ジュニア版　神社仏閣ミニ辞典　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｐ １
　 　　　　　　　　　　　　　　　ー入門篇・仏教の部ー　　　　　参考文献；　仏教入門（藤井正治）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仏教入門（松尾剛次）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仏 　教（渡辺照宏）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目で見る仏像（東京美術）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　図説ブツダ（木村次郎）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仏陀の世界（田村仁）　ほか　

　

　[目 　次]

　・釈尊の生涯

　・釈尊の教え

　・釈尊入滅後の仏教

　・経典について

　・日本の仏教
　　　Ⅰ仏教伝来～平安時代
　　　Ⅱ鎌倉時代
　　　Ⅲ室町時代～現代

　・仏像について
　　　Ⅰ仏像の起源・制作・種類
　　　Ⅱ仏像各部の名称
　　　Ⅲ如来形　・　Ⅳ菩薩形
　　　Ⅴ明王形　・　Ⅵ天部形
　　　Ⅶその他の像


 　

　はじめに 　

　仏教とはお釈迦さまの説かれた「教え」です。
　お釈迦さまは仏陀とも仏とも言われますがここでは釈尊（＊１）と言います。
　仏教とはどんな宗教かということについては、いろいろな説がありますがここでは

　「現世は如何にあるかということを正しく知り、人生は如何に生きるべきか」（藤井正治・仏教入門）

ということを説く宗教という面から考えます。（＊２）

　　　　　　　　　　　　　　
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(＊１)　釈尊とは「釈迦牟尼世尊」を略したもので、「釈迦牟尼」とはシャーキヤ・ムニを音写したもので、シャーキヤとは部族の名前をさし、ムニは聖者の意味。世尊とは「世の尊敬に値する者」の意味です。

(＊２)　このほか仏教とは「智恵と慈悲を説く宗教」、「自らすすんで悪事を抑え善行をすすめる宗教」、「釈尊とその教えや僧を敬う宗教」という考えがありますがどれも仏教の一面をあらはしています。