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キャリアメールの優位性はもうないのかも知れない

 実は。白ロムでau端末を2台ほど買い足してます。ドスパラ通販にお世話になりましたウフフ。3G機のAQUOS PHONE CL(IS17SH)と、LTE機のArrows ef(FJL21)。
 と言っても回線入れてないです。巷での評判はefは「SIMが入ってなきゃ神機」らしいです。ええ、神とまでは行きませんが何の問題も起こさないとてもいい子です。ブラウザ強制終了は日常ですけど、それはドロイド君の宿命であって富士通のせいじゃないし。今は、SIMなしArrows ef+イーモバがメイン機種となっております。
 せりえみに(あまりの衝以下略)を知る前は、6月に持ち込み機種変でこの子に回線入れてもいかなーと思うほどにはいい子でしたよ。だってどーせ電話なんかかかって来ないし(※この機種は電話が着信しない不具合が有名。きっと富士通は電話作ったつもりじゃなかったんだね!)。

 CLは、最後の通常サイズSIMのSIMフリー3G機という選択肢で購入。ガラケーのSIMを差し替えて使ってます…スマートパスを。
 スマパスのアプリは、スマパス会員かどうかの認証をするのに
・ダウンロード時だけで使用時に認証されないタイプ
 (隙鬼間、鈍色/トガビト/D.M.L.C.のケムコ系、朱津川國彦シリーズ等)
・SIMは要らないけど起動時にネットワーク経由で要認証タイプ
 (癸生川シリーズ、恋愛SLG系等。ナイトメア系も多分)
・SIMがないと起動しない
 (ダンガンロンパ、428等、買うと高い系に多い)
の3タイプが大まかにある。で、SIMを要求されるタイプをCLで遊んでました。
 メモリ液晶が意外に便利過ぎて(以降の端末に全くついていないのが)泣ける。ガラケーの背面液晶と発想は一緒ですね、(メインの)画面つけなくても日付や時刻が判る、という。こういうの便利に思う意識はもうなくなっちゃったんだろうなぁ。

 まぁそんな生活(?)をしている中で、メイン機であるArrowsは当然キャリアメールが受け取れない。けど、サイトの登録とかその他で、キャリアメールを要求されるのはまだ多い。
 ezメールのデバイスフリー化は予告されているけど、凍結したまま延期されてそろそろ1年という昨今なのでもう信用してなくて(笑)、今は公式に提供されている転送機能でGmailに転送してしのいでます。あ、もちろん、AndroidからiPhone向けIMAPアカウント抜く方法は存じてますよ。でも私はどうしてもキャリアメールじゃないとダメ、という場面がないので。以前も書いたけど誰かとの連絡手段としては使ってないから、サービス側がドメイン限定でキャリアメール要求する時しか出番がない。
 Gmailアカウント自体はPCのThunderbirdでもIMAP受信してる。Androidからはブラウザ経由で見に行ってる(ICS用公式アプリだとゴミ箱の掃除が出来ないから)。

 で運用してて気づいたのですが、SIM入ってるガラケーに到着するよりも、転送先であるはずのGmailのIMAP受信の方が早いんだよ。ほぼ同時なんてもんじゃなくて常に数秒、時には10秒以上、ガラケーの方が遅れる。1度だけ、Gmailだけ着信して、ガラケーは新着問い合わせしないと届かなかったこともある。ちょっと唖然とした。使ってみて初めて気づくこのびっくり。携帯電話のPush受信の技術なんて今やこんなものなのかー。はるか海外にあるGmailサーバの方が迅速って、ネットの不思議だねえ…。
 もしかして田舎だけですかしら、だったらごめんなさい(笑)。でもなんかもー、それを知ったらキャリアメールの「優位性」はもう完全になくなったんだなぁ、という感慨が。つかIMAPという技術がすげーのかも。
 最初CLの運用開始する時、SIM差し替えてるとメールに気づけない(CL側でメール設定してないので)、という不安はあったんだけど、その間はAndroid機かiPad touchでGmail同期させてれば全く困らない。家にいる時はThunderbird起動しっぱなしで、アドオン「Mailbox Alert」で音鳴らしてる。ちなみに、CLはSIMフリーなので、ショップで手続きはしていませんが、差し替えただけで電話はCLに着信する。

 あとは、サービス側がキャリアメールアカウントじゃないと受け付けない、という仕様をなくしてくれたらいいのになと。
 まぁ、今やMVNO爆発(=キャリアメールアカウントを持たない人が増える)の兆しは見えているので、この縛りかけてると自ら客を逃すことになるよっと、一応言っておきたいですよ。一応ね。今やサービスはキャリアフリーが当然になって来たけど、そろそろ、サービスに関しては、もう一段上の、MVNOも含めた「キャリア要らない」時代が来て欲しいところですねっ。

 あとは……慎重に使えば、パケット定額契約しなくてもLTE機で最低額運用が行けそう、という自信がついたりも。初月は(もろもろ初期設定が要るので)払って、すぐフラット解約すれば、LTEでも980(基本)+300(NET)+372(スマパス)=1652円(+消費税)運用でいいのかなと。まぁ2,000円っつったらガラケー並だよね。スマパスはNET必須だけどフラット必須じゃないし。あとはモバイルネットワークを常にOFFで、モバイルルータ好きなの選んで。それでも洩れることがあるのも知ってるけど、フルで支払うよりは安いです。6,000円とか払うの無理ー。3GBも使わないのに。

 …脱ガラケー出来るかも、と思えて来た。ようやく。まあ小さい端末はもちろん必要だけど。
 au本体もねー。3GB制限でいいから5000円くらいのフラットプランあれば払うけどなぁ(ドコモで言うライトプランね)。総務省がMVNOへの接続料金半額にしやがれって言い出しているらしいので、これが刺激になって考えてくれればいいけど。このまま高止まってると、私みたいな不良債権ユーザー増える一方だと思うんだがな。回線の数だけあってもARPU低かったら、高額投資+インセンティブ商売の日本のケータイ会社はやってけないんじゃないかと思うんだけどなー。回線数はとっくに人口超えなんだから、純増数で一喜一憂するより客単価上げ考えた方がいいんじゃないのーauさん?

固定リンク / 2014.2.8


せ、せりえみにがauにきた!

 あまりの衝撃に思わずひらがな。
 ソフトバンクから「Xx mini」が出た時、ディスプレイ4.5インチでminiってふざけてんのかこいつら、と思った記憶があります。が、出回る端末が全部5インチ超えになってしまった後は、もしかしてシャープにはまだ望みがあるんじゃないだろうか、という印象に変わりつつあったのです。ええあったのです(ただぶっちゃけ一番期待してたのは京セラでしたけどね)。

 そして出て来たau春モデル。…えらいことになった(笑)。っていうかauはAndroid売る気ないんじゃないのかもしかして!?(いい意味で)
 以前、何処かでうっすら予告はしていたとはいえ、本当にすごい「尖った」ものばかり揃って、URBANOが一番ノーマルってえらい展開だなオイ。
 まあ冬モデルが全く冒険してなかったので、これからそういうやり方で行く、ということになるんですかね。年に1回、尖ったものをまとめて出す、みたいな。
 でも何故春よ。学割の季節なのに、学生が初スマホとして手に取りたくなる感が全くないっていうのはどうなんだそれ。冬と春逆だった方がまだ。年末年始の浮かれムードにぶつけた方がガジェットマニアたちの財布も開いた気がするけどなぁ。

 曲面ディスプレイのGFlexはまぁ……何も言うまい。横置きして動画みたいな使い方を見るにファブレットだし、持ち運ぶ電話としてはこのスタイルは絶対にトラブると思うんですが、どうでしょう。何かの弾みで重たい鞄の下に敷いちゃったら一発で折れるよね。スーツの内ポケットに入れると、男子に乳が出来るよ?(※妄想です) 片方だけAカップ。いやん(※妄想です)。
 なんかこう。うーん。ガジェット感満載。触りたくはなるけれども。

 ペリアZウルトラは前からauだろうって予想が大半だったから「やっぱり」な印象。逆にau以外では日本市場に出られなかったんじゃないかなと。ソフトバンクは今の販売戦略的にAndroidラインナップで冒険し辛そうだし、ドコモは進んでこの手の冒険したがらないに決まってるし。
 人間の手が急激に進化して大きくなることはありえないから、電話回線を入れるメリットっていうのを感じないんだよなぁ。Galaxy Noteシリーズがギリギリじゃないかと思うのだけれど、電話回線入れられるのは。

 URBANOは「安定」。もう少し横幅狭ければ絶対URBANOなんですけどねえ。つかこの緑は相変わらず綺麗だなぁ(うっとり)。いい端末だけど先代L01と全く差別化出来てないのがすごい残念。最新にこだわらないオトナ層は、このままだと、価格下がったL01の方が飛びつきそうに思うのだけれど。せめてサイズだけでもバリエイション作ったら良かったのでは。もったいないすな。大きいの好きな人はL01で、L02ちょっと小さめにして、小さいの需要を取り込むとかさ。
 つか京セラ、筐体使い回すなら、ソフトバンクのDIGNO Rリファインしてauに来て欲しい。来て欲しい来て欲しい来て欲しい!(京都と北見の方角に向けて呪いのごとく繰り返し)

 そしてせりえみに(あまりの衝撃に思わずひらがな)。
 幅63mmでminiとかふざけてんのかコノヤロウ、でもありがとう…。どうしても選ぶならL01(65mm)かなと思っていた身には、63mmはホッとする数字です。
 もう少ししたら、miniを超えるmicroなんてつくモデルが出たりしてね。60mmくらいで。何がmicroやええ加減にしぃや!(※妄想です)

 ……さて。Wi-Fi WIN終了とLINE PC版登場でガラケー飼う意味感じなくなった後の第一候補に今、なってます。せりえみに(あまりの衝撃に以下略)。ただ、Wi-Fi WIN終わるの6月末なので、実際は夏モデル見てから考えることになりそうですが。
 実はバカ高いパケット定額を契約しないで運用する方法を考え中。auスマートパス関連のサービスは今や、au網接続を要求されるのは初期設定だけで、後はずっとWi-Fiでも使えることは実証済だし。
 一番のネックはキャリアメールなのですけれど……まあこれについてはちょっと思うところもあって……ダラダラ長くなり過ぎたからまたそのうちに。うん。

固定リンク / 2014.2.1


通勤ノベルゲーム その6

●D.M.L.C.

 がスマートパスに来たー!!(狂喜乱舞)
 鈍色、トガビトのライターさんの作品です。正直、スマートパスのメニュー見てこんな舞い上がったのは初体験(笑)。
 嬉しいなー。あちこちのレビューなんかで、絶賛はされるけど「ただし人を選ぶ」が必ずついて来るゲームだから、これはスマートパスのフィールドなんじゃねーかな、とは思っていたのよさ。ええいたのよさ。
 という訳で晴れて通勤ノベルゲームの仲間入り。

 前半のテーマは「リア充爆発しろ!」である。
 そこ、逃げない逃げない。何せ主人公男子、どういう訳か、「女の子に告白されると爆死する」という妙な呪い(?)をかけられてしまうのだ。したがって、自分に好意を抱いてくれている女子からはひたすら逃げないとならないし、必要以上に仲良くなってはいけない。
 現れる選択肢で、いわゆるギャルゲー的な意味での「好感度アップ」を狙うと死ぬので、とにかくフラグが立たないようにしなきゃならない。まあ単に運が悪かった的な死に方も多いですけど。
 ふと油断するとうっかり告白してしまいそうになる「危険な」女子が2人いて、前半はひたすら彼女たちから逃げる。でセーブしつつ死にっぷりを楽しむゲーム。
 でも彼女たちも、とある事情から主人公の「爆死体質」は知っている。だから、少なくとも好きな男を死なせたくなかったら告白してはいけないはず、なんだけど、何故か「暴走」して容赦なく迫って来る。で爆死バッドエンドではたいてい巻き込まれて一緒に死んでる。
 ……この辺りから、彼女たちの「うっかり告白してしまいがち」な行動が、純粋な恋愛というよりは、どーも一種の超常現象的な何かであって、本当にコイツがモテている訳ではないような気がうっすらして来る。
 で、彼女たちから逃げるだけじゃなく、呪い(?)の根本原因を突き止めたくて友人たちと奔走し、自分に降りかかった災厄を何とかしようと頑張る。
 そーいうお話です。

 後半は、えらくこじらせまくった中二病みたいな設定がドカスカ出て来て大騒ぎです。いや、多分わざとだと思うんですよ、うん(笑)。それにしてもテンコ盛りで、ああ確かに人選ぶねえと納得。こういう「濃さ」は嫌いな人は嫌いだろうなぁ。私は面白がって読んでたけど。
 あと、エロ方面は何もないけど、下品下ネタ方面は結構爆発してます。ただ、やたらに脱いだり、ウ○コだの連呼しまくりなのもストーリー上必然性があるっていうのがまた……いや本当なんですよ!? フラグ折らなきゃならんのだからさ、そうしないと死ぬんだから!(笑)
 色んな「濃さ」を全部「コメディだから」でブチ破るパワフルさがスゴい。たまにはこんなんあってもいいよねって私は思いますけどねっ。
 設定の作り込みは凄い、けど個人的にはちょっと違和感がない訳でもない。ただ、多分作者側としては続編想定してる気がする(ので、全部出していないのかなと)。
 どーなるかなー。スマパス来る前からでも、ノベルゲーム好きの間ではそれなりに知られたソフトのような気がするけど。またこれでDL数稼げますように。続編が出るとしたらまた楽しみにしてます。

固定リンク / 2014.1.25


IMというサービスの終焉、なのかねえ

 Yahoo Messaggerが終了告知。いやまあ、Kakao買っちゃってる時点で、終わりが見えていたような気はしてました。

 IMは私は、活用はしてなかったけどIDはそれなりにあちこち持ってた。多分、一番IMとして「使った」のは今は亡きOdigoだったような。と言うか、Odigoはプロトコルを他サービスに(多分オープンソースじゃなくてBtoBだったと思ったけど)公開してて、Odigoを使って自社サービスを展開するプロバイダさんがいたんですよね、あの時代(興味のある人はwikipediaの「インスタントメッセンジャー」を見ると良いかも)。
 しかし、「元祖」たるICQが今も生き残ってるのは凄いなぁ。プロトコル変わったけど。あ、当然ID持ってます。番号的に「若い」ので長く使ってるのバレバレ。こういう時に数字IDはちょい恥ずかしいね(笑)。
 AOLは昔AOLのアカウント持ってた頃は使ってたけど、解約しちゃって今はない。そしてWindows LiveはSkypeに吸い込まれた。
 IMとして出発して今も残っているのは意外とICQだけなのかもですね。こうして見ると。

 1対1(とか複数とか)で対話するために使うアプリケーション、と言えば、今や「無料通話」を謳うLINEやKakao、Commなんかにオマケでついているメッセージ機能が有力で、マスコミなんかに登場するLINEしか知らない人は、LINEはチャットソフトだと思ってるんじゃねーかってくらいメジャーな「機能」になった、と思う。
 ただ、私は基本的に仕様がクローズドなものよりオープンなものの方が好きな方なので、専用クライアントをサービス毎に起動してないとならないこれらのクローズドサービスは、ぶっちゃけ嫌いなのですよね…いやまぁ、それしかないから仕方なく使う訳ですけれど。
 なのでXMPP(Jabber)とか、プロトコルがオープンなIMの世界の方がどっちかと言うと好きです。単に好みの問題であって、良し悪しではないのですが。

 IMについては、複数のクライアントソフトをそれぞれ立ち上げておくなんてことはしないで済むようになってるのが最近では当たり前なので(たとえばXMPP.JPとかね)、何かこー、それぞれのサービス用に立ち上げておくってリソース無駄遣いだよねえ。スマホだとあんまり意識されない部分だけど、電池持ちを極端に気にする人であれば、これらのアプリの「待ち受け」がいかに電池食いなのかはご存知とは思いますが。
 世は「オープン化」に向かってるとは思うけど、メッセージングの世界はどーも逆行してる気がする。まぁ、独自プロトロコルで囲い込みたいというサービス側の事情も判らないではないんだけれども。コミュニケーションがサービスに縛られるのはやっぱり何だか変な感じ。人と人との問題のはずなのに。

固定リンク / 2014.1.18


ポリアンナ症候群なのかと思ってたのよ…

●坂本ですが? / 佐野菜見

 色んな書評は全部見ないでとりあえず作品だけ先に読もう、とか思ってた。で、読んだ直後は↑だと思ってたんです。はい。平成版ポリアンナだと思ってた。本気で。
 どんな状況でも自分のペースにして、決して状況を悪くは捉えない、っていう辺りが。ポリアンナの「良かった探し」ほど如実じゃないけど。
 ただ、狐憑き回辺りで「人類は面白い」的なことを言われた時、もしかして異世界人設定なのか、とか一瞬混乱したのは自分だけか! 缶コーヒーCMシリーズの宇宙人ジョーンズみたいなものかと思ってたんです……けど……考え過ぎだった予感です(小声)。

 後から書評とかあちこち見て回って、↑こんな中二病な設定考えてたの自分だけなんだと気づいて微妙に沈んでました(笑)。
 このままこのテンポで日常が続くっていうのが大半の予想なのかどうしよう。
 いやまぁ、ツボにハマった方ではあるのでこれからも引き続きもちろん眺めようとは思ってるんですけど、確かに、うーん、何か「屋台骨」になるナニかが、あるけど見えてないのか、そもそも存在しないのか。悩ましくなって来た。
 このペースでいつか引き際よくスパッと終わっちゃうのかなぁ。卒業辺りで。まあ余計な設定ついて来ると、それはそれでますます賛否両論になりそうだから、このままでいいのかなぁ……うーん……どうなんだろう。
 そのうちなんかでっかい爆弾見せてもらえると面白いかも、と期待だけ。家族の影が全然見えないし、そーいうのあっても驚かない。というか家族出て来てもお互い苗字で呼び合ってたりしたら笑える!(ちなみにかよチューのワダがそうなんだよね、母親からも「ワダ」って呼ばれてる(笑))
 もちろん、何処までも普通の人がバカバカしくスタイリッシュなだけってのも大変に楽しいです。ふふふー。ただこの楽しさは変な「延命」はしない方がいいとも思うです。ふふふー。これからも追うです。ふふふー。

固定リンク / 2014.1.11


コンテンツという世界、有料の死と無料の生

 特にソーシャルゲームの世界で「それ」は私も思っていた。

 昔、ソーシャルゲームを作る仕事をしていた時、その「仲間」の内に「コトバ遣い」がいた、のですよね。ゲーム内のストーリーテリングを全部その人が書いてた。
 その人の作り出す物語が好き、とか、その人のファン、という感触はぶっちゃけなかったんだけど(ごめんなさいw)、ソーシャルゲームの超黎明期に於いて、単なるポチポチクリックゲーム以上に「物語」をすごく大切に考えていた人ではあった。それは確か。

 けど、まぁ、その人が「(コトバを)書いてた」ゲームは今は全部潰れてしまって、当然だけどもう何処にも残っていない。いるとすればその人の個人のHDDの中くらいのものだろう。まぁ色々熱心な人だから電子書籍化みたいなことは考えてる気がしますが。
 ただ、うーん、なんだろ、結局「権利者」が全部握っちゃってる世界なのは変わらない。
 私は、元々二次創作なんかもやってる人間だし、ユーザーがコンテンツを発展させてゆく初音ミクみたいな世界は大好きだから、「そこ」はやっぱり超えられないんだなぁと。
 まあ、結局ばビジネスマンであってクリエイターじゃないんだろうなぁ、と、何となく。

 で。これが飛び込んで来た。星宝転生ジュエルセイバーのコンテンツ公開ニュース。
 ブッ飛んで、そして共感した。
 もちろんこんな試みの「先駆者」はいる。有名どころを挙げれば、上の初音ミクを初めとしたボカロキャラクターの「自由化」、それに、漫画家の佐藤秀峰さんの「ブラックジャックによろしく」のフリー化、それと、以前記事にもしたけど、「風のリグレット」シナリオ公開、などなど。

 どっちがいいんだろう、というのは個人の考え方によるけれども、私はきっとビジネスマンではないんだろうなぁと。物語を、商売道具として見る視点がどうしても持てないんだ。特に、記事にも書いた「風のリグレット」が公開された時は、「これがなかったらこの物語は『死ぬ』しかなかったんだ」ということに今さら思い至ってゾッとしたりもした。
 書籍や映画は、まだいいんだ。今のところは「作者の死後50年で著作権消滅」という慣例がとりあえずは、あるから。
 でもゲームはね。商品として売られなくなったら、それと同時に「死ぬ」しかない。作者本人が何らかの形で残そうとしない限りは、そもそも存在した痕跡ですら残すことを許されないし、50年後みたいな区切りもないから、永久に作者という枷から自由になることが許されない。

 もちろん、ソーシャルゲーム遊んでいたユーザーが、ゲームサービス終了後に自分勝手に二次創作を始めたとしても、多分、よっぽど権利意識のカタいSAPじゃない限りは目クジラ立てたりはしないんだろうけれども、でもね、「原作」が何もない状態だと二次創作はやっぱりしづらいものですよ、うん。俗に燃料がないと申しましてね、ええ。
 まあそれは冗談としても。

 二次創作、なんていうやり方で他人の妄想の材料にされることを毛嫌いする「作者」はもちろんいる。けど、私はそういう考え方に対してはずっと違和感を感じ続けていました。
 作品という「こどもたち」を、作者という「親」の「所有物」にしておくことが、本当に作品にとって幸せなのか、という部分で。
 たとえば初音ミクの元々のデザインを考えた人はどう思っているだろうか、自分の考えたデザインが二頭身になってネギ振ってることに対して怒りや悲しみを感じているんだろうか。そういう契約になっているから黙認してるだけで、本音では嫌だったりするのかな、みたいなことをちょっと想像して、少なくともそれが自分なら嫌ではないだろう、と思う。
 自分の「こどもたち」が、他の人のクリエイティブにとって何らかの刺激になりえるとすれば、それは喜ばしいことなんじゃないかなと、私は思う。「こどもたち」を、いつまでも「親」の言うなりにしか動けないようなモノにしておく方が、ひどく不自由な気がする(もちろん、本当の「親」ではない人間が「自分の作品だ」と言い張る、つまり盗作は別ですが)。
 でも現代は、主に金銭的な理由で、「こどもたち」はたいてい自由を剥奪される。
 文学や映画などの作品はそれでも、時間が経てば自由になることが保障はされるけど、ゲームは……今は永遠に自由にならない。羽ばたく道を塞がれたまま、サービス終了やハードの終焉やソフトの廃盤とともに殺されるしかない。

 ゲームだって作品だと、思うのだ。立派な「こどもたち」だと。

 なので。
 多分そうそうない試みだと思うので、がんばれ。がんばってくださいブリリアントサービス様。マジで。今の段階の情報だと正直世界観の根幹が(元プレイヤー以外には)よく判らないのが微妙に残念だけど。てゆーかこのゲーム、導入チュートリアル的なものはなかったのかな。その部分のシナリオは権利者の許諾が得られなかったのかな。うーんうーん。
 自分が物書きだからどうしてもシナリオばっか目が行きがちですが、イラストとかのビジュアルデザインだって、そのまま永久に葬るしかない事情は一緒だしね。
 ただあの。ごめんなさい。
 ブリリアントサービスって社名と、あとサービス名の「星宝転生ジュエルセイバー」はちょっとダサいと思っちゃった。ほんとごめんなさい。コンテンツ内容の価値には微塵も関係ないですけどね、ごめんなさいホントににごめんなさいマジごめんなさい!(笑)

固定リンク / 2014.1.4


通勤ノベルゲーム その5

朱津川國彦の奇譚ルポ」シリーズ

 毎度同じ出だしになっちゃってますが、かつてauスマートパスで配信されてましたが以下略。
 3本のシリーズがあって、最初は3本とも配信されてて、後に第1弾「還らずの病棟」以外が配信停止して、現在はそれも配信停止。そんな感じです。

 朱津川國彦はフリーライターで、元々勤めていた出版社から仕事を貰って食いつないでいます。その仕事というのが、オカルト系雑誌「噂の傀儡」の記事書き。街にひそむ「噂」の真実をルポする、みたいな内容で、要はネットなんかで話題になっている心霊スポットへの潜入実録記事、みたいなやつだ。
 実は、噂の元になっているのは実際には人間が起こした当たり前の刑事事件だったりする訳で、それを暴いてゆく、というのがゲームの流れ。まぁごくごくノーマルな、素人探偵モノのフラグ立てノベルゲームです。

 基本、クローズドサークルで、廃病院とか廃村とか廃ビルとか、潜入した場所の中であちこち歩き回って、材料を探す系。
 絵柄に独特の癖があるので苦手な人はいるかもですが、こういう方が雰囲気には合ってるような気がします。私は。
 元がガラケーのゲームだけに縦です縦。うふー。
 マップはそれなりに広いので、フラグが隠れてる場所を探すのはそれなりに苦労しますが、そういう方が通勤時には却って良かったりする、というのは以前書いた通り。なのでこれも私は超楽しんじゃった系です。
 ……というか、これもアルティさんなのですね、考えてみれば。どうもこの手のノベルゲームって作り手が限られているような気がして、微妙に残念なような。むーん。いやまあ、私自身が探す時に最初の入り口がauスマートパスだからなのかも知れません(笑)。

固定リンク / 2013.12.28


乾燥の季節になりました

 手の話はしましたけど、次は喉の話を。
 私は喉も弱いです。かなり弱いです。これは未だに克服出来てないので、冬になるといかに喉を乾燥させないようにするか、で1日終わってしまいます(大袈裟)。

 体の方はさほど乾燥には怯えてない。汗かきさんなせいか、手の指以外は乾燥で悩んだことはほとんどない。なので、ピンポイントに喉、というか口周り? に絞った対策を毎年いろいろ試してます。

 とりあえずオーソドックスなのが加湿器。シンプルなスチーム式(水を沸騰させるやつ)を何年か使ってはいたのですが、基本怠け者な自分は、白く固まってしまうミネラル成分を掃除するのが大変で挫折。
 今はデスク脇に小さいUSB電源の超音波式置いてます。タンクタイプは加湿器病が怖いので、なるべく被害が少なくて済むのはどれだろうと考えた挙句に選んだのはBRUNOのTULIP STICK。コップに入れた水に挿して使うやつ。コップはマメに洗いましょう。
 ちなみに会社は、元々ビルの気密性が高過ぎるのかとにかく乾燥がひどいので、上司自らでっかい加湿器を何個も経費で購入しまくりです。気化式だと思います(熱くならないので、多分)。

 夜寝る間は…加湿器つけっぱなしは何となくイヤなので、マスクで防衛中。こっちは色んなマスクがあるけど、オーソドックスなガーゼマスク(小さめ)が結局一番楽でした。問題は、アレルギー持ちなので口呼吸になりがちって所だけなので、それが防げれば割と何とかなる。
 立体マスクに濡れたフィルターをセットした加湿タイプとか出てますが、使ってみたけど、鼻まで覆われてしまうと、呼吸苦しくてダメでした。普通の人はあれでも平気なのかもだけど、アレルギー持ちは多分呼吸が細い(?)のかな。なのでガーゼマスク、というか鼻をノーガード。どっちかというと「口塞いでる」ってだけのような気もします(笑)。
 鼻呼吸している分には大丈夫。鼻の中の湿度は高い方ですもの、ええ……(ちょっと遠い目)。

 加湿器はちょっと迷走中です。色々試してるけど、何が一番いいのかは、まだ「これ!」っていうのには出会っていない感じ。実を言うと、石油ストーブの上にヤカンってパターンの頃(震災直後の電気がなかった時)が一番喉の調子は良かったので、ベストはスチーム式なんだろうなぁ。多分。お掃除楽なタイプは何処かにないものかしらん。むー。

固定リンク / 2013.12.21


iOS7入れてみたのさ

 iPod touch(5th)に。
 視差効果減らしONにしても、ぶっちゃけ重たいです。ビミョーに。でもまあ慣れました。ブラウザとアラームが主なので嫌になるほどじゃないです。
 アンカーリンクが効かなくなっちゃってるサイトが多くてちょっと苦労はしてますが、大きな問題は出てないです。今のところ。

●フラットデザインUI

 アイコンが平べったくなるのは知ってたけど、表示される文字が全体的に線が細くなるのは想定外だった。
 ロック画面、番号ロックかけてますが、壁紙を灰色ベースのちょっとゴチャゴチャしたデザインのものにしていたら、そもそも数字がほとんど見えなくなっちゃってどうしようかと。解除出来なくなるっつーんですよ。壁紙気に入っていたのだが変えざるをえなくなってしもた。うーん。
 その他もろもろ、とにかく文字が「薄い」。アクセシビリティで文字を太くしましたが、いやなんか野暮ったいねえ。メールとか、逆に太くなる過ぎて嫌なものもあるんだけど、アプリ単位で変えられない仕様だからこればっかりは仕方ない。きっと私も年を取ったってことですな。若い人は平気なんじゃろかのー。

●ロック画面からのあれやこれや

 ロック画面でも上からスワイプで通知画面が出たり、下からスワイプでコントロールセンターが出たり、Siriが起動出来たり、えーと……何のためにロックかけてると思っとんじゃワレ、みたいな情報ダダ洩れ仕様は、デフォルト全部ONなのはどうかと思うんだよね……。
 これが引き金になったセキュリティホールを発見するの、リリース直後に大流行しちゃってるのをWebニュース系でチラ見していたので、アップデート直後にやったことは片っ端からオフにしまくることでした。
 ……どうなんだろこの辺。iPod touchだとそこまで神経質にならなくて済むけど、iPhoneだと致命傷になりかねないなぁと。デフォルトOFFにした方が良かったんじゃないだろうかAppleさん。

●通知センターに日付と曜日が出る!

 いやまぁ、この喜びはiOS6以前のユーザーなら判るはずだ。うむ!
 メールを書いたりWeb見たりしている時、「そう言えば今日何月何日何曜日だっけ」ってのを知りたくなった場合、今までは、ホームに戻ってみるとか、ロック画面にしてみるとか、しないとならなかった。で、元やっていた作業に戻るにはまたブラウザなりメールなりを起動し直す。ぶっちゃけとてもめんどくさい。
 ので、純正カレンダーに予定を登録して通知センターに通知されるようにする、という方法がTipsとしてよく紹介されていた。予定がない日もダミー予定を登録するのだ。アホらしいね。さらに、ダミー予定にデータ量を食い潰されるのが切ない向きには、用もないのに通知センターで通知する「だけ」のアプリなんかも開発されてたりして。
 この方法は、今やっている作業を「中断せずに」日付・曜日が確認出来るっていうのがミソ。上からスワイプで通知センター出して確認したら、またスワイプで引っ込めてメールなりブラウザにすぐ戻れる。
 というのがiOS6以前の状況で、iOS7では、小細工しなくても予定がなくても最初から通知センターに日付と曜日が出ているようになりました。ありがとうApple!
 ……ただね? Androidはね? スワイプすら不要な方法があるんだよ? 上の通知領域に重ねて日付とか曜日とか常に表示させっぱなしのアプリ入れてます。理想は本当はコレなんだけどねえ。というか、腕時計すら時刻と日付・曜日を同時表示なんて当たり前に出来るのに、何故iOSは頑なに拒否し続けるのか。iOSの画面上部の細い通知領域(電波状態とか出てる場所)がどーしてこんなに聖域化しちゃってるのか、素人のアタシにゃ今イチ理解出来ません…。

●っていうかそもそもどうして入れようと思ったのか

 iPod Touchでも「しゃべってコンシェル」が使えるのよ奥様!(誰?)
 ドコモがiPhone向けに作った「しゃべってコンシェル」はiOS7以上が要件でした。という訳で実はそのために入れた(笑)。
 端末機能はもちろん「使えません」のオンパレードなんだけど、まぁ、ぶっちゃけ端末機能系を音声操作しようなんざさらさら考えてません。タップした方が楽だし。という訳で雑談系で絶賛遊び中。
 …それにしても、スマートフォンのアプリ市場は世界で日本が最大なんてニュースもあるくらいなのに、Siriは未だに日本のプロ野球のことなんか知らないわよっ!(※意訳)って態度なのはどうなんだろう…。まあ「らくてんいーぐるす」って喋って「プロ野球情報知らん」って応じるのは前よりマシになったと言うべきなのかも知れないが(野球チームの名前だということまでは認識しているということだから)。
 日本で使う分にはしゃべってコンシェルの方が安心感がありますねえ。あと、認識出来なかった時のひつじ君のうろたえぶりが可愛くてちょっと笑ってしまった(笑)。

 まあそんなこんなのiOS7デビューな今日この頃。やってることは前とあんまり変わりませんけどね!

固定リンク / 2013.12.14


主婦湿疹という名前がよくないんだきっと

 手湿疹とか主婦湿疹とか呼ばれる症状があります。水仕事をしている人が主に経験する、手に湿疹・水疱が出来たり、ひどいと割れちゃったりするアレです。
 実は学生時代、ひどかったのです、自分。でも、中学生・高校生だった訳で、日常的な水仕事と言えばせいぜいお手伝いレベルでメインではない訳で、俗に「主婦湿疹」と呼ばれるそれが自分のコレと同一のものだということに全く気づいてなかったです。ええ全く。

 私の場合はあまり季節には関係なかった。乾燥していないはずの夏だろうと容赦なく剥けるし割れるので、悩みながらも絆創膏で傷を保護するくらいしか対処が思いつかず、常に手指のうち2本か3本は絆創膏で暮らしていました。
 ふさがれば外すんだけど、またほどなく割れて絆創膏、の繰り返し。何かの病気なんだろうかと悩んで、割れてない時は手洗いにやたらと必死になったりして、まぁ今考えれば悪化させるばっかりの対処だった訳ですが。
 その症状が徐々に治まったのは、実は働き出してから。何をしたかと言うと、……当時は全く判りませんでした。普通、年を取れば取るほど肌は乾燥してくもののはずで、年を経る毎に悪化するならともかく改善してるのが理解出来なかった。
 で、今に至ってはほとんど割れるまでは行かなくなりました。当然ですが、水仕事は割れてた当時より今の方が断然大量にやってます。
 ハンドクリームは使ったことないです。ちなみに水仕事する時は素手です。シャンプーも洗剤も使うブランド変わってないです。

 答えは、多分ですが、化粧です。学生時代にやってなくて働き出して始めたことと言えばそれしかありません。
 化粧する時に最初に化粧水やら何やらを顔に塗りたくる訳ですが、私は、ぶっちゃけ面倒なので、コットンとかは全く使わず、素手一辺倒でした。手に出して、そのまま顔にびしゃびしゃやる訳です。
 それが良かったのかも知れない、と今になってふと気づいた。私の場合は顔より手の方がひどい状態だったのですが、顔につけるついでに手についていたのが功を奏したのかも知れない、と。
 要するに自分の場合は、敵は乾燥だけだったのだと思われます。洗剤やシャンプーとの相性が悪い訳ではなかった。ただそれにしても夏でも症状が軽減しなかったのはちょっと謎ですが。

 それでも小さな湿疹や水疱は相変わらず出ていたので、最後に頼ったのはアンテドラッグステロイド系の塗り薬。テレビCMとかでやってるロート製薬のメディクイックが有名ですが、ほぼ同一成分で価格の安い製品も出てて最初はそっちを買ったような気がする。
 ただどっちでも私の場合はほぼ効果は一緒で、皮が剥けたりポツポツが目立つようになって来たらたまに使います。それも、最初の頃は毎日だったのが徐々に減り始めて、今は月に一度使うか使わないか程度。
 最近は薬の買い置きの場所を忘れるほど症状が静かです。手のモデルさんのように綺麗な手ではありませんが、割れてなくてかゆみがなくて生活に支障がないだけで大変に快適。

 私もステロイドという言葉だけで最初は怖がっていたクチです。副作用や中毒性があるというイメージ。ですが大した問題は今のところは起きていません。量も最初に比べたら激減してますし。
 これも人によって症状は様々ですけれど、私は皮膚科のお世話になることなく何とかやっております。
 しかしそれにしても「主婦湿疹」ですよ。こう呼ばれるのは症状からして仕方ないとはいえ、もう少し違う名前だったら、学生時代の自分もアンテドラッグステロイド使ってたかも知れない。そーすればもー少し楽に過ごせたのになぁ。今となってはどうしようもないことなんですけれども。

固定リンク / 2013.12.7


通勤ノベルゲーム その4

●隙鬼間

 今はもうしてないですが、かつてはauスマートパスでも配信してました。今はセガのキャリア公式で配布されてる。
 元がガラケー向けの移植だけあって、縦です、縦!(それだけで既に嬉しい)
 立ち絵の表情差分がさほど多くない代わり、要所要所に入って来る目元カットインが面白い。メモリ少ないガラケー向けの工夫って言えばそうなんだけど、でも、私は好きだこーいうの。やたらとグラフィックに凝って重くなるよりは健全だ。とても良い。

 展開的に、ほんのちょっぴりだけ乙女ゲー要素があるので、それ苦手な人は回避デス。でも本当にちょっとだけで、恋愛って言い切れるようなベタつきはないですけど。
 主人公が女子で、登場するそれぞれの男子キャラクター毎にエンディングが分岐してるのですよ。全部回収しようと思うとほんのり乙女ゲーなのだな。ただまぁ中には、「仲良く」なる訳ではないエンディングもありますけれども。

 さてお話は、他人の過去に入り込んで、一時的に「乗っ取る」不思議な力を使って、街で起こる謎の真実を探るミステリーアドベンチャー。
 「スキマに入る」と呼んでいる、他人の過去乗っ取りパワーは、二人一組で使う。他人をスキマに送り込む力を持つ先輩と、その先輩によって実際に過去に入って行く主人公の2人。先輩は、力を持ってても自分自身にその力を使うことは出来ない。
 学校で起きたちょっとした事件の濡れ衣を着せられそうになった主人公女子・なぎさは、先輩・鏡也のその力によって真犯人を突き止め、濡れ衣を晴らす。それをきっかけに、鏡也から手伝いを頼まれて、いろんな事件の真相を「スキマ」に入って垣間見ることになる。

 学校では噂を集めて、放課後はマップから場所を選んで移動。すると、事件が発覚したり、手がかりが手に入ったりする。必要な手がかりが揃えば「スキマ」に入る。
 「スキマ」モードはいくつかの分岐があるプレーンなノベル。実際の過去の持ち主の体を操って違う行動をさせることは出来なくはないけど、結末は変えられない。殺されてしまう人はどのルートを選択しても必ず最後には殺される。でも、乗っ取っているなぎさが操り、周りの風景や現場にある物などを見て確認することで、事件の真相に気づくことが出来る。
 基本的に「起こってしまったことを変えられない」ので、過去が劇的にひっくり返る訳じゃない。基本的には、ね!(これ以上はネタバレだね!)

 アクション要素はなく、謎を解く部分に於いてはまぁ迷う要素はないです。間違えると即バッドエンド系なので、やり直せばいい、という類です。
 ただ、エンディング全部開けようと思うとフラグが割と厳しくて挫けそうにはなりました(笑)。特に先輩……先輩……(遠い目)。いやお話だけ追ってクリアして満足する分には全然難しくないですよ、ええ、全くね!
 ただ、お話以外のそういう所で歯ごたえがある、というスタイル、私は割と好きです。ええ。大好きです。だって、物語の続きが気になるけど進めない、という状態で放り出されてしまうと、解けない自分が悪いっちゃー悪いんだけど、それでもやっぱりいい気分では遊べなくなっちゃう訳でー。あくまで通勤ノベルだから、選択肢全部メモとかやってらんないっつーんですよー。
 そういう意味でもいいバランス。やり込みたい人はともかく、そんなことしたくない人でも一定の満足感や達成感をちゃんと得られるっていうのがね。さすがセガさん。

固定リンク / 2013.11.30


TED

 物凄く遅れてますが今さら見た。
 ……web予告編が既にびっくりするくらい「大人しく」作られていたことにちょっと驚いたよ。下品だ、とは聞いていたけど。予告編は既に際どいセリフ全部いじられていたんだな……。

 この手のジョーク系連発の映画はどう翻訳されているかも興味があったんで吹き替えで。有吉さんはちょっと大人過ぎたような。もっとスラップスティックな演技出来る人でも良かったよーな気がするけどどーだろう。テッドの物言いは「毒舌」とはまた方向違うのになぁ。
 あとレート変えたバージョンがあるってことは、やっぱりアレとかアレとかアレとかは別の訳が当てられてるんだろうな。二種類やったのか…有吉さんお疲れ。
 で、翻訳が割と意訳だらけなのは…凄いな(笑)。「原作」側が許してるなら文句ないけど。色々おおらかだねえ。ただ、映画って基本、(うまくやれば)時代を超えるものなのに「くまモンの方が良かった」とか時節ネタ入っちゃってるのはどーなんだろう。うーん。良かったんだろうか。

 思った以上に「過激」だったことにまず驚くとともに、これ、ウケたのはなんか納得出来てしまうのは逆に切ないねえ。この手のガキっぽいアホらしさって、アメリカでは割と作られてるものなのかな……日本人はここまでの「判り易い」下ネタとかもう誰も作ろうとしてないじゃん。ね。
 というか、こういうのに金を出そうとする人は誰もいないな。クレーム恐れて。アメリカはユニバーサル配給なのに。デカイとこがちゃんとこれに金出してるってのに!(笑)

 パロディがあちこちちりばめられてるのはうっすら判ったけど、全部の元ネタが判る訳じゃないので、その点では面白がれてはいないです。単純にお下品コメディとして見たです。
 あああ。なんか、単純に笑って終わるっていうより、どーしてこういうの出来なくなっちゃったんだろう、とか、そんなことを考えさせられてしまう変な気分。日本の昔のマンガとかもこういうセンスあった気がするけどねー。新しさよりは懐かしさですこの感覚。

 ラストは綺麗に終わり過ぎて、ああ続編出来ちゃうんだろうなとうっすら思った。けど、インパクト勝ちな部分もあるから、2作目ってどうなんだろうな……。微妙に不安です……。ここまでバカバカしい映画でここまで成功したのは近年では珍しいと思うので、簡単に潰れて欲しくはないですけど。

固定リンク / 2013.11.23


あなたの街のインフルエンザ速報

 あなたの街の熱中症予防に続くドコモ環境ライブ提供のアプリ(※現在はサービス終了)。またもやキャラ育成要素が入っててうっかりインストール。相変わらずウォークマンでも動くよ。むふふ。

 熱中症予防では、キャラをクリックして「お世話」するという行動を1日何回かやって、スタンプ1つもらえて、そのスタンプが一定数貯まる毎にキャラ図鑑が埋まって行く…という仕様でした。ので、朝、昼、夜、空き時間にひたすらキャラに構ってるという面倒さは確かにありました。
 何回お世話するとスタンプが1つ貯まるのかは公開されてなかったので不明ですが、多分6回か7回かそんな感じ? なので、空き時間は必ず「お世話」しないとならず、しかもアプリ自体が期間限定ものなので「ゆっくり集める」選択肢もない、という訳で、本気でコンプ目指そうと思うと少々「作業ゲー」ではありました。
 まあ元々は熱中症予防のための情報アプリな訳で、そこに本気になっちゃいけないのも確かですが(笑)。ただ、本来の目的からすると、朝1日1回立ち上げて、熱中症の危険度を確認して備える、みたいな、そういう使い方をすべきもののよーな気はする訳で。オマケ仕様にしては煩雑過ぎる気がしてたのですよね……。

 という部分は多分反省したのだと思われます。インフルエンザ速報でもスタンプ集めとキャラ図鑑は健在ですが、スタンプは1日1回「お世話」をすればその時点で「今日のスタンプ」が押される仕様になりました。
 朝出勤前に起動して、インフルエンザ情報を確認するついでにお世話。そんなスタイルで使える。いやまあこのくらいが真っ当でしょう。うん。熱中症予防が面倒過ぎだったのだと思うな。

 熱中症予防では、ドコモの環境センサによる熱中症の危険度くらいしか「情報」はなかったアプリですが、インフルエンザ速報では週間天気予報(湿度つき)とか具体的な地区毎の流行状況、学校閉鎖状況とか、情報も充実してる感じです。
 アプリの製作元はドコモですが、スポンサーがえらくたくさんついてて、「お世話」する時にもキャラクターがそのスポンサーの製品を使うような感じになってるんですよね。うかい薬でうがいするとか、お部屋の除菌するとか(熱中症予防でもそうだった、キャラがDAKARA飲んでたり)。ま、無料アプリに広告はつきものです。しかもこの「広告」は、それなりにインフルエンザ予防に実際に役に立ちそうなものしか出て来ない訳で、無関係なアダルト(っぽい)広告が出て来たりされるよりは健全です。ええ。

 という訳で、毎日の天気予報チェックとついでにキャラ集め。そんなスタイルのアプリと思って使うのもいいかも知れず。私は…やっぱりこのキャラの「ぴーたん」のくねくね具合が大変に好みです。というかポーズがいちいちヘンです…やっぱり面白いです…(笑)。まったりキャラ集めます。本末転倒。

固定リンク / 2013.11.16


さよなら絶望先生アニメ

 何故か今さら。
 時々やってる有料chの無料放送の時に何となく目に入っちゃった系の出会いで、勢いに任せて見てしまって、いろいろ笑いました。
 実験し過ぎて原作者が可哀想です!(笑)
 ここまで好き勝手やってて成り立っちゃうのがシャフトの恐ろしさですねっ。原作もほとんどが設定とキャラで引っ張ってるような所があるから、良かったのかもなぁ。
 いやまあどっちにしても面白いですけどね。ええ。もちろん。これが商用アニメとして成立するのが日本のいいところや。うふふ。
 原作もアニメもまだ全部見てる訳じゃないのですが、そのうちに。

 というか音楽デスヨ(突然)。
 元々原作の方がファンだというオチなのか何なのか、大槻ケンヂさんとかローリーさんとか狙い過ぎなのですよ!(どの辺を?)
 特になんか、ローリーさんの「マリオネット」がえらくツボにハマってしばらく頭の中でヘビーローテーションでした。仕事中でも。時代錯誤グラマラス。きゅん。

固定リンク / 2013.11.9


Wi-Fi WIN終了、で、今後どうしようか

 Wi-Fi WIN、通ってる所で未だガラケー専用サイトが2つだけ残ってたりするので、細々と使っていたんですけれども……今となってはガラケーの(メール以外の)通信にパケット代払うの何だかイヤになって来た(笑)。なのでこれを期に専用サイト見捨てるしかないかなーと思ってたりする今日この頃。
 残ってる専用サイトさんも、ガラケーからのアクセス判定するために細々と運営続けるより、ユーザーエージェント偽装を黙認して、スマホの一部ブラウザの「ガラケーモード」を通してくれたらありがたいのになぁと思わなくもないですが。ぶっちゃけAngel Browserで試したんだけど通してくれなかったので、多分IP制限ですねー。うざいですねー(笑)。
 ドコモは最初からガラケーのオフロードはやってないし、ソフトバンクも新規受付を終了してたので、auが最後の砦だったのですが。それに何より、auはメールもオフロード出来る(ソフトバンクは出来ない)のが強かったんだけどなー。

 で、ガラケー専用サイトのためにガラケーを飼う必要がなくなったので(LINEは残ってますが実はPCログインがメインという変わり者です)、本当にスマホ……を考えて……はみたんだけど……。
 冬春モデルが全部5インチ越えとかカンベンして欲しいですau。
 という訳で全然食指が動かなくて、結局変える気がないまま。

 ただ、ゲームとかで遊んだりネットしたりはもうF805かiPod Touchしか使ってないので、色々と考えた末にemobileのWi-Fiモバイルルータ契約してしまいました。もろもろ含めて月額4,200円弱。auのガラケーの定額プラン(4,410円)よりも安い訳で、Wi-Fi WINで外出先のガラケーもこっちにオフロードしてた。後は出先ではF805をメインに。小ささは正義ですともさ!
 エリア的にLTEは来てる。ただ実測6M前後。まあモバイル機器使う分には上々です。てゆーか、田舎なんで、イーモバだと通勤路の半分はまだLTE掴まない。想定外だった…。まあ3Gでもauより体感早いですけどね(多分使ってる人が少ないんだろう)。契約更新月までは期待を込めて待ってみるけど、やる気なさげならWiMAX行くかも。

 なので、ぶっちゃけauの回線、今は使ってないに等しいです。あ、メールは(ほぼ受信専用だけど)使ってます。電話なんか年単位で使ってないからもはや使い方覚えてない(大袈裟)。まだ毎月割有効なので、実際に支払ってる額は1,000円行ってない(スマートパスとWi-Fi WIN込みで)、という不良債権ユーザーと化してます。

 ガラケーの間は自分がどのくらいデータ使ってるかってあまり意識的には計算してませんでしたが、Wi-Fiモバイルルータは使用量出るので、見てると、やっぱり3G行かないんですよね…(家では固定回線Wi-Fiルータ経由なので)。データ量上限少ないプランが欲しいなーau。今は儲かっちゃってるから無理だろうなぁ。
 ちなみに、ルータと端末の2台持ちは、私は精神衛生上いいです。端末触ってて常に通信が必要な訳ではないし。知らないうちに勝手にバックグラウンド通信、を物理的にシャットアウト出来るのは気が楽。使用量もコントロールもしやすいし。常に待ち受けてなきゃならないのって電話とメールだけだしなー。

固定リンク / 2013.11.2


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