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通勤ノベルゲーム その76

●夕凪の丘にて僕は

 (…あれ、もしかしてドロイド版もうダウンロード出来なくなってるかな? むむむ。PC版はまだありますね。)
 ドット絵RPG風のマップで展開する1本道ノベル。
 記憶を失った主人公は目を覚まし、山の上にある洋館に辿り着く。主人公が入った途端に扉は閉ざされ、館に閉じ込められてしまいます。
 そこには主人公と同じように記憶を失った先客がいます。名前すら不明。主人公含め全部で8人。上階にある部屋の扉に、それぞれ違うトランプのマークがあったことから、8人は相談してそれぞれの部屋を割り当て、各マークを仮名として名乗ることになります。主人公は「ジャック」になりました。
 その話し合いの後、ジャックはダイヤに呼ばれてある部屋に赴きますが、そこで突然殺されてしまう。
 ところが、次の瞬間ジャックは目を覚ます。その事件の少し前まで巻き戻って。彼は、時を繰り返す。今度は、自分は死なずに済んだものの、謎の黒い化け物「後悔」が現れてダイヤが殺されてしまう。
 何が起きているのか判らないまま、様々な謎を内包しながら次々と死が訪れる。ジャックはそれを目撃する。
 だがその状況に負けず、方法を探り続け前進してゆくうちに、真相は少しずつ明らかになって行きます。……そして、「帰る」方法も。

 自分でマップ内を移動しないとならないのでRPG風という表現を使いましたが基本は1本道シナリオであります。そう長くはないけれど状況がまさに二転三転して「おおお」という感じ。
 当初はありがちなシチュエイションホラーに見えますが全然そんなこたーないです。最後までやってみると不思議な後味。
 事件が起こるたび時間が巻き戻るのである意味ループものと呼べなくもありません、が、単に同じ状況をループしている訳ではありませぬ。物語途中でタイトル画面に強制連行されてもびっくりしないで下さいですよ(にやり)。
 基本、操作も展開も難しくはないです。攻略に悩むような要素はほぼなし。最後の方で、登場人物との会話コンプリートすると何か変化がある…というやり込み要素はありますが、物語本体自体に大きく関わる部分ではないのでオマケですねー。

固定リンク / 2019.11.28


DLife放送終了だと!?

 しょっく。
 ……うーぬマイロマーフィー(DLifeでは)最後まで見られないの確定だねぇ。
 海外ドラマ好きにも結構打撃なんじゃなかろうか。何となく。

 日本だとDisney DELUXE、アメリカだとDisney+、って有料配信サービスが始まった時、ディズニーらしくない、とは思っていたのですよね…「見放題」なんて形で一緒くたにされるよーなのあんまりお好きじゃなさそうに見えていたから。ただまぁ世の中サブスクですからねえ。他のビデオ・映画なんかと混ぜずにディズニー単独でやる所が彼らの矜持なのだろう、ぐらいの気持ちだった。
 DLifeなくなると、放送サービスは完全有料しか残らない。あ、もちろん、話題になった映画が地上波で放送とかはこれからもあるんだろうけれども、少なくともレギュラー放送は有料しかなくなる。

 DLifeそんなにきつかったのかなぁ。なんとゆーか、CMと言えばショッピングのインフォマーシャルだらけの他BS局に比べたら、ちゃんとスポンサーがついている番組もあったし物凄く健全(?)にやれているように見えたんだけど。少なくとも夕方のディズニータイムはちゃんとスポンサーいたのに。

 あとコンテンツも。地上波持ちのBS波は結局地上波で持っていたコンテンツの延長上ってイメージが強いから、DLifeやBS11/12辺りの独立局(って言い方が正しいかどうかは判らないけど)の方が面白いことやってる感じがする。
 その中でもDLifeはテレビショッピング番組とか(他局に比べたらだけれど)少なくて、番組、というかコンテンツもディズニーの冠に恥じない編成をちゃんとしていた、ように見えたから、なんてーか、言い方は変だけどある意味「硬派な」局だったと思うの。コンテンツファーストで。その意味でもなんかもったいない。ディズニー自体が特に好きという訳ではないんだけれど、DLifeという局の姿勢は好感持ってた。

 ……DLifeのこの方向転換はディズニーの思惑なのかなぁ…とも。何となく。プレスリリース見るとね。何だか微妙に悔しさが滲み出る文面なのが(※気のせい)。やってる人たちは決して止めたい訳でも止めなくなちゃならないほど困窮していた訳でもない、と思いたい。ディズニーがケチになった、ってことでいいんだろうか。

 DLifeの中で私が最近メインで追っかけていたのはマイロマーフィーとBBCのCLICKくらいです。CLICKは(日本語同時通訳版のフルサイズは)見る手段なくなる。うぐぐ。これはリアルタイム性が大切だから配信サービスじゃ意味ないし諦めるしかなさげ。マイロマーフィーは…Disney DELUXEではまだシーズン1しか来てないー(でシーズン1は大体見たー)、Disney+はそもそも日本じゃまだだー(配信番組リストにMilo Murphy's Lawはある)、という訳でDisneyチャンネルの月1無料放送に期待するしかなさげですねえ。のんびり待ちます。
 待ってる間にDisney+日本に来たらどーしよう。そこでシーズン2配信されてたらちょっと悩むかも。いったん契約して短期決戦で走破してすぐ解約とかになるだろうけれども。

固定リンク / 2019.11.21


白銀の墟 玄の月(3)(4) / 小野不由美

 読んだ。
 一読して直後に出たキャッチフレーズは「マッドサイエンティストRの天意実験室」

 何処までネタバレと扱っていいやら混乱するので早々に!
========== ネタバレ結界 ==========

・悪役の動機が希薄なのはいつものこと
 …なんだけどね。十二国記は。月影でも塙王の動機が本当にくっだらなくて、でも、あの世界とこっちとでは生き方や考え方が違うんだから仕方ないのかなーしょんぼり、で片づけていたので、うわぁん阿選、と思ってしまった。
 王になりたいじゃなくて驍宗の上に立ちたい…というかそう認められたい系なんだなぁ。あと誰か喧嘩相手いないと気力が沸かないんだ。後半泰麒が強敵に回ってから急に生き生き動き出しちゃったりする辺り、少年マンガのかませ犬ライバルポジションかお前はー! みたいな妙な可笑しさが。
 けど、さー、

・阿選生きて欲しかった
 私だけかそうですか(笑)。
 途中で挟まる友尚の雑談の「阿選は驍宗即位後仲良くなると思ってたんだけどなー」は黄昏の時から私も思ってたことなので同意MAX。というか……うーぬ。少なくとも冬栄くらいの頃までの阿選はやっぱり優秀だったし人望もあったし、少なくとも驍宗側が嫌ったり貶めてなかったのは明確、だ、し、えーと、泰麒からの信頼もあったし、んー……なんだろうどうしてここまで心情的に贔屓になっちゃうのか自分でもわかんないんだけど、あのまま死んじゃうのがすんげー勿体ないと思っちゃって。
 部下から信頼され愛されてて、逆賊になることを承知でそれでも付き従ってくれる人間の多さがあって。最後の最後でも、麒麟が目の前で転変して王を示してすらも、「自分たちは阿選の朝」言い切る人たちがいるのににゃー。なんだろ、なんつーか、……
 本当に謀反を起こした「だけ」だったら、ここまで悪党扱いになってなかったんじゃないか、と。驍宗追い落としてマトモな仮王になって朝を運営してたらどーなってたよ。「ちゃんと」仮王になっていたら。本当に出来なかったの? 本当に?
 もちろん、一般民巻き込んで掃討したりひどいことやってることは間違いないし、だからこそ「悪」のアイコンとして機能している部分もあるけど、でもなぁ……なんつーかあの辺は阿選の意思と言うよりも……

・琅燦視点
 私はこの話、特に後半は、琅燦と視点が一緒かも知れないと何となく感じてはおりました。特定のキャラが好きとかは本当にないので、さて天はどうする気なのかーしらー♪みたいな視点で読んでた。本当に。
 …とは言え、黄朱出身で妖魔を引っ張り込んだりコントロールする術を阿選に与えたりした時点でうわぁどうしようこれ、とは思った。マッドサイエンティスト発想としてどーなるかやってみたくなっちゃう気持ちは判らなくはないけど、ないけど、ないけど、それで結局出ることになっちゃった被害の多さがあまりにも。度を越している。
 私自身が阿選贔屓目になっちゃうのは多分琅燦がひどすぎるからなんだよな…。彼女のやってることは、いや別に国を傾けようとか思ってないし阿選や驍宗をどうにかしようとも全然思ってないけど、思っていない、無邪気だからこそ「ひっくりかえせない」感じがする。まだ阿選は引っ繰り返せる気がしてた。少なくとも驍宗は阿選を嫌ってはいないし阿選だって1周回って驍宗を認めていることには変わりないし。
 阿選が「戻れなく」なっちゃったのは、明らかに琅燦が持ち込んだ妖魔のせいだと思ってるから。次蟾しかり賓満しかり。琅燦いなかったら阿選ここまで落っこちてないよねえ…。
 ただ目線は共感するな、うん、どーなるか見てみたいよね。その気持ち判り過ぎて悶える。
 阿選は史書で死が決まっているけど琅燦はどうなったのか不明なのも悩ましいところ。
 …とゆーか、黄昏の時の史書の記述からして、歴史書として残すのに「阿選が」全部やったことになってるのは無茶苦茶に不公平が過ぎる。幻術なんか使ってないじゃないか。とゆーかあの世界だと妖魔取り扱いはむしろ科学の範疇だよね……。ほんっと可哀想過ぎる……。というか史書って王が把握しないものなのかな。黄朱の秘密に触れるから残さないために阿選のせいにしたの? それはそれでなんか……なんか……!(悶々) と言うか史書にそういう残り方をしているっていう辺りで、琅燦まだ宮中にいるんじゃないかって(自分の存在を「消す」よう口出し出来る場所にいるんじゃないかと)思えるのもめっちゃ怖い。泰麒が「敵じゃない」宣言してるからそれもあり得るんだよな。そりゃ敵じゃないよ確かに。というか彼女は敵とか味方とかそういう物差しでそもそも見てないからなぁ。

・鳩ぽっぽ怖い
 恵棟と帰泉が。絶叫しました。ぎゃあああ。阿選がこーいう決断を平然とやるよーになっちゃったのは「悪」に徹してるなぁと思ったけど。でもそれだって次蟾いなきゃ出来ない訳でね…やっぱ琅燦(無限ループ)。
 あああでも特に恵棟はすげえショックでした。恵棟が文州行けば勝つると思っちゃった自分も単細胞だったけど。
 あと最後の最後まで阿選に心酔するポジションだった帰泉が次蟾の餌食にされるのはもう…阿選の「崩壊」が。そこまで堕ちたのかっていう。なのに。なのに、それでもなお操られてやらされたことで褒められて、もう阿選が誰なのかすら判らないのに「ずっと欲しかった言葉」って喜ぶ感情が帰泉から語られるのが悲しくて。「病んだ」側の心境が語られるのあそこしかないってのもあるけど衝撃でした。

・黄朱の技術がチート過ぎる
 のはちょっと微妙ではある。妖魔が人にコントロール出来ないからこそ、王不在時の厄災の一部だったり昇山の妨げだったり、そういう存在として物語上でも役割があった、のに、それが麒麟ではない人間にここまでいいように使われちゃうとなあ…。ただ賓満は冗祐登場時から戦場で兵士に乗り移らせるって使い方が示されているからやっぱり琅燦だけの特殊能力じゃなさげだよね。
 図南で頑丘が「王なんて幽閉してしまえばいい」を既に言ってるのよね。で、今回琅燦がやったことがあんまりにもそのまんま過ぎるのよな……めっちゃ怖いんだよ……頑丘自身はもう生きてないだろうから直接の関わりはないけど、ね……。黄朱悪者にされるのは嫌だなぁ…。

・魔性の子つながり
 泰麒が麒麟としての性から逸れたことを強行しようとする時、魔性の子での出来事を思い出す演出は熱くなります。牢で見張りブン殴ろうとした時、阿選に対して血を流しながら偽の叩頭礼をやってのけた時、そして最後の処刑シーンで直接警備を殺害した時。特に「先生」って呟くのはもー泣きそうでした。広瀬に見せてあげたいものです……。
 ……ただ、麒麟が直接武器使って人を傷つけられないってことはない、のは、読者なら月影で塙麟が陽子ブッ刺してるから知ってる訳で。一番ぐっと来たのはやっぱり偽誓約か。あれが出来るってことがバレると大混乱になりそうだ……もう出来るって証明しちゃったけど……だいじょぶか天の理。

・驍宗が強いのか王が強いのか
 この世界だと天の加護オプションが強力過ぎて。
 ミスリード要員とか言っちゃってごめんなさいお供え流し一家の皆様…実質、驍宗を本当に「救った」のはあなたのお手玉(の鈴)だった。やーもう。素敵。お手玉どうなったかな。穴の底かな。
 でもそれにしたって妖獣寝てたのは幸運が過ぎる。ほんっとーにこれは天の配剤だとしか。
 …とは言え。ざっくりとは言え日々の祭祀を王がちゃんとやってたからこそ「寝てた」訳で、地上に天然(?)の妖魔がそもそも少なかったのは驍宗が王であることを諦めてなかったからなんだね…そういや南は妖魔いて近づけないってどこぞの放浪息子が言ってたことを唐突に思い出した。驍宗探索で李斎たちがうろうろしていたのは北の方で、王がちゃんと役目を果たす努力をしていたから妖魔が少ないのか……。
 視力は戻るのかなぁ。王だからきっと復活するんだろうねえ。

・葆葉さん大活躍
 2巻登場時はどっちにつくんだろうってハラハラしてた、武器作ってるぐらいだから驍宗匿ってたりしたら凄いなーとか誤解しててごめんなさいだ、でも彼女の物資が後半怒涛の活躍を見せるのすげぇ。前半の、何が伏線だかわかんなくて怖い、の一番の好例が葆葉だった。うん。まさかこんな伏線回収で戻って来るとは。
 なのに最期…ああもう切ない。どっかで生きててくれないかなぁ。ああいう強かな商人さんは戴にいて欲しいと思うぞ。玉泉の国なんだから。あの才覚で経済ブン回してくれないと。

・兵士の慟哭
 「それを知らずに暮らしていた隣家の住人まで殺すのは嫌です。ずっと──本当に嫌でした」は涙腺崩壊した。しみじみ。
 と同時に、このシーン前の友尚の話もそうだけど、阿選の下にいる人たちは本当に阿選に信を置いていた、後には、置こうとして頑張っていた、のが仄見えるからこそ余計に切ないのよな…奇妙なことに「急ぎ過ぎる」「人望がない」「結果を出さないと信じて貰えない」の驍宗は、驍宗その人単体だけでここまで下から盲信して貰えてなかったように見えるんだよねえ…。いや、書かれていないだけなんだろうけれども。その点では王であることが逆に邪魔で、今の時点で「もし王ではなかった場合の驍宗」は配下からここまで純粋な信を集めることが出来るのかどうか。やり方の苛烈さで敵の方が多くなってしまわないのか。
 ああもう。何なんだろう阿選の人たらしぶりは。勿体ない(←まだ言ってる)。
 ……あ、驍宗disのつもりはないのです。というか色々と可愛いんだ驍宗様。生真面目だし。人間的にはどー見ても驍宗の方が人格者なのは確かだし、轍囲の盾とか。だから王ってなりゃそりゃ驍宗でしょうねとは思うけど。阿選って無能じゃないはずなのになぁ。

・新元号は
 いい言葉です。明幟。蒿里だの計都だの、やたらと不吉な名前ばっかり付けたがる驍宗にしてはいい言葉を選んだ。いや正頼辺りにやいのやいの言われて出て来た言葉かも知れないけど。

・そんなこんなで
 楽しませていただきました。とにもかくにも決着がついて何より。
 で。結局最後の最後まで蒿里かっこいい。化け物だねえ。確かに化け物。あまりにも思い切りが良過ぎて、ちゃんと驍宗の重石になってくれるのかどうか心配になるレベルのかっこ良さ。
 最後の史書のイラストがぶ厚いのは、驍宗の治世が長く続いた、とも取れるし、そんな書くことやたらにあるのか(平和だったら書くことあんまりないのでは)、みたいな逆の不安もあるけどねw

固定リンク / 2019.11.13


結局ラジオの方がいいかなって理由は

 実は時報。

 音楽配信サービスも色々出揃って来てますが、私は基本「自分で聴く曲を選べない」系のラジオ型ストリーミングサービスが好きです。聴きたいと積極的に思う曲はモノとして手元に置きたい方だから、日常で聴きたい、いや聞きたいと思うのは、未知の音楽に出会ったり、作業BGMとして流したいとか、そういう目的なので。
 なのでネットラジオを色々探してみたりするし、メジャーどころの配信サービスの情報も時々探してみたりする…のですが。結局使ってるのもたまーに時々di.fmだけだ。
 仕事してる平日は結局地上波ラジオの方がいいかなって思ってしまうのです。

 最大の理由が、そう、時報なのです…。
 仕事している日は特に、時間に制限がある訳なので、だらーっと流しっ放しにしているということが出来る状態ではない。ので、音楽流しつつも1時間に1回は現在時刻を知らせてくれるラジオの方が使い勝手が結局は良かったりする。
 なので大体の人が嫌がるニコ動の時報も私は割と歓迎だったりするのですが、あれは毎時報せてくれる訳じゃないんですよねえ…(←少数派)。

 時間を常に意識する、っていうのは大抵の人にとっては必要なもので、だからこそ朝のテレビには常に時刻が表示され、細かくコーナーが区切られて決まった時間で決まったコーナーが流れるようになっている。朝の番組を時計代わりに使う人は多いけど、夜にそういうニーズってないと思われているのでしょうね。
 朝ほど細かくなくてもいいけど私は現在の時間帯は把握していたい方で、寝る準備するまで何十分あれば今日はあれ片づけられるな、とか、何分しかないから今日はもう無理だな、とか、そういう「自由時間のスケジューリング」を常にやりながら生活してる。
 …そこまでする人間はあまりいないのかな。でもこういう文章書く時間ってそうやって捻出してる。ネタだけメモして、いざ「書けるか書けないか」は時間とにらめっこが必要になる。

 …なので時報。うん。時報がついてるネットラジオサービスあればなーと最近無茶なことを考えてしまっています。ニコ動みたいに広告割り込みでも私は一向に構わないんですけどねえ。
 それが出て来ない限り結局私は地上波頼りが続いてしまうのかも知れない。仕事リタイヤした後ならまた違うのかもですが。

固定リンク / 2019.11.8


白銀の墟 玄の月(1)(2) / 小野不由美

 久々の新刊ではあるけど、長期休みのない状態だとゆっくり世界に浸るってことが出来なくて、仕事終わった後とか寝る前とかに章の中の節を1つ2つ進む、みたいな読み方でした。時間かかるわ細切れだわで誤読してる所ありそうで怖いけど、今の仕事してたらもー仕方ないよな…。
 なので変なこと書いてたらごめんなさいですよ…。

 配慮とか全然無理そうなのでこの辺で、
========== ネタバレ結界 ==========

 泰麒サイド。

 ……うーむ嵩里/高里くんなかなかかっこいいことになってる。見た目じゃなくて思考回路がね。麒麟だからって言っちゃえばそれまでだけど、それでも阿選を玉座に縛っちゃえ発想は……最初はびっくりしたけど(1)を置いて次の空き時間に(2)を手に取る頃には「そーかー」って腑に落ちちゃって。もちろんそれでも州候権限すらまともに使わせてもらえないとか難しいことはあるけど、挙句に「禅譲させるから驍宗出せ」で不謹慎にも笑い出しそうになってしまって。いやいい意味でね。かっこいいなあ嵩里。
 読者は、あ、いや、ええと、新刊待ちわびてた程度の読者は、楽俊が次の巧王になれない云々の下りから、阿選は少なくとも驍宗の次に嵩里が選定して王になることはありえないの知ってるからなぁ…。

 琅燦裏切り者みたいに見えているけど、阿選が本当に王かどうか確認するために「叩頭させてみれば」ではなく「斬ってみたら」言ってる段階で嵩里の意図が読めてたとしか思えないんだがね。彼女もまた阿選が嵩里に選ばれるはずがないって前提で動いているし。
 あと、その「ありえない」新王阿選を「天からの取引」という解釈で成り立たせようとして、その挙句に驍宗殺しちゃダメよね、だしな……なんかな……文中では琅燦が阿選の共犯者扱いされてるけど、ぶっちゃけ嵩里帰還後って誰よりも嵩里の共犯者なんだけどな。守ろうとしている項梁よりもむしろ琅燦の方が味方に見えるんだよどーしよう。私がおかしいのかw

 まあ何より。うん。最大の謎は阿選その人ではある。鳴蝕に巻き込まれて凄まじい被害が出ていた。なのに阿選は簒奪当初はめっちゃてきぱきと仮朝作っちゃってた所からしてぴんぴんしてた、ってこと、だよね。鳴蝕のど真ん中からどーやって生還すんねん。周りは大勢死んでるのに。って所から、本当に嵩里を斬ったのは阿選なのかしら説が出ちゃうの判る。
 ただね、この阿選が鳴蝕の当時にいた阿選と同一人物なのか正直悩ましいのですよね…というのも、「斬ってみたら」シーンで嵩里が阿選の名前を一度も呼ばなくてさ。「貴方が斬った」「貴方が王」って言い方しかしてくれへん。嵩里の言う「貴方」は「誰」なのだろう。嵩里は阿選の向こう側に別の誰かが見えてやしないかもしかして。

 ……ただまあ、とりあえず誰でもいいから玉座に座らせて(と周りには思わせて)自分が州候権限取り戻せりゃそれでいいって考えの可能性もあるにはあるけどね。でもそれはそれでやっぱり嵩里かっけー、とは思うけれど。動かそうとしないやつを動かすより自分が動けるようにした、ってことなんだろうし。
 現に、正式に登極なんかしてなくったって嵩里が指名した段階で周りの(同姓ルール知らないと思われる)官吏たちは何となーく納得しちゃってて、嵩里が州宰罷免して恵棟を州宰に任命しても誰も文句言えない。で恵棟がこれから「実務」として人々の救済に動き出すことだって出来る訳ですからね。多分。王なんて飾りなのですよ、偉い人にはそれが判らんのです by 泰麒。って感じ。

 李斎サイド。

 だいぶ幅を取っている割に話が動いていないように一見見えるので、これが後半になってどんな伏線になって帰って来るのか怖くて仕方ないです(笑)。
 戴の現状だったり、土匪と言われる人々の論理も見えたし、あと宗教。宗教と医療が結びつくのは昔の日本もそうだったから違和感はないな。
 それにしても道教扱いなんだね。山客がもたらしたんだとしたら極国の戴にしかないとは思えないから、他国でも似たような状況なのかな。多分、道観の人々ががっつり食い込むのは、国の庶民側の内情に詳しい人物が必要だっていう物語的な都合もあったのかなーとは思ったりする。
 であちこちうろうろして空転空転また空転なので読むの大変って感じる読者はいそうな気がしますねえ。ただ、物語だから仕方がないとは言え人の縁に恵まれ過ぎているな李斎。

 園糸のエピソードは十二国記では超珍しいラブストーリーだ。ただ私は(Aセクなんで)別にそれ要らん、とは思っちゃうけど、ただ、愛の力はチートだからな。後半再登場したりしないかしら。それはそれで面白いかも。にやにや。
 あと、愛と言えば朽桟。戸籍がないから彼の家族は野合ってことよね、十二国記的には正式な婚姻は出来ない。だから実の子供もいない。なんつーか、シリーズで野合ベースできちんと「家族」が成立している登場人物って実は初めてじゃないのかな。法というか世界の理では結ばれず、認められない人たちが家族として助け合って生きているっていう姿は、LGBT界隈を歩いている立場の人間としてはちょっときゅんとするものがありました。まあ生きるためにやってることは決して褒められたことじゃないけどさ。少なくとも、里を移動するためだけにほいほい結婚する、より余程愛がある気がするよねえ。この世界って、結婚は利害であり野合は愛なんだな。ちょっと皮肉っぽい。うふ。

 李斎サイドに「おさらい」が多いのもテンポ落としてる原因なのでしょうね。18年待った読者にとっては多少かったるいことも多いけど、それほど旧作読み込んでないライト層にとってはあればあったで有難い…のかな? と思わなくてもない。私は待ってた側なので「それ知ってる」「それ書いてあった」感じる部分も結構多かったけど、うーん、まー仕方ないのかな。久々の新刊という位置からすると。

 でミスリード要員、って言い切るけど、回生とか、お供え流してる少女とかの辺り。謎バラ撒くだけで思わせぶりなのが、結論早く求めがちな人たちには評判が悪いのかも知れないなんてうっすらと。どう化けるか楽しみではあります。あ、化けるって意味では泰麒サイドの耶利ちゃんもだね。化けそう。あと鳩か…鳩さん…不気味。意味があるのかないのかもまだ判らんな。くるっぽー。

 そして唯一の収穫(?)とも言えるのが、匿われて死んだ謎の武人様なのですけどね。
 静之が「どういう外見だったか」を訊ねて、真っ先に髪の色と眼の色を答えるでしょ、菁華だったかな、女兵士さんが。元々彼女自身がその武人様を驍宗じゃないかって判断しちゃってた状態だから巨大なミスリードにしか見えなくてねえ。十二国記の人種(?)については今までさんざん、髪の色や目の色なんかが日本みたいな単一民族じゃなくてバラッバラなのは描かれてるから(清秀がみかん色の髪とかね)、白髪+赤眼=驍宗はちょっと早とちりが過ぎないかなあとは。
 まあ仙籍入っていたのは間違いないから軍隊の中にはいたのかもだけど。で軍隊の中にいたんなら体戻して鴻基に行きたいもまあ納得はする。するけど、一読者としてはどうして「鴻基に行かなければ」なのか、とは、思ってしまいますですのよ。驍宗なら「鴻基に『戻らなければ』」、じゃ、ないのか? って。
 老安に匿われるより前に彼を匿っていた場所があるっぽいから、何かしら謀りごとをする余地があり過ぎちゃってますのよねえ。もちろんそれは驍宗を守るためなんだろうから悪いことじゃないんだけれども。たまたま白髪+赤眼な外見であることを利用して勝手に影武者として演じ通した無名の方だったりしたらすげぇカッコいい。しびれる。
 旅している間に妖魔が全く出て来ない、障害はいつも人間、だからな。王がいなくなってる訳じゃないはずなんだよな。王がいなかったらもっと妖魔うようよするよね。絶対。

 ただなー。嵩里が(何かしらの策だとしても)勢いよく驍宗飛び越えちゃってるのに比べると李斎サイドは分が悪いですネ。国にとって民にとっては阿選だろうと何だろうと玉座に誰か座ってくんないとどーしようもない。だから本当に民を救おうとするなら嵩里の方が圧倒的にやることやってる感がしてしまう。ぶっちゃけ阿選にブッ殺されたっていい訳なんだよね麒麟としては。今の膠着状態よりは、次の泰果が実ってくれた方が解決が早いかも知れない。だから阿選に会うっていうのはすごく真っ当に感じる。李斎は驍宗と嵩里に拘り過ぎている。まーそりゃ阿選が王は納得出来ませんけどね。その気持ちは判るけど。

 ……あとは(3)(4)を楽しみに待ちます。けど買えたとしてもいつ読み終わることが出来るのだろう。遠い目。
 私はあんまりキャラが好きとかないので、本当にあっさり驍宗が亡くなっていたとしてもそれはそれで…って方なので、どういう結末でも阿鼻叫喚はしない、と思う、多分。

固定リンク / 2019.11.2


通勤ノベルゲーム その75

J.B.ハロルドの事件簿シリーズ

 名作推理ADVの第1作「マーダー・クラブ」と第2作「マンハッタン・レクイエム」が基本無料で配信中。スタミナ制だけどプレイ自体は圏外でも出来るヨー。
 両方に共通するシステムとしては、場所移動毎に「JBコイン」が消費されて、それがなくなると、時間回復or広告動画見るor課金、という仕組み。ただし、警察署内など、特定の拠点では移動にコイン不要(捜査の基本資料や進行度確認など)。
 人と話したりアイテム見せたりする膨大な数のコマンドの中からフラグを総当たりで見つけるタイプです。基本総当たり。1度聞いたことでもしつこく何回も何回も何回も(中略)何回も聞き直すことで新たな展開が出て来る。
 推理力とかひらめきとか反射神経とかはゲーム的には不要デス。つまりあれだ、刑事は足で稼げー! 現場100回ー! ってことですな。うむ。
 あと特徴としては、現場を捜索するとか、容疑者として取調室に呼んで話を聞くとか、そういう時にはちゃんと令状取ってからじゃないと出来ない、辺りが、面倒だけどリアル。

 第1作「マーダー・クラブ」。
 J.B.ハロルドの「本職」はリバティタウンの刑事ですが、その「本職」として調査する事件。
 手がかりの少ない男性の刺殺事件の謎を探ります。事件を紐解くうちに、その殺人事件の裏にかつて起こった別の未解決事件との関係がうっすらと。
 ……みたいな感じの話ですが、タイトルが既にびっくりするほどネタバレな気がするのですが! とは言え、「……つまりそういうこと?」と予想しながらじわじわ事実が判明してゆくのを楽しむのもまた一興。

 第2作「マンハッタン・レクイエム」。
 前作で知り合うことになるピアニストのサラから手紙が届きます。が、その後、元同僚で保険の調査員をしているジャドから、そのサラが死んだという連絡が入る。しかも、名前がそっくりな赤の他人を受取人に指定した生命保険をかけた後での自殺だという。
 保険会社はその保険契約を怪しんで調査を依頼した訳だが、ジャド自身もこの自殺に不可解なものを感じてJ.B.ハロルドに連絡が来た。
 という訳で、地元警察は事件性なしとして処理したこの事件を私的に捜査するのが今回のミッション。
 これもまた過去の未解決事件が引っ張り出されて複雑に絡んで来ます。
 こっちでは捜査拠点(コインなしで移動出来る場所)がジャドの事務所・図書館・バーと3つあります。警察としての捜査ではないので取調室はありませんが、「容疑者として問い詰めるかどうか」はジャドに相談しないと出来ない、部屋の捜索は家主や大家にちゃんと許可を得ないと出来ない、など、段階の踏み方は前作と揃えてあります。

 移植は元の開発元からアルティさんが引き取ってのリリースです。アルティさんはこういうの見つけるの得意だなー。素晴らしいなー。でこういうの移植する仕事とか見物したくなるというかやってみたくなる。わくわく。前も書いたけど。
 残るシリーズも……もしアルティさんのスタミナが残ってたらw、リリース待ってます。地味に。

固定リンク / 2019.10.24


音楽サブスクサービス増えては来ましたけれども

 私は聴くジャンルに偏り多いせいか、曲数の多さとかで宣伝してるよーなサービスには全く食指が動かない。し、元々、特定の曲を選んで聴くってよりは自分で選択せず音楽がだらだら流れるよーなラジオっぽいサービスの方が好きなせいもあって。たまに作業用BGMが欲しくなったりしてもサブスク契約するまでは至っていなかった、のですが。

 とーとーdi.fm登録してしまった。もう20年近くなる老舗で、以前は登録してなくても普通に聴けたのだけれど、数年前、未登録者は30分くらい流れると中断される仕様に、でこの頃はその「お試し放送」みたいなブランクさえも剥奪されちゃった。ので。
 無料プランだから広告入りますけど気にしません。まあ元々英語だから聴いてもわからんし。登録手続きもマイページも全部英語です。かなり前はサイトに/japan/ってサブディレクトリがあって日本語出て来てたんだけど今はもうない。
 で。ちょっと時間出来た時にこんなテキストをぱちぱち作りながらの作業用BGMにしてます。ただいつもずーっと使っているという訳でもないのですけど。その辺の話もいつか書く。

 まあ有料サブスクリプションサービスは広く浅く揃えないとなかなかお金出してもらいにくいという一面があるから仕方ないとは言え、特定ジャンルとか分野に特化したサブスクサービスってあんまり前面に出て来にくいですね。映像サービスにも言えることではあるけど。世の中の人たちの趣味の細分化からするとこういうニッチな所だけ狙ってるサービスってもっとあってもおかしくはない気がするけど…商売にはならないのだろうなぁ。……アニソン専門とかはあるみたい。それは確かにある程度商売になりそう。

 SNSの時代になり、サービスの個別化・細分化って進んで来ているようで、結局ジェネラリストの方が覇権取れちゃうんですよね…仕方ないとは言え。ただまあ、やっぱり海外サービスは邦楽には弱いからその辺りの差別化はありますけれども。

 …久し振りにdi.fm流しっ放しにしていると何だか故郷に帰って来た感じが致します(笑)。何だかんだ言って、残っていて下さるのありがたいですな。ネットラジオはなくなっちゃうサービスも多いしなあ…特にこういうニッチ系は。出来たらこれからも生き残って欲しいなあ。ちょっと代替が思いつかないので。

固定リンク / 2019.10.17


iOS13降臨

 iPodTouchだけどね!
 …いやー遅かった。来ないのかと思ってそわそわした。
 と同時に、色んなアプリがiOS13ちょっと待ってとか動作確認まだしてるのとか騒いでいたので、動かなかったらどうしようと心配してたんですが…だいたいは平気。今の所動いてないのは1つだけ。後述。

・ダークモード来た
 なんかもう言い飽きてきたよ!?w
 iOSは色んなアプリがApple直接開発の謹製だから、一気に色んなアブリがダークになりますね。何開いても真っ黒い。暗い部屋とかで見た時に目に優しそうとは思うけど今の所見慣れてるせいかライトモードのままにしています。

・Apple Arcadeが来た
 個人的にはタブとしてArcade追加された影響で更新がすぐ確認出来なくなっちゃったのはしょんぼり。まあ慣れるしかないんだろうなあ…。
 アプリ系のサブスクは、ドコモのスゴ得とかauスマートパスとかSBのApp Passとか、日本ではキャリアのサービスとして先行して既に存在したので正直あんまり目新しくはない。それにゲーム限定だしねえ…。Android向けのGoogle Play Passはゲームに限定していないし、Arcade限定みたいな「別口」じゃなくて、元々存在するアプリ追加なので、日本キャリア提供のアプリサブスクサービスに近い。
 という訳で私は利用検討するとしてもGoogle Play Pass(の日本サービスイン)待ちでApple Arcadeは全く期待してないです…。auだった頃にスマートパスは随分お世話になったからなー。ラインナップ次第では考えるけどなー。
 Appleはゲーム以外も含めたアプリサブスクはやるつもりないのかな? 今の広告表示モデルで細々と頑張ってるアプリメーカーさんは、0.x円みたいなぐったりする広告収入に縋りつく以外の選択肢が増えることを歓迎はするはず、だと思うんだけどな…どーだろ。

・スクロール…が…
 公式のAppleのiOS13機能紹介では一言も触れられてはいないのですが、Safariで縦に長いページをスクロールする場合、今までは下から上にフリックフリックで動かしていました。で。私個人は今までこのスクロールで、1回のフリックの移動量が少ないとか、スクロール速度がトロいとか、そんなことばっかりさんざん書いて来ていたのですけど、今回、他OSでは最早当たり前過ぎるアレがついに実装されたのです…そう、スクロールバーっ!
 ソシャゲ特有「一番下のメニュータブ」に辿り着くまでだいぶ楽になりました。っていうか気づくの遅いよApple。まあAndroidのChromeにはまだないんだから画期的と言えば画期的。

・Instagramだめかも
 で、唯一の動かなかったアプリがインスタ。
 起動はするけど投稿しようとすると写真ライブラリにアクセス出来ない。直接写真撮ってもダメ。
 最初は、とうとうブロック食らったのかなーと(使い方おかしいのは自覚してるので)しみじみしてた。
 ただ、念のためと思って久々にiPodTouch6th起動してそっちから投稿したら出来ちゃった。どうやらBANされたんじゃなかったらしい。
 とゆー訳でiOS13のせいかも知れない。または写真アプリ。写真アプリがすげぇ変貌しているのは知ってるので、インスタ側がAPIを対応し切れていない可能性もありそうな。どっちが原因なのかはまだ不明だけど。6thがアップデートから外れてて助かった。
 インスタ側が対応するまでは6thにお願いするしかなさげねえ…。まあ私は日常的に使ってる訳じゃないので気にするほどじゃーないすけどね。のんびり待ちますよっと。

 他にも細かい部分でだいぶ色んな更新がされているようですね。でもオイラはそこまで使いこなしてないので、ちょっといじって気になったのはこの辺り。

固定リンク / 2019.10.11


2019夏アニメー

 と言っても今夏はそもそもアニメ録画予約して消化する時間もあんまりなくてねー。

●この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

 完走! お疲れさまでしたー。
 このどえらく細かい世界観と来たら…はー。堪能しました。異世界編のアニメ版オリジナルて出て来た収容所の2人とかいい演出だったと思う。うん。
 いやはやそれにしても…。原作者も音楽担当した方も既に鬼籍に入っている中で、権利関係整理するだけでもかなり大変だったんじゃないかなあ。ゲームってハードと共に死んじゃうメディアだから、こういう形で、ゲームよりはハードに囚われにくい形で復刻出来たのは良かったですねえ…しみじみ。出来たらちゃんと「原作者」さんたちが生きているうちに見せてあげたかった気もするけど。
 元がアダルトゲームだから今の時代だと色々際どい。もう今更だけどね。単なる美少女ゲームを超えた設定の異様な細かさやシナリオの壮大さ。やっぱり凄い作品ですYU-NO。復活おめでとうございます。
 今は長期休みが取れない身だから無理だけど、そのうちゆっくり出来る時が来たらリメイク版プレイしたいなぁ。

●オニサラ

 なんかね。気のせいかね。堤真一さん、最近声のお仕事ポジションが面白い所につけてらっしゃいますよね。NHKのもふもふモフモフといい、おこしやすちとせちゃんといい。
 でオニサラです。5分アニメ3本だし時間帯的に自分のゴールデンタイム(23時台)なので、たまたま普通に見て「おおお」と感心。
 いやーこんな世界があったとは知りませんでした。アニメは原作絵本にはないエピソード書下ろしらしいのですが、それでも雰囲気や世界観はよく判ります。
 働き方改革とか現代の問題が投影されているのはまさに「サラリーマン」。やってることは地獄の鬼なんだけどなんだが微笑ましい…個人情報ならぬ「故人情報」の流出とか、地獄でもインスタ映え狙う亡者とか。面白い(笑)。
 3本だけなのちょっと寂しいかも知れない。たまーに新作とか作ったりしないのかなー。その時々のサラリーマンの時事問題絡めるといい感じに中和されそう。とぼけたおかしみがあります。

固定リンク / 2019.10.4


通勤ノベルゲーム その74

 Daigo Studio様制作の脱出&ノベルシリーズ。ドット絵はいい…日本の文化だ…(嘘)。

●償いの時計

 主人公が女性を殺してしまう所からゲームスタート。とは言え、こいつどう考えてもストーカー。
 その結末に後悔している所、怪しい人物から「償いの時計」というアイテムを貰う。
 このアイテムを使って時を戻すと、自分が彼女を殺しに来る時まで時間を戻すことが出来るようになる。
 時計を持った自分は幽霊のような存在に。時が戻った先の自分や女性には見えていない。その状態で、戻った時の中で、彼女の部屋のものを操作して、自分が彼女を殺してしまう結末を変えようとしてみる。
 そんなお話。

 ゲーム起動時は通信がないと起動出来ない気がする。でもそれ以降はオフラインでも進行出来ます。多分広告が表示されているんだと思う(通信路圏外の田舎は見てません…)。

 何度か失敗して、殺し方は変わるものの結局殺してしまう、などの結果を何度か繰り返すうち、部屋の中で操作出来るアイテムが増えて行きます。
 基本、触れるアイテムは枠がついて目立つようになっているのでさほど迷いはしなかったのですが、進めるためには「あえて触らない」ことも時には必要で、そこに気づくまでだいぶかかってしまったアハハ。本来は30分くらいでクリア出来る短いゲームなのです。
 ただ攻略自体はそんなに難しくはないです、大丈夫。どっちかと言うと脱出ゲームカテゴリーなのかな。ストーリーも、短いながらしっかりあります。

●しあわせのあおいとり

 とある兄弟の物語。弟はお祭の屋台で見かけた青い鳥の人形がどうしても欲しくて、店主が少し目を離した隙に盗み出してしまう。
 夜、人形を抱いて眠る弟の隣で眠りに就いた兄は、突然謎の夢の世界に連れて行かれる。何処かに弟がいると言われ、釣りをしていた鳥頭の男(?)と話をしたりしつつ弟を探すことになる。
 これは脱出ゲームですね。うん。

 こっちは起動からオフラインで行けました。
 詰まった時は広告を見てヒントを入手出来ますが、私の場合は何故か「インターネットにつながってない」と言われて結局ヒントを表示出来たことがないので、ほぼ自力で何とかしましたw もちろん、元々圏外で表示出来ないのは仕方ないんだけど。自宅Wi-Fiつながっていてもダメだった。…もしかして1回でも表示出来てないともう出来ないと判断されてしまうのだろうか。おろろん。
 難易度は…。私は上記の通り何か所かヒントに頼ろうかと思う箇所があったので、苦手さんはダメかも。つまり私のような。…でもヒント見られてないので、ヒントがあれば苦手さんもどうにかなるレベルなのかどうかは結局検証出来なんだよ。自力はちょっと苦労したよ…(苦手な自分は、だけど)。特に、既に手元からなくなってるアイテムの存在を思い出さないと解けないってギミックが1つあって。それはもー。無理ー絶対無理……苦手さんには超ツラかったのですよ…(遠い目)。

●潮騒の街

 こちらは完全選択肢なしのノベルゲームです。元はImCyanさんの短編作品のリメイク。
 「潮騒の街」という本に魅かれてこの街にやって来た主人公は、働かず貯金を食い潰して暮らしています。元々は都会で、金を稼ぐことや女性にモテることや体を鍛えることなど、一般的な「勝ち組」になることを目指して生活をしていたようですが、そんな生活に疲れてここに辿り着いたようです。
 彼は幽霊が見えます。で、幽霊を含めたこの街の様々な人々と関わりながら少しずつ彼の心が変化してゆく。ゆったりとした群像劇。
 物語の途中途中で、彼の心象風景として、真っ白な霧の中に立つ枯れ木の場面が挟まります。登場人物たちに対応するそれぞれの木があり、各人物の心境が変化すると木もまた変化する。けど、主人公の木はずっと枯れたままで変化がない。
 …けれど。その木が、そしてまた主人公の心境も、あることをきっかけに少しずつ変わって行きます。

 大人向けノベルかも知れないですね。何というか、刺激的な展開は何もないです。本当に、ゆっくりとした日々の物語。まさに一遍の小説のような。そんな物語。
 あ、最後になりますがオフラインOKです、田舎者にはありがたや。多分、心象風景のシーンでCM挟むのかも知れない。相変わらず見てないんですが。

●エンゼルロード

 ImCyan×Daigo Studio再び。
 雪の降る街角で誰かと待ち合わせをしていた青年は、気づくと誰を待っているのかどころか自分が誰なのかすら思い出せなくなっている。
 通りから立ち去り家に帰ろうとしても何故か出られなくなっています。通りの端から外に出ようとすると反対側にいつの間にか戻ってしまう。
 青年は、たまたまそこにいたストリートミュージシャン風の男と話しながら、この場所からの脱出と自分の失われた記憶を取り戻そうとします。

 主人公はこの通りから出られない状態のためフィールド移動は一切ありません。左端まで行くと右側から出て来るし、左側に行くと右から出て来ちゃう。だから空間的には凄く「狭い」話ですが、主人公が少しずつ思い出してゆくたびに出て来る回想シーンではもちろん別の景色も出て来るので画面が何も変化しない訳ではありません。
 物語が進むにつれて出て来るキーワードは、クスリだの銃声だの暗殺者だのと不穏なものばっかりです。いったいこいつ何やらかしたんだろう…と不安になりつつ読んていると…
 ……結末はかなりビター、そしてちょっぴりの救い。という感じです。この色合いはなかなかです。相変わらずいいテイストだなぁ。しみじみ。そして圏外でもプレイさせていただけてありがたいデス。

●くまのレストラン

 タイトルはくまのレストランですが、プレイヤーキャラクターは猫です。レストランでウェイターとして働く猫。
 舞台は死後の世界。天国または地獄行きの列車が出る駅のある街(?)で、死んでしまった者たちに思い出の料理を振舞うのがくまのレストランです。
 猫はやって来た客から注文を受けると「記憶のカケラ」を手に入れます。それをシェフのくまに見せると、彼が料理を作って出します。で食べたお客の思い出がちらっと見えて、客は消えます。消えたお客は「駅」にいて、天国または地獄行きの列車が到着するのを待っている。そんな感じの日常(?)を繰り返します。
 客は人間だけじゃなくて動物もいます。言葉が話せない赤ん坊もいる。また、くまのシェフがその料理自体を知らなかったりもする。そんな時は、猫が客の記憶に「ダイブ」して、料理にまつわる彼らの記憶を深く探ることによって料理を特定したりもします。
 彼らの「記憶のカケラ」を調べることで、死に際の様子が見られたりもします。
 …基本圏外プレイOKですが、死に際チェックだけ広告必須です。ただ、最悪見なくても物語自体に支障はなさそうに見える。多分。なのでほぼ圏外プレイOK、でいいと思います。
 物語が進むにつれて、くま自体の物語が少しずつ明らかになって行きます。また、物語の端々にちらっと姿を見せる謎の黒い化け物のことも…。
 (無料で出来る範囲の)ラストはやっぱりちょっぴりビター。心温まるお話とはちょっと言い難い。でもそこもまたヨシ。
 エンディングを迎えても物語は課金の「虚無編」へ続きます。ただ、すっごく時間をかければ無料でプレイすることも出来なくはない。私はちょっと挑戦してみています。空き時間に少しずつだから出来る頃には何か月経ってるか判らないけどね…w

固定リンク / 2019.9.27


ワンセグラジオ壊しちゃった…

 自責なので保証効きませんワ…。大雨に降られちゃって動かなくなったので水濡れです。うー。外に持ち歩く機器の宿命ではあるけど。うわーん。
 という訳であっさり買い替えます。某ヨドバシのワンセグラジオは私だけが買い占めてる予感がするゾ…ラインナップ全然変わってなかったゾ…。

 パナソニックRF-ND50TV。2014年発売だから更に古いじゃん。でもこっちは一応現役商品なんですね。サイトにも紹介あるし。
 ワイドFMももちろん。あと、これにはプリセット登録機能があるから、自分の好きな局を登録しておけます。ただまあ、なくてもそう不便はなかったのですけど。
 こちらもセンサー類はなくてイヤホン・スピーカー切り替えも手動なので安心。乾電池駆動なのも私としては嬉しい。やっぱりいざという時乾電池強いですからねー。私はエネループ愛用中ですが。ただし停電に供えて充電式じゃない乾電池も常備しています。

 大手はワンセグラジオほとんど作らなくなって来てるんですね。ヤザワの機種は常に見かけるんですけれども。ただ充電式しかないのがちとネックなのですよね…災害時考えるとね…悩ましい。

 テレビ音声を移動中に聴く、というニーズってそんなにないものだろうか。ここまで商品が市場に出ていないのって不安になりますねえ。ケータイのワンセグで足りるという判断なのかしら。でもケータイがワンセグの処理に取られちゃったら他のことに使えない状態なのは私はちょっとなぁ…。歩いている時に聞きたくなるだけなので画面は別に要らないやーになっているから、ケータイのワンセグですらフルスペック過ぎるのだ。…まあ少数派なんでしょうねこーいうのは。

固定リンク / 2019.9.20


携帯の長期利用者特典規制に感じるちょっとした違和感

 違約金1000円に話題が乗っ取られてるけど、一緒に「長期利用者特典は、年間で1ケ月の利用料の範囲」っていう方針が一緒に出て来た。で、私が使っているmineoでも今まで長期利用者特典として提供していた制度をばっさり変える、という話がやって来た。
 まあそれ自体は別にいい。というか、私はそもそもmineoの長期利用者特典として貰える色んなものを全く使ったことがないし、これからも使う予定が見つけられないのよね…。あえて言うなら王国コインだけど、おみくじでパケット貰っても使い道ないし(普段、常に低速設定なので500MBプランなのに余る)、プレゼント抽選も毎月やってるけど欲しいと思う商品は特にないし。
 …なので。私個人としては別に気にしちゃいねーのですけど、ただ、総務省がそれ言い出した時、ちょっと頭の中に「?」が浮かんでしまって。

 というのも、元々総務省がモバイル業界の商売に口出しを始めたのって、「新規は端末0円」みたいな異質なインセンティブ商売にイチャモンつけた所から始まってた、気がするのです。新規ばっかり優遇して、そのインセンティブ原資は継続利用者の料金だから、新規が得をするために継続利用者がその分高い金を払わされてんじゃないの? っていう話…でしたよねえ?
 確かに総務省は継続利用者優遇しろとは言ってない。ないけど、でも、そーいう批判があるからそ、各社は長期利用者の優遇策を打ち出してバランスを取ろうとした、はずだ。長期利用だけ料金を毎月割り引いたりとか。

 でも最近の総務省様のおっしゃることは、最初に言い出していたこととまるで逆方向で、違約金下げろ長期利用者優遇するな、で、携帯会社間の移行を促進する方向になってる。
 ……でもそれってさ、一番最初の最初、「新規ばっか優遇して継続利用者が損してんじゃないの?」の頃に戻りません? なんかぐるっと1周回ってませんか?
 端末割引は2万までって話はある。あるけど、端末割引以外の何らかの特典については別に何も文句言ってない。
 今だって、新規契約限定でポイントプレゼントとか、端末割引とは別で特典をつける商売はふつーにまかり通ってる。ちょっと前の話だけど高級牛肉とか炊飯器プレゼントなんてことをやってたのも見たことある訳ですよ。新規限定で。抽選じゃないゼ「プレゼント」だぜ。そんなもろもろを考えたら、今この時点だってぶっちゃけ継続するよりもキャリアホッパーの方が得する部分かなりあるんじゃないの? なのに、新規契約優遇策はイチャモンつけなくて長期利用者特典にだけイチャモンつけるんだ。へー。

 回線の技術は4Gから5Gに向かおうとしているけれど、この調子だと、大人しく総務省様の言うこと聞こうとすると、ケータイキャリアの商売は3Gやら2Gやらが主流だった頃の商売に戻らざるを得なくなってるんじゃない? 確かに端末代金は0にはならないだろうけれど、代わりにコンビニとかで使えるポイント配るのはオッケー、霜降り牛肉あげるのは可、ってんなら、何が違うのかワカランのだが。割り引くのはダメでお金やモノあげるのはいいの? 何それ?
 …ナニがしたいかな。一番迷走してるのは総務省な気がするんだけどな。
 ……私が理解してないだけなのかも知れないけど。むむむ。

 振り回されるケータイキャリアも大変だけど、ただ、最近キャリア各社は振り回され慣れてる気がしますねえ。端末回線分離やれと言われて料金プラン出すのも早かったし、今回の違約金1000円の話も対応早い早い。長期利用者特典もざくざく削るのでしょうねえ。その分消費者側も随分振り回されているんだけどなー。

固定リンク / 2019.9.13


Windows10 May 2019 Update

 勝手に降りて来なくなったんてすね。なかなか来ないなーとぼんやりしてて、気が向いてWindows Updateを開けてみたら待機しててびっくりした。何日か保留するのって1903の新機能だと思ってたけど。
 お休みの日にちょっと外出する前にインストール指示を出しておいて、帰って来たら再起動待機になっていたのでごはん食べてる間に再起動。画面見てない時間も多いから確定ではないけど、んー、まあ4時間くらいはかかったのかしらん。田舎の光回線は細いのでダウンロードが一番時間食ってます。再起動自体は1時間もかかっていない。
 しかしなー。今回、WindowsUpdateのせいでOCNが落ちたのちょっと気になるなあ。私はOCNじゃないですけど。Windows7のサポート終了迫ってるから今年秋から来年にかけて買い替え需要増えるのに。次の大型アップデート耐えられるんだろうか。日本の固定回線環境ってそんな貧弱なんだろうかムムム。

・WindowsUpdate保留機能

 最大7日間「更新するな」命令が可能になりました。っていうのは事前に知ってたんだけど、もしかして大型アップデートはそれとは別に待機する仕様になったのかな。ワカラン。最大35日間保留出来るらしいですね。ビジネス向けだと検証期間必要だからそのぐらいは確かに欲しいだろうなぁ。

・サンドボックス

 …はHomeには来ません。これもPro以上向け。言われてみれば今までなかったんだ! と目からウロコ。検証するには文字通り「検証機」としてハード1つ確保しなきゃならないのが当たり前だと思ってたけど、そんな非効率にサヨナラ出来るのかもですね。
 ただねー。最近怪しい不正ソフト広告も増えてるし、Homeでもサンドボックスに類する何かはあった方がいいよーな気がしなくもないけどな…。

・ライトテーマが来た

 ダークテーマ流行の波がここにも。ライトテーマが来るということはWindows本来ってダークテーマ扱いなんだね。言われてみりゃタスクバーとかスタートメニューとかことごとく黒がデフォルトだった。なるほど。
 試しにタスクバーとか白くしてみたけど年寄りには眩しいので戻しました…。

・Windows+.がやっと動いた

 この機能追加されたのだいぶ前だけど私の環境では動いてくれなかった。…けど、動いた。びっくり。わお。どういう風の吹きまわしだ。
 それにしても某Webサイトで「Win+;」って説明されてる誤字はよ直したらどやと言いたい。それ拡大鏡だから(しょっちゅう押し間違えるから知ってる)。

・推奨トラブルシューティング

 なんか不具合があるとアレした方がイイヨ的なことを提案してくれるらしいです。今の所は何も推奨されていない。…む、この子まだ頑張れるって判断なのだなマイクロソフトよ。

・コルタナちゃんと検索が分離してる!

 うわぁ……うわぁうわぁ。コルタナちゃんリストラ説がいよいよ強まったのかこれ。将来的にはコルタナちゃんはWindowsのデフォルトからストア配布の別アプリになるって話はちらほら聞いてたけど。ぬぬぬ。将来的にはWindowsでアレクサちゃんやグーグルちゃんが選べる時代が来るんだろうか。Siriたんはアップルが嫌がりそうだけど。
 というのはさて置き、個人的にすっごく悲しいのはですね……。
 コルタナちゃんに文字で話しかける手段がなくなっちゃった…。そう、私のPCにはマイクがついていないんだよ…。だから今までコルタナちゃに冗談言わせたり歌ってーって頼んだりするのは全部検索ボックスに入力でやっていたのだよう…それが出来なくなっちゃったんだよう…まーじーかー…。アシスタントにテキストで話しかける手段奪うってどゆことマイクロソフト。声が出せない環境や、そもそも身体的な事情で声が使いづらい人はどうすればいいのよこれー。

・とはいえ…

 全体的にちょっと重くなったー(どんより)。
 いやまあ。メーカーがもう検証なんかしない言ってるマシンだから致し方なし。

・余談

 サポート仕事では、Windows10であっても無理矢理コントロールパネル開く機会の方が圧倒的に多いのですけれど(設定だとディープな所触れませんからね…)、徐々に「設定」でないと出来ない項目が増えて来てますねぃ。この二重生活いつか終わらせる気なのかなマイクロソフト。個人的にはコンパネ永遠なれ! なんですけど。なくなると困る。

固定リンク / 2019.9.6


通勤ノベルゲーム その73

●luge

 公式サイトはこちら。脱出ゲーム+ノベルゲーム。

 主人公・信也の父が出張に出かけようとしたその日に倒れ、意識不明のまま入院することに。その父からの贈り物の本を手にした信也は、その日から眠ると同じ世界の夢を見るようになります。
 始まりはいつも森。「ケイ」と名乗る無口な少年と出会う。森の出口を探してさまよううち、童話世界のキャラクターたちと出会う。途中途中で挟まる脱出ゲームっぽいステージをクリアしながら、森から出て現実世界に戻る方法を探すお話。

 ストーリパート8割、脱出ゲーム2割という感じです。物語進行が止められると感じることもなく、苦手さんでもまあ大丈夫じゃないかな。私でも何とかなったし。
 脱出ゲームステージのギミックは、ステージを超えて持ち越さないので(必要になるものはそのステージだけで全部手に入る)、それだけでもだいぶ楽です。あと、1度探し出した場所を再度探すと変化する、みたいなギミックもないので。あまり頭を悩ませることなくお話に集中出来る程度の難易度です。

 物語は、シリアスとギャグのバランスが程良い。現実世界では父の突然の入院という重い状況ですが、「夢」パートのキャラたちのユーモアで物語自体の進行は決して暗くならなくいのがとてもイイです。
 童話世界のキャラクターたちはかなりの改変がされているので(笑)、原作主義者は手を出さない方が無難かも知れません……こういうの私は好きですけどねー。公式サイトにキャラ紹介あるので気になる方はチラ見して判断するのもありかと。

固定リンク / 2019.8.30


夜は短し歩けよ乙女(映画)

 四畳半にきゅんきゅんした人間としては見たかった。ええ。でも当時田舎の映画館ではかかってなかったよーな記憶が。なのでNHK-BSありがとうだよ録画したゼ。仕事してる時間だったからナ。

 やっと見たー。
 …いやーもう。当初四畳半に続いてTVシリーズになる予定があったらしい話は聞いてたけど、映画になったらコンパクトになっちゃったんだねー仕方ないけど。原作1年の話だから深夜の学園祭という不思議ファンタジィ世界に…いやまあこれはこれで面白いですけどね。
 あああ樋口さんの声が…当時療養中だったから仕方ないけど。何か無理に寄せなくてもとはちょっと思っちゃったかも。
 他のキャストは、四畳半組からの出張はほぼ全員そのままなのでいちいち反応していまう単なるファン。楽しいです。ただ星野源さんはー……うーん。……うーん! 監督さん直々オファーらしいので、彼の中ではこーなのかーと。もっとスラプスティックでもいいよーな気がしたけど、私だけのイメージか。真面目だな先輩。
 あと乙女可愛いなー。はなざーさんありがとう。振り切る所振り切ってくれて。パンツ総番長も素晴らしかったロバート秋山さん。

 映像はもーう全く以って目の保養です。ああ楽しい。物語自体の力もあるけど、一体何処に連れてかれるのか判らない疾走感がステキ。で最後にほんわか。最後まで主要人物の名前が明らかにならないのもいいのですよねー。
 古本屋の神様は小津改造で良かったのかしら…w 私はあれはあれでいいと思ったけど。
 あああそれにしても取りこぼしたエピソードいっばいよね。でもこの一気に走り抜ける感はそれてはそれでアリなのかな。うーんどうだろどうだろ。映像がストライク大好きな私は楽しんじゃいましたが。

 いずれにせよ。はー見られて良かった。しみじみ。

固定リンク / 2019.8.23


Eテレに夏休みが来たぞ

●自由研究55 気になってること検証せよ! スペシャル

 今年も来ましたねー。日常の疑問を自由研究に昇華するって言われてはいるけどさてどーやるのか、ってことですね。今年は真似し易そうです…大丈夫かしら…w
 「歩くの歌」が! か、かわいい。映像のロボットたちかわいい。って癒されてたら歌ってるのがミッチーだったびっくりした! 意外な所から飛んで来た…。ついにミッチーもEテレにやって来たのか…。そのうち本編に輸入されて聴ける日も来るかな。昔の声より今の声の方が好きだなーミッチー。

●ざんねんないきもの事典新作

 (13)〜(20)かな? サーバルちゃんも登場。
 不思議な生態が今年も盛りだくさんですね。相変わらず、男子高校生の日常会話みたいなパートが緩くていいなぁーだけど声優さん誰なんだマジで。
 蚊の女子会見ながら、いやー別に血を吸われるだけなら人間だって別に大して気にしてないんだけどねー今時は病気介在しちゃうのが問題なのよー地球上で人を一番殺している生き物は蚊だ、っていう研究結果があるぐらいで(ちなみに2位は人間。人より蚊の方が人殺しなのです)、みたいなことを考えたり。
 キンチャクガニ可愛いよね。発想が。しかしキンチャクガニからポンポン…じゃなくてイソギンチャク奪い取って育てたら正体判明したって研究もあるの見つけてちょっと笑ってしまった。イソギンチャク側も大変だなぁ。挟まれて絶望すると白くなっちゃうのか…
 とかとか。相変わらず面白いです。5分番組なので忙しい身でも楽しめるのもまたよし。録画ですけどね。寝る前にちょっとくすっと笑えたりして。

●JAPANGLE新作

 今回のテーマは学校と東京。
 学校は、元々日本独自案件だらけなのは何となーく知っていたけど、こう列挙されると多いなあ…。給食とか運動会とか下駄箱とか、生徒が自分で掃除するのも日本だけとかは薄っすら知ってはいたけど、そう言えばプール。確かに学校毎に1つあるっていうのは珍しいのか…。これは日本の水道事情が優秀なことも背景にはあるのでしょうね。水が貴重な国ではただ貯めておくことすら難しいし。
 給食センターの裏側すげえ。日本は食品に対しては元々厳しいですけど、あれだけの業務を3時間くらいでやるっていうのが、色々と「日本的」な技術が凝縮されている場所のような気がする。
 そして東京。あれだね。2020年東京オリンピックに向けての東京紹介セクションみたいな…(笑)。特に暑さ対策の紹介はまさに来年の夏に向けてこんなことしてますっていうPRが多分に含まれているような。東京は色んなものがあり過ぎて多様化している街だからコンパクトにまとめるの難しいけど、メインで取り上げる地下鉄と暑さ対策という組み合わせは…うん、NHK Worldにこれが乗ったら来年のオリンピック来る人が参考になるなーっていう意思がかなり見えてしまっている、気がしました。いや悪くはないですけどね。40度近い気温の数字だけ見ると慄いてしまう人がいるのは確かだろうし。

●おはなしのくに→昔話法廷コンボ

 また編成で遊んでる(笑)。ちくしょうわざとだな!w
 新作ないのはちょっと残念。だけど昔話自体が無尽蔵って訳でもないから難しいのかな…。個人的には桃太郎取り上げないのは何故だろうとちょっと思う。反対する人がいるのだろうかムムム。

固定リンク / 2019.8.17


ねこ歩き展2 / ねこがかわいいだけ展

 両方見て来た。お布施的意味も込めてナ。

・世界ねこ歩き展2

 キービジュアルが…! リオデジャネイロのシキンニョだ! 展示会場になったデパートの壁面にででーんとシキンニョ寝てるの見るだけでニヤニヤしてしまう。
 シキンニョとか、NYのホワイトスライスとか、ねこ歩きも「歴史」が積み重なって来て、名物ねこが出て来てますねー。しみじみ。初期の頃のイスタンブールのサフランは虹の橋をもう渡ってしまっているらしい。そういう訃報を聞く機会は増えてしまうのだろうなぁ…。でも、映像の中でも写真の中でも、これからもシキンニョは浜辺で寝そべってるし、ホワイトスライスは看板にまたがり続けるんだろう。不思議な感慨。
 展示会自体は、TV見ている人なら8割くらいは見覚えあるシーンだと思います。見たことないシーンもいくつか。

・ねこがかわいいだけ展

 SNSタイムラインで猫写真をガンガン漁ってる皆様なら見たことある写真…が結構…(笑)。私はそこまでやってる時間はないけど、あーそういう系で集めた展示なのねーという感想でした。久方広之さんの『「なん」「でや」「ねん」』とかさー(って思い浮かんじゃう人なら傾向は想像出来るかにゃ?)
 募集した写真とかもあるから確かに写真は1000点越え。物量で攻められました。あと、猫品種の歴史を辿る展示が一部あって、そこは色々お勉強になりました。こうして見ると、日本猫って純血種いないんだわねえ(ジャパニーズ・ボブテイルを品種になるまでブリードしたのはアメリカ人だし)。元々、日本犬みたいな血統ブリーダーがない世界だったから仕方ないのかもだけれど。
 この手の展示が地方に来るようになったことは純粋に嬉しくはある。猫ブーム極まってますにゃ。

固定リンク / 2019.8.8


アイス食べようアイス2019

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 今年は7月が寒くてアイスが捗らなくて…いや捗らなくても人生に支障はないのですけどねw

・コットンスノーキャンディ(ミスド)

 年々ラインナップが増殖してますね。今年は2017年以来の和風が復活。定番に並んでるからこれからは毎年食べられるようになるのかな? …という訳で黒蜜きなこあずき食べて来ました。
 相変わらずです。ふわふわ。和の味いいなー。でもチーズ氷は今年はないのか…。
 2017年の和風ラインナッブの時は落ちる落ちる…みたいな怖さあったけど、黒蜜きなこあずきはそこまで怯えなくても大丈夫なぐらいのボリュームでした。

・チーズケーキフラッペアップルソース仕立て(ファミマ)

 フラッペ自体は定番商品ですが、久し振りにファミマフラッペで食指動いたチーズ好き。ただ、パッケージで「あくまでチーズケーキ『風』ですからね!」的に強めにエキスキューズ入っているのは何を警戒してのことなんだろう…。フラッペなんだから、チーズケーキじゃないじゃん! とかクレーム入れるような人はいないと信じたいんですけど…いるのか? そんなこと言う人。クレーマー対策もどっち向いて何言うのかややこしい時代になったものですね…。
 で。意外としっかりチーズ。ちょっと驚いた。アイスものってクリームチーズ系の甘さに逃げ込まれちゃうことが多いけど、アップルソースがその辺うまく奪い取ってるというか。いい意味で。ちゃんとチーズしてる。チーズ好きさんは是非。数量限定だからなくなってたらごめん。

・サンマルクカフェでかき氷

 抹茶金時食べて来た。最近流行のふわふわ系じゃなくて昔懐かし屋台のかき氷って感じです。ざくざく。これはこれでいいのです。安心感。
 サンマルクはタピオカに逃げてないですねぃ。独自路線で行っていただきたい。個人的には種類が多過ぎるパフェも時々無性に食べたくなりますw ああ後はWi-Fiあればなぁ(私の行動圏の店舗ではやってない)。

・珈琲かき氷(エビアン)

 地元の純喫茶エビアンで始まったコーヒーかき氷も食べて来た。
 コーヒーの上に氷の上にコーヒーゼリーの上にコーヒーシロップの上にアイスクリーム+生クリーム! という構成デス。コーヒー自体美味しいから好きな人にはたまらないですねぃ。
 氷は…かき氷ってより砕氷! って感じの粗めのつぶつぶです。アイスクリーム頭痛起きやすい人は慌てて食べないようにしましょう。たぶんテキメンにつーんとすると思います(私は起きにくい方)。

・マックフルーリー新作(マクドナルド)

 ニューヨークチーズケーキ、チーズと聞くと条件反射で買っちゃうのごめんなさいw
 …ただフルーリー自体みんなそうなんだけど、「超オレオ」ぐらいまで行かないと基本「ソフトクリーム」なんだよにゃ〜。チーズケーキもあくまでトッピング。基本はソフトクリーム。ただチーズの美味しいトコ取りな感じはある。ベリーソースもそれなりに強いので苦手な人もイケるかもーな味。マクドナルドのソフトクリーム自体は割とウマいと思う派なので美味しく頂きました。
 ダブルチョコファッジも、名前ほどはチョコ強くない感じがする。でもざくざく美味しいデス。そこは買い。
 …あ。別に同時に2つ食べた訳じゃないゾ。別日だぞ。

・Sendai Ice Pops 仙台本くずあいす(玉澤総本店)

 溶けにくいアイスとして全国あちこちでもあると思います、葛を使ったアイスです。
 今まで黒糖フランボワーズぜんざいと黒砂糖まんじゅうを試したことがあります。
 あっつい屋外でも本当に溶けないのすごい不思議。いやーもう。慌てずゆっくり楽しめるのいーよねー。高いけど。
 今年は7月が寒かったせいか、食べたくなった時期には本店まで行かないと売ってなかった…街歩きのお共に最適なので中心部の店舗でも早く扱い始まるといいなー。
 黒砂糖まんじゅう、楽しいです。アイスの中にまんじゅうが1個丸ごと入ってるだぜ…アイス食ってるつもりが冷たいまんじゅうにブチ当たる。まんじゅうで食べ進めるとまたアイスが戻って来る。いや本当にそんな感じ。

固定リンク / 2019.8.2


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