過去の日記置き場です。
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「いらかの波」ってマンガしってます?すごい好きだったんですけど。(笑)


5月3日(金): ナイスなじゃらし

5月8日(水): いくぞブロードバンド!

5月10日(金): 恐怖の犯罪都市

5月14日(火): 愛に飢えたあかお

5月15日(水): 猫ズの朝


 ナイスなじゃらし
(5月3日)

 ゴールデンウィークに突入してほとんど毎日お休みだというのに、更新はめちゃくちゃさぼっているなぁ。でもでも、先日ついにこゆたんが避妊手術したんですのよ奥様!心配で心配でなにも手につかないじゃーありませんか!
 ・・・なーんていってみたりはしたものの、実はこゆたんったら「なにすんのよ、あたしは殺したって死なない女よ」ってカンジのダイハード猫であり、ちっちゃっこいわりには妙に丈夫なお子なのである。案の定手術後迎えにいったときもけろっとしていて、「ああっ、こゆめがガンジョーで安産型の子でよかった!!」と改めて天の猫神さまに感謝する我々であった。心配してくださった皆さん、どうもありがとうございました。

 でも・・・
 目がね、怒ってるの・・・そして、スネスネなの・・・・・・

 「アンタたち、あたしになんてことしてくれんのよ。おなかをハゲにしたわね!きーっ!」って、顔に書いてあるし。いや、この場合明らかにおなかハゲがどうとかって問題じゃないんですけどね。とにかくこゆたんは「ご奉仕されるのは当然だから感謝はしないけど、ちょっとでもイヤな目にあわされたら地獄の果てまで恨み節」ってカンジのマジで三代祟りそうな正しい猫なのである。キャーー!!!

 と、とにかく手術自体は無事に済みました。この件に関しては心の整理(?)がついてから、また改めてじっくりとご報告させていただきます。・・・・・

 で、今回は猫好きの皆さんに耳寄りな情報をお届けしたい。
 このじゃらしを御世、じゃなくって見よ!

でかいです。ほんとに。

 どうです、でかいでしょう!サイズ比較のため横に置いてあるのはティッシュの箱だ。むろんポケットティッシュなどではなくボックスティッシュなのでお間違えなきよう。

 この見るからに猫まっしぐらな巨大じゃらし、実はこゆめの息子・ルーくんちで手作りされたものである。先日ルーくんの短期ホームステイ受け入れ先になったところ、今ならルーくんにはもれなくこの巨大じゃらしがついてくる特別キャンペーン期間につき、ラッキーなことに我が家にも一本じゃらしがプレゼントされたのである。(←?)

 ・・・・・・
 キャンペーンかどうかはおいといて。なんとルーくんの飼い主さんは着々と「じゃらし自作」の道へ邁進している模様であり、ホームセンター等でゲットした安価な素材をナイスに加工して日々このような特製猫じゃらしを生産しまくっているらしい。そこで今回ご好意で「猫まっしぐら・試作二号機」を一本おみやげにくださったというわけである。ちなみに試作二号機といっても「気力120」でぶちかますマップ兵器・戦術核弾頭は搭載されていないので色々な意味で安心だ。何いってるかわからない人ごめんなさい、スパロボのやりすぎでワタシの頭がくさってるんです。・・・だって3回もやり直してるのに、どーーしてもガトーの試作二号機が倒せないんだもん・・・熱血かけて援護攻撃つけてクリティカル2連発でもダメージがあと1000足りないんだよぉぉ!えーん!!

 ・・・このスパロボ馬鹿は放っておいて。って、自分だけどさ。(・・・・・・・)
 それにしてもこの巨大じゃらし、アマチュアの作とは思えないくらいしっかりとした逸品なのである。なんでも彼のコンセプトは「ルー太郎くんが大きくなって力がつよーくなっても壊れない猫じゃらし作り」らしいので、今回の試作二号機の主な目的は、我が家のでか猫ズの容赦ない攻撃にさらされた時にこのじゃらしがどのくらい保つのか?というのを検証することにあった。

 そうそう、そうなんですよね。でかい猫とお暮らしの皆さんなら何度も経験あるでしょう。買ってきたばかりの猫じゃらしにがぶがぶがぶーりと噛みつき攻撃されたあげくニンゲンの手から奪って逃走する猫!さらに「いひひひ、オマエはもう俺のえじきだぜ!」という邪悪な風情でいたいけなじゃらしちゃんを執拗に抱え込み蹴り蹴り攻撃を食らわせて痛めつけ、しまいにゃ解体・放棄!!

 泣ける。マジ泣ける。

 「ああっ、新品のぴかぴかなんだから、もうちょっと手加減してぇぇ!!」というニンゲンの涙の訴えにも耳を貸さず、「いやねぇ、新しいからバラしがいがあるんじゃない」と徹底的に容赦のない猫族のヤツらの非情さよ。これで何本の猫じゃらしたちがあえなく昇天していったことか!

 しかし皆さん、この「試作二号機」ならもうそんな嘆きとはおさらばです!なにせこのじゃらし、めっぽう丈夫なんですのよ奥様。さすがは「強度重視」で設計されただけあって、これまで数多のおもちゃを瞬殺してきた「連邦の赤いアクマ」ことカールルドルフあかおくんの渾身のアタックにも耐える、驚愕の装甲値なのである。
 ではここでスタジオのあかおくんを呼んでみましょう。あかおくーーん!

うりゃうりゃうりゃ。興奮のあまり画像がブレております。尻尾も巻いております。
こんなに激しく蹴り蹴りしても

釣れてます!とーれとれぴーちぴち。
5.75キロの巨体(?)をひきずっても大丈夫!

 (うおぉぉぉ、というギャラリーのどよめきの効果音)
 どうだいトレイシー。(←ダレ?)すごく丈夫だろ?
 わあ、すごいわジャック。(←だからダレ?)これならどんなに乱暴に扱っても壊れないわね!
 (パチパチパチ、という興奮しきった絶賛の拍手の効果音)

 ・・・わたしもしかして、テレ○ンワールドの見すぎだろうか。
 あと、全然関係ないけど一枚目の写真。あかおのしっぽ・・・見事に巻いているなぁ・・・・・

 えーと、巻き尾のことはわすれよう。気を取り直して再度解説。
 このじゃらしの何がおもしろいかって、これまでの猫グッズとは開発コンセプトが明らかに異なる点である。これはうちのダンナの指摘なのだが、ヤツ曰く、これまでの市販品や女性が企画した猫グッズはやはりどうしても「かわいらしさ」や「ファッション性」の要素が大きくなっていると思う。しかし今回のコレはどこまでも男性の視点で作成されているのがおもしろい。すなわち、ひたすら物理的に強固であることを目指して作られ改良されている、というのである。
 いわれてみると、意外とそういう品ってないような気がしませんか。もっとも、こわれない猫じゃらしなんてメーカー的には売上半減につながるわけだから、わざと弱くしてあるのかもしれないけどさ。うーん、それってブラック。

 とにかく我々はこのじゃらしを使用してみて、確信した。

 これは売れる!

 だってだって、こんなにしっかりしているのに原価は○○円(あえて伏せる)なんだっていうんだよ。これだったら500円くらいで売ったって儲けが・・・っていうか、市販品のじゃらしの原価っていったい・・・!

 よし、こうなったらこの巨大じゃらしを大量生産してもらって売って売って売りまくるのだ!コレは全国の悩める猫好きさんたちに対する我々の義務といっても過言ではなーい!そうだ、いっそのこといちごみるくさんで委託販売させてもらうというのはどうだろう!(←勝手に名前出してごめんなさい。笑)
 我々の「猫じゃらし販売で一攫千金」いや「小金をゲット」の夢は一気に広がった。しかしここである問題が立ちふさがったのである。

 ちょっと待って。こんなでっかい猫じゃらし、どうやって配送するんだ。
 これって、本体価格より配送料のほうが高いんじゃ・・・郵便受けにも絶対入らないし。
 ・・・・・・

 ダメだこりゃ。

 というわけで、じゃらし販売計画は光速で挫折いたしました。あははは。残念だなぁ、いつもひかえめなすおちゃんもこんなにまっしぐらなのに・・・

「・・・・・・」
あたしは別にこんなハネに興味なんか・・・

すおちゃんもダンシング。ぐりずりーの舞。
あるーー!!!がばーっ!!!




 いくぞブロードバンド!
(5月8日)

 長かったゴールデンウィークも過ぎてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 それにしてもこれから7月の連休までが長いですねぇ。6月って休みはないしどんどん暑くなるし雨は多いし、はっきりいって一年で一番つらーい時期だと思う。そうそう、そこで提案なんだけど、どんな名目でもいいからとりあえず6月にひとつ祝日を作りませんか。(って、ダレに言っている?) 一回でもいいから連休があれば、ずいぶん楽になると思うんだけどな。よし、これは三毛党の重要案件にしよう。

 さて、前置きおわり。(?)
 せっかくの連休だというのに日記をさぼりまくってしまったぶん、ここ二日間で久々に全員のふぉとぎゃらりーを更新した。よかったら見てくださいね♪カワイイ子もあやしい子もとりそろえておりますので。ははは。
 それにしても、この手のおやばか猫サイトでフォトギャラリーといえば通常コンテンツの中心でありでありである。それを8ヶ月もうっちゃっておくとは一体どういうつもりなのだワタシ!
 ・・・とお思いでしょうがちょっと待った!こうまで更新が遅れまくったのには少しだけ理由があるんです。単にさぼりまくったってだけじゃーないんです!・・・さぼってたのも事実だけど。こそこそ。
 あまりに大昔の話なので、読んでくださった皆様もすでにお忘れだと思うが、ADSLになるのならないのと一喜一憂した昨年年末以来なんと未だにワタシはダンナのノートパソコンでメールを読みHPを更新しネットをさまよっているのである。
 だってだって、結局ADSLは引けないことがわかったんだけど、またISDNに戻すのなんてムカつくし。それにTAはもううちの実家にあげちゃったし。

 あ、余談ながらわたくし、あれからずーっとテレホーダイ愛用しています。

 ・・・・・・
 このブロードバンド時代にナゼ56Kでテレホーダイ?と心からがっくりせずにはいられない我が家の現実だが、とにかく自分のマシンでないということは過去に撮りためた猫ズ写真もまた休止中のマイマシンのHDDに眠っているということである。つまり、写真をセレクトするのがひっじょーーーにめんどくさいのだ。
 まぁいつまでもめんどくさいとも言ってられないので、結局一代前のマシンから今のマイマシンに移行するときに焼いたバックアップCDを発掘してきて、そこから写真を選んでみた。ということはつまり、新マシンに移行してから数ヶ月の分の写真がごっそり抜けているわけなのだが、そのへんの写真はまた次回ということで。あははは。

 しかーし!
 そんな我が家にもついに光明が差すときが来た!
 である。ふぁいばーとぅーざほーむ、あのFTTHである!!

 ちょっと聞いてくださる?なんと最近ワタシの住んでいる地域が光ファイバーのBフレッツ対応になったんですのよ奥様!っていうか気の早いワタシは、実は先日すでに回線調査もしてもらった。結果はもちろんオッケーである。まだこれから管理組合の了解を取らなくちゃいけないんだけど、管に回線通すだけだって話だからたぶん大丈夫だろう。

 ふふふ。ふふふふ・・・・・・
 ついに我が家に黒船がやってくるぞー!!

 ビンボーだからファミリータイプにするので速度は100MBならぬ10MBだけど、それだって56Kと比べたら天地の差があり雲泥の差でありひのきのぼうとロトのつるぎくらいの違いがある。のろのろ手続きしてたら一ヶ月や二ヶ月かかるかもしれないけど、まっこと暗闇の中を手探りで進むがごとく先の見えない絶望的な状況だった過去半年に比べたらそんなのは全然オッケー!うれしいよううれしいよう。

 しかし!「ああ、もうすぐすぱすぱーっとこう、回線がめっちゃはやくなるんだな♪」と輝く未来を夢見て、軽く有頂天になりつつ「ふぉとぎゃらりー」を作っていたワタシに突然の悲劇が訪れた。
 こゆめのページまではよかったんだよ。そのあとカールのページを作っているとき、そこまでにあまりに大量の写真を開いてみていたせいかビミョーに資源が不足気味なカンジの危険な兆候はあったのだが(つまり画面がちょっぴし化けたりとかソフトの切り替えが出来なかったりとか・・・)、「あとちょっとだから!」とセーブもしないでそのまま画像加工をして原稿つくって写真を配置してコメントも書き上げて、さあ保存!という段になっておそろしいことが。

 あっ。つまった。
 ま、まさか!と恐怖にふるえるワタシの目の前に、ひとつのダイアログボックスが非情に開かれる。

 USER.EXEの一般保護エラーです。

 ・・・・・・
 おわった・・・
 猫の神さま、ぼく真っ白に燃え尽きたよ。
 ウィンドウズの核の部分がいっちまったら打つ手なんてありゃしません。・・・・・・

 というわけで、皆さんがごらんになっているカールのギャラリー新ページは、深夜4時ごろから泣きながら作り直した、コメント・写真サイズその他が(たぶん)微妙に違っているセカンドエディションなのです。

 まぁアレだね、いくら回線が早くなってもOSが安定しないと意味ナシってことですね。勉強になりました。
 はやくXP入れよう・・・

 皆さんも突然のフリーズにはご注意くださいね。こまめなセーブってホントたいせつです・・・しくしく。



 恐怖の犯罪都市
(5月10日)

 おもえば去年の今ごろ、ワタシは北の地を満喫していた。
 軽いさわやかな空気、おいしい水と涼しい気候、そしてこの時期はあたかもヨーロッパにいるかのごとく異常に日が長くなる北海道。いいところでした・・・

 そして今、気がつけばワタシは犯罪都市に住んでいる。
 町の名自体が公害病の代名詞である汚れた空気の象徴のようなお土地柄、多数徘徊する浮浪関係の皆さん、そして巨大ネズミに代表されるあやしい生物たち。思えば遠くに来たもんだ・・・

 な、なんの因果でこんなことに。っていうか、マンションまで買っちまったのは自分たちだからどーーにもなりまへんがな。そもそもあやしい生物は家庭内にも数頭生息していることだしね。

 さて、そんな犯罪都市でワタシはまたもあやしいものに遭遇してしまった。それを見たのは昨夜のバイトからの帰り道でのことだ。
 わりと近所にある焼き肉屋さんの前を通りかかったとき、狂牛病騒動以来商売あがったりなカンジだったその店の入り口付近にめずらしく大勢の人がたまっていた。もっともそれ自体は夜になればどこの飲み屋でも見られる光景なので、さほど不思議ではないですよね。ワタシも何の気なしに「これから飲み会でもあるのかなぁ」と思ってぼーっと眺めていたのだが、じきに「あれっ?」という気持ちになった。どういうわけかその集団はオトコばっかりだったからだ。いや、それだって別にたいして不思議でもなんでもない。彼らがワタシの目を惹いたのはもっと違った理由からである。

 第一に、全員が黒いスーツを着ていた。くろっぽいとかじゃなく冠婚葬祭なみに真っ黒である。
 第二に、ほとんど全員が角刈りで、みなごっつい感じの男たちである。
 第三に、お店の回りにいっぱいクルマが停まっている。

 実のところ、最初にワタシが「ん!?」と大注目したのはこの車たちだった。

 なんでこんなところにベンツが二台も停まっているんだろう。
 ・・・いや、三台か。あれっ、あっちにはBMWが二台。。こっちにもベンツが。その隣のいまどき見かけないようなごっついトヨタ車はもしかしてセンチュリー?うわ、まだあるぞ!っていうかこのタダものじゃないでっかいアメ車はいったい・・・

 我が家のご近所がとつぜん101台高級車大行進状態になってたら誰だってびっくりすると思う。ここはビバリーヒルズか!(←金持ちはみんなビバリーヒルズに住んでいると思っている貧乏人)

 そんなことより。なんでこの車たちは妙にウィンドウが黒いんでしょう。

 ・・・・・・
 これってやっぱりアレですよね。アレだと思う人手を挙げて!(←ナニ?)

 クルマをよく見るまで全然気づかなくって、黒服集団の真ん中を「ごめんなさいよ、ごめんなさいよ」状態でずかずか歩いてしまったワタシって・・・!最後に見たアメ車(推定)の車種が知りたかったんだけど、振り返ってまでじろじろ見る勇気がなかったのであきらめました。あのクルマ、なんだったんだろう・・・

 しかしなぜあんな庶民的な一般焼き肉店にアレ関係の方々が集合していたのかは永遠のナゾである。やっぱしこの近所になにかアレ関係のアレ(意味不明)が存在するということなのかなぁ。いやーん。こわーい。

 ついでにもうひとつ我が町の真のおそろしさを語り継ぐ逸話をお話ししよう。そう・・・先日ダンナがもっとこわいものを見てしまったのである。
 その日いつもどおりに駅からウチに向かってとことこ歩いていたダンナがふと見ると、なぜか道端にハネが落ちている。ハネといっても、すおちゃんたちが「きゃー、ハネよハネよ!」と大喜びで飛びついてくるアレではなく、いわゆる鳥のハネである。もっと正確にいうならば、いきなり翼(身がついてるやつ)がいっこ路上に転がっていたのだという。

 さらに正確に言えば、それはなんとハトの片羽であった。!!!
 ばけらった、いやすぷらったである。(←動揺のあまりくだらないボケをせずにはいられない)

 な、なぜこんなところにこんなおそろしいものが・・・!と戦慄したダンナだったが、運の悪いヤツはさらにおそろしいものを見てしまうことになった。
 つまりそれは、なんとカラスの集団がハトを襲って食ってる最中だったらしいんです・・・
 ハトさん?ハトさんなの??キャーーー!!!

 そんな凄惨な光景が我が家の近所で展開していたなんてあまり考えたくないが、もっと考えたくないのは「もしや、うちのゴミ捨て場に時々たまってるカラスの皆さんもハト食ってる仲間だったのでは・・・!?」ということである。いくら雑食っていっても、まさか狩りまでするとは思わないですよねぇ。こ、こわいよぅ。もうゴミ捨てにいけないよぅ。
 とにかくこの件で、やっぱりうちの猫ズじゃカラスには勝てそうもないと痛感させられた。いつも窓からカラスを見て「クカカカカ!」とかいってるすおちゃん、どう見てもあれはキミのエモノじゃないので早々にあきらめたほうが身のためだよ。深入りするとヤケドするぜ。(←?)

 それにしてもわが街はいろんな意味でホントにおそろしいところです。もう夜道が歩けない。(←?) ひとつだけ北海道に勝てそうなのは「クマは出ない」ということくらいだろうか。・・・
 とりあえずうちに遊びに来るかたは、ちゃんと生命保険入ってきてね。三毛党からのおねがいでした。



 愛に飢えたあかお
(5月14日)

 最近うちの居間にはあやしい箱がころがっている。
 といってもタダのダンボール箱なんだが、中味を出したあと例によってするすると猫が収納されているのを見たところあまりにも猫ズにジャストフィットのサイズだったので、たまたまヒマだったばかなダンナがアホーな落書きをしたらこんなふうになりました。

あかお・・・ふびんな子・・・(ほろっ)
なんだかしあわせ・・・ぽへーっ・・・

 よく見えないと思うけど、「かわいがってください!!」と書いてある。
 ばかである。
 さらに言わせてもらえば、妙にシアワセそうにその箱に収まっているあかおもかなりおばかである。

でも、ぱかぱかアイちゃんに字が読めるわけないので大丈夫。(なにが?)
どれどれ、なんてかいてあるんだろう。

 しまいにはアイノにひろわれそうになってるし。ああ、ますますばかである。ちなみに二枚目の写真、字が濃くなってると思いませんか。そうなんです、ワタシに「これじゃよく見えないよ」と指摘されたダンナが即刻くっきりと上書きしました。こりゃーほんまもんのアホですね!(・・・・)

 このように当初は200パーセント冗談で設置されたこの箱だったが、なぜかコレをカールあかおがいたくお気に召してしまい、日常的にこの箱でくつろぐようになってしまった。これはやはりサイズがよかったのだろうか、それともコンセプトがよかったのだろうか。(・・・・) とにかくその後もふと気づくとなんだか満ち足りた表情でこの箱に入ってぽへーっと寝ているあかおはなんともまぬけであり、そんな光景を目にするたび我々はちょっぴり脱力しつつ「あっ、あかおがまた『かわいがってください』になってるー!」と大笑いする毎日であった。(←かなりひどい)

 しかし我々はある時はたと気づいてしまった。
 この箱には別の意味があるのではないか。っていうか、書いてあることをコトバどおりに取ると単純に「かわいがってね!」という意味にすぎないではないか。つまり、もしかしてカールあかおはいつも「かわいがってほしいな♪」という意思表示としてこの箱に入ってうっとりしているのではないのだろうか!!!

 そ、そうだったのか。カールよ、キミはそんなに愛に飢えていたのか。
 っていうか、いつもあれだけ甘えてるのにまだ足りなかったんだね。・・・・

 思えば猫とニンゲンのかわいがり・かわいがられ欲求が噛みあわないための悲劇は枚挙にいとまがないと思われる。うちの猫ズでいえば、カールとかアイノみたいな連中はまだいいのだ。ヤツらはいついかなるときでも可愛がられれば反射的にゴロゴロうっとりするイキモノだからである。
 しかしすおちゃんとこゆめは違う!こっちが「ちゅきちゅきー♪」(・・・・・・)と幼児化しつつ撫でてあげても「いまそんな気分じゃないのよね」とついっと立ち上がってつめたくどこかにいっちゃったりしやがるくせに、逆にニンゲンが真剣になにかしていてとてもそんな余裕がないとき(例:締め切りがある文書の作成中、出勤前のめちゃ忙しい朝など)にかぎって「あそんで♪なでて♪そーれごろごろ」とめちゃくちゃかわいく甘えてきたりするもんである。すごく困る。しかも、おそらくこっちのほうが「典型的猫の行動パターン」として世界的に認知されているものであることは間違いない。ということは、有史以来数多の猫好きさんのご家庭においてそのような光景が繰り広げられてきたこともまた想像に難くないのである。ああ〜。

 まさにこれは性格の不一致、いや可愛がりの不一致!イカン、このまま放置すると遠からずリコンかもしれない。(←?)

 しかしそんな危機を迎えたご家庭にも、この箱いっこあれば大丈夫!かわいがってほしい猫はココに入ってワクワクしながら待つだけでOK!じきにかわいがりたいニンゲンがやってきて「あかおちゃーん!!」と盛大になでまくってくれるという寸法である。
 これで猫とニンゲンの意思疎通もバッチリ!っていうか、類似品として「エサよこせ」「こわいよぅ、ぶるぶる」「ワタシを今すぐひとりっこにしなさい」などの要求(一部それ以外のものも含む)を書いた箱をそれぞれ設置しておくとますます意思疎通がスムーズになることと思うが、どの箱も利用者がきわめて限られると推測されることから導入には至っていない。ああイヤだイヤだ、やっぱりヤツらの考えてることなんかあんまり聞きたくない。

 まぁとりあえず我が家は「かわいがり要求箱」だけでうまくいっているので、当面はこれでよろしいのではないかと思われます。
箱入りカルちゃんを「ああ、キミはそんなにかわいがってほしかったんだね。よちよち!」となでなでしてあげるとそれはもううっとりとシアワセそうなので、もう見ているだけで脱力です。気力が50下がって攻撃がヘロヘロになります。(スパロボ(C))
 さあ、いますぐ皆さんも「かわいがってね箱」を設置してみよう!(・・・・・・)

ちょっとわたしに何やらせんのよ。はやく「ひとりっこ」箱つくりなさいよ。
ハイ、すおちゃんもこのとおり。

ウットリしている。なんでそんなにまぬけなんだあかお・・・
真打ちあかお再登場。まさに恍惚の表情・・・



 猫ズの朝
(5月15日)

 さて、時計も5時を回って外がだんだん薄明るくなってきた。バイトがない日は相変わらずあやしい生活を送っているワタシだが、こうして明け方にパソコンに向かっていると、しみじみと感じずにはいられない。

 平和だ・・・今朝もまったくいつもどおり、平和な朝だ。
 いつもと同じ平和な朝のひととき、元気な猫ズ。ぼかぁしあわせだなぁ。(←?)

 なーんていうと、「さわやかな朝の空気に小鳥のさえずり、ほのかに明るくなってくる青い空。主は天にいまし、世はすべてこともなし。」・・・なんつー美しい光景を連想するかと思うが、我が家におけるいつもどおりとはそんな生易しいものではない。
 そもそも考えてみて欲しい。そもそも我が街は恐怖の犯罪都市であり動物無法地帯である。さえずる小鳥ちゃんのかわりにぎゃーぎゃーいいながら狩りをする血に飢えたカラスが出没し、青い空のかわりに光化学スモッグで妙にしろっぽい空がひろがるお土地柄だ。こんなところでサワヤカな朝を要求するほうが間違っているではないか。(そうか・・・?)

 あまりさわやかでないが平和な我が家の朝は、こゆめのむずかり鳴きではじまる。
 夜の間に飢えまくったこゆめが「エサよこせ、エサー!」とみかじめ料を要求するヤーさんのように有無をいわさぬ迫力でにゃーにゃー訴えにくるのである。これはたとえ寝ていてもたたき起こされるくらい執拗で徹底的な攻撃であり、はっきりいってめちゃくちゃうるさい。ヘタに抵抗しても勝ち目はないので、早々に要求におこたえすることにしているワタシであった。

 そんなわけで、しょうがないなぁとゴハン出しにいって戻ってくれば、こんどはアイちゃんの攻撃が待っている。最近やたらとあまえんぼになったアイノが、このところ毎朝のように「うにゃーん・・」とかなんとかかぼそい声で訴えながらスリスリしにくるのである。
 スリスリごろごろなんて、ちょっと甘えて気がすんでくれるもんならこれほどカワイイものもないんであるが、残念ながらこのスリスリがまたとんでもなくしつこかったりする。ヘビのようにしつこく納豆のように粘っこくアロンアルファのように粘着質な、まさに終わりを知らぬスリスリ地獄である。人が寝てようと起きてようとお構いナシにやってきてはゴロゴロいいながら地獄のスリスリ30往復につきあわされるワタシの身にもなってほしい。

 うるさいアイちゃんがやっと添い寝に入ってくれたかと思う頃になって、今度はどこからともなく・・・っていうか廊下のほうからなぞの地響きが伝わってくる。いったい何なんだと見れば、三色毛皮のまるっこい物体がすごい速さで走り回っているではないか。スオミ様ご乱心である。
 これは知らない人が見たら宇宙から毒電波を浴びたんじゃないかと思うくらい唐突な大爆走であるが、もちろん理由はわかっている。電波でもオカルトでもなくただのトイレである。すおちゃんはトイレ前後に運動しないと気がすまない子なのだ。

 ずだだだだーっ!ずどどどどーっ!!と三毛柄の人に家中走り回られるのを見ながら「ああ、防音カーペットにしてよかった・・・」とぼんやり考えるのもまたワタシの日課のひとつである。・・・・・・

 さらに言えば、運動を終えた(?)すおちゃんが世に放つ強烈な異臭にももう慣れた。っていうか、基本的には耐えられないので、起きていれば即回収です。あははは。ところで、おもしろいことに猫ってつられウ○コすると思いませんか。いっぴきがすると、他の子もなんだか気になってくるみたいで「あ、ぼくも・・・」と続けて入ってふんばったりしますよね!これがあるから掃除のタイミングが難しいんだよなぁ。こゆたんなんかさらに邪悪で、掃除が終わったあとにやってきて「あたしのためにきれいにしてくれたのね!じゃあ入ってあげるわ!」とこれ見よがしににゅーっとやってくれるし。くそー。

 えーと、トイレの話はおいといて。出すもの出してスッキリしたすおちゃんはというと、さらにトイレ後の運動に忙しい。またもや走って走って走りまくっているその姿はなんだか微妙にまぬけでわらえるものがあるが、このあたりで他の子たちも影響されて一緒になってずだだだだだーっ!!とのようにつるんで走りだすから始末が悪い。ついに朝の追いかけっこ大会開始である。走り方がとろくさいアイノや、でっかくて重たいあかおが一緒に走りだすとうるささも三倍だ。ああ、うるさい・・・コレを見るたびにワタシは「ああ、防音カーペットにして(以下略)」。

 さて、猫ズがこのようなルーティンワークをひととおり終えると、ようやく我が家に静かな早朝が戻ってくるのである。ああ、やっと寝られる。っていうか、すでにこの大騒ぎがないと朝という気がしなくなってしまったのはワタシだけだろうか。イヤだなぁ。

 というわけで、ちょっと・・・いやかなりイヤだけど、これが我が家の平和な朝のひとコマなのである。
 ね、平和でしょう?すごくうるさいけど。(・・・・・・)
 よく見ると最初のほうにも「静かな朝」なんてひとことも書いてないもんね。いいの、べつに。静かな朝なんてもうあきらめたから。

 ここまで書いたところでもうじき5時半。今はみんなひと騒ぎ終えて、キャットタワーに鈴なりになって外を眺めてます。我が家に真の平和が訪れた!・・・というところで今から寝ようっと。ねっ、ワタシがこうして明け方に寝るのはいわば生活の知恵なんですよ!ホントです。



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