TOMOCAカレーライスQ and A





010スリランカの生米でご飯を炊く kakulu haal



 スリランカには2種類のお米があります。これはおコメの品種の話ではありません。店で売られているお米の下処理のことです。一つは茹で米。タンバップ・ハールと言います。パラパラしているので軽い感じの触感。そして、もう一つが生米。これは日本のものと同じです。日本人ならお米と言えば生米しか知りませんから、どうしてもこれを食べたい。でも、スリランカの生米はふっくらして照りがある、という炊きあがりにはなりません。ボソッとして団子になって固まってだらりとした感じ。
 

準備するもの  生米(スリランカのものに限ります。日本産だと、たとえ日本晴れのような品種でもスリランカっぽいごわごわ感が出ない)
調理道具       ナンビリヤ  大きな土鍋  
           
炊き方
①まず、生米をひたすら洗います。ただ、ごしごしとは洗わない。ナンビリヤに水と米を入れてぐるぐると回す。米に混じる小石をナンビリヤの目に挟みこむのです。ナンビリヤの水を回している間に水はどす黒くなります。何度か水を換えます。小石やゴミがナンビリヤの溝に挟まりますからこれを丁寧に取り払ってください。
②土鍋に米を移して、体積で米の倍量の水を加えます。これが水の量の目安。炊き方は日本で炊く場合と同じ。わっと火を強めて水を沸騰させて泡立ったら火を弱めてジックリと蒸すように炊きます。面倒なら電気がまでどうぞ。

食べ方
 温かいうちはまだいいけれど、室温にご飯が覚めるとゴロッとした塊になります。スリランカ南部の料理は魚のカレーが美味しくて素敵なのですが、冷めたご飯には時に興ざめします。生米を炊いたご飯は日本のご飯と同じで胃に重くのしかかります。 参考→茹で米の炊き方