、人々へのアピール方法として、メディアを使う。彼らとの仲介役に選ばれたキャスターは、自身のキャリアアップを狙う。

 FBI捜査官エリカ役にエリザベス・ミッチェル(Elizabeth Mitchell LOSTのジュリエット)。彼女に助けを求められ、共に行動することになる神父ジャック役にジョ エル・グレッチ(Joel Gretsch 4400のトム、TAKENのオーエン)。ビジターの代表アナ役にモリーナ・バッカリン(Morena Baccarin)。ビジターのリサ役にローラ・ヴァンダーヴォート (Laura Vandervoort ヤング・スーパーマンのカーラ)。テレビキャスター役にスコット・ウルフ(Scott Wolf 「サンフランシスコの空の下」のベイリー、エバーウッドのジェイク)。

 リメイク版は、最新技術を駆使した映像もウリ。シーズン1は12話。シーズン2は10話。

 

モダン・ファミリー"Modern Family"、米、2009-????、FOX)

 結婚16年の夫婦フィルとクレア。子供はヘイリー、アレックス、ルーク。コロンビア出身のセクシーラテン系美女グロリアとジェイは再婚同士の年の差カップル。まだまだ新婚。グロリアの連れ子マニーと3人で暮らす。ゲイのカップル、ミッチェルとキャメロン。2人はベトナムからの養子を迎えるが、家族に伝えることをためらうミッチェル。と言うのも…

 クレアとミッチェルが姉弟、2人の父がジェイと言うことらしい。そう、なんともモダンなファミリーなのだ。フィルとクレアの一家は、「マルコム in the middle」をもう少し上品にした感じ? ジェイを頭に娘クレアと息子ミッチェル、それぞれの家族を含む大きな意味での家族の感じは、「ブラザーズ&シ スターズ」を庶民にした感じ? 「シックスー・フィート・アンダー」の雰囲気もあるか?

 #2では、ルークに自転車を買い与えたフィルが起こす騒動や、親子教室に参加したミッチェルとキャメロンの騒動。フィルは、マルコムのパパ、ハル みたいだし、ミッチェルとキャメロンは、ものすごく現実的なゲイカップルに見える。ゲイのカップルがみんな洗練された格好いい人たちばかりなワケではないのねと(^o^;。

 主なキャラクター、およびキャストは以下の通り。

クレア・ダンフィー:ジュリー・ボーウェン(Julie Bowen 「ED」のキャロルでお馴染み)
しっかり者の妻だが、時々ボケをかます? 一家を仕切っているのは、どうみても彼女。
フィル・ダンフィー:タイ・バーレル(Ty Burrell
常に子供の良き理解者であろうとする良き父。だが、そのために少々子供達に甘い。
ヘイリー・ダンフィー:サラ・ハイランド(Sarah Hyland リップスティック・ジャングルではブルック・シールズの娘役)
ダンフィー家長女。思春期まっただ中のおませな少女。
アレックス・ダンフィー:アリエル・ウィンター(Ariel Winter
ダンフィー家次女。頭脳明晰で、姉より大人っぽい?
ルーク・ダンフィー:ノーラン・グールド(Nolan Gould
ダンフィー家の末っ子。よく、階段の手すりに頭が挟まり抜けなくなるトラブルメーカー。

ジェイ・プリチェット
:エド・オニール(Ed O'Neill
昔気質のオヤジだが、若いラテン系のグロリアにはメロメロで、逆らえない。
グロリア・デルガド・プリチェット:ソフィア・ヴァーガラ(Sofia Vergara
思ったことは何でもズケズケと言ってしまう、ラテン系の熱い女性。でもジェイとマニーを心から愛し、2人が仲良くすることを望んでいる。
マニー・デルガド:リコ・ロドリゲス(Rico Rodriguez
ちょっと太めの少年。年の割にませたことを言う。実の父を尊敬。

ミッチェル・プリチェット
:ジェシー・タイラー・ファーガソン(Jesse Tyler Ferguson
ジェイの息子、クレアの弟。父親の影響か、ゲイであることにコンプレックスを持っている。
キャメロン・タッカー:エリック・ストーンストリート(Eric Stonestreet
ミッチェルのパートナー。ミッチェルとは対称的におおらかな性格。

 とにかくアメリカではものすごい人気で、シーズン3までそれぞれ24話。



グッド・ワイフ"Good Wife"、米、2009-????、BS2)

 州検事の夫ピーターを支えるため、弁護士を引退して家庭に入り、二人の子供を育て上げたアリシア。だが夫が売春婦とのスキャンダルと収賄罪で告発され、弁護士に復帰することに。不倫疑惑の元検事の妻ということもあり、周りの視線は冷たく、また13年ぶりの現場に戸惑うアリシアだったが…

 一度引退し、家庭に入って子育てした後の再就職。アラフォー世代である。少々歳をとった。当然、昔のようなわけにはいかない。世の中もずいぶんと 変わっていて、仕事のやり方も当時とは違うのだろう。再就職初日で、いきなり新米弁護士と争うハメに。しかもこいつがなかなか生意気である。

 でも、おばさんも黙ってはいない。昔取った杵柄、カンは衰えていない。さらに、人生経験を積んだ分、機転も利くようになっている。資格取り立ての若造に負けるわけにはいかない。とは言っても、必死になっている風でもない。大人の余裕か。

 アリシアは、時々獄中の夫に面会に行く。夫はなかなか的確な助言をしてくれる。夫は無実を訴え続けている。自分はハメられたと。だが、どうしても信じ切れない。

 アリシア役にジュリアナ・マルグリース(Julianna Margulies)。ERのキャロルでお馴染み。ピーター役はクリス・ノース(Chris Noth)。こちらは「セックス・アンド・ザ・シティ」のMr.ビッグでお馴染みだ。どちらも、当時の声優さんが再び担当していることもあり、違和感なく見られる。

 夫に頼っていた人生が、なんと頼りない物であったのか、ある日突然思い知らされた女性。だが彼女には自らの力でそれを乗り越えていくエネルギーがある。アリシアのがんばりに勇気づけられる。




ナース・ジャッキー"Nurse Jackie"、米、2009-????、WOWOW)

 NYのオールセインツ病院に勤めるベテラン看護師ジャッキー。ストレスいっぱいの職場で、タフに仕事をこなす彼女は、強い鎮痛剤を常用。若い医師を叱りとばし、日夜仕事に励む。家に帰れば優しい夫と子供達。だが、職場には愛人…

 30分ドラマである。残念なことに、#1が大雨の影響でかなりの部分見られなかった… ジャッキー役は、ソプラノズのカーメラでお馴染みイーディ・ファルコ(Edie Falco)。機転が効き、タフなベテラン看護師を見事に演じている。

 だが、ジャッキーは聖人ではなさそう。確かに仕事は完璧にこなすが、そのために鎮痛剤を常用。しかも、それを鼻から吸ってるあたり、まるでヤク中である。そうでもしなけりゃ、連続勤務なんてこなせないのだろう。

 かなり型破りなナースぶりだが、なかなかリアルだ。







Glee"Glee"、米、2009-????、FOX)
 マッキンリー高校のグリー部は、かつてはトップを誇っていたのだが、顧問亡き後は変わり者のいる部という位置に。校長はそんなグリー部に予算を割いてもくれない。そんなグリー部の顧問となったスペイン語教師のウィルは、周りに認めさせるためにはグリー部をなんとか立て直す必要があると考える。部員を新たに募集し、新生グリーを誕生させるのだが…

 映画「ロック・ミー・ハムレット」そっくりのストーリー展開ですが、こちらの教師ウィルはもっと才能があり、イケメンで格好いい。学園物ですが、つまはじき者が主役。「ボストン・パブリック」をもっと明るくコミカルにした感じ。

 ウィルは、安月給のしがない教師。それなのに、校長がグリー部なんぞには予算を割いてくれないため、部費も自腹。さらに妻テリはどうやら浪費癖があるらしく、そういう面でも苦労しそう。
 ウィルに妻がいることを知りつつ思いを寄せる進路指導のエマ。彼女に思いを寄せるフットボール部顧問ケン・タナカ。グリー部をハナからバカにしているチアリーダー部の顧問スー。彼らの力関係がまた面白い要素。

 グリー部の部員達もなかなか個性的。フットボールのクォーターバックでありながら、グリー部にも参加することになったフィン。なんでも完璧にこなそうとする勝ち気な女性レイチェル。イジメられっ子だが、いつもブランド物の服を着ているカート。迫力満点のメルセデス。車いすのアーティ。しゃべるとどもってしまうが歌うとすごいティナ。

 ウィルの妻テリ役に、ボストン・パブリックのローレン、NIP/TUCKのジーナ、ヒーローズのメレディスでお馴染みジェサリン・ギルシグ(Jessalyn Gilsig)。スー役にジェーン・リンチ(Jane Lynch)。エマ役に、ヒーローズのチャーリー、アグリー・ベティのチャーリーでお馴染み、ジェイマ・メイズ(Jayma Mays)。フィン役は、「KYLE XY」のチャーリーこと、コーリー・モンテース(Cory Monteith)。

 「Glee」と言うのは、元々はイギリスで17世紀中頃に発祥した「グリー」と呼ばれる音楽ジャンルを歌う団体のことだそうで、合唱団(特に男性合唱団)につけられることが多いとのこと。チアリーダーは花形で格好良いのに対して、グリーはダサくて格好悪いと言う位置づけのようです。

 ストーリーも面白いですが、挿入曲がまたすばらしく、魅力の一つ。懐かしい曲から流行りの曲までなんでもありだし、グリー部の面々の歌声もなかなかのもの。



ターミネーター:サラコナー・クロニクルズ
("Terminator: The Sarah Connor Chronicles"、米、2008-2009、スーパードラマTV)

 サイバーダイン社の爆破で、97年に起こるはずだった審判の日を回避。それから2年後、ジョンがターミネーターに殺される悪夢を見たサラは、恋人チャーリーにプロポーズされたにも関わらず、彼に何も告げずにジョンと二人で再び新天地へ。
 突然サラたちが姿を消したため、チャーリーは捜索届けを出す。だがそのことがFBI捜査官のエリソンの目にとまり、チャーリーは尋問を受けることに。そして、サラがかつて起こした事件について聞かされる。
  一方、ジョンと二人でニューメキシコに落ち着いたサラ。ジョンは地元の高校へ通い始めるが、代理教師としてやってきたのはターミネーターだった… その 時、ジョンを助けたのは、クラスメートのキャメロン。彼女は、二人を守るために未来から送られたターミネーターだったのだ。
 キャメロンは、2011年にスカイネットが始動したことを告げる。そして、スカイネット始動を今度こそ阻止するため、キャメロンは二人と共に2007年へタイムトリップする。

 ターミネーター2の雰囲気そのままに、今度は舞台を2007年に移して、スカイネット阻止のための死闘の物語。このドラマの一番のウリは、女子高生型ターミネーターのキャメロン。キャメロン役は、4400のテス、ユニットのクリスタルでお馴染み、サマー・グロー(Summer Glau)。
 サラは、T2からとても強い女で、ここでもそれは健在。ジョンを守るためなら、なんでもする母親。それに対し、まだ高校生であり、自分が本当にリー ダーになれるのか、自信を持てずにいるジョン。T3でもまだ頼りない感じだったので、彼が今後、どんな風にしてT4のたくましい彼になるのかが見物。ジョン役 は、ヒーローズのザックこと、トーマス・デッカー(Thomas Dekker)。
 また、サラの恋人役に、OZのオライリーこと、ディーン・ウィンターズ(Dean Winters)。さらに、カイル・リースの弟デレク・リース役で、ブライアン・オースティン・グリーン(Brian Austin Green ビバヒルのデイヴィッド)も出演。

 2008年に始まったこの作品、シーズン1が9話、シーズン2が22話で、どうやら打ち切りの様子。





:リージョン1です
サマンサ・フー?("Samantha Who?"、米、2007-????、AXN)

 病院で昏睡状態の女性。名前はサマンサ。病室には年輩の男女。そして突然目覚めるサマンサ。喜ぶ男女、でもあんたたちいったい誰? 彼女はひき逃げ事故に遭い、頭を打って記憶を失っていた…
 どうやらそれは両親らしく、自分は恋人トッドと同棲中らしい。そしてアンドレアという親友もいるらしい。だが話を聞くと、自分はヤな女だったらしく…

 サマンサ役は、「フレンズ」レイチェルの妹でお馴染みクリスティナ・アップルゲイト(Christina Applegate)。アンドレアは、唯一の友だちらしく、親友なのに、悪友。演ずるは「スピンシティ」のステイシーこと、ジェニファー・エ スポジート(Jennifer Esposito)。恋人トッドは、自分の事をとてもよく知っているが、実は彼からも嫌われていて、別れるきっかけを見つけようとしていた様子。トッド役は、 「恋するブライアン」のブライアンこと、バリー・ワトソン(Barry Watson)。

 退院して、まずとりあえずは両親の家へ行くことにしたサマンサ、両親とは2年も口をきいていなかったらしい。すぐに逃げ出してトッドの元へ行ったけれど、 自分が浮気していたことを知り、正直にうち明けてしまったために、破局。やむなく両親の家へ戻ることに。母レジーナ役はジーン・スマート(Jean Smart)。父ハワード役はケヴィン・ダン(Kevin Dunn)。また、トッドのマンションのドアマン・フランク役で、「ヴォイジャー」のトゥボックこと、ティム・ラス(Tim Russ)が出演。

 その他、サマンサにぞっこんの金持ちウィンストン・ファンク役で、デッドウッドのブロックこと、ティモシー・オリファント(Timothy Olyphant)。(のちにこの役は、ビリー・ゼイン(Billy Zane)に) また、サードウォッチのジミーことエディ・シブリアン(Eddie Cibrian)もゲスト出演。





:リージョン1です
プッシング・デイジー("Pushing Daisies"、米、2007-2009、AXN)

 ネッドは、少年の頃、ちょっと変わった自分の力に気がついた。それは、死んだ者に触ると生き返ること。だが、もう一度触ると、永遠に死んでしまうこと。さらに、誰かを生き返らせたら、1分以内に再び死人に戻さないと、代わりに別の人が死んでしまうこと。やがて大人になったネッドは、パイ職人に。そしてある日、かつて隣に住んでいた初恋の女性チャックが死亡したことを知る。彼女に会いに行ったネッドは、彼女を生き返らせるが、どうしてもまた死なせることができず…

 最愛の人に触れることができない。なぜなら触れると死んでしまうから。そんなネッドとチャックの恋模様が気になるドラマ。

 二人の他に、彼の能力を知って捜査に協力させて儲ける探偵のエマーソン(ボストン・パブリックのハーパー 校長こと、シャイ・マクブライドChi McBride)、ネッドに恋いこがれるパイの店の従業員オリーブ(ホワイトハウスのアナベスこと、クリスティン・チェノウェスKristin Chenoweth)とのからみも面白い。チャックの叔母ヴィヴィアン(リトル・ショップ・オブ・ホラーズのオードリー役でお馴染み、エレン・グリーンEllen Greene)とリリー(Swoosie Kurtz)も、かなりユニークキャラ。

 また、このドラマ、鮮やかな色調も特徴ある。映画「ビッグ・フィッシュ」ととっても似てるなと思っていたら、ビッグ・フィッシュの制作者も製作総指揮に加わっているらしい。




ゴシップ・ガール("Gossip Girl"、米、2007-????、スーパードラマTV)

 NYマンハッタンのアッパー・イーストサイド。この街の高校生の間で人気のブログに、「Sが帰ってきた!」と言う書き込みが。Sとは、セリーナ・ ヴァンダーウッドセン。完璧なブロンド美人で、かつて学園の女王だった彼女は、1年前、突然街を離れ、コネチカットの寄宿学校へ行ってしまったのだ。その彼女が、これまた突然戻ってきた…
 セリーナの親友だったブレアは、彼女がいない間に築いた女王の座、そして恋人ネイトを奪われないかとヤキモキ。戻ってきたセリーナに冷たく当たるが、元のように親友に戻りたいと、突然街を離れたことを謝罪。二人の友情は元に戻ったと思われたが…

 なんとも複雑なNYセレブの高校生事情を描いた作品。OCのクリエーターということで、キャラクターにも共通点が。セレブの多い学校に、普通の高校生もいて、そんな普通の高校生ダンと、セレブのセリーナの恋模様が気になるところ。

 さて、タイトルのゴシップガール、このブログの管理者と言うことらしい。誰なのかは謎なのだけれど、情報源がいろいろあるらしく、まるでパパラッチのよう。今のところ、声のみの出演ですが、IMDBを調べたところによると、どうやらこのゴシップガール、ヴェロニカ・マーズことクリスティ ン・ベル(Kristen Bell)がやっているらしい! なんともピッタリの役柄。

 OCとメルプレを合わせたようなイメージ。メルプレのメーガンこと、ケリー・ラザフォード(Kelly Rutherford)が、セリーナの母役で出演。また、スパイキッズ2で、大統領の娘役を演じたテイラー・モムセン(Taylor Momsen)が、ダンの妹ジェニー役で出演。





:リージョン1です
Dirt"Dirt"、米、2007-2008、AXN)
 スターのゴシップ誌「ダート」の敏腕女編集長ルーシー・スピラー。彼女は、真相を暴くためならば手段を選ばない。冷徹で非道に見える彼女だが、実は心に傷を負っている。彼女が唯一信頼するのは、カメラマンのドン・コンキー。学生時代からの親友である彼は、ルーシーを友だちとして愛する数少ない人物。統合失調症で治療中だが、写真の腕前はピカイチ。今日もルーシーは、スクープを狙う…

 ルーシー役は、フレンズのモニカでお馴染みコートニー・コックス(Courteney Cox)。雑誌の売り上げを伸ばすためならば、手段を選ばないその非道ぶりから、周りからは恐れられているし、敵も多い。命も狙われる。だが、父が自殺したことがトラウマとなっているし、自分のしていることに罪悪感も感じている。彼女の右腕ドン役は、「バックビート」でジョン・レノン役を演じたイアン・ハート(Ian Hart)。ルーシーが唯一心を許した俳優(恋人)ホルト役で、ジョッシュ・スチュアート(Josh Stewart)。そのほか、グラント・ショウ、ティモシー・ボトムズ、ルーカス・ハースなどがゲスト出演しているが、なかでも見所は、フレンズのレイチェル役でお馴染みジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)。ルーシーの古くからの知り合いで、ライバルという役柄。



アグリー・ベティ"Ugry Betty"、米、2006-????、NHK)
 コロンビアのソープオペラ「ベティ 〜愛と裏切りの秘書室」のアメリカ版。でも、設定こそそっくりですが、元はおそらくドロドロのソープ系であるのに対し、こちらはもう少し見やすく、フレッシュに仕上がっています。あこがれのファッション雑誌社に面接に行ったベティは、容姿だけで面接も受けられずに帰宅することに。ところが、彼女の姿を見たオーナーは、プレイボーイである息子(新任編集長)が手を出さないようにと、彼女を秘書に抜擢。何も知らずに仕事を引き受けたベティは、意気揚々と出社するが…

 ベティ役のアメリカ・フェレラは、2007年エミー賞コメディ部門主演女優賞を受賞。実際の彼女は、絶世の美女ではないものの、なかなかキュートな女性です。社長役は、OCのケイレブ・ニコールこと、アラン・デイル(Alan Dale)。敵役のウィルミナ役にヴァネッサ・ウィリアムス(Vanessa Williams)、編集長の兄(後に姉として登場)役で、ペッパーのレベッカ・ローミン(Rebecca Romijn)、ベティが恋する男性役に、オデッセイ5のクリストファー・ゴーラム(Christopher Gorham)など、ゲストもなかなか豪華。


デクスター"Dexter"、米、2006、FOX CRIME)
 警察の血液専門の分析官であるデクスター・モーガン。品行方正で、誠実な彼だったが、実は殺人鬼でもあった… と言う、かなり異色のこのドラマ。デクスターは殺人鬼なのだが、彼にはポリシーがあり、獲物選びはかなり慎重。本当は悪人であるにもかかわらず、法の目をくぐり抜けている「殺すに値する人物」のみがターゲットとなる。それは、幼い頃からあった彼の「抑えられない殺害衝動」を、養父がうまくコントロールするよう導いたため。

 デクスター役は、「シックス・フィート・アンダー」のデイヴィッドこと、マイケル・C・ホール(Michael C. Hall)。彼を導いた養父役に、ジェイムズ・レマー(James Remar)、デクスターの妹で、同じ警察署に勤務するデボラ役は、映画「エミリー・ローズ」のジェニファー・カーペンター(Jennifer Carpenter)。また、「OZ」から、ドクター・ネイサンことローレン・ベレス(Lauren Velez)、囚人のモラレスことデイヴィッド・ザヤス(David Zayas)、知的障害の囚人シリル・オライリーこと、スコット・ウィリアム・ウィンターズ(Scott William Winters)らが脇を固めている。

シーズン8最終回



ブラザーズ&シスターズ"Brothers & Sisters"、米、2006-????、AXN)
 2007年エミー賞で話題になったドラマ。主演女優賞を受賞したサリー・フィールド(Sally Field)を始め、「アリー・マクビール」ことキャリスタ・フロックハート(Calista Flockhart)、「シックス・フィート・アンダー」のブレンダことレイチェル・グリフィス(Rachel Griffiths)、トム・スケリット(Tom Skerritt)、エイリアスのスローンことロン・リフキン(Ron Rifkin)、「プリズン・ブレイク」の副大統領(後に大統領)役でお馴染みパトリシア・ウェティグ(Patricia Wettig)などなど、キャストだけ見てもなかなか豪華な顔ぶれ。そのほかにも、ロブ・ロウ(Rob Lowe)、「エバーウッド」のエイミーことエミリー・ヴァンキャンプ(Emily VanCamp)、アンディ・ブラウン役トリート・ウィリアムス(Treat Williams)もゲスト出演。

 NYでラジオのパーソナリティをしていたキティが、実家のあるLAのテレビ局から仕事を依頼され、面談のためにLAへやってくる。久しぶりに戻った実家。母ノーラと確執があるキティは、仕事は断ってNYへ戻るつもりだったが… と言うことで、家族の物語。主な登場人物は、
ノーラ:元気な良き母親であるが、キティと意見が対立してしまう。
ウィリアム:包容力のある暖かい父親。ファミリー・ビジネスであるオーハイ食品の経営者。
サラ:長女。勤めていた会社を辞め、家族の経営するオーハイ食品へ。2児の母。
キティ:次女。NYのラジオ局パーソナリティだったが、LAのテレビ局からスカウトされ、仕事を引き受けることに。母ノーラから愛されていないと感じている。恋人からプロポーズされるが、NYに戻ることが条件だと言われ…
トミー:長男。オーハイ食品の幹部。
ケヴィン:次男。弁護士。ゲイであることをカミングアウトしている。
ジャスティン:三男。911の後、アフガニスタン侵攻を経験し、そのトラウマからドラッグにおぼれた経験あり。
ソール:ノーラの兄。オーハイ食品の財務責任者

 一見、和気あいあいの大家族に見えるのですが、それぞれに悩みがあり、隠し事、不倫や、お金も絡んできます。#8、#9では、911の後、この家族に何があったのか、キティとノーラの確執の始まりが描かれていて、一番の見所です。

ヒーローズ"Heroes"、米、2006-????、スーパードラマTV)
 2006年、アメリカで放送されるやいなや、話題となったドラマ。様々な特殊能力を持った者たちが、世界各地に現れる。時間を止めることができる東京のサラリーマン、ヒロ。タイムトリップもできるし、テレポートまでできる。ニキは、危険な目に遭うと、気を失っている間に敵が死んでいると言う不思議な体験をする。看護師ピーターは、なぜか自分が飛べる気がして、実行するのだが、飛べるのは兄ネイサンだとわかる。ドラッグ中毒の画家アイザックは、ハイになっている時だけ、未来を予言する絵を描くことができる。警官のマットは、捜査中に突然、相手の思考が読みとれるようになる。インドの大学教授モヒンダーは、父の死後、彼の研究していたことを探るため、アメリカへやってくる。

 様々な特殊能力者たち。最初はバラバラだった彼らが、次第に自分の能力に気づき、仲間の存在に気づく。彼らの使命は何なのか。そして出てくる謎の組織とは? 毎回、意外な展開があり、謎が謎を呼ぶ、ワクワクするドラマです。

 ヒロの父親役で、重要な鍵を握っていると思われる人物として、ジョージ・タケイ氏が出演しています。彼が奇妙な日本語を話すのを見るのも、これまた楽しみ!?


:リージョン1です
Kyle XY"Kyle XY"、米、2006-2009、サイファイチャンネル)
 謎の青年カイルをめぐる物語。とある森の中で、ある日全裸で目覚めた1人の青年。彼は言葉を持たず、周りに見える物は全て初めて見る物ばかり。自分が何者か、どこにいるのか全くわからないまま、ふらふらと森をさまよい出る。全裸でいたため、すぐに警察に連行され、更正施設(?)に連れて行かれる。彼に興味を持った心理学者ニコールは、施設では危険であると判断し、彼をカイルと名付け、数日のつもりで自宅へ連れ帰るが…

 と言うことで、言葉も知らず、過去の記憶もない、おへそのない不思議な青年カイルと、トレガー一家の生活が始まります。何もわからない状態のカイルですが、飲み込みは異様に早く、あらゆる面で素晴らしい才能を発揮。そして次第にカイルの謎についてわかってくると、さらに謎が…

 シーズン1が10話、シーズン2が23話、シーズン3が10話の全43話。脅威の頭脳、そして身体能力を持ちながら、純真無垢な青年カイルの謎を解き、そして成長を見ることのできる物語です。



:リージョン1です
恋するブライアン"What About Brian"、米、2006-2007、WOWOW)
 友だちがみんなカップルなのに、唯一独身30代、恋人募集中のブライアン。性格もルックスも結構イケてるのに、なんで?? 彼が密かに思いを寄せるのは、親友アダムの婚約者マージョリー。だが2人の結婚は秒読み。さあ、どうするブライアン!

 ブライアンと、親友アダム、恋人のマージョリー、ブライアンの仕事上のパートナーであり親友でもあるデイブとその妻ディーナ、ブライアンの姉ニコールとその夫アンジェロ。いつもこのメンバーで集まり、楽しくやっている。だが、ブライアンがマージョリーに思いを寄せ、マージョリーもそのことに気づいて、気持ちが揺れはじめる。また、デイブとディーナは倦怠期で、刺激を求めて、他の人ともつき合ってみようと言うことに。けれど、そう簡単にはいかず、夫婦関係が壊れた上に、デイブとブライアンは会社をも失う。

 ブライアン役にバリー・ワトソン(Barry Watson)。アダム役にマシュー・デイヴィス(Matthew Davis)。デイブ役にリック・ゴメス(Rick Gomez)。ニコール役にロザンナ・アークエット(アリソン・デュボアのパトリシア・アークエット、コートニー・コックスの夫デイヴィッド・アークエットの姉さんだね!Rosanna Arquette)。マージョリー役に、エバーウッドのマディソンことサラ・ランカスター(Sarah Lancaster)。

 30代の恋模様、恋人として、親として、妻として夫としての悩みなどなど。さあ、どうなるブライアン?




ペッパー"Pepper Dennis"、米、2006、FOX)
 シカゴのテレビ局WEIEのレポーター、ペッパー・デニス。やり手の彼女は、硬派の報道こそ自分の仕事と考えている。目指すはアンカー。いよいよそのチャンスが… と思って祝杯を挙げたバーで知り合ったハンサムガイ、チャーリーと意気投合、一夜を共に。ルンルン気分で出社すると、アンカーは別人に決定との知らせ。しかもそれは一夜を共にした男、チャーリー・バブコックだった…
 というところから始まるこのドラマ、たった1シーズン、13話のみという短命ながら、報道の現場を時にシリアスに、時にコミカルに描いた、恋愛コメディの傑作。ペッパー役は、「X−MEN」の全身青ミュータント、ミスティークでお馴染みレベッカ・ローミン(Rebecca Romijn )。チャーリー・バブコック役はアリー・マクビールなどでお馴染み、ジョッシュ・ホプキンス(Josh Hopkins)。

 詳しいエピソード、キャラクター紹介などについては、こちらへ。



ゴースト 〜天国からのささやき"Ghost Whisperer"、米、2005-????、FOX)
 子どもの頃に行ったお葬式で、この世に未練を残した死者の霊が見える力があることを知った女性、メリンダ・ゴードン。彼女は愛する男性ジムと結婚し、親友アンドレアと共にアンティークショップを始めたばかり。そんな彼女の元に、助けを求める霊が毎日のように訪れる…

 メリンダ役は、「ラストサマー」でお馴染みジェニファー・ラブ・ヒューイット(Jennifer Love Hewitt)。彼女は、仕事の傍ら、霊の手助けをする日々。未練を残した霊は、天へ上れない。彼らの最後の望みを叶え、天国へ送るのが彼女の役目。とはいえ、遺族はなかなか彼女の言うことを信じてくれない(当然よね…)。彼女の苦労もつきない…

 毎回、心温まるエピソードで、最後は決まってハッピーエンド。安心してみていられるドラマ。シーズン2からは、プラクティスのエレノアでお馴染み、カムリン・マンハイム(Camryn Manheim)も登場!


インベイジョン"Invasion"、米、2005-????、AXN)
 フロリダ州の田舎町。平和なこの町に、ハリケーンがやってきてから、町の様子が一変した… パークレンジャーのラッセル(Eddie Cibrian)の元妻マリエル(Kari Matchett)が、行方不明になった後、全裸で発見される。それ以来、彼女の様子は以前と何か違う。彼女の夫で保安官トムの様子も変だ。不思議な物体も目的されている。さて、この町にいったい何が起こったのか?



マイ・ネーム・イズ・アール"My Name Is Earl"、米、2005-????、FOX)

 仕事もロクにせず、盗みや悪ふざけ、酒にドラッグの生活だったアール。ある日、酔った勢いで知り合ったばかりの女性ジョーイと、その日のうちにベガスで結婚。翌朝、彼女は妊婦(しかもすぐにでも産まれそう)だと気づく。そんなこんなで始まった結婚生活、ついに自分の子が産まれることになり、喜ぶアールだったが、息子はなぜか黒人…
 たまたま買った宝くじで10万ドルを当てる。大喜びしたのもつかの間、10秒後には車にはねられ入院。しかもジョーイからは離婚されてしまい、家まで失う。入院中にたまたま見たテレビ番組で、「自分の行いで、自分の将来が決まる」というカルマを説かれ、この不幸続きは、今までの悪行が原因と信じこむ。今までやらかした悪行全てをリストアップし、一つずつ償っていくことに…

 という、コメディとしてはかなり異色の作品。アール役はジェイソン・リー(Jason Lee)。彼の元妻役は、「ジャック&ジル」でかわいいオードリーを演じたジェイミー・プレスリー(Jaime Pressly)。

 詳しいエピソード、キャラクター紹介、トリビアなどについては、こちらへ。





プリズン・ブレイク"Prison Break"、米、2005-????、レンタル先行)
 建築士として、まっとうな暮らしをしていた男マイケル・スコフィールド。彼はある日突然強盗を働き、逮捕される。そして刑務所へ。彼の本当の目的は、この刑務所へ来ること。そこには、実の兄リンカーン・バロウズが死刑囚として収監されていたが、無実を確信していたマイケルは、兄を脱獄させようと計画したのだった…
 マイケル役はウェントワース・ミラー(Wentworth Miller)、兄リンカーン役はドミニク・パーセル(Dominic Purcell)。刑務所は自身が設計したもので、設計図を体中に入れ墨している。マイケルの計画は完璧に思えるが、そう簡単には脱獄できない。しかも、兄のえん罪には、大物が絡んでいるらしいことが次第にわかる。さて彼らは脱獄できるのか?

 レンタルDVD先行。民放で深夜に放送された他、FOXで放送中。


ROME"ROME"、英米、2005-????、WOWOW)
 ずばり、ローマ帝国の物語。カエサル全盛期、そしてその死後のローマの物語。まさにイタリア版大河ドラマ。(とはいえ、製作は英米なので英語です(^o^;。WOWOWでは吹き替え版を放送)
 ポンペイウスを倒して皇帝の座についたカエサル。だが、彼もまたブルートゥスらに裏切られて殺されてしまう。そして彼の後を継いだのは、若きオクタビアヌス。彼は、母アティアとアントニウスの情事を知りつつ、アントニウスと姉オクタビアを政略結婚させてしまう… ローマの歴史的出来事を描くと同時に、彼らの生活、愛憎、争いなども丁寧に描かれた、超大作。たとえ歴史物語が苦手でも、ソープ好きならばおすすめ。メインストーリーと複雑に絡み合う兵士ヴォレヌスとプッロの物語も見応え十分。



グレイズ・アナトミー"Grey's Anatomy"、米、2005-????、WOWOW)
 有名な外科医を母に持つメレディス・グレイは、インターンとして病院へ。そこに上司として働いていたのは、前日、バーで知り合って一夜を共にした男だった…
 ということで、彼女とそのインターン仲間の、病院での過酷で、コミカルな毎日を描いた物語です。メレディス役がエレン・ポンピオ(Ellen Pompeo)、一夜を共にした上司デレク役がパトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)、同期のインターン、クリスティーナ役がサンドラ・オー(Sandra Oh)、同じくインターンのイジー役がキャサリン・ハイグル(Katherine Heigl ロズウェルのイザベル)。

 詳しいエピソード、キャラクター紹介、トリビアなどについては、こちらへ。




ミディアム/霊能者アリソン・デュボア"Medium"、米、2005-????、WOWOW)
 自分の不思議な能力に気づいたアリソンは、検事局で犯罪捜査の手伝いをすることに。彼女は、霊とコンタクトすることができるという。実在の人物アリソン・デュボアを描いたドラマ。
 アリソン役は少々太めになったパトリシア・アークエット(Patricia Arquette)。3人の娘を持つ普通のお母さんであり、良き妻だけれど、その能力故に悩みも多い様子。おまけに、娘たちにもその能力が遺伝しているようで…


HOUSE"House M.D."、米、2004-????、FOX)
 ドクター、グレゴリー・ハウスは、ちょっと風変わり(というより偏屈?)な医者だ。患者の診察を嫌がる。そしてやたらサボりたがる。だが、興味をひかれる患者を見つけると、積極的に担当。原因不明の症状に意欲満々。患者の性格、生活、検査データなどあらゆる「証拠」から、病気の原因を「推理」する、まるで名探偵のようなドクターだった…
 ハウス役はヒュー・ローリー(Hugh Laurie)。彼自身はイギリス人ですが、アメリカ英語を話し、アメリカ人を演じています。お話の中で、イギリス英語を話してイギリス人をまねるシーンまであり、笑えます。コミカルな部分もありますが、基本的には真面目なドラマ。ハウスのチームの若手ドクターの1人として、ERで研修医(?)ガントくんを演じたオマー・エップス(Omar Epps)が出演。こちらでも、有能ながらハウスにいじめられてます。
 

HUFF"Huff"、米、2004-????、FOX)
 クレイグ・ハフスタッド、通称”ハフ”は精神科ドクター。美しい妻、賢い息子を持つ良き父、良き夫。何不自由ない暮らしのハズだった。患者が自殺するまでは…
 ハフ役はハンク・アザリア(Hank Azaria)。中年の危機に陥るハフ役を熱演。彼の親友で弁護士ラッセル役はオリバー・プラット(Oliver Platt)。また、彼の母親イジー役ブライス・ダナー(Blythe Danner グウィネス・パルトロウの母!)は、この役で2005年、2006年とエミー賞助演女優賞を受賞しています。彼女のお騒がせお母さんぶりを見るだけでも楽しめると思いますよ。




バトルスター・ギャラクティカ"Battlestar Galactica"、米、2004-2009、スーパードラマTV)

 人工知能を備えたロボット、サイロンの一斉攻撃で、人類の多くが死滅。大半の戦艦や戦闘機はやられてしまうが、旧型であるためネットワーク化されていなかったギャラクティカと、展示用だったバイパー少々のみが残る。生き残った人類はわずか5万。サイロンの攻撃は続き、人間の戦力はわずか。さて、これから人類はどうするのか…

 人類と、人工知能を備えたロボット、サイロンとの戦いを描いた作品。70年代に放送されていた、宇宙空母ギャラクティカのリメイクで、登場人物や設定など共通の部分もあるようですが、より複雑になり、物語にも深みが増しているようです。

 ロボットと言っても、人間と見分けがつかない→人間に紛れ込んでいると言うところが不気味。自分がサイロンだと気づいていない者も。旧型であるために攻撃を免れたと言う戦艦ギャラクティカ。なんとも皮肉なことですが、この辺り、ハイテク化が進んだ現代で、考えなければいけないことかも。

 また、死亡した大統領に代わり、唯一難を逃れた教育庁長官が急遽大統領に就任。サイロンのワナにまんまとハマり、一斉攻撃に手を貸してしまったバルター博士は、ちゃっかり助かってギャラクティカに乗船。未だにサイロンの美女の妄想にとらわれ、彼女のいいなりに操作されています。

 ストーリーが複雑で、深みがあるだけでなく、登場人物も個性的。艦長のアダマ司令官に、エドワード・ジェームズ・オルモス(Edward James Olmos マイアミ・バイスのカ ステロ主任でお馴染み)、ロズリン大統領役にメアリー・マクドネル(Mary McDonnell)、バルター博士役に、ジェームズ・キャリス(James Callis ブリジット・ジョーンズの日記で、ブリジッ トの友だちトム役)。面白いことに、宇宙空母ギャラクティカのアポロ役でお馴染みリチャード・ハッチ(Richard Hatch)が、かつてテロリストだった男トム・ザレック役で出演。





デスパレートな妻たち"Desperate Housewives"、米、2004-????、NHK)
 ウィステリア通りは、一見平凡な郊外の住宅地だった。そして、一見完璧な主婦、メアリー・アリスが、突然の自殺。一見平凡な人々も、実はそれぞれ秘密があり…
 スーザン(Teri Hatcher)、リネット(Felicity Huffman)、ブリー(Marcia Cross)、ガブリエル(Eva Longoria)の4人の主婦たちを中心とした、コミカルなミステリー。

 詳しいエピソード、キャラクター紹介、トリビア、間違い探し、ウィステリア通りマップなどについては、こちらへ。

 マイキーのドラマルームにも紹介記事があります。

シーズン8 最終回


ヴェロニカ・マーズ"Veronica Mars"、米、2004-2007、AXN)
 カリフォルニアの高級住宅地にあるネプチューン・ハイスクール。ここに通う生徒の親は、セレブかその従業員。ヴェロニカ・マーズの父キースは元保安官。だが、かつては億万長者の息子ダンカン・ケインの彼女だったことから、セレブ側の一員だった。ところが、ダンカンの姉であり、ヴェロニカの親友でもあったリリーが何者かによって殺害される事件が発生。キースが、容疑者としてダンカンの父ジェイクを取り調べ、後に無実となったことから、キースは職を追われ、ヴェロニカの立場も激変…

 ヴェロニカは、高校での人気者から一気に転落、つまはじき者になってしまう。キースは探偵社を始め、ヴェロニカも仕事を手伝うことに。周りからどんな目で見られても、いつも前向きに生きているヴェロニカ。同級生からの依頼や、自身の好奇心から、探偵として調査をする毎日。けれど、彼女が一番知りたいのは、リリー殺害事件の真相。果たして、真相解明の日は来るのか?

 ヴェロニカ役は、ヒーローズのエルでもお馴染みクリステン・ベル(Kristen Bell)。厳しい立場ながら、キュートな笑顔を振りまいてくれます。コンピューターオタクで、同士のような存在マック役に、かつて天才子役と言われたティナ・マジョリーノ(Tina Majorino)。ジェイク・ケイン役に、ホミサイドのティム・ベイリス刑事ことカイル・セコー(Kyle Secor)。同級生の父で俳優のアーロン・エコールズ役に、LAローのマイケル・クーザックでお馴染みのハリー・ハムリン(Harry Hamlin)、その妻リン役に、実妻でもあり、メルローズプレイスのテイラー役でお馴染みのリサ・リナ(Lisa Rinna)。学校のカウンセラー(?)レベッカ役に、「スヌープス」のデイナことポーラ・マーシャル(Paula Marshall)。

LOST"Lost"、米、2004-????、AXN)
 オーストラリアからアメリカに向けて出発した飛行機が、墜落した。そこは無人島。生き残った人たちは、互いに助け合い、救助を待つことに。だが、この島には何かが潜んでいた… 乗客たちそれぞれの過去が、少しずつ明らかになる中、彼らには不思議なつながりがあることが次第にわかる。そして、謎のハッチや、別の場所に落ちた生存者、アザーズと呼ばれる、以前から住んでいたと思われる者たちの存在が明らかになる。彼らは島を脱出できるのか?
 大ブームになったこのドラマ、2005年エミー賞では数多くの賞を受賞。単なるサバイバルドラマではなく、神秘的な謎を持つ島、赤の他人であるハズの乗客たちの、奇妙なつながりを描くことにより、謎が謎を呼ぶ展開となっています。

 出演者は、「サンフランシスコの空の下」のマシュー・フォックス(Matthew Fox)、ダニエル・デイ・キム(Daniel Dae Kim)、テリー・オクイン(Terry O'Quinn)、「ロード・オブ・ザ・リング」のメリーことドミニク・モナハン(Dominic Monaghan)、OZのオーガスタスことハロルド・ペリノー(Harold Perrineau)、そしてシーズン2からは、同じくOZのアデビシことAdewale Akinnuoye-Agbajeなどなど。



ジョーイ"Joey"、米、2004-????、WOWOW)
 フレンズのジョーイが、ロスで役者としてブレイク! 彼の姉ジーナとその息子マイケル、アパートの隣人アレックス、エージェントのボビーなど、ジョーイと楽しい仲間たちの物語。
 ジョーイ役はもちろんマット・ルブランク(Matt LeBlanc)。姉ジーナ役は、ソプラノズのアドリアナこと、ドレア・デ・マッテオ(Drea de Matteo)。



:リージョン1です
アニマル天国は今日も晴れ"Father Of The Pride"、米、2004、WOWOW)
 ラスベガスのマジシャン、ジークフリート&ロイのショーに出演するホワイトライオン、ラリーとその一家、動物仲間の物語。ドリームワークス制作のCGIアニメーションで、13話。コメディなのだけれど、お子さま向けというよりは、大人向け。エッチな話題も多く、アメリカではTV−14(14才以下は保護者の注意が必要)。
 ラリーはショーのスター・ライオンなのだけれど、家に帰れば思春期の子どもを持つ父親であり、夫。妻の父サーモティは、自分の前のスター・ライオンで、頭が上がらず。ストレス多き中年男性を中心とした、ホームコメディという感じです。

 ラリーの声はジョン・グッドマン。番組のテーマ曲も歌ってます。声の出演も、なかなか豪華。リサ・クドロー(フレンズのフィービー)、ジェニファー・クーリッジ(ジョーイのボビー)、エディー・マーフィー(シュレックのドンキー役で登場)、ダニー・デビート、クリスティナ・アップルゲイト、ケルシー・グラマー(フレイジャー)。その他、声は別人のようですが、バーバラ・ストライサンドや、ベン・キングスレーなどもアニメーションで出演しています。

 どういうワケか、アメリカでの放送順とは全く違って、バラバラ。DVDがそうなっていたのかな?

 詳しいエピソード、キャラクター紹介、トリビアについては、こちらへ。



アントラージュ"Entourage"、米、2004-????、FOX LIFE)

 若手映画スター、ヴィンス・チェイス。甘いマスクが人気で、出演した映画も好評。彼はハリウッドの大邸宅に、友人のエリック、タートル、そして義兄ジョニーと共に住む。彼らの毎日はオキラク。テラスでゴルフをすれば、ボールは有名俳優の邸宅に当たり…

 エリックはヴィンスの親友であり、マネージャーのような役目も果たしています(後に正式にマネージャーに)。ロクに脚本も読まないヴィンスに対し、ヴィ ンスが今後大物俳優になるためには、脚本を吟味し、出演作を選ぶべきだと考えているしっかり者。エージェントのアリ(ジェレミー・ピヴンJeremy Piven)は、少々自己中。目先の出演料に惑わされて、しょうもない映画に出演させようとさえします。広報のショウナ(デビ・メイザーDebi Mazar)は厳しい女性。ヴィンスのイメージを壊さぬよう、細心の注意 を払う。

 ヴィンスの異母兄弟ジョニー・ドラマ・チェイス(ケヴィン・ディロンKevin Dillon。マット・ディロンの実弟である辺りも、私生活に通じるところがあって面白 い)は、自分も俳優なのに、弟のようにブレイクせず。彼のコネを使ってなんとか自分にも転機が訪れないものかと考える辺、兄としてのプライドと か、弟に対する妬みはなさそう。彼らのコックでもある。タートルは物資調達係。

 アリのアシスタント役で、OCのアンナ、ダーティ・セクシー・マネーのジュリエットこと、サミーラ・アームストロング(Samaire Armstrong)。そのほか、有名俳優が本人役でゲスト出演することも多く、そういう意味でも楽しめます。製作は、マーク・ウォールバーグ。




:リージョン1です
デッドウッド"Deadwood"、米、2004-2006、FOX CRIME)
 アメリカ開拓時代を舞台にしたドラマ。伝説のガンマン、ワイルド・ビル・ヒコックや、カラミティ・ジェーンなどが登場し、人間関係がなかなかおもしろいドラマです。

 保安官を辞め、親友と共にデッドウッドに雑貨店を開くためにやってきたセス。同じく、この町にやってきた伝説のガンマン、ワイルド・ビル・ヒコック。町を牛耳るのは、酒場のオーナー、アル。白人一家が襲われたと言う知らせを聞いたセスとビルは、1人生き残った少女を連れ帰る。スー族に襲われたと言う噂が広まるが、アルは真相を知る少女の抹殺を考える…

 なんでもアリの開拓時代。街の創設者アルは、他州で手配される身なのですが、この街ではボス。酒場を仕切り、売春婦を奴隷のように使う。手下に汚い仕事をさせ、NYから来た紳士を騙して、土地を高く売りつけたり、邪魔者を殺させたりしている、極悪非道の男。いわば悪役。そのアルと、保安官上がりのセスの微妙な関係が見所です。



華麗なるペテン師たち"Hustle"、英、2004-????、NHK)
 ミッキー・ストーン率いる詐欺師チーム。彼らのポリシーは、貧乏人は狙わないこと。強欲な金持ちしかターゲットにしない。完璧な計画、緻密な準備、鮮やかな手口。最強の詐欺チームの物語。
 チームの大御所アルバート役で、ロバート・ボーン(Robert Vaughn)が出演。BBC製作のドラマで、1シーズン6話。イギリスでは現在シーズン3まで放送されています。

ドキュメンタリー風

:リージョン1です
ブルース一家は大暴走"Arrested Development"、米、2003-2006、FOX)
 開発会社ブルース・カンパニー。社長はジョージ・シニア。そして10代の頃から、父の会社を手伝ってきた次男マイケル。彼は妻を亡くし(?)、息子ジョージ・マイケルと二人暮らし。彼らは、会社のモデルハウスに移り住むことに。ある日、ジョージ・シニアの引退パーティがヨットで行われ、後継者となることを期待していたマイケルだったが、父が指名したのは妻ルシール。おまけに、父はSEC(アメリカ合衆国証券取引委員会)に調査されている身だった… まもなく逮捕されてしまった父ブルース・シニア。マイケルは、家族をまとめ、会社を建て直すために奮闘する日々が始まる…

 主な登場人物はこんな感じ。
ジョージ・ブルース・シニア: 家長。現在刑務所の中。だが、なんだか気楽な生活。
ルシール: ジョージの妻。こんな状態でも贅沢三昧。
ジョージ(通称ジョブ): ブルース家長男。自称マジシャンだが、なんだか怪しげ。
マルタ: ジョブの恋人。メキシコ(?)のソープ女優。
マイケル: ブルース家次男。父の代わりに会社を切り盛りしており、この物語の中心人物。だが、なんだか頼りない。
ジョージ・マイケル: マイケルの息子。名前だけで笑える。おっとりした性格の高校生。従姉妹のメイビーにお熱。
リンジー: ブルース家長女、マイケルの双子の妹。超自己中でわがままな女。働く気も全く無し。「アリー・マクビール」のポーシャ・デ・ロッシが演じている。
トバイアス: リンジーの夫。自称俳優。だが、演技の経験はナシ。
メイビー: リンジーとトバイアスの娘。かなりのちゃっかり者。
バイロン(通称バスター): ブルース家三男。大学院生。マザコン。

 ルシールの旧友ルシール役で、ライザ・ミネリがゲスト出演している他、シャーリーズ・セロン、ベン・スティラー、ジュリア・ルイス・ドレイファス(「サインフェルド」のエレインでお馴染み)、リチャード・ベルザー(しかも、刑事ジョン・マンチ役)などなど、ゲストも盛りだくさん。
 

トゥルー・コーリング"Tru Calling"、米、2003-2005、レンタル先行→FOX)
 幼くして母親を亡くしたトゥルー。彼女はそれ以来、死者からの助けを求める声が聞こえるように。そして大学を卒業し、医大入学までのバイトとしてモルグ(遺体安置所)で働くことになった彼女は、遺体からの助けを求める声を聞きくたびに、その日の朝に戻り、同じ日を、被害者を救うために走り回ることになる…
 最初は、単純に被害者を助けるために同じ日を繰り返すだけだったトゥルー。次第に、母の死の真相や、父の本性がわかり、また彼女と同じ力を持ちながら、逆の立場の人間の登場など、物語は複雑になりますが、残念なことに、中途半端なまま打ち切り。うまくまとめれば、壮大な物語になったかもしれないと思うと、少々残念です。
 トゥルー役はエリザ・ドゥシュク(Eliza Dushku)。敵役はビバヒルのブランドンこと、ジェイソン・プリーストリー(Jason Priestley)。



OC"The OC"、米、2003-????、スーパードラマch))
 父親は刑務所、母親は家に男を連れ込む貧困家庭に育ったライアン。兄に誘われて車泥棒をしていたところを逮捕され、公選弁護人のサンディの家に引き取られることに。だが、彼のオレンジ・カウンティの裕福な家庭だった…
 ライアン役はベンジャミン・マッケンジー(Benjamin McKenzie)。そして彼と恋に落ちるマリッサ役は、今をときめくミーシャ・バートン(Mischa Barton)。サンディ役はピーター・ギャラガー(Peter Gallagher)。ライアンとマリッサの恋を描いた青春ドラマであり、ライアンを迎え入れたコーエン一家の物語でもあります。オレンジ・カウンティの金持ち連中の暮らしぶり、彼らの抱える問題など、いろいろな見せ場があるようです。

←DVDも出ていますが、どれもリージョン1(アメリカ・カナダ向け)のようです。購入される方は注意してくださいね。


NIP/TUCK"Nip/Tuck"、米、2003-????、FOX)
 NIP/TUCK、すなわち整形手術を暑かったドラマ。マイアミで整形外科医院を営むドクター、ショーン・マクナマラと親友のクリスチャン・トロイ。見栄えを気にするアメリカ、それもマイアミで、おそらくはじめはお金が目当てで整形外科医を始めた彼ら。場所柄犯罪にも巻き込まれ、不倫をし、子供の成長に悩み…
 ショーン役は、ディラン・ウォルシュ(Dylan Walsh)。クリスチャン役は、チャームドのコールでおなじみジュリアン・マクマホン(Julian McMahon)。ショーンの妻ジュリア役はジョエリー・リチャードソン(Joely Richardson)。彼女の母エリカ役で、ジョエリーの実の母バネッサ・レッドグレーブ(Vanessa Redgrave)もゲスト出演している。また、実は男だった美女アバ役で、X−MENのファムケ・ヤンセン(Famke Janssen)、彼女の夫役でアレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)もゲスト出演。豪華なゲスト人も見逃せないですね。

←DVDも出ていますが、どうやらリージョン1(アメリカ・カナダ向け)のようです。購入される方は注意してくださいね。


マイ・ビッグ・ファット・ライフ!"My Big Fat Greek Life"、米、2003、WOWOW)
 映画、マイ・ビッグ・ファット・ウェディングMy Big Fat Greek Weddingのテレビシリーズです。元々このお話、主演のニア・ヴァルダロスNia Vardalosが自分の体験を1人芝居にして演じていたのを、たまたま見たリタ・ウィルソンがすっかり気に入り、夫トム・ハンクスと共にプロデュースして映画になりました。
 テレビ版では、結婚後の2人の生活が描かれているのですが、主役トゥーラの名前がニアに、そして夫イアンはトーマスになった挙げ句、役者がジョン・コルベットJohn Corbettからスティーブン・エックホルトSteven Eckholdtに変更。設定も微妙に違うところが災いしたのか、1シーズンのみとなりました。#3に、ニアの従姉妹役で、リタ・ウィルソンがゲスト出演しています。
 なお、この作品でニアは、夫イアン・ゴメス(フェリシティのハビエさん、映画版ではイアンの親友マイク)と共演しています。



:こちらはリージョン1です
リトルブリテン"Little Britain"、英、2003-????、WOWOW)
 マット・ルーカス(Matt Lucas ハゲの方)とデヴィッド・ウォリアムス(David Walliams)が贈る、とにかく下品なコメディ。2人が、様々なキャラクターに変身して、下品で、おかしなコントを見せてくれます。

 下品で教養がなく、自己中な高校生ヴィッキー・ポラード、町でたった1人のゲイであることが自慢のダヴィド、どう見てもオカマなのに、レディだと言い張るエミリー・ハワード、うまいんだかうまくないんだかよくわからない催眠術師のケニー・クレイグ、歩けるのに面倒という理由だけで車いすに乗って生活するアンディと、それを知らずにせっせと世話をするルーのコンビ、などなど。

 このドラマ、タイトルでもわかるように、「イギリス人」というものを分析しています。「グレート・ブリテン」ならぬ、「リトル・ブリテン」。スコットランドの天気や、理不尽に厳しい私立の学校、対照的に荒れている公立学校。低所得者向けの集合住宅。貧乏になってもプライドだけは捨てられない人たち。そんな人々を描いた、笑えるけれど笑えないコメディなのです。皮肉の効いたナレーションもまた笑えます。




:リージョン1です
エバーウッド/遙かなるコロラド"Everwood"、米、2002-2006、スーパードラマTV)
 NYに住む一流の脳外科医アンドリュー・ブラウン。妻ジュリア、息子エフラム、娘デリア。円満な家庭に、悲劇が起こる。妻ジュリアが、突然の事故死。それまで、家庭のこといっさいを妻に任せきりにしていたアンディは、これを機会に、コロラド州エバーウッドへ引っ越すことを決意。そこは、ジュリアがかつて訪れ、最も美しいと感じた場所。彼女が突然亡くなるようなことがあったら、そこへ言ってと言われていたのだった…

 と言うことで、大都会のエリート外科医が、心機一転、ド田舎の小さな町エバーウッドで、無料の開業医をすると言うお話です。本人は、妻の遺志だとばかりに、田舎暮らしを楽しもうとするのですが、無理矢理連れてこられた息子は反抗的。都会に生まれ何不自由なく育ったのに、お母さんが亡くなった上に、突然の引っ越しで友達をも失ってしまうのですから、当然と言えば当然。また、それまで父親とじっくり話す機会などほとんどなかった子供たちにとって、父と過ごす毎日はつらそうです。

 そんな彼ら家族が、反発しあいながらも、お互いの絆を深めていく物語です。都会ではなかった隣人とのふれあいや、町医者としての父を頼もしく思う息子の姿が感動的。

 アンディ役は、トリート・ウィリアムス(Treat Williams)。そして、彼の妻ジュリア役を、「デスパレートな妻たち」のメアリー・アリスこと、ブレンダ・ストロング(Brenda Strong)が演じているのですが、ここでも、#1で亡くなってしまう役。

 同系のドラマ「たどりつけばアラスカ」では、渋々やってきた田舎町で、個性的な面々がいて、奇妙な出来事が起こって…と、ほのぼのした中にも、少々コミカルな要素が強かったですが、こちらはもう少しファミリードラマ風。家庭の問題あり、田舎の問題あり。いままで仕事一筋だった父ちゃんが、家庭を大切にするために田舎でやりなおすお話なのです。



名探偵モンク"Monk"、米、2002-????、NHK)
 元刑事だったエイドリアン・モンク(Tony Shalhoub)は、何者かに最愛の妻を殺害されてから、精神を病んでしまい、普通の生活が送れなくなってしまい、休職。多少回復したものの、極度の潔癖性のため、看護士であり、仕事のパートナーでもあるシャローナ(Bitty Schram)がいないと、何もできません。が、頭脳明晰、記憶力抜群、細かいことにも気が付くため、名探偵として活躍する、と言うお話。モンクのドジぶりと、見事事件を解決する凄腕ぶり、このギャップが最高に面白いドラマです。ストットルマイヤー警部役で、映画「羊たちの沈黙」の「彼」、Ted Levineが出演しているのもちょっと面白いです。

オデッセイ5"Odyssey 5"、米、2002-2004、AXN)
 2004年1月からAXNで放送が始まった本作品。スペースシャトルで息子と共に任務に出ていたタガート(Peter Weller)たちは、地球が突然、爆発消滅するところを目撃してしまいます。孤立した彼らの前に、シーカーと名乗る不思議な生命体が現れ、5年前の体へ戻してやるから地球崩壊の原因を探って、くい止めろと言うのです。訳がわからぬまま、5年前に戻された5人。果たして原因は何なのか? 突き止められるのか? くい止められるのか?
 


デッド・ゾーン"The Dead Zone"、米、2002-????、AXN)
 2004年の初夏(?)から放送開始予定。スティーブンキング原作のデッドゾーンは、映画になりましたね。確かクリストファー・ウォーケンChristopher Walkenが、上院議員(?)の暗殺を予知してしまい、それを阻止しようとするお話だったと思います。そのテレビシリーズですね。
 教師であるジョニー・スミス(Anthony Michael Hall)は、幼なじみであり同僚でもあるサラ(Nicole de Boer→DS9のエズリ・ダックス役)と婚約。順風満帆の人生を送っていましたが、事故に遭い、昏睡状態となってしまいます。誰もが助からないと思っていたにも関わらず、6年後奇跡的に目覚めます。が、母親は他界、恋人サラは別の男性と結婚して子どもまでいた… そして、彼には、相手に触れるとその人の過去や未来が見えると言う不思議な力があったのです。(元々あった力が、事故で強まった??) 
 まだ#1、#2しか見ていないのでわかりませんが、この不思議な力を使って、事件を解決したりするのでしょう。ここで微妙なのは、サラの夫が保安官であること。夫としては、ジョニーの存在は喜ばしいものではなく、サラの立場も複雑です。が、保安官は捜査の上で、ジョニーを頼ったりしていたので、良い協力関係が築かれるのかなと期待しています。


シールド"The Shield"、米、2002-????、AXN)
 刑事物と言えば、警官が悪人をやっつける… と言うのがドラマの常識ですが、これは違います。警官だって人間、子どもにお金がかかるんだもの、安月給じゃ困る。必要とあらば麻薬ディーラーとだって手を組むし、麻薬の売上金だって横取り。それを監視しているはずの署長も、議員になりたいから自分の署で不祥事は起こしたくない。そしてマジメな警官がバカをみる… そんな悪徳警官たちのお話です。
 ヴィック・マッキー(Michael Chiklis→コミッシュThe Commishの心優しき本部長マイケル・チキリスが、スキンヘッドで戻ってきたのでビックリしました!)率いるストライクチームは、表向き検挙率トップの凄腕チーム。だが裏では、金のためなら汚いことでも平気でする悪徳警官だった… そして、彼と手を組む副本部長役で、マイアミ・バイスのジート刑事ことJohn Diehlが、そして、まじめなベテラン刑事役でCCH Pounderが出ています。そして2005年からは、どうやらグレン・クロースGlenn Closeも出演するようですね!! ビックリ。

ヤング・スーパーマン"Smallville"、米、2001-????、NHK→AXN)
 スーパーマンの青年時代の物語。平和な田舎町スモールビルに、ある日隕石群が落下。幼いラナは、両親を亡くす。そのときたまたま父と町に来ていた少年レックスは、丸坊主になってしまう。そして隕石と共に現れた謎の少年。子供のいないケント夫妻は、その少年をクラークと名付け、我が子として育てることに。彼らは成長して高校生に…
 ご存じスーパーマンの、スーパーマンとして活躍する以前の物語です。クラークは、隣に住むラナに恋する青年。そして彼の親友クロエは、クラークに恋しています。クラークより少し年上のレックスは、ルーサーコーポレーション社長ライオネルの息子で大富豪。クラークに命を救われたこともあり、今は親友。でも、クラークについては疑問を持っているようで、こっそり彼を調べている。隕石が原因と思われる怪事件や、クラーク自身についての謎、彼らの恋模様、そしてクラークとレックスの関係など、スーパーマンファンにはたまらない内容です。


エイリアス"Alias"、米、2001-2006、NHK)
 シドニー(Jennifer Garner)は、大学生の時にCIAの1支部SD6にスカウトされ、極秘で任務に当たっていたが、そのことを婚約者に話したため、彼は殺されてしまう。彼女は、父ジャック(Victor Garber)もSD6のメンバーであること、SD6はCIAではなく、アライアンスと呼ばれる国家の敵組織の1支部であること、さらにジャックはCIAの2重スパイであることを知る。そこで、父と共に自分もCIAの2重スパイとなることを決意する…
 と、最初からものすごい展開のスパイものです。なにがすごいって、シドニーの運動量は半端じゃありません。筋肉質で無駄のない肉体は、すばらしいです。また、彼女の変装も見物。ゲストも豪華で、シーズン1#12、#13には、クエンティン・タランティーノ、シーズン2にはイーサン・ホーク、クリスチャン・スレーターがゲスト出演しています。(レナ・オリンも!) 脇役ですが、フェリシティのショーンことグレッグ・グランバーグGreg Grunberg、マルコムのキティことも出ています。

ザ・スケッチ・ショウ"The Sketch Show"、英、2001-2003、WOWOW)
 Lee MackJim TavareKaren TaylorTim VineRonni Ancona の5人主演による、スケッチと呼ばれる短いコント集。それぞれいろいろな役をこなしています。モンティ・パイソンの進化系という感じですかね。一つのスケッチはとても短い(数秒のものも)のですが、絶妙。まるで4コママンガを見ているよう。老若男女を問わず、お腹を抱えて笑えます。日本のお笑いも、少しは見習ったら?


シックス・フィート・アンダー"Six Feet Under"、米、2001-2005、スーパーチャンネル)
 地下6フィート、つまりお墓の中。葬儀屋の一家の物語です。突然の事故で、父ナサニエル(Richard Jenkins)が他界。そのため、家を出ていた、風来坊の長男ネイト(Peter Krause)が帰宅。家を手伝っていた次男デイヴィッド(Michael C. Hall)は、実はゲイ。母ルース(Frances Conroy)は、突然の夫の死に取り乱し、葬儀の最中に自分の浮気を長男に告白。そして末っ子のクレア(Lauren Ambrose)は問題児。ネイトとデイヴィッドが葬儀屋を相続することになり…
 と言う感じで始まったこのお話。舞台が葬儀屋ということで、未知の話題がてんこもり。大手チェーン葬儀屋に乗っ取られそうになったり、バラバラ死体の足をクレアが持ち出して騒動になったりと、ビックリの連続。みんなどこか変な家族です。

ボストン・パブリック"Boston Public"、米、2000-2004、FOX)
 ボストンの公立高校、ウィンスロー・ハイスクールを舞台にしたお話。ただ、デヴィッド・E・ケリー制作なので、普通のお話ではありません。ドラッグあり、セックスあり、殺人ありの、アメリカの公立高校の実情を描いた作品です。
 巨漢でクマさんのようなハーパー校長(Chi McBride)初め、石頭で嫌われ者の教頭グーバー(Anthony Heald)、ダンジョン(地下牢教室)担当のセナト(Nicky Katt)、清純派ローレン(Jessalyn Gilsig)、巨漢で情緒不安定のマーラ(Loretta Devine)、イケてる先生マリリン(Sharon Leal)、差別発言しまくりの古株ハーヴェイ(Fyvush Finkel→ピケフェンのワンバウ)などなど、教師やスタッフも個性的。さらにシーズン2からは、ダニー(Michael Rapaport)とロニー(Jeri Ryan→ヴォイジャーのセブンですね)が加わり、いっそうパワーアップ?? 先生も大変なら、生徒も大変…

エド/ボウリング場弁護士"Ed"、米、2000-2004、FOX)
 法廷に立ったことのない弁護士エド。ある日、書類上のちょっとしたミスを理由にクビに。意気消沈して帰宅すると、妻が浮気中。そこで、故郷スタッキービルへ1人戻ってきた… と言うところからお話が始まります。昔のあこがれの彼女キャロルといい雰囲気になったボウリング場を、勢いで購入。弁護士業を続けるつもりはなかったのに弁護を頼まれ、ボウリング場を経営しつつ、片隅で弁護士も続けることに。ただ、のどかな町なので、訴訟もほのぼの系。何かものすごい事が起こるわけではないけれど、見ていて幸せになれるドラマです。

 エピソード紹介(シーズン1のみですが)、キャスト&キャラクター紹介などはこちらへ。




CSIベガス"CSI: Crime Scene Investigation"、米、2000-????、WOWOW)
 ラスベガスを舞台とした、科学捜査班の物語です。華やかな世界に潜む犯罪。残されたわずかな証拠から、犯人を割り出す科学捜査班。その方法も見事ですが、見せ方もビックリです。死体に住み着いた虫の種類や数、成長具合などから死亡時期を割り出したり、残された砂粒から殺害現場を割り出したり。リアルな内容となっています。

CSIマイアミ"CSI: Miami"、米、2002-????、WOWOW)
 CSIベガスのスピンオフ。ベガス署とマイアミ署で共同捜査した事件がきっかけです。舞台はマイアミ。チーフのホレイショ(David Caruso)以下、部下はみな鑑識のプロフェッショナル。ささいな証拠も見落としません。マイアミならではの犯罪もあります。

CSI・NY"C.S.I.: NY"、米、2004-????、WOWOW)
 舞台はNY。CSI:マイアミのスピンオフ。ゲイリー・シニーズ(Gary Sinise)、彼の右腕ステラ役が、プロビデンス(Providence)のメリーナ・カナカレディス(Melina Kanakaredes)。その他、エイデン役で、24−IIIのクラウディアこと、バネッサ・フェリート(Vanessa Ferlito)。
ザッツ・ライフ"That's Life"、米、2000-2002、スーパーチャンネル)
 イタリア系アメリカ人、リディアのお話です。アメリカのイタリア系社会がこってりと描かれています。結婚を目前にしていたリディア(Heather Paige Kent)ですが、結婚したら家庭に入るべきと考える婚約者ルーとの意見の食い違いから、ドタキャン。周りからの「女は早く結婚して家庭に入って、子どもを産むべき」という視線を物ともせず、大学に入って人生を謳歌します。彼女の、無数のアルバイト歴がいいスパイスになってます。短命ながら、とても奥深い作品でした。
 リディアの親友ジャッキー役で、デヴィ・メイザーDebi Mazar、リディアの愛する父ちゃんフランク役で、ポール・ソルビノ(Paul Sorvino→ミラ・ソルビノの父)、そして母ドリー役で、エレン・バースティンEllen Burstynが出ています。




マルコム in the middle"Malcolm in the Middle"、米、2000-????、FOX)
 アニメ、シンプソンズの実写版とも言われるこの作品。主役のマルコム(Frankie Muniz)は、ある日学校からIQ165と判定され、特別クラス(通称「変人クラス」)に移されることに。いつも怒鳴っている母ロイス(Jane Kaczmarek→夫はホワイトハウスThe West WingのジョッシュことBradley Whitford。マルコム・シーズン3#11では夫婦共演しています)は大喜び、父ハル(Bryan Cranston)は無関心、兄リース(Justin Berfield)にはバカにされ… 天才のマルコムではありますが、イタズラ好きの悪ガキ。ワルサが過ぎてミリタリースクール送りになった一番上の兄フランシス(Christopher Masterson)を尊敬しています。そして弟のデューイ(Erik Per Sullivan)は物事を深く考えず、いつも独自路線。はちゃめちゃな家族の、はちゃめちゃなコメディです。

 DVDは、日本ではまだ発売されていませんが、サントラと、シネマンガというマンガ本が出ています。シネマンガ1には、シーズン1の#1パイロット、#12「チアリーダー」が、シネマンガ2にはシーズン4の#83「はちゃめちゃ出産騒動1」と、#84「はちゃめちゃ出産騒動2」がそれぞれ載っています。テレビのシーンがコマになっていて、英語の吹き出しがついているのですが、なかなか楽しめます。サントラも、テーマ曲、挿入曲など、聞き覚えのある曲が入っているので、楽しいです。

 詳しいエピソードについてはこちらへ。また、キャストに関する情報はこちらゲストスター情報はこちらへどうぞ。


サードウォッチ"Third Watch"、米、1999-2005、WOWOW)
 ERのスタッフが作った、もう一つのドラマです。舞台はNYの警察、消防、救急。サードウォッチとは、3交代制で一番事件の多い午後3時から午後11時までの勤務のこと。
 NYPDには、サリー(Skipp Sudduth)の相棒として、かつての相棒(殉職)の息子タイ・デイビス(Coby Bell)が配属されます。血気盛んな問題児ボスコ(Jason Wiles)と相棒で母親のようなヨーカス(Molly Price)は少々問題ありでも名コンビ。また救急には、少々自意識過剰の自己中青年カルロス(Anthony Ruivivar)が配属に。消防にはプレイボーイのジミー(Eddie Cibrian)、救急にはジミーの元妻キム(Kim Raver)、相棒のボビー(Bobby Cannavale)、そしてみんなが憧れドクと呼ばれるモンティ・パーカー(Michael Beach)。NYの警察や消防、救急の現場をリアルに描いた作品です。



ホワイトハウス"The West Wing"、米、1999-2006、NHK)
 タイトルからわかるように、ホワイトハウスのお話です。バートレット大統領(Martin Sheen)、首席補佐官レオ(John Spencer)、次席補佐官ジョッシュ(Bradley Whitford→マルコムのロイスこと、ジェーン・カズマレックの夫ですね)、広報部長トビー(Richard Schiff)、報道官CJ(Allison Janney)、弁護士でスピーチライターのサム(Rob Lowe)。毎日様々な問題が起こり、スタッフは対応に追われ、大統領は分刻みで動く。ですがこの大統領、とても強い信念があり、素敵です。こんな大統領だったら… 2004年の大統領選では、ケリー氏が候補に決まる前、マーティン・シーンはディーン氏を応援していたようですね。
 2004年エミー賞では、CJ役アリソン・ジャニーが主演女優賞を受賞しています。

オーフル・トゥルース"The Awful Truth"、米、1999-2000、WOWOW)
 2004年にテレビ東京でも放送したようですね。WOWOWでは、一部(第2シーズン)、「恐るべき真実」というタイトルで放送されました。今何かと話題の、マイケル・ムーアMichael Moore監督のテレビ番組です。ブラックユーモアたっぷりのこの番組、様々な社会悪に皮肉で立ち向かっています。他に候補者がいないために、選挙前から当選が決まっている議員に対抗して、ファイカス(植木)を立候補させたり(見事当選したのですが…)、黒人はポケットから財布を出しただけでも銃を持っていると疑われて警官から撃たれる→財布や携帯と言った、銃と疑われそうなものは全部オレンジ色に塗ってしまおう! などなど。

第1シーズンのエピソードはこちらへ。



ソプラノズ"The Sopranos"、米、1999-2007、WOWOW)
 ニュージャージーを拠点とする、現代のイタリア系マフィアのお話です。実質的にはボスであるトニー・ソプラノ(James Gandolfini)。ある日突然倒れてしまい、それが精神的ストレスから来ているとわかり、セラピーに通うことに… そう、映画「アナライズ・ミー」の元になったお話です。
 この業界、ゴッドファーザーの頃のようには、簡単ではなくなっているんだそうで(^o^;、「あのころは良かったよな…」と漏らすシーンが笑えます。殺すか殺されるかの世界なのですが、どこかコミカルな部分も。
 2004年エミー賞では、作品賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞を受賞しています。


フェリシティの青春"Felicity"、米、1998-2002、WOWOW)
 ドーソンとよく比較される、同系のドラマですね。こちらは大学生なので、少し大人です。高校の卒業式で、憧れの人ベン(Scott Speedman)と初めて話をして、突如決まっていた大学をやめて、彼の行くNY大へと行くことにしてしまったフェリシティ(Keri Russell)。最初はストーカーのごとく彼を追っていたのですが、相手にされず、代わりに寮のアドバイザーだった年上のノエル(Scott Foley)と仲良くなり… と複雑な恋模様を描いた作品です。
 シーズン1に、ノエルの元恋人役で、今は大スターのジェニファー・ガーナーJennifer Garnerが出ています。
またフェリシティの良き相談相手として出てくるハビエさん役イアン・ゴメスIan Gomezは、ビッグ・ファット・ウェディングにも出てきますが、主役ニア・バルダロスNia Vardalosの旦那さんです。



セックス・アンド・ザ・シティ"Sex and the City"、米、1998-2004、WOWOW)
 そのファッションとともに一大ブームになった作品ですね。舞台はNY。コラムライターのキャリー(Sarah Jessica Parker)と親友のミランダ(Cynthia Nixon)、サマンサ(Kim Cattrall)、シャーロット(Kristin Davis)を中心とした、恋とセックスの物語です。かなり露骨な辛口トークが繰り広げられるので、最初は面食らいましたが、とにかく面白いです。一応コメディに分類されているようですね。
 ゲストも豪華ですね、4人のお相手としていろいろなスターが登場します。2004年エミー賞で、サラ・ジェシカ・パーカーが主演女優賞、シンシア・ニクソンが助演女優賞を受賞しています。


ドーソンズ・クリーク"Dawson's Creek"、米、1998-2003、WOWOW)
 今更青春ドラマもなぁ… と思っていたのですが、最初からドップリハマりました。ボストン郊外の静かな海辺の町ケープサイドに住む高校生のお話です。高校生とは言え、私から見るとずいぶんと大人。単なる恋愛物ではなく、人生についていろいろ考えさせてくれる作品です。主役のドーソン役ジェームズ・バン・ダー・ビークJames Van Der Beekは、このヒットで大ブレイクしました。ジョーイ役ケイティ・ホームズKatie Holmesも今乗ってますね。制作は映画スクリームでおなじみのケビン・ウィリアムソンKevin Williamson。なので、少々ホラーの入ったお話も何話かあります(^o^;。
 日本でのDVD発売は、まだファーストシーズンのみのようですが、初期の頃が一番内容的にも充実していたように思います。



アリーmyラブ"Ally McBeal"、米、1997-2002、NHK)
 デヴィッド・E・ケリー制作の法廷ロマンティックコメディ!? プラクティスと同じ世界でありながら、CGで胸が大きくなったり、舌がベロンと伸びたりと、ずいぶんとコミカルな法廷ドラマです。
 幼なじみで恋人だったビリーの後を追って、ハーバードのロースクールに入ったアリー(Calista Flockhart→ハリソン・フォードとの結婚は?)。ところがビリーは仕事を口実に彼女の前から去ってしまいます。数年後、弁護士として働いていたアリーは、上司からセクハラを受け事務所を辞職。たまたま会った同級生リチャードの弁護士事務所で働くことになるのですが、そこには、なんとビリーも働いていて、しかもすでに既婚者! そのうち、ビリーの妻ジョージア(Courtney Thorne-Smith→メルローズ・プレイスのアリソン)まで事務所にやってきて… 最終シーズンにはボンジョビJon Bon Joviも出てきます。
 プラクティスの方でも述べたように、クロスオーバーがあります。一つの事件のハズなのに、前半はどこかコミカル、後半は至ってマジメでショッキングな最後となり、印象的なお話でした。



スターゲイト"Stargate SG-1"、米、1997-????、AXN)
 映画スターゲイトのテレビシリーズです。役者は代わり、お話の設定も少々複雑になっています。その点、映画よりも世界が広がり、より深く、興味深い作品だと思います。
 映画のお話のあと、アビドスに残してきたダニエル・ジャクソン博士(Michael Shanks)のところへ、ジャック・オニール大佐(Richard Dean Anderson)は再び行くのですが、ゲイトは2つだけではなく宇宙の至る惑星にあり、ゲイトを使って行くことができることがわかります。そこで、SGチームが結成され、様々な惑星を探査することに。そして、他の種族を奴隷にするゴアウルドという寄生生命体との戦いが始まります。

スターゲイト/アトランティス"Stargate:Atlantis"、米、2004-????、AXN)
 スターゲイトのスピンオフ。エンシェントの幻の都市アトランティスを探す旅に出るお話です。ダニエルやジャックなどもゲスト出演しているようです。


OZ"Oz"、米、1997-2003、スーパーチャンネル)
 舞台はオズワルド刑務所。その中の、エメラルドシティと呼ばれる、特別区を舞台にした異色のドラマです。ひ弱な弁護士ビーチャーが、飲酒運転で少女を死なせてしまい投獄されるところからお話は始まります。白人至上主義者のシリンガーは、彼をレイプ。初めは抵抗できなかったビーチャーですが… 黒人グループ、イタリア系グループ、イスラム教グループなどなど、各グループの勢力争いが激しく、殺し合いも絶えません。麻薬の取引などもあり、看守も絡んでいる。暴動も起きる。生き延びるのは誰か。

プラクティス"The Practice"、米、1997-2004、FOX)
 アリー同様、デヴィッド・E・ケリー制作の法廷ドラマなのですが、こちらはいたってシリアス。資金繰りに困るような小さな弁護士事務所を経営するボビー(Dylan McDermott)を中心にした物語です。毎回、ケリー作品ならではの、どんでん返しがあり、無実だと思って弁護してたら真犯人だった… などはしょっちゅう。最後まで気が抜けません。
 アリーと同時期の放送で、しかも世界がつながっているので、同じ事件を2つのドラマで描かれた回(クロスオーバー)があります。アリーたちの事務所が受けた仕事を、プラクティスの事務所に共同弁護を依頼すると言う形でつながり、現地では同じ日に、前半をアリー(シーズン1#20)で、後半をプラクティス(シーズン2#26)で放送という形だったようです。
 ボビーはシーズン6で降板するのですが、7にはジェイムズ・スペイダーJames Spaderが登場。一風変わった倫理観を持った弁護士で、事務所を引っかき回してくれます。が、この演技で2004年にエミー賞を受賞。

スピンシティ"Spin City"、米、1996-2002、スーパーチャンネル)
 マイケル・J・フォックスがテレビのシットコムに戻ってきた!! どこかおマヌ〜な市長の尻ぬぐいをしている、切れ者市長補佐マイケル。市長がゲイ差別的発言をしてしまい、抗議していたゲイのカーターを黙らせるため、市庁舎で雇ってしまいます(^o^;。全てがこんな調子です… シーズン4からは、あのヘザー・ロックリアHeather Locklearが登場。お色気振りまいてます。
 ご存じのように、マイケル・J・フォックスMichael J. Foxはパーキンソン病と闘っています。そのため、シーズン4をもって降板。シーズン5からは、チャーリー・シーンCharlie Sheenが市長補佐として登場するのですが、自分の私生活を思わせるようなネタもあって、これはこれで笑えます。そして、シーズン6には、マイケルがゲスト出演していて、元気な姿を見せてくれます。

刑事ナッシュ・ブリッジス"Nash Bridges"、米、1996-2001、AXN)
 マイアミ・バイスでおなじみ、ドン・ジョンソンDon Johnsonが、また刑事になって戻ってきた!! 舞台はサンフランシスコ。相棒のジョー・ドミンゲス(Cheech Marin)と共に、事件を解決するのですが… 昔とは違ってずいぶんと恰幅が良くなり、走るのは部下に任せる。それに娘もいるので、女遊びも慎重に(^o^;。お金に無頓着なナッシュに対して、やたらお金に執着するジョー。彼に誘われて、副業で探偵まですることになって、決まって何か問題が起こるのです。


フレンズ"Friends"、米、1994-2004、WOWOW)
 NYのアパートに住むモニカ(Courteney Cox→映画スクリームで知り合ったデヴィッド・アークエットと結婚しましたね)と、向かいの部屋に住む友人のチャンドラー(Matthew Perry)&ジョーイ(Matt LeBlanc)、かつてのルームメイト、フィービー(Lisa Kudrow)そしてモニカの兄ロス(David Schwimmer)が、いつものようにカフェ「セントラル・パーク」のお気に入りのソファでお茶していると、モニカの高校時代の友人レイチェル(Jennifer Aniston→ブラッド・ピット夫人でしたが、どうやら別居? 離婚?)が、ウェディングドレス姿で乱入。結婚式をドタキャンしてきたと言う彼女は、モニカと同居することに。こうして6人の物語が始まりました。シットコムです。2004年についに終了してしまいましたが、今度はスピンオフ、「ジョーイ」が!!


ER"ER"、米、1994-????、NHK)
 マイケル・クライトン制作の医療ドラマです。舞台はシカゴカウンティ病院の救急救命室。一日24時間休みなく急患がやってきます。そしてここはティーチングホスピタル。医学生も実習にやってきます… シーズン1で、新人だったカーターくんは、今ではもうすっかりベテラン。キャストもずいぶんと代わりました。年月を感じます…
 各シーズン、DVDが出ていますが、やはりお勧めは初期の頃でしょうか。エピソードも新鮮に感じたし、キャストも良かったと思います。


シカゴホープ"Chicago Hope"、米、1994-2000、テレビ朝日)
 デヴィッド・E・ケリー制作、脚本の医療ドラマです。なにかとERと比べられがちですが、ちょっと違うと思います。舞台は同じシカゴですが、ERが公立病院の救急救命室であるのに対し、こちらはお金持ちがやってくる有名病院。一クセも二クセもあるドクターたちが、日々診療しています。シリアスな話あり、コミカルな話もあり。ドクターだってミスするし、歌だって歌うんです…
 最初にテレビ朝日で放送された時は、ひどい有様でした。順番はめちゃくちゃ、放送しない回があったり、吹き替えは変だし…

そりゃないぜフレイジャー"Frasier"、米、1993-2004、スーパーチャンネル)
 チアーズに出演していた精神科医、フレイジャー・クレイン(Kelsey Grammer)を主役にしたスピンオフです。ボストンから故郷シアトルに戻ってきたフレイジャーは、ラジオ人生相談のDJ。一人暮らしの高級マンションに、足の不自由な父マーティン(John Mahoney)が犬エディを連れて転がり込み、さらに看護士のダフネ(Jane Leeves)まで住み込みに。同じく精神科医の弟ナイルズ(David Hyde Pierce)はしょっちゅうやってくるし…
 2004年のエミー賞コメディ部門では、フレイジャーが主演男優賞、ナイルズが助演男優賞を受賞しました。
 邦題の「そりゃないぜ」は必要ないと思うのですが…


ピケットフェンス"Picket Fences"、米、1992-1996、フジテレビ?)
 とある田舎町ローマに住む保安官ジミー・ブロック(Tom Skerritt)と開業医の妻ジル(Kathy Baker→ボストン・パブリックでは、怖〜いママ役でしたね)。娘のキンバリー(Holly Marie Combs→チャームドの次女パイパーでおなじみ)はお年頃、息子のマシューとザックはイタズラ盛り。のどかで平和なハズの町で、異様な事件が次々と起こり、保安官事務所ではケニー(Costas Mandylor→ビッグ・ファット・ウェディングで、トゥーラの弟ニック役Louis Mandylorの兄ですね)とマックス(Lauren Holly→ジム・キャリーとの結婚生活は1年弱でしたね)大わらわ。弁護士ワンバウ(Fyvush Finkel)大活躍。検死医カーター(Kelly Connell)大喜び(?)。どこか怖くて、どこか笑える、不思議な世界のお話です。あのデヴィッド・E・ケリー制作、なら納得でしょ。




:リージョン1です
メルローズプレイス"Melrose Place"、米、1992-1999、WOWOW)
 WOWOW開局まだ間もない頃、平日の夜7時から、「キャッチUSA」と銘打って、アメリカの新作ドラマを日替わりで放送していた時期がありました。そのとき、木曜の顔だったのがこれ。あのアーロン・スペリングのドラマで、ビバリーヒルズ青春白書Beverly Hills, 90210スピンオフ。ケリー(Jennie Garth)の絡みでゲスト出演したジェイク(Grant Show)の住むアパート、メルローズ・プレイスが舞台の青春ドラマです。ただ、最初はさわやか系でしたが、アマンダ(Heather Locklear)登場からは、かなりのドロドロ系。殺人もかなり出てきます。このドラマ、カメラマンのジョー( Daphne Zuniga)の仕事がらみで出てきたモデル・エージェンシーModels Inc.を舞台にした、スピンオフもありました。

全エピソード紹介、キャスト&キャラクター紹介はこちらへ。


料理本↑とビデオ↓
たどりつけばアラスカ"Northern Exposure"、米、1990-1995、WOWOW)
 優秀な成績で医者になったNY育ち、ユダヤ系のジョエル(Rob Morrow)は、ハリウッドで整形医として開業し、ラクして儲けることを夢見ていたのに、奨学金をアラスカ州に出してもらったばっかりに、アラスカで医者をしなくてはならなくなってしまいます。それも都市部ではなく、田舎町シシリー。しぶしぶシシリー入りするジョエルとその周りの仲間たちの物語です。
 最初は「ノーザン・エクスポージャー」でしたが、途中から邦題が変わりました。しかしこの邦題、絶妙なんです。なにせ、シシリーは北の果て。そこに住む人たちは、(もちろん地元の人もいますが)どこかからたどりついた人たち… もちろんジョエルもその1人で、最初はイヤイヤだったものの、次第にその雰囲気に慣れてきます。アラスカならではの不思議な現象もあり、ほのぼのとした中にも、どこか不思議な雰囲気のあるドラマです。 ここに出てくるDJで、受刑中に牧師の資格を取ったクリス役は、ジョン・コルベットJohn Corbett。SATCのエイダンや、最近では「ビッグ・ファット・ウェディングMy Big Fat Greek Wedding」のイアン役でおなじみですね。


キャピタルシティ"Capital City"、英、1989-1990、WOWOW)
 珍しくイギリスのドラマです。ロンドン金融業界が舞台の、いわば金融ロマンス系(?)。株式市場やら為替やら、全くわからない系だったのですが、登場人物が魅力的でした。主役はデクランとミシェル。そして、脇役ながら、いい味出していたチャス役でジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs→ハリー・ポッターのルシウス・マルフォイ!)が出ていました。今や大スターですね。そして、ジュリア・オーモンドもゲスト出演しています。





新スタートレック"Star Trek: The Next Generation"、米、1987-1994、フジテレビ?)
 フジテレビとスーパーチャンネル、どちらで先に放送したのか定かではありませんが… 言わずと知れたカーク船長とミスター・スポックのスタートレックから、約100年ほど後のお話です。
 少々堅物ではありますが、公平、誠実、紳士という言葉がぴったりなジャン・リュック・ピカード艦長(Patrick Stewart→X−メンでおなじみですね)初め、色男の副長ライカー、盲目なためバイザーをつけている機関主任ラフォージ、ベタゾイド人とのハーフで人の心が読める(テレパス)カウンセラーのトロイ、アンドロイドのデイタ少佐、クリンゴン人の保安主任ウォーフ、艦長とちょっと訳ありのDr.クラッシャーなどなど、みんな魅力的なキャラクター。お話も、SFではありますが、社会問題なども多く、今の時代に置き換えて考えることもできる人間ドラマでもあります。

DS9"Star Trek: Deep Space Nine"、米、1993-1999、スーパーチャンネル)
 新スタートレックのスピンオフと言えるでしょうか。かつて、カーデシア人によって占領されていたベイジョー星。その近くには、ガンマ宇宙域へとつながる安定したワームホールがあり、そこを見張る形で作られた宇宙ステーション、ディープ・スペース9を舞台にした物語。カーデシア人から解放されたDS9に、宇宙連邦から派遣されたベンジャミン・シスコ司令官は、ボーグに同化されたピカード艦長に妻を殺されたと言う過去を持ちます。ベイジョー星の代表として派遣されたキラ、保安主任であり流動体生命であるオドー、共生生命体と記憶を共有するトリル族のダックス、そして、金儲け第一のフェレンギ人クワークなどなど、いろいろな星の人々が登場します。一番の見所は、やはり終盤のドミニオンとの戦いでしょう。

ヴォイジャー"Star Trek: Voyager"、米、1995-2001、スーパーチャンネル)
 DS9との絡みで、ベイジョー人のテロ組織を追う任務に出た宇宙船ヴォイジャー。ところが、ある事件が起こり、追っていた船と共に、7万5千光年かなたのデルタ宇宙域に飛ばされてしまいます。最高のワープスピードで走行しても、戻るには75年かかる… と言うことで、未知の生命体と出会ったり、戦ったりしながら帰還の旅をするお話です。艦長はキャサリン・ジェンウェイ。副長は、なんと追っていた船のリーダー、チャコティ。途中参加で大ブレイクしたのは、ボーグに同化されたあと艦長に救われて、人間への復活を果たしたセブン・オブ・ナイン(Jeri Ryan)。ボーグのテクノロジーをたくみに利用します。

エンタープライズ"Enterprise"、米、2001-2005、スーパーチャンネル)
 ヴォイジャーの次に作られた作品ですが、時代はなんとカーク船長の時代より約100年前。新スタートレックの映画「ファースト・コンタクト」で、地球人が初めてバルカン人とファーストコンタクトした時代より100年後のお話です。なので、宇宙服や装備などは、他の作品より多少現代に近いです。バルカン人のいいなりになっている地球ですが、エンタープライズが初の宇宙探査に乗り出すことに。船長はジョナサン・アーチャー(Scott Bakula→タイムマシーンにお願いQuantum Leapのサム)




:リージョン1です
LAロー/7人の弁護士"L.A. Law"、米、1986-1994、フジテレビ)
 スティーブン・ボチコ制作、脚本の法廷ドラマ。舞台はLAのある弁護士事務所マッケンジー&ブラックマン。個性あふれる弁護士たちが、様々な訴訟をかかえて日夜奮闘しています… と聞くと、普通の弁護士ドラマに聞こえるのですが、少々突飛な訴訟もあり、時に笑わせてくれ、また時に泣かせてくれます。人気家族パートリッジThe Partridge Familyで、可愛いお姉さんだったスーザン・デイSusan Deyが、色っぽく成長して検事役で出演しています。デヴィッド・E・ケリーも脚本で何話か参加しています。



マイアミバイス"Miami Vice"、米、1984-1989、テレビ東京)
 80年代に、大ブームになった刑事アクションドラマです。マイアミの麻薬捜査チームのお話なのですが、主役のソニー・クロケット(Don Johnson)のファッションや、挿入曲のヒット、大物ゲストなど、話題のドラマでした。が、残念なことに、日本ではシーズン途中までしか放送されていません。ソニーがケイトリン(Sheena Easton)と結婚するところで終わってしまったので、ハッピーエンドかと思いきや、その先まだまだいろいろあるようです。2004年11月から、AXNで放送が再び始まり、2008年9月からシーズン5を放送中。

 2006年に、映画も公開されましたね。ソニー役はコリン・ファレルColin Farrell、タブス役はジェイミー・フォックスJamie Foxx。とっても期待していたので、さっそく見に行ってきました。感想についてはドラマルームの方に書いたので、良かったらどうぞ。


サンタバーバラ"Santa Barbara"、米、1984-1993、WOWOW)
 海外ドラマ熱再燃のきっかけとなった、ドロドロのソープオペラです。カリフォルニア州サンタバーバラに住む大富豪キャプウェル一族を中心としたお話。キャプウェル家の長男(?)チャニングの結婚式から始まりますが、式の直前、何者かによって殺されてしまうのです。ただ残念なことに、日本での放送は、途中シーズンからでした。
 大富豪のお話なのですが、何しろウィークデイに毎日放送の昼メロのこと、セットでの撮影がほとんどなので、豪邸もセットならビーチもセット。恋人が実は兄だったとか、実は双子の弟がいたとか、死んだと思われていた子が、大人になって戻ってきたりと、とにかくなんでもアリのストーリー。さらに、長く続いたこともあり、役者が何度も変わっています。一番すごかったのは、倒れて起きあがったら別の役者に変わっていたことがありました(^o^;。でも、とにかく華やかな世界や、はちゃめちゃなストーリーに目が離せず、欠かさず見てました。
 初代の次女ケリー・キャプウェル役は、ロビン・ライト(ショーン・ペンと結婚して今はRobin Wright Penn)、そして、初代メイスン・キャプウェル役はレイン・デイビスLane Daviesでした。

 日本での放送分だけですが、ストーリーをまとめたストーリーダイジェストはこちらへ。



:リージョン1です
ダイナスティ"Dynasty"、米、1981-1989、?)
 舞台はコロラド州デンバー。大富豪ブレイク・キャリントン(John Forsythe)とクリスタルの結婚から始まるこのドラマ、ブレイクの先妻アレクシスの悪女ぶりが光る、ドロドロのソープオペラ。ブレイクの会社デンバー・キャリントンと、アレクシスの会社コルビコの対決もあります。主役のジョン・フォーサイスは、チャーリーズ・エンジェルCharlie's Angelsのチャーリー(声だけの出演)でもおなじみですね。サミージョー役で登場した、まだピチピチのヘザー・ロックリアHeather Locklear(夫は、ボンジョビのリッチー・サンボラ)が、ここでブレイクしたようです。アリ・マックグローや、ジョージ・ハミルトンがゲスト出演しています。

ダラス"Dallas"、米、1978-1991、テレビ朝日)
 スタハチの次にハマッたドラマです。これが日本で放送される少し前に、NHKで「アトランティスから来た男The Man from Atlantis」というドラマを放送していて、その主役、水かきのついた、泳ぎの達者な青年役で出ていたパトリック・ダフィPatrick Duffyに惚れました。で、彼の次の作品であった「ダラス」の情報を得て、放送前からとても楽しみに待っていたのですが… アメリカでの大ブームとは裏腹に、日本ではさっぱり人気が出なかったようで、途中で深夜の時間帯に移動させられた挙げ句、これからと言うところで打ち切りになってしまいました(;_;)。それから20年くらいでしょうか、最近になって、スーパーchで突然放送が始まり、さらに日本未放送分まで放送、ついに最終回まで見ることができました。が、最後にはガッカリでした。
 舞台はテキサス州ダラス、オイルビジネスで大富豪となったユーイング一族を中心としたお話です。時々、意外な人がゲスト出演していて、ビックリさせてくれます。少し前には、ジョージ・チャキリス、ブラッド・ピット(若い)、今はジョージ・ケネディが出てます。

 どうやら、映画を製作中のようです。2007年公開?? JR役はジョン・トラボルタに決まったようです。また、ボビー役としてルーク・ウィルソン、エリー役としてシャーリー・マクレーンと交渉中の模様。日本で公開されるかどうかは疑問ですが、是非見たいので、楽しみに待ちましょう…


刑事スタスキー&ハッチ"Starsky and Hutch"、米、1975-1979、TBS)
 一番最初にハマった海外ドラマです。黒髪のスタスキー(Paul Michael Glaser)と、ブロンドのハッチ(David Soul)、コンビの刑事ドラマ。スタスキー刑事の赤い車が印象的でした。(ハッチの車は対照的にオンボロ) プロデューサーは、あのアーロン・スペリング
 今見ると、お話は比較的シンプルですが、当時あの2人組の刑事がとても格好良く、2人のコンビも絶妙で憧れました。映画「フリービーとビーン」と少し似ている感じありますかね。2004年に映画版が出来て、スタスキー役がベン・ステイラーBen Stiller(^o^;、ハッチ役がオーウェン・ウィルソンOwen Wilson。2004年のアカデミー賞授賞式に、そのときの格好でプレゼンターとして出てきましたが、なかなか雰囲気が出ていて笑えました。この映画には、ポール・マイケル・グレイザーとデヴィッド・ソウルも出演しています。この映画についての感想は、ドラマルームの方に書いたので、良かったらどうぞ。





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