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過去の日記置き場です。 いちおうしばらくは置いときます。 |
発見・ねこねこ天国(12月1日) 猫好きの皆さんなら誰しも、外出先のちょっとした街角や公園の隅なんかで地元の猫ちゃんを見てそれはもうシアワセな気持ちになったりした経験がおありだろう。じぶんちの猫もカワイイが、ひとんちの猫もカワイイ。飼い猫ちゃんもカワイイが野良ちゃんもカワイイ!それが猫好きというものである。 思えばワタシの子供の頃は、田舎住まいだったせいもあって、まだどこの街角にもアタリマエに野良猫ちゃんだの野良犬ちゃんだのがうろうろしていたような気がするのだが、さすがに現代の都会の住環境では野良動物というものにお目にかかれることはめっきり少なくなってしまった。・・・いえ、凶悪野良カラスはご近所にもいっぱいいますけど。こわいよぅ。 もっとも猫好きのヒトが元気のない野良ちゃんなんか見てしまうとなんとかしてあげたくなってしまって非常にキケンなので、健康のため(←?)ホントはあまり見ないほうがいいのかもしれない。けれどもやっぱりじぶんち以外の猫に会う機会が減ってしまったのは寂しいことである。 日頃からそんなことをときどき考えていたワタシであったが、今回期せずして野良猫さんがのんびりと大量に生息している素晴らしい場所を発見してしまった。 それはなんとあの「港の見える丘公園」!!! いわずとしれたヨコハマの超有名スポットである。 ナゼとつぜん脈絡もなくそんなところに出かけていったのかというと、山下公園のそばにイチョウの名所があるから見に行かないかと母に誘われたのがきっかけだった。つまり今回の目的地は日本大通りというところだったのだが、思えば転勤が決まって家を借りるために初めて札幌に行ったときも、地図がわりに「食べ歩き札幌」を握りしめていたためにダンナにあきれられたという観光バカ一代伝説を持つ筋金入りの観光野郎のワタシとその母である。そんな二人が山下公園のほうまで出かけたのに、どうして中華街や元町や山手を無視して帰途につけるというのであろうか(いやない)。(←漢文直訳風) かくして狂ったようにあちこち歩き回ってへとへとになるまで観光しつつ訪れた「港の見える丘公園」。天気が良く風もない暖かい晩秋の午後、ふと見渡せばあらビックリ!あそこにもここにもむこうにも猫ちゃんがひなたぼっこしながらくつろぎまくっているではないかぁぁぁ。 し、しらなかった。ここにこんなに猫ちゃんが生息していたとは・・・ しかしよく考えてみるとココには猫好きさんで有名だった(らしい)「大仏次郎記念館」がある。記念館に隣接する喫茶店は猫の置物だらけだし、入り口のところにも「どーん」と猫の像が飾られているではないか。つまりこれはなるべくしてなったねこねこ天国! ああ、なんと素晴らしい公園なんだ、港の見える丘公園!!っていうか、前に来たときもその前に来たときもカップルばっかで猫なんていっぴきもいなかったような気がするが、きっと気のせいだろう。ココはねこねこ天国公園だったのだぁ。 こうなるともはやワタシの目にはバラ園のバラも高台から見下ろした港の風景もまったく目に入らない。花より団子、いや花より猫!ついでに海より猫!!風景なんかいつでも見られるが猫は今しか見られないっ!!(←そうか?) というわけで、ひたすら撮って撮って撮りまくったねこねこ写真を一気に公開しようと思う。 写真はヘタですが猫たちはカワイイのでぜひ見てやってください!
ね、ね、すごいでしょ。一度にこんなにたくさんの野良猫さんなんて見たことあります????? しかもみんなすごくニンゲンに慣れていて、近くでばしばし写真撮っててもあんまり気にせず普通にしていてくれるので、ヘタクソな素人猫写真家にとっては非常にありがたい。感動のあまり風景もイチョウもそっちのけでメモリがいっぱいになるまで猫写真を撮りまくってしまったワタシであった・・・って、わたしゃいったいナニをしにいったのだろうか。あ、猫写真を撮りに行ったんだよね!そうそう!(・・・・・・) 猫好きの皆さん、とにかくホントに港の見える丘公園はイイです!なんと観光しながら猫ウォッチングも出来る一石二鳥のおすすめスポットだ!今日からわが三毛猫党は三毛党公認観光地(?)として港の見える丘公園を強力にプッシュすることにいたします。 では最後に三毛猫党らしく三毛三毛写真を。わかりにくいけど手前の子も三毛ちゃんなんですよ〜。こんなに寄り添って寝てるなんて、親子か姉妹なのかな。うーん、かわいい♪
ああ、有意義な午後だったなぁ。また猫撮影しにいきたいなぁ。「かわいいねー!ハイこっちむいてー!そうそう、いいねー!!」とアイドル写真集撮影中のカメラマンのような異様なノリで写真撮ってたら、普通にくつろいでるニンゲンの皆さんからはすごーーく不審の目で見られてしまったけど。 ・・・・・・ きょうもひそかに人間失格気味なのがちょっぴりかなしいワタシであった。 |
春の祭典(12月4日) 猫はアタマがいい。 中には某アイノくりたろうくんのように果てしなくばかばかでおまぬけな子もいることはいるが、多くの猫たちがかなーり高度に発達した情緒を持っているらしい。それについては猫とお暮らしのニンゲンの皆さんなら誰しも「そうそうそう、そうなんだよね!!」と手放しに同意できるエピソードのひとつやふたつやみっつやよっつはお持ちだろうと思われる。 なんでも猫の脳は、記憶に関する部分以外はニンゲンのそれと非常によく似た構造を持っていて、特に感情のバリエーションなどについてはニンゲンなみにフクザツで精妙に出来ているらしい。うーんなるほど。っていうか、やっぱり猫版バウリンガルが出来たとしてもすおちゃんの思ってることだけは知りたくない。ぞーーっ。 というのはおいといて。そのように高度な脳を持っているせいなのか、猫は意外とバーチャルな刺激に弱い(?)動物であると思う。 たとえば、猫はテレビを見る。特に動物番組が大好きだったり、ニュース画像のトキの子にちょっかいを出したりする。 たとえば、猫は音声だけの刺激にも弱い。ワタシのケータイのメール着信音(サカリがついたような、あんましかわいくない猫の鳴き声・・・)を聞くと、「!!」と耳をぴーんと立ててまんまる目になってあたりをうかがうし、テレビ番組の中で犬が吠えたり猫が鳴いたりしても「!?」とびっくりしてきょろきょろしたりする。 ・・・こうして改めて例を挙げてみるとどれも動物がらみなのがアレだが、自分も動物なんだからそりゃ仕方ないですよね。 とにかくこのように映像や音声だけでもいろいろな反応を見せてくれる猫たちであるが、それでは猫は音楽を認識したりはするのだろうか。もし認識するとして、猫の好きな音楽とはいったいどんなものなのか? ナゼ急にこんな話をするかというと、つまり我々は見てしまったのだ。ある種の音楽に激しく反応した猫の姿を! その曲の名は、なななんと「春の祭典」! ちょっとでも不協和音が入ったり現代音楽っぽくなるとイヤーンなヒトにはまったくおすすめできないが、刺激的なのがお好みのかたには強くおすすめできる、20世紀を代表する音楽であるところのあのアレ。はっきりいってヘタなロックよりよっぽど先鋭的でイケてる(と思う・・・)、よくもわるくも新時代の扉を開いてしまった超有名なあの曲である。 このところ徐々に我々のツボにハマりつつある指揮者・ゲルギエフによるこの曲の名演CDを先日やっとゲットしたので夕食後に早速かけてみた。「ハルサイ」はどう考えても食前食後に聴くには若干不向きな曲であり、非常に消化に悪いカンジではあったが、幸い演奏は激しく良かった。しかしそれよりなにより我々を瞠目させたのはたまたま居間に全員集合してくつろいでいた猫たちの反応の激烈さであった! まず、普段ブルックナーやブラームスをどんなに大音響でかけても平然としているスオミが「春のきざし」でお耳をぺったんと倒して「な、なによコレ。ちょっとちょっと、うるさいわよぉ。なんだかイヤなカンジだってば」とものすごく迷惑そうな顔をした。こゆめも耳をピカチュウにして「・・・・・」とヒョウタンツギの目になって拒否感を全身で表している。 まぁ不協和音に対するこの反応はわからないでもない。問題は男の子たちであった。 いつもどんな曲をどんなにでっかい音でかけようが「ぽーっ」とマイペースで、音楽になんか見向きもしてないっつーカンジのアイノが、曲が烈しいリズムを刻みはじめたあたりから「!?」と顔をあげて、スピーカーのほうをじっと凝視しながらお耳を前方に向けてぴくぴくさせつつ音楽に聴き入ったのである。 単にうるさいから音源のほうを見ただけかとも思ったのだが、意外なことにいつまでも聴いている。ずーっと聴いている。延々と聴いているぅぅ! これにはニンゲンも驚いた。ふと見てみれば、足元にいたあかおまでスピーカーのほうを振り返って「・・・・」と神妙な顔で注目しているではないか。アイノほど集中していないが、やっぱりなにか反応しているぅぅぅ。なぜだぁ!! めちゃくちゃイヤそうな女の子たちと、めちゃくちゃ興味シンシンの男の子たち。いったいこの反応の違いはなんなのだろう。っていうか、確かにこの演奏はものすごく生々しくて、弦のざわざわした感じは原初的な自然を感じさせるし、鋭く切り込むフルートの音はまるで鳥の叫びのようだ。たぶんアイノやあかおにしてみれば、ムツ○ロウさんの番組にくぎづけになるのと同じような意味で目が離せなくなっているのかも・・・ しかしプラスの反応にせよマイナスの反応にせよ、猫たちがこんなにはっきりと音楽に聴き入るのをみたのは初めてである。どうぶつにもわかるプリミティブさとは、ストラヴィンスキーおそるべし!・・・とその時は思った。しかしそうではなかったことがその数日後に判明したのである。 その日たまたま合わせたCSのチャンネルで、ある有名指揮者(彼の名誉のため名は伏せる)が振る「春の祭典」をやっていた。この指揮者もめちゃくちゃ評判いい人なのだが、なぜかうちには彼の演奏のCDが一枚もないしライブ演奏を聴いたこともない。それで「どれどれどんな感じだろう」と期待して思わずそのまま全部聴いてしまったのだが、途中でふと振り返ったワタシはみてしまった。そう、このときも猫ズが集合していたにも関わらず、そして同じ曲をでっかい音で聴いていたにも関わらず、なぜか全員無反応だったのである。アイノはすやすや寝ているしスオミは毛繕いなんかしながらくつろぎまくっているぅ。ちょっと待て、前回とのこの違いはなんだ! これって慣れたんだと思います?それともやっぱり・・・・・・ と、とりあえず訂正。ストラヴィンスキーじゃなくって、ゲルギエフおそるべし! 本日の日記、微妙にオタクっぽかったことをお詫び申し上げます。クラシック好きのかたならナチュラルにわかっていただけると思うんですが、同じ曲でも指揮者がちがうと大違いなんですよ。というお話でした。とにかく三毛猫党は今後もゲルギエフを応援していまーす!まだCD買ってこよう。わくわく。 |
椅子取り(12月16日) みなさん、最近椅子取りしてますか!・・・って、たまたま幼稚園の先生やってるとか現在小学生だとかといった特殊事情でもないかぎり、日常的に椅子取りゲームやってる奴はあんまりいないと思う。・・・ていうかいたらコワイ。 しかし我が家ではたいへん日常的に熾烈な椅子取り合戦が行われているのである! そのターゲット(?)は、以前この日記でもご紹介したナイスな椅子。本来パソコン長時間作業用に購入されたものなのだが、あまりにも座りごこちがラクチンなのと、この秋回線復活とともにパソコン設置場所を居間へと移動したことに伴って、この椅子はついにワタシの日常使い用のものとなった。ご家庭内でこんな椅子でメシ食ってる奴はかなーり珍しいと思われるが、ラクチンなものはラクチンだ。良いものを日常に使用せずしていつ使用する!! ・・・といったポリシーから、この椅子でHPの更新したりゴハン食べたり新聞読んだりテレビみたりしているというナチュラルエライ人状態のワタシであった。 ちなみにダンナはごく普通の、座り心地のあんまりよくないダイニングテーブル付属の椅子で生活しているため、向かい合って座ると非常にあやしく奇妙なカンジが漂いまくるのがアレである。 まぁそこまでは良い。(そうか・・・?) 問題は(当初の予想通り)マイ椅子が異常な猫人気を博しているという事実だ! とにかくワタシの椅子は、みるたびいつも誰かが寝ている。確率的にはスオミ5割、あかお3割、こゆめ2割といったところだろうか。・・・ちなみにここで名前のあがらなかったアイノは、いつもワタシのフトンの上にひきこもって木下藤吉郎のように冬場の寝床を暖めてくれるという素晴らしい働きをしてくれていることを特にお話ししておきたい。うい奴じゃ、ちこうよれ。(←?) もとい!ワタシの椅子はいつも猫ズに大人気だ。普通にまぁるくなって寝てるくらいなら「あらカワイイわね♪」くらいで済むが、すおちゃんなんか椅子のうえでアザラシ寝りまでしてくれるという兇悪このうえない究極ぷりちーさでニンゲンを悩殺しまくりやがるのである。これは困る。すごく困る。言葉では表現しきれないくらい困る!! だってそんなカワイイものをどうして無下にどかすことができるというのか。 思えば猫好きとは因果なもので、猫に読んでいる最中の本の上に乗られたりテレビの前に立ちふさがられたりトイレにいきたいな!というときにヒザの上で熟睡されたりしてもまったく抵抗できないというおそろしいさだめのもとに生まれてきているのである。・・・あっでも、トイレの場合だけは猫愛よりも人間としての尊厳を優先することを強くオススメします。(・・・・・) まぁ要するに、猫にどんなご無体をされても逆らえないのが猫好きさんというものである。もちろんこれはニンゲンという種族の中でも少数派である。ココをご覧の皆様にはとても信じられないことだろうが、特に猫好きでない人々というものは、本の上の猫なんか「どけどけー」と即座にどかすことができるし膝の上で寝た猫なんかも「はい降りて降りてー」とぽーいと放り出すことが出来てしまうんですのよ奥様!!なんてすごいんだ非猫好き人種!信じられない強さだぞ非猫好き人種!ためしに一度なってみたいぞ非猫好き人種!! しかしココでなにをどう叫ぼうと所詮負け犬の遠吠え。(・・・・・)ワタシは運悪く猫好きの星のもとに生を受けてしまったわけであり、つまりそれはいかなる状況においてもマイ椅子を占有した猫を実力行使でどかすことができないということを意味するのである。 するとどうなるか。 まずゴハンが食べられない。目の前に食事が並んでいるのにスオミが椅子の上でシアワセそうに眠っているため、座る場所を失ってしまったからである。その場合ワタシに残された手段は、空中椅子で悶絶しながらメシを食らうか、その表面積の8割を占領された椅子の残り2割のところにほんのちょっとだけ座らせてもらって腹筋の強化に励むくらいしかなかったりするのが悲しい。いずれの場合もなんかあんまり食べた気がしないところもさらに悲しい。 そしてもちろんパソコンもなかなか使用できない。メールも見たいし更新もしなくちゃいけないのに、椅子の上でこゆたみがかわいらしく丸くなってすやすや眠っていたらもうどうしようもない。この場合ワタシになにが出来るっていうんだぁぁ!・・・これは若干最近の更新遅れのいいわけに聞こえるかもしれないが、実は確かにいいわけだったりする。(・・・・) ああっ、でもでも、座れないのはホントなんですぅぅ!!嘘だと思ったらうちのダンナにきいてみてくださーい!! この凶悪ねこねこ占有屋の魔の手から逃れるためには、ちょっとでも猫が椅子から降りた隙に素早く座ってしまう!そして梃子でも動かない!!・・・という非常にアタマわるいカンジであり霊長類の威厳ゼロってカンジのプリミティブばかばか作戦以外の道はいまのところ存在しない。かくて今日も0時ごろまで椅子を占有されて、しくしく泣きながら深夜に更新作業をしているワタシであった。 ああ、キミたちはどうしてこの椅子がそんなに好きなんだ・・・他にいくらでも寝る場所はあるだろうに。 犬なんかだと、飼い主のニオイがするから飼い主の椅子が好きなんだっていうけど。それならすっごくカワイイが、どうせそんな理由じゃないんだよね、こいつらの場合。単にこの椅子が立派でラクチンだからなのさ。ワタシはもう猫どもに多くは期待しない。けっ。(←相当猫不信に陥ってグレている。・・・・・・) |
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