過去の日記置き場です。
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春ですねぇ。今年は花粉もすごそうです。どきどき・・・


3月3日(月): なぜわかる?

3月8日(土): 慣れない

3月13日(木): フビンなヤツ・あかお

3月16日(日): これが、サーフィン・・・!

3月26日(水): 結晶の恐怖



 なぜわかる?
(3月3日)

 最近すごーく不思議なことがある。
 ワタシが仕事から帰ってきて扉を開けると、いつもいつもいつもスオミが目の前にいて「かえってきたー!」とそれは可愛らしくお出迎えしてくれるのだ。ふふ♪(←おやばかののろけ)
 っていうかお迎えしていただけること自体は非常に嬉しいのだが、その目の前というのはもう文字通り目の前であり、足元であり、一歩間違ったら外に飛び出しちゃうくらい玄関ギリギリで尻尾たてて「きゅるるー」とかいっているので、いつか間違って飛び出しちゃうんじゃないかともう心配で心配でたまらなかったりする。

 これはいったいどういうことなのか。
 犬なら話はわかる。嗅覚で知るのか聴覚で知るのかはわからないが、奴らはびっくりするくらい遠くから我々の帰宅を感じ取って、何年も会えなかったコイビトに再会するかのようなけなげな可愛さを持って大歓迎してくれるものだ。ああかわいい、犬ってかわいい!!

 だけどすおちゃんは一応猫である。当初ひとりっ子だった歴史があるせいか、確かにひときわニンゲンべったりなところがあるし、今までだって「おかえりー!」とお出迎えはしてくれていた。それがこのところ甘え度が増すとともにすっかりエスカレートしてこの有様だ。

 最初は「すごいねすおちゃん、よくわかったね!」と脳天気に受け止めていたものの、こんなに毎日玄関ギリギリで待たれているとだんだん不思議になってきてしまった。

 ウチはけっこう繁華街近くにあるし、そこそこ交通量のある通りも電車の高架もわりと近くにあるので、窓をあけたり外に出たりするとけっこううるさい。エレベーターもうちの目の前にあるわけじゃないので、少なくともニンゲンの感覚では人の上がり降りなんて全然わからない。つまり、耳で帰宅を聞き分けるにはあまり良い環境とは思えないのである。

 謎だ。謎である。これも「動物の超能力」の一種なのだろうか!

 そのような素朴なギモンを抱くと同時に、万が一の飛び出し事故も防止しなければならぬと決意したワタシは、試しにうーんと静かに帰ってみることにした。猫はめちゃくちゃ耳がいいはずなので、おそらく帰宅を察するのは音からだろう。だとすれば、静かに静かに帰るようにすればこんなにギリギリまでお出迎えには来られなくなるのではないかと考えたのだ。
 そこで極力足音を忍ばせ、遠くからカギをかちゃかちゃいわせて近づいたりしないようにと、それはもう気をつけてホントにそーっと帰ってみているつもりなのだが!

 それでもすおちゃんは毎回ドアのすぐ内側キルキルゴロゴロいっているのである。

 こんなに気をつけて静かにしているのに室内でごろごろしているはずのスオミが音で気づくなんてことがありうるのだろうか。
 それではもしやカギを開けている間にしゅたたーっとダッシュで飛んできているのではないかとも考え、静かに静かに近づくとともにそれはもう素早くカギを回してだだーっと家に飛び込んでみたりもしたのだが!

 それでもやっぱりすおちゃんはドアのすぐ内側で(以下略)。

 絶対おかしい。だって他の子達は、ドアが開いてワタシが入ってきてから「あっ、かえってきたね!」「かえってきたよ!」というカンジでワンテンポ遅れてたたーっと部屋の中から走ってきてお出迎えしてくれるのだから。多分彼らが普通であり、スオミが異様に速いのだと思う。・・・余談ながらアイノは相変わらず毎回記憶喪失になるらしく、我々が帰ってきただけで「きゃー、だれか来たよぅ!かくれなきゃ!」と室内に向かって脱兎のごとく逃げていく。猫と暮らすヒトとして非常にむなしい瞬間といえよう。
 もとい!

 そんなわけですおちゃんは今日も明日もワタシをギリギリでお出迎えしてくれるのである。
 ああスオミ、きみはもしかしてなのか?
 こんなにそーっと帰っているのに、いったいどうやってワタシが帰ってきたことを察知しているのだ。聴覚か?嗅覚か?それとも超感覚なのか???

 ・・・ニンゲンとしては、「やっぱ愛!ワタシへの愛ゆえに気配がわかるんだよね!あははは、愛いやつめ♪」とシアワセに勘違いしたいのはやまやまなのだが、そんなことをうかつに猫のみなさんに期待したりすると、たいていの場合真実を知ったときに失意のズンドコに叩き落されるのがオチなので、今回もなんの期待もしていない。ふっ。すれてしまったワタシ。(・・・・・・)

 で、やっぱり聴覚なのかな。どなたか真相が推理できるかた、ぜひ教えてください。
 それとも愛?やっぱり愛なのっ!?(←まだこの説にも未練があるらしい。おろかな・・・)



 慣れない
(3月8日)

 ある意味究極ののろけかもしれないが。我々はいまだに慣れることが出来ない。
 何にって、スオミ様の可愛さにである。
 ・・・・・・・・
 あ、そこ、ひかないように。マジです、マジ。

 実際スオミはかわいい。おかしいくらいかわいい。ルックスも仕草も、ハイソプラノの可憐な声も、そしてちょっと思い通りにならないフクザツな性格も、すべてがかわいい。

 思えばすおちゃんがさむーい日に電車に乗ってうちにやってきてから既に丸4年。いいかげん慣れてもいい頃だと思うのだが、猫と暮らすのは初めてだったワタシが慣れないのはまだしも、一時はねこねこ屋敷と化した実家生活を経験したはずのダンナにとってさえも、スオミはいまだに慣れることができないくらい異様にかわいいらしい。
 ころころおなかを出して転がっているのを見るたびに、テーブルの上に乗っかってごろごろキルキルあまえてくるのを見るたびに、たたむ前の洗濯物に埋もれてすーやすーやと眠っている姿をみるたびに、もうかわゆうてかわゆうて「すおちゃぁあぁぁん!!!」と絶叫したくなってしまう毎日なのである。
 っていうか、テーブル乗ったあげく「これジャマー。どかすわね」と置いてあるものをざーっと手で払ってぶち落としやがったり、洗濯物を猫毛だらけにされたり、違う意味で絶叫したくなることもあったりするけどさ。我々の愛にあぐらをかいて、めちゃくちゃ行儀わるくないかねキミ。

 スオミの素行はまぁおいといて(・・・・・)。北海道生活を経ての再度の引越しによって、初めてスオミと暮らした元の住居に戻ってきたワタシは急にクリアに思い出したのだった。この家で体験した、すおちゃんが来た当初の信じられないヨロコビの日々を!(←おおげさだが本気)
 ああ、あのときワタシはシアワセだった。長年の夢だった猫との暮らしが実現したうえに、その猫というのがアナタ、なにもこんなにかわいくなくてもいいだろうというくらいかわいい三毛猫ちゃんで、まさに神に感謝したくなるくらいシアワセだった!
 そういえばこのシアワセを世界に伝えたいあまり布教活動に走ったワタシは、会社の自分のマシンはいうに及ばず、社内で共同使用しているノートパソコンまで「愛のすおちゃん壁紙」に勝手にはりかえたんだったなぁ。おかげでミーティングでマシンをプロジェクタに接続するたびに課の全員が強制的にスオミ様の愛らしい姿を見せられるという一種異様な事態になっていたことを懐かしく思い出します。ふふっ。

 ・・・ふふっじゃありませーん!!
 狂信者ってのはコワイもんです。各種宗教活動中のみなさん、健康のため布教活動はほどほどに。

 さてそのようにスオミもかわいいが、もちろんアイノもこゆめもあかおもかわいい。・・・アイノとあかおはルックスはともかく中味がかわいいのでかわいいし、こゆめは外見だけが異様にかわいいのでかわいい。(←・・・) それぞれの個性が本当にいとしいし、コイツらのためにだってもうなんでもしちゃう!という程度にはかわいい。

 しかし!!それでもすおちゃんは特別なのだ。もうどうしようもなくかわいい。もしかしたらなめて毛繕いだってしてあげられちゃうかもしんないくらいカワイイ!・・・でもおしりだけは勘弁して欲しいと思う程度の理性は残っているあたり、まだニンゲンの尊厳は失っていないといえよう。ほっ。(←?)

 この「最初の子に対する愛情の深さ」に関して研究を重ねてきたわが三毛猫総研は、「長女トクベツの法則」として幾度かこの日記でも説明を加えてきた。次女として誕生したワタシには微妙に痛いものがある法則であるが、これは絶対ある。なつかしの「百人にききました」のギャラリーのように、「あるあるある!」と叫びたくなるくらいあると思う。

 だが、改めてすおちゃんを見るにつけて、スオミがこんなにもかわいいのは本当にその法則のせいなのかわからなくなってきた。ああ、なんてかわいいそのお顔。なんてかわいいそのしっぽ。なんてかわいい三角お耳。どこをとってもかわいい。金太郎飴のようにどこを切ってもカワイイっ!
 もしかしてすおちゃんは、うちに来たのが二番目だろうと最後だろうと関係ないくらい特別に究極にカワイイ子なのではないか!?

 ・・・・・・・・・・

 書いていて心の底からむなしくなってきたのでもうやめときます。古い豆菓子食べたらジンマシンでちゃって、まだすごーくかゆくて熱いのでアタマがおかしくなっている模様。ああいやだいやだ。



 フビンなヤツ・あかお
(3月13日)

 某モンスター検索サイトの「今日のおすすめ」に載ってしまったために、昨日は通常訪問者数のざっと40倍という、我が党はじまって以来のオドロキのアクセス数を記録いたしました。いつも来てくださってこんなところまで見てくれている皆様、まちがって初めて来てしまったという皆様、どちらさまもご訪問どうもありがとうございます!
 幸い(?)掲載されたのは「今日の」おすすめだったため、一日たってアクセス数のほうはだいぶ落ち着いてきた。Ya○ooバブルも一段落というところであろうか。問題は、どっと寄せていただいた入党ご希望がさばききれていない点にある。・・・・・

 ああっ、メールをくださった皆様。ココまで見てないと思いますが、見てたらいわせてください。ごめんなさい〜。もうちょっとだけ待ってください〜!!


 それでもあれだけ見に来てもらっててなんの更新もナシってのは人としてどうかと思われたので、とりあえず日記くらいは更新してみようと思う。

 ところで皆さん、今日は何日でしたっけ。えーと、日付がかわって13日。13日かぁ・・・
 って!!!
 そ、そうなんです。実はあかおの誕生日が、10日も前に過ぎているのですぅぅぅぅ。
 他の子たちは誕生日ともなればそれなりに日記でちやほやしてもらったりギャラリーを更新してもらったり(したっけ?・・・)猫缶を食らったりとにかく猫っかわいがりされたりしているというのに!

 すでに誕生日を数日過ぎていた前回の日記でさえ触れてももらえないあかお!
 元おホモだち・アイノには嫌われ、元妻・こゆめには無下にされ、いつも愛に飢えているあかお!
 思えばフビンなヤツだぞあかお!!

 というわけで、3月4日はカールあかおくんの2歳の誕生日でした。いや、忘れてたわけじゃないんだけど。いちおう猫缶くらいはあげよう・・・と思ったらこの日にかぎって妙にカリカリがお皿にいっぱい残ってたので、特別猫缶ディナーは翌日に持ち越しされたという事実はおいといて。あはははは。(←貧乏性)

 そんなフビンの上塗り的ヒサンな誕生日を送ったあかおであるが、我々にヤツへの愛がないわけではない!決してない!!

 なんと1歳になるまえに3人の子持ちだったうえ、2歳になって6キロを軽く超しても人の膝の上で一心不乱にモミモミしながら「ちゅっぱー、ちゅっぱー」と自分の胴体を吸いまくっているという、あやしくも情けないヘンタイマザコン猫のあかおではあるが、これでなかなかカワイイ奴なのである!
 うーん、フォローにならない。これはいかん。

 そうそう、それににあかおは「夫唱婦随」の美しい夫婦愛を垣間見せてくれる素晴らしい猫だ。
 明け方になるとどこからともなくワタシの枕辺にあらわれては、それはもう凶悪に「オラメシを出せ、いますぐ出せ、出さねばオマエを取って食う!」とナマハゲのように練り歩く悪夢の武闘派美人妻・こゆめ様に付き従い、「うなーん」(ごはんー)「もぁーん」(はやくゴハンくれよぉーん)「もわもわ〜ん!」(ごはんちょうだいよぉーん!)と微妙に弱腰だがやたらとうるさいシュプレヒコールを繰り返してワタシの怒りを買いまくるダメ夫・あかお!・・・なんか意味が違う気がするがまさに夫唱婦随ってカンジだぞあかお!でもうるさいぞあかお!いいかげんにしろあかお!

 ・・・うーむ、さっきから全然ほめ言葉になっていないではないか。何かいえばいうほどドツボにはまっていくような気がするのはワタシだけ?

 とにかくあかおはヘンなヤツだ。ヘンなんだけど、かわいい。なんでこんなヤツがこんなにかわいいんだろうと不思議でしょうがないのだが、どうにもカワイイ!

 このオレンジ色のにくい奴のせいでワタシは知ってしまった。ヒトが猫に寄せる愛情には際限がないということを。
 そう。第一印象がどんなにヘンだろうとどれほどマヌケだろうと、ばかばかで器量がわるくておなかもゆるくて手がかかって、「もぁーん、もぁーん」とうるさくて安眠妨害でナマハゲ一味というそんな困ったちゃんな猫であっても、ともに暮らせば必ずや大切で可愛くてたまらなくなってしまうというおそろしい事実をっ!

 ・・と佳境に入った(?)ところで、ずっと飲み続けていたも○グレが効いてめちゃくちゃ眠くなってきたので(・・・)今日はここまでにさせてください。次回こそあかおくんをほめちぎってみます!・・・ホントに?

 スパ○ュー・花はイマイチ好みじゃなかったけど、もも○レはおいしいなぁ。うーい。次はキョホグ○もってこーい。(←クズ道まっしぐら)



 これが、サーフィン・・・!
(3月16日)

 皆さん、胃腸は強いですか。ワタシは強いです。これでもかってくらい強いです。
 潰瘍持ちのくせにそう断言するのもなんだけど、自律神経が失調して腸に潰瘍ができるほどのストレスを受けようとも胃が痛くなることだけはないし、おなかもきわめて頑丈なのであかおのようにカンタンにピーになったりすることもない。
 昔からその点に関しては絶対の自信があったし、少々賞味期限がすぎたあやしいものを食べようが古い牛乳を飲もうがおなかを壊すということはまずなかったので、その自信は年々経験に裏打ちされたものとなっていったのだった。(←?)

 そうなのだ。ワタシは自分の胃腸というものを過信していたのだ!
 過信あるところにアヤマチあり。おかげでワタシは生まれてはじめての恐怖体験をしてしまった。

 それは昨日のこと。以前習っていたヴァイオリンの先生のお宅をひさびさに訪問する約束があったワタシは、バイトが休みにも関わらずいつもと変わらない時間に起きていた。
 思えばその頃から兆候はあったのだ。あれっ、めずらしくおなかがごろごろするなぁと・・・
 しかし前述のとおり自分の胃腸には絶対の自信を持っていたワタシ、たとえ少々ごろごろしてきたとしても今日一日くらい持つだろう、持たなかったとしても途中でお店のトイレにでも行けばいいだろうとたかをくくっていた。だって過去にそうでなかったことなんて一度だってなかったのである。
 その見通しがあまりにも甘かったことに気づいたのは、不幸にして電車の中であった。

 先生のおうちは京葉線の奥地にある。乗り換えのために東京駅の長い通路を歩きながら「アレ、なんかさらにやばいかも・・・」というカンジがしてきてはいたのだが、なにせけ京葉線は本数が少ない。一本逃してしまうと約束の時間に少し遅れてしまうなぁと思ったワタシは、とりあえず現地まで行ってしまおうと決意してトイレにも寄らずとっとと電車に乗り込んでしまった。これが間違いの素だった。

 電車が動き出してまもなく。ワタシはかつて経験したことのないクルシミを覚えて青ざめた。
 ハラが、ハラがいたい。っていうか、腸があばれているぅぅぅ。

 これはいったいどうしたことだ。ひとりひそかに苦しむうちに、電車は新木場に停まった。
 降りようか。・・・いやいやダメだ、時間に遅れてしまう。ちょっとゴロゴロが激しくなってきたけど、座ってるんだから大丈夫!そうだ、寝ちゃえばいいんだよ。寝てしまえ。そうすればおなかの痛みも忘れるにちがいない!!

 これは明暗、いや名案だと思ったのだが!

 眠れなかった。全然眠れなかった。あまりにもゴロゴロでぐるぐるで、いくら目を閉じてヒツジを数えても意識されるのは腸の蠕動運動ばかりでとても眠るどころではない。これもアイノのたたりだろうか。アイちゃん、ヒツジヒツジいってごめんね。
 ああどうしようと霞む目でなにげなくあたりを見回せば、いつのまにか車内は混み混みだ。おおすごい、なんで平日の京葉線がこんなに?・・・って、そうか!今日はホワイトデーなんだ!
 なるほど車内にはラブラブなカンジのカップルがわらわらと楽しそうに湧いて出ている。
 ディズニー○ンドに向かうカップルたちのなごやかでシアワセなオーラを浴びながら、ひとり青ざめて脂汗を流しつつ強烈な「ただごとでないオーラ」を出しまくるワタシって・・・もしかしてヒトはこれをみじめと呼ぶのだろうか。まさに明暗である。

 そうこうする間にも腸の暴走はどんどん限界に近づいていく。どうしたんだ、ワタシの腸。キミはそんなにひよわじゃないはずだろう!ワタシは必死に自分の腸を説得しようとしたが、ひとたび走りはじめた腸はもはや聞く耳すら持たないかのように破滅へ向けて暴走するのみである。

 そのときワタシの脳内に、天啓のごとく「腸内サーフィン」という言葉が浮かんだ。

 説明しよう。ワタシには数年来めちゃくちゃ愛して購読している爆笑オススメサイトがある。その名も「腸弱会」!腸が弱いヒトの会だから「ちょうよわ会」だ(リンクフリーなのでココにはっちゃいました♪)。
 そのサイトには、腸が弱い・・・すなわちハラをくだしやすい体質を持って生まれてしまった人々の、壮絶にしてヒサン・かつ(第三者的には)大爆笑な体験談の数々が掲載されており、うっかり仕事中に見てしまったりしようもんなら腹の皮がよじれて復活できずに早退するくらいの破壊力があるとんでもない面白サイトなのである。
 そのサイトの中で、腸を襲うごろごろ感の波状攻撃(しかも次第に間隔が短くなっていく・・・)のことを「腸内サーフィン」と表現されていたのだが。
 このうえなく強靭な胃腸を誇るワタシにはもちろん腸内サーフィンの経験などなかったし、腸の弱いヒトの哀しみなどしょせん想像の世界のことでしかなかった。うわー、ゴロゴロになりやすい人ってたいへんなのねー、わははは。腸内サーフィンってどんなだろう?てなもんである。(←ひどい)

 しかし!
 今体験しているコレは、まぎれもなく腸内サーフィン!
 ああっ、これがあのあこがれの(←?)腸内サーフィンなのね・・・

 薄れそうになる意識の中で、ワタシは生まれて初めて味わう腸内サーフィン感覚にうっとり・・・するわけあるかーい!・・・もとい、ガクゼンとしたのであった。
 ユメの腸内サーフィンは厳しかった。過酷だった。ワタシはいよいよせっぱつまって悶絶した。

 やばい!
 このままでは、カップル満載のラブラブ車内で人間失格な事態になってしまうかもしれない!!!
 そしたら憧れの腸弱会に経験談を投稿できるかも!でもその前に自決かも!!

 そのとき電車はすべるように新浦安に停車した。
 決断は一瞬であった。

 もう遅刻とかなんとかいっている場合ではない!
 ワタシはおなかをかばいながらよたよたと不自然に立ち上がり、逃げるように電車を降りていったのであった・・・
 まだ動けるうちに決断してよかったよ。・・・

 そんなわけでなんとか人間失格にはならなくてすんだけど、約束にはしっかり遅れてしまったことはいうまでもない。人間は失格しなくても社会人としては失格だ。きょうもダメダメなワタシであった。

 ところで腸弱体質のダンナにこの話をしたら、だから腸の弱いヒトは何かあって電車降りても間に合うくらい余裕を持って行動するものなのだ!と説教されてしまいました。ああ、そうなんだ・・・それでダンナはいつも移動時間を長めにとるんだ・・・っていうか、ワタシは腸弱じゃないもんねー。

 あっ、そういえば、朦朧とした状態で降り立った新浦安の駅のトイレには無情にも「清掃中」のタテカンが出ていたことも付け加えておきたい。・・・あのときはマジで死兆星がみえました・・・
 しかし必死の形相で「つ、使ってもいいですか!」とつめよるワタシに、掃除のおばさんは妙ににこやかに「どうぞ〜」と通してくれたのだった。真剣にお願いすればなんでも聞いてもらえるもんですね!いやー、どうしてもダメっていわれたらもう男子トイレ飛び込もうと思ったよ。(・・・・・・)

 腸の弱いヒトっていつもこんなに大変な思いをしているんだね!がんばれ腸弱さん!
 ・・・ワタシは二度とごめんこうむりたいです。しくしくしく。



 結晶の恐怖
(3月26日)

 ・・・といってもバラードの名作ではない。っていうか最近SFってもうあんまし流行らないんですか?本屋に行ってもあんまり見かけなくなった気がして寂しい。普通の文学が限りなくSFに近づいてしまったからかもしれないけどこれはさびしいなぁ。すごい名作がいっぱいある珠玉のジャンルだと思うのに、廃れてほしくないなぁ。
 ・・・というのはおいといて。

 更新さぼりまくっている間にわが三毛猫党も意外な速さで80000ヒット達成!80000まではまだ何ヶ月かかかるだろうと思っていたのに、このおどろきの速さは一体!?これもY○hooバブルのたまものでしょうか。とにかくいつもいらしてくださる皆様、ありがとうございますm(_ _)m

 さて、ごぶさたしている間に我が家ではちょっとした事件が起こっていた。ちょぼっとトップページや掲示板で書かせていただいていたとおり、なななんとアイノくりたろうが三度目の血尿事件を勃発させてくれちゃったうえ、三度目の正直というかなんというか、ついに尿から結晶が出てしまったのである。しかもいきなり詰まってしまったぁ!コレすなわちオス猫の業病(←?)、恐怖の尿道結石っ!!(ちなみにこれが血尿一回目二回目

 な、なんてことだ。なぜ結晶?どうして結晶??ホントに結晶???!
 なんでアイノが!?!?

 あかおやこゆめは食い意地猫だしスオミも好奇心旺盛猫なので、ちょっと目を離すとヨーグルトをなめたり春菊を貪り食ったりビニールをかじろうとしたりなまはげになったりとそれはもう大変なわけだが、アイノは違う。人生途中から究極のびくびく猫になってしまったアイちゃんの人生訓はおそらく「ことなかれ主義」であり、あやしいものに手を出してこわい目に遭ったり怒られたりするくらいなら最初から手は出さない!というある意味非常に賢い行動基準に基づいて日々を送っているのである。
 そんなアイノはもちろんニンゲンの食い物など食ったこともない。いくら振り返ってみても、たまにあげる猫缶以外には小さいときからいわゆる「プレミアムフード」といわれている、マグネシウム含有量に配慮されたカリカリしか食べたことがない。ないはずだ。ないと思う。っていうか絶対ない。

 それなのになんで決勝、いや結晶!?!?!?

 病院で採取された尿の中に砂金のごとくキラキラと光る結晶を見たワタシは文字通りガクゼンとした。だってだって尿道結石・・・これから一生療法食!?がぁぁぁん。
 そもそも超放任主義で勝手にメシ食わせてた我が家において、いっぴきだけに別のメシを食わすというのはひじょーーに大変だ。ああこれからヤツらの食習慣ごと変えていかねばならぬ。

 カテーテル通して尿詰まり解消してもらって療法食を出してもらって暗澹たる思いでとぼとぼ帰途についた我々を待っていたのはさらなる悪夢であった。
 血尿のほうは薬を飲ませることですぐおさまったのだが、なんとアイノったら早速尿を詰まらせてしまったのである。つまり二度目の尿詰まりだ。
 ヤツのあやしい言動でそのことにはすぐ気づいた。トイレにしゃがむ時間が異様に長いくせにほとんど出ていない。しかも非常に元気がない。これはやばい!!
 しまいには10分ほどもトイレにしゃがんだまま「・・・・・・」となさけない顔でふんばっているアイノの姿はめちゃくちゃあわれなものがあった。サーフィンと尿詰まりとどっちがイヤかといったらそりゃ明らかに尿詰まりだろう。アイちゃん、もしやこれはワタシのたたりか!?ああ〜、だからいつもいってるじゃないか。アンタの病気くらいワタシが全部もらってやるから、キミは病気になるなよと!キミがワタシにたたられてどうするんだ!!(・・・・・・)

 そんなわけで翌日は朝一で病院に連れて行ったところ、やっぱり見事に詰まっていました。・・・アイちゃん、ちっちゃいから(なにが!?)特別詰まりやすいんじゃないのかなぁ・・・あかおだったらでっかいから少し安心だったかもしんないのにね。(だからなにが!?!?)
 半日入院でなんとか開通したアイちゃんはぶじおうちに帰ってきたものの、ニンゲン的には非常にショックである。なんせ膀胱の中にはまだかなり結晶ちゃんがあるようなのでまたいつ詰まるかわからないとの無情な宣告を受けたうえに、通院二回でかかった総費用が45,000円。こりゃ発売と同時に買ったPS2より高い!一緒にGBAを買ってもお釣りがくるくらい高い!さらにGBAのゼルダ2本だってもしかしたら一緒に買えちゃうくらい高いっ!!ただし税抜きっ!!(←?)

 今後も高い療法食を食わせ続けなければならないうえ、この痛い臨時出費がまたいつ何時ふりかかってくるかわからないというのはさすがにおそろしい。まさにヒジに爆弾をかかえたエースというカンジではないか。しかもこのエース、運動神経ゼロというところがさらに泣ける。

 ああアイノ、キミはなんてカネ食い猫なんだ。おばかでヘンな顔でとろくさくてさらに金がかかるなんて・・・なのにどうしてカワイイんだよぉぉぉ。なにか前世からの宿縁を感じずにはいられないワタシである。

 そんなわけで我が家はいまアイノ中心に回っている。定期通院はもちろん、もしものときは夜間でも病院に連れてかなくちゃいけないし、他の子のゴハンを食べないように・他の子がアイノのゴハンをとらないようにメシどきは監視してなくちゃいけないし、朝晩深夜とトイレ掃除の毎日だ。幸いその後尿詰まりもなく、アイノのほうから他の子に遊びをふっかけるくらいの元気も出てきてひと安心なのだが、もちろん結晶が消えたわけではないので相変わらずガラスのエース状態であることに変わりはない。

 今ワタシは思う。しみじみと思う!
 健康第一!!!
 バカでもいい、ブサイクでもいい、なまはげでもなんでもいい。とにかく健康であることが一番だぁ!!
 アイノよ、もう詰めないでくれぇぇぇ。

 ところで今回の隠れた被害ナンバーワンはワタシのフトンでした。ええ、いつもアイノが寝てるワタシのフトンです。シーツも羽毛布団のカバーも血尿まみれに・・・ふふ・・・ふふふふ・・・・・・いいのよ別に。ふふふふふ・・・



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