行・た・だ 作品・海外






 TAR/ター 
[DRAMA]
2023 キネ旬[外国映画_第1位]
2023 キネ旬[外国映画_監督賞]:トッド・フィールド
2022:アメリカ作品/2023.05:日本公開(GAGA)
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ブランシェット
ノエミ・メルランニーナ・ホスソフィー・カウアー
ジュリアン・グローヴァーアラン・コーデュナーマーク・ストロング
ミラ・ボゴエヴィッチ/他
2023年のアカデミー賞に6部門のノミネートされながらも…ポリコレ?エブエブに総雪崩で無冠となった映画!
ドイツの有名オーケストラ(ベルリン・フィル)で主席指揮者になったTARの物語にしてカタストロフィを描く映画!
ケイト・ブランシェット史上最高傑作!と言われながらも…
流石の日本!商業的側面からか?無冠の映画に対する仕打ち?スクリーン少ないし、箱が小さ過ぎる!
上映時間もゴールデンタイムを外されている!取り敢えず上映します的な?
まあそれでもシネコンに乗っかっただけマシか?
でも、ケイト・ブランシェット好きなので、私は楽しみに待ってました!
ともか午前中に観られる映画館を選んだら100席のスクリーン!音響面も選びたかったけど選択肢無し!
宣伝してないのでネット予約状況もガラガラ!
ただ公開日の夕刊に紹介記事!もしかしたら老人達が当日券でワラワラと湧いて出てくるかもしれません!

STORYは…
楽屋?で眠る女性を映すスマホのライブカメラ、彼女の悪口が続く…
(珍しいオープニングロールでスタート)
リディア・ターに叶わぬ夢などない…アメリカの5大オーケストラで指揮者を務め後に…
ベルリン・フィルの首席指揮者に就任!7年を経た今も変わらず活躍する一方で、作曲者としての才能も発揮
エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞の全てを制覇
師であるバーンスタインと同じくマーラーを愛し…
ベルリン・フィルで唯一録音を果たせていない交響曲第5番を遂にライブ録音・発売する予定
加えて自伝「ター・オン・ター」の出版も控えている
投資銀行家でアマチュアオーケストラの指揮者としても活動するエリオット・カプランの支援で…
若手女性指揮者に教育と公演のチャン スを与える団体「アコーディオン財団」も設立
ジュリ アード音楽院でも講義を持つ!
そんな超多忙なターを公私共に支えているのは、 オーケストラのコンサートマスター(第一ヴァイオリン奏者)のシャロン
彼女はターの恋人であり、養女のペトラを一緒に育てるパートナーでもある
更に副指揮者を目指すターのアシスタントのフランチェスカも、厳格かつ緻密なターの要求に応 えていた!
誰もが自分に従う王国に君臨するターだが…
このところ新曲の生みの苦しみに頭を痛めている
仕事部屋に独りで籠り創作に没頭するターだが、何処からか、それとも幻聴なのか妙な音が聞こえるようになる
同時に交響曲第5番のリハーサルも始まるが、ターが要求する水準はこれまでより遥かに高い!
オーケストラが彼女の思う演奏にはなかなか辿り着けないことにも焦り
そんな中、財団のプログラムでターが指導した、クリスタ という若手(女性)指揮者が自殺
ターは巻き込まれることを恐れて、彼女に関するメールをすぐさま削除
夜中、規則正しいリズムの音で目覚めるター…音の出所を探すと、書斎のメトロノームがつけっぱなし!?
ペトラかと疑うが、彼女は勝手に入ったりしないと言う
相変わらずうまくいかないリハーサル
クビにしようとした副指揮者のセバスチャンから、フランチェスカとの関係?贔屓との非難
そのフランチェスカも…ターの命令に背きクリスタからの抗議のメールを削除していなかった
様々な重圧により追い込まれていくターの唯一の喜びは、新人チェロ奏者のオルガの存在
その輝く才能と何事にも物怖じしない奔放さに惹かれたター
コンサートのもう1曲をオルガが得意だというエルガーのチェロ協奏曲に決定!オーケストラに発表!
ソロ 奏者はオーディションで選ぶと発表!傷つく第一チェロ奏者は傷 つき…
シャロンは(オルガへの)嫉妬にかられ、他の楽団員達にも驚きと反発が広がっていく…
ようやく演奏が完成に近づいた時、ターは財団からクリスタの自殺に関して、弁護士に連絡するようにと指示される
財団にターへの告発状が届いたというのだ!
思いがけない陰謀が動き始め、ターの心の闇は少しずつ広がっていく…


「ケイト・ブランシェット史上最高傑作」は納得!
相変わらずお美しい&スタイル抜群なのは周知の事実だが…
頂点を極めた人気指揮者、頂点ゆえの不安、頂点ゆえに受ける嫉妬に対する対応
頂点ゆえに直面する出来事を大迫力の熱演!
なんならとんでもない長回しのシーンの超長ゼリフも見応えあり!
からの転落人生、一度狂った歯車は止まらない!更に復帰を掛けての再起動の物語
なんでケイト・ブランシェットが2023年アカデミー賞主演女優賞じやないの?
あのツマラナイが世界的には人気が出たポリコレ配慮映画
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」に総雪崩状態だったのに
まさか作品賞取って、主演女優賞取らないっていう選択肢が無かったのかな?
まあミシェル・ヨーも素晴らしい役者さんですが
この映画の「ケイト・ブランシェット」には勝てないと思うんだがな…
まあ事前のチェックで(日本公開されれば)観に行くことは決定していたが…
ようやくの公開、スクリーンが小さいのは少々残念だが…楽しめました!
ああ…
ファースト・シーンの後に「オープニングロール」でスタート!
ゆえにエンディングロールは作曲家・指揮者・曲紹介位でお終いという
なかなか珍しい展開でした!
ちなみに100席のスクリーン、9:30スタート回は「満員御礼」!
やはり前日の夕刊での紹介が効いたのか?高齢者率高し!恐るべき新聞宣伝!
公開2日目の第1回(9:30)、100席の映画館で満員御礼!(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN3)
2011.09format



 ダークシティ/DARK CITY 
[SF?THRILLER?]
1998:アメリカ作品/1998.11日本公開(GAGA-HUMAX共同配給)
監督:アレックス・プロヤス
CAST-1:ルーファス・シーウェルウィリアム・ハートキーファー・サザーランドジェニファー・コネリー
CAST-2:リチャード・オブライエン/イアン・リチャードソンプルース・スペンス/コリン・フリールズ/
     メリッサ・ジョージ
CAST-3:デヴィッド・ウェンハムデオビア・オパレイ/他
分類が難しいがSF系スリラー映画?とでも…、内容自体も???の状態、凝ってるのかチャチなのか、ジェニファー・コネリー目的で見に行ったけど、これも中途半端、でも私はダーク系の映画が好きなもので…

STORYは…
浴槽で目覚める男、私は誰?ここはどこ?なぜ女性の死体が?落ちている器具は何?おってくるのは誰?謎の精神科医、この人が妻?私は殺人犯?どうして0時に全てがSTOP?なぜ私だけが動けるの?街が姿を変える?なぜ陽は昇らない?黒衣の男たちは何者?いったい何をしてるの?ビーチ?叔父さん?どうして目的地に着けないの?疑問を疑問と思わない?チューン?なぜ私にそれができるのか?味方?ビーチはどこ?この先には何があるの?記憶って何?この人は誰?あそこへ行ってみる…?

????????????だらけの映画で、見終わってからも、あれこれ考えてしまう、今の映画は何だったのだろう、生存と時間と記憶と…ブツブツ、見方によっては怖いが、本当はぜんぜん怖くない、映像も凄いような、チャチなような、ジェニファー・コネリーの役も中途半端だし、悪役もナンダカナ状態だし、評価が難しい、ケッコウ無茶苦茶書いていて評価がそう悪くないのは…こういうダークな映画が好きだからでしょう
(渋谷東急)
-1999format



 ダーク・シャドウ/DARK SHADOWS 
[COMEDY]
2012:アメリカ作品/2012.05日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップエヴァ・グリーン
ミシェル・ファイファーヘレナ・ボナム・カータークロエ・グレース・モレッツベラ・ヒースコート
ジョニー・リー・ミラーガリー・マクグラスジャッキー・アール・ヘイリー
デヴィッド・セルビークリストファー・リーナイジェル・ホイットミーシェーン・リマー
イヴァン・ケイ/他
 
ティム・バートン&ジョニー・デップの最強タッグのコメディ映画!
今まで誰も見たことのない「新種のヴァンパイア」!あ〜あ、もう予告CMだけじゃ待ちきれない!
公開初日・初回に予約入れてしまいました!今度はヴァンパイアか!ジョニー・デップ!ワクワクである!
普通のヴァンパイアでない理由!
1.愛人をフッて、ヴァンパイアにされた!
2.200年ぶりに甦ったので、時代の流れについていけない
3.髪型がちょっとおかしい
4.サングラスと日傘があれば、太陽光もへっちゃら
5.そして…家族思い!
さあああて、とんでもないヴァンパイアが見られそうだな!期待大である!

STORYは…
18世紀半ば、未開の新大陸に夢を馳せ、英国リバプールからメイン州に渡ったコリンズ家(+召使い一家)
裕福になろうと、本物の財産は家族だけ…そんな両親の尊い教えをよそに…何不自由なく育った御曹司バーナバス
ほんの火遊びのつもりで手を出したメイドが…実は嫉妬深い魔女だった!
バーナバスに降りかかる災厄!恋人のジョゼット・デュプレが非業の死〈やもめ岬から投身自殺〉を遂げ…
後追い自殺しようとしたのに…ヴァンパイアにされてたバーナバス
全ては魔女アンジェリーク・ブシャールの復讐!
青白い顔、牙、不気味に長く伸びた指、額にベッタリと張り付いた髪…
血を吸わずにはいられない、かと言って…死ぬこともできぬ日々
そこに…アンジェリークの追討ち!吸血鬼狩り!捕らえられ…棺に閉じ込められ、土中に埋められてしまう…
時は流れて1972年…
コリンズ家を訪ねるヴィクトリア・ウィンターズ…住込みの家庭教師の面談
一週間持たなかった前任者達…
道路工事現場、偶然掘り起こされた棺、200年の眠りから目を覚ましたバーナバス、とりあえず吸血っと!
街は全く見知らぬ世界!どうにか我が家に辿り着くも…かつての繁栄は何処の荒廃ぶり!?召使をコントロール
現当主エリザベス・コリンズ・ストッダードに自分がコリンズ家の祖先であることを認めさせるバーナバス

(カラクリ屋敷の秘密を知ってる!)
本当の正体を明かさないことを条件に…家族と一緒に暮らすことを許される!
屋敷に暮らすのは当主エリザベス、娘のキャロリン、当主の弟ロジャー、その息子デヴィッド
デヴィッドのセラピーのために雇われた精神科医Dr.ジュリア・ホフマン、召使ウィリー・ルーミス
そして新任の家庭教師ヴィクトリア…えっ!ジョゼットの生き写し!?


200年の間にスッカリ衰退したコリンズ家に代わり、街を仕切るアンジーと名を変えた魔女アンジェリーク
何をやってもヅレまくりのバーナバス、そのおかしな言動のせいでコリンズ家に巻き起こる珍騒動
でもシッカリ隠してあった財宝で…屋敷と缶詰工場を復興させるバーナバス
立ち塞がるは魔女アンジェリーク、次々に繰り出される妨害工作&誘惑の甘〜い罠
それでもバーナバスの家族愛は止まらない!

キャロリンが抱える深刻な問題、金と女にだらしないロジャー、デヴィッドの亡き母への強い想い
Dr.ジュリア・ホフマンの暗い陰謀、新米家庭教師ヴィクトリアの前に姿を現すジョゼットの亡霊


果たして家族思いのヴァンパイアは、魔女の手から家族を守り…没落した繁栄を取り戻せるのか?


またやっちまったかな!ティム・バートン&ジョニー・デップのコンビ
面白いはずなのに僅かにズレを感じる
笑うべきシーンで素直に笑えない、泣きたいとこで泣けない(まあそんなシーンはないか)
苦笑、失笑、クスクス笑い…大爆笑がない、期待してたのにな〜!
本当に微妙に外してました
しかしこの展開、一杯伏線張ってるので…PART2を意識しているのだろうか?実現しても悩むな…
魔女役のエヴァ・グリーンに見覚え、何だっけか…自分のHPで調べると「ライラ」と「007」!了解です!
しかしクロエ・グレース・モレッツが太ったな…成長期と思って様子見だな
公開初日の第1回(10:30)、299席の映画館で7割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN 3)
2011.09format



ダークナイト                   は、別ページになります
ダークナイト ライジング         は、別ページになります



ダーティハリー4    は、別ページになります



ターミネーター                        は、別ページになります
ターミネーター2                      は、別ページになります
ターミネーター3                      は、別ページになります
ターミネーター4                      は、別ページになります
ターミネーター/新起動〈ジェニシス〉    は、別ページになります
ターミネーター/ニューフェイト       は、別ページになります



ダイ・ハード      映画館ではなく、WOWWOWで見てしまいました
ダイ・ハード2    は、別ページになります
ダイ・ハード3    は、別ページになります
ダイ・ハード4.0  は、別ページになります
ダイ・ハード/ラスト・デイ  は、別ページになります



 ダイヴァージェント/DIVERGENT 
[SF]
2014:アメリカ作品/2014.07日本公開(KADOKAWA)
監督:ニール・バーガー
出演:シャイリーン・ウッドリーテオ・ジェームズ
トニー・ゴールドウィンアシュレイ・ジャッドアンセル・エルゴートレイ・スティーヴンソン
ジェイ・コートニーゾーイ・クラヴィッツマイルズ・テラー
マギー・Qケイト・ウィンスレット/他
嵐のように上映ラッシュだった6月が終了してみれば…
なんとも寂しい状況の7月前半である…もっとバラして上映してもらえないものだろうか?
観たい映画としては、私的にはランクは低かったけど…
というのも、ネタが恐ろしく幼い内容ゆえ、腰砕け状態になる恐れがあったから
そうならないように祈りながら、観に行ってきます!

STORYは…
最終戦争から150年後、人間は過去の経験から国家、人種、宗教という概念を捨て…新たな社会体制を確立
一生に一度の〈選択の儀式〉で人間を適性により5つの共同体にに分けて一生を送らせるというもの
5つの共同体とは…勇気ある者が集まる〈勇敢(ドーントレス)〉、嘘が嫌いなものが集まる〈高潔(キャンダー)〉
温厚で争い事を割ける者が集まる〈平和(アミティー)〉
奉仕の精神にあふれた者が集まる〈無欲(アブネゲーション)〉
そして論理的思考と豊富な知識を持つ者が集まる〈博学(エリュダイト)〉
それぞれが適した社会活動…政権を担う〈無欲〉
〈無欲〉の家庭で育ったベアトリスは、兄ケイレブと共に〈選択の儀式〉のときを迎える
(ベアトリスの父は政権の高官)
ベアトリスの適性テストの検査官となったトーリ、ベアトリスの診断結果に驚愕
判定は5つのうち複数に適合する〈異端者(ダイヴァージェント)〉!
〈異端者〉は人類を滅ぼす脅威として…抹殺され続けてきた
不憫に思ったトーリは検査結果を偽るようにベアトリスを説得…沈思黙考
自らの手を切り、5つの器から選択した器のいずれかに注ぐ…〈選択の儀式〉
〈無欲〉の両親が見守る中…兄ケイレブは〈博学〉を選択、ベアトリス…彼女が仄かに憧れていた〈勇敢〉を選択
2人が…特にベアトリスが、〈無欲〉を選ぶと信じていた両親はショックを受ける
生まれながらの共同体を捨て…他の共同体に移ったものは〈転向者〉と呼ばれ…
適合性を量る厳しい訓練、時に仕打ちが待っている
(呼び名をベアトリスからトリスに改名)
トリスが選んだ〈勇敢〉は軍事・警察の機能を担う共同体
初日から激しい訓練が待ち受けていた
トリスの教官となったフォー…厳しくも温かい目でトリスを見守る
格闘術、射撃訓練、ナイフ投げ等々…〈無欲〉にいた頃には考えられないハードな日々
深夜に抜け出して自主訓練、上がっていくランキング、成長を実感&充実感を得るトリス…
その頃、〈博学〉が政権を担う〈無欲〉を非難する運動が活発化
〈無欲〉は名ばかり、実は欲の塊、奉仕の精神ょ謳いながら政権や集めた食糧を私物化しているという
日増しに〈無欲〉への風当たりが強くなっていく
時を同じくして…トリスは〈勇敢〉のトレーニング施設で…〈異端者〉抹殺に関する話を聞いてしまう
さらに…トリスは何者かに襲撃され、命の危険にさらされる
〈無欲〉に対する〈薄学〉の抗議活動と、〈異端者〉抹殺の動きが重なったとき…、世界は重大な局面を迎える…


恐れていたことは〈ビンゴ!〉であった…
ハリウッドのネタ枯れもひどい状況、内容ペラペラ、中身なし、幼児向け?感情移入なし
人間を5種類に分ける?オイオイ「血液型占い」程度かい!
もっと小難しい理屈があると思えば…「夢診断」かい?
可哀想だからって診断結果ごまかしちゃうし…体制維持のため、それでいいんかい!?
訓練も陣取りゲームやら、市街地ストリート・パフォーマンス、無賃乗車の仕方のお勉強?
一応戦闘訓練もあるけど、付け足しだしね…
結局、人間はなりたいものに向かって努力するのだ!…で、おしまいかい!?
今年は「エンダーのゲーム」を含め、子供が主役の映画はダメですな…
ともかく作りが幼い、幼すぎる…大人の鑑賞に堪えられない!
U-20:(アッパー20)「20歳以上は観ちゃいけない指定(子連れを除く)」など必要ではないだろうか?
映画館も、前売券等の売り上げで分かっているんだろうな…通常で最も小さいスクリーンに掛ってますから
この情報で、分からなければならないんだけど、ムビチケを早々に購入してしまったので、行くしかなかった…
多分、早期に上映撤収されるだろうな…(若しくは早朝・深夜枠へ)
観たい人は急げ!
DVD旧作で十分だろうけど…
公開初日の第1回(9:40)、126席の映画館で15人程度の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN4)
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 第9地区/DISTRICT 9 
[SF]
2009:アメリカ作品/2010.04日本公開(GAGA)
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:シャールト・コプリーデヴィッド・ジェームズジェイソン・コープヴァネッサ・へイウッド/他
久々に私的にはヒット作でをつけました
初春…何気に手にした映画のチラシ、なんか面白そうなことをやってくれる予感&危険な匂い
地球上に浮かぶ宇宙船、直下にはスラム街…「人類、立入禁止」の文字
チラシの裏には「G.W.月公開」の文字…twitter に見たい映画と公開時期を記したところ…
「GAGA」の担当さんより「4月公開」のリツィートあり!これはこれはご丁寧に!

STORYは…
上空に宇宙船が停止した都市…南アフリカ共和国のヨハネスブルク
(アバルトヘイト政策を取っていた国を舞台にしてしまう大胆さ、というか危険さ?)
停止したまま数ヶ月、痺れを切らして乗り込む人類…そこには弱り果てた大勢のエイリアン
難民として地上に用意されたエリア…「第9地区」、共存共栄のはずが…犯罪多発、やがてスラム化
都市の中心部から離れた新たに用意された地区(テント村)へ、強制移住を迫る人類
陣頭指揮を取る事になった普通の男ヴィカス(愛妻家)
事件は移住同意書にサインを貰う最初のSTEP…初日から勃発する
サイン拒否&暴力、不法所持の武器の発見、興味深げに触ったスチール缶、黒い液を浴びるヴィカス
やがて変調を来たすヴィカス…サンプル扱い、逃亡
追われるヴィカス(その身を案じる妻)、彼と手を組む事となったエイリアン親子、強攻策に出る軍部
その行き着く果てには?

まあ…という感じでしょうか!
今回は自分に転勤がありまして旧職場から「映画券2枚(ワーナーマイカルシネマズ鑑賞券)」いただきました
いただいておいてなのですが…自宅の近所にはワーナーマイカルシネマズの映画館はないのです…
一番近くて1時間強程度…贅沢でしょうかね、やはり!
しかしこの券の良かったことは「ポップコーンS+ソフトドリンクS」が付いてること
もしかして自分の知る限り最も大きいSサイズではないかと思うしだいでした…
公開初日(土)の第2回(12:05)、292席の映画館に1割程度の入り(ワーナーマイカルシネマズ板橋・スクリーン10)
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 TIME/IN TIME 
[SF & ACTION]
2011:アメリカ作品/2012.02日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:アンドリュー・ニコル
出演:ジャスティン・ティンバーレイクアマンダ・セイフライドキリアン・マーフィ
ヴィンセント・カーシーザーアレックス・ペティファー
オリヴィア・ワイルドジョニー・ガレッキマット・ボマー/他
平日の公開初日にゆえ、事前予約せずに観に行きましたが…何と、満員御礼!
次の回は別の用事をこなすため、パスせざるを得ませんでしたので…とりあえず次の機会に先送りします
恐るべし、大量TVコマーシャル!

ということで出直してまいりました!
所要と所要と所要の合間に時間を作って…朝一の回へ!今回は大丈夫、入れました!

STORYは…
現代の社会にどこか似た近未来、科学技術の進化により老化防止、人間の体の成長は25歳でSTOP
そこでの通貨…時間!25歳になった瞬間から、体内時計〈ボディ・クロック〉が刻む〈余命時間〉
“スラムゾーン”の人々の余命は23時間!…日々労働に明け暮れなければならない
一方“富裕ゾーン”の住人は永遠の命を享受!緊張感の無い怠惰な生活
2つの世界には“タイムゾーン”という境界線、互いの行き来は禁じられているが…
ある日、酒場で“富裕ゾーン”の人間と思われる男ハミルトンをトラブルから救った青年ウィル
終わらない世界に絶望していたハミルトン、こっそりとウィルに“116年の余命”を移行して…自らの命を絶つ
突然の“116年の時間”と引き換えに、殺人の疑いを掛けられてしまうウィル
(116年の余命をそう簡単に他人に渡すはずが無い!&秩序を重んじる時間監視局員“タイム・キーパー”)
時間のインフレ、目前で母に死なれたウィル、生まれ育ったスラムに別れを告げ、富裕ゾーンへ移動
(116年の余命を持ってスラムゾーンでは暮らせないこと&システムの謎を解明したいため)
そこは彼が今までに見たことのない、贅沢な生活&永遠の若さを無駄に使う人々
そして魅力的な大富豪の娘シルヴィア(緊張感の無い富裕ゾーンの生活に疑問)との出会い
ウィルをマークするタイム・キーパーのレオン…秩序の厳格な管理者、執拗な追跡を開始
素性を暴かれたウィル、没収される時間、側にいたシルヴィアを人質に逃走に成功!
次から次へと襲ってくる絶体絶命の危機を切り抜けるウィル、削られていく時間
誰が何のために、このようなシステムを作ったのか?
だがウィルとシルヴィアの〈ボディ・クロック〉は…余命が残り僅かだと告げる…


これは面白いぞ!なんか有りそうで無かった映画だな
不老不死×通貨が時間!コレだけの仕掛けで、なかなかに楽しめるSF&アクション映画が出来たではないか!
追いつ追われつのチェイス!そしてカウントダウンされ続けていく余命〈ボディ・クロック〉にハラハラ!
途中の仕掛けも面白いが、ラストも笑わせてくれるね!
これは人気が出ても仕方ないや!
平日朝一の回にして9割程の入りは納得である!
流石、「シモーヌ/S1m0ne」「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督・脚本!
ジャスティン・ティンバーレイクも良かったけど、アマンダ・セイフライドから目が離せない!
特徴的な目(大きく淡い碧眼)、抜群のプロポーション、芸歴もあり!出演オファー上昇中も頷ける!
しばらくアマンダ・セイフライドをチェック続けよっと!(あ〜去年見逃した「赤ずきん」もそうだったか…)
興味ある人は、予約して観に行きましょう…混んでます!
楽しんできてください!
ちなみに私はTOHOシネマズのポイントでタダで観てまいりました!
朝一の回、30分前、1人でセーフ…良い席をキープできました
複数人数だと前の方でしたから…

話は変わって…
映画はどこで終わりか?エンドロール?明るくなった時点?
私は、映画は明るくなるまで何が起きるかわからないと思っているので…後者だと考えています!
エンドロールとともに、携帯(スマホ)をONにした人間に…「携帯見るなら外に出てくれ!」と一喝しました!
(2017.12.17追記…今は諦めました)
左隣の方はスイマセンと直ぐに閉じ、他の方々も…
映画館の上映前のマナー周知映像に追加して貰えないものだろうか?
ちなみに公開6日日の初回(10:20)、156席の映画館で9割程の入りでした(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN 1)
2011.09format



 タイムマシン/THE TIME MACHINE 
[SF]
2002:アメリカ作品/2002.07日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:サイモン・ウェルズ
CAST-1:ガイ・ピアースシエンナ・ギロリーサマンサ・マンバジェレミー・アイアンズ
     オメーロ・マンバ
CAST-2:オーランド・ジョーンズマーク・アディーフィリダ・ロウミンディ・クリスト
CAST-3:レニー・ロフティンマックス・ベイカーフィリップ・ボスコ/他
H.G.ウェルズの原作「タイム・マシン」の映画化作品、監督は実の曾孫!勇気がある?ディディールを描き過ぎなかったのは正解?原作の年代も考慮、無用に重箱の隅を突付かなくてすんだ?映像は綺麗…とりあえず満足

STORYは…
1899年の冬、N.Y.、大学の研究室、数式と格闘する科学者アレクサンダー・ハーデゲン、親友デヴィッド・フィルビー博士の来室…大事なことを忘れてないかい?恋人エマとのデート!慌てて帰宅、彼を世話するウォチット夫人の忠告、着替、手にした大事な物… 珍しい蒸気機関の自動車に道草、花のプレゼントの約束も忘却、待合せ場所…公園のスケート場、近づいてくるエマ、花は?いつものことと笑うエマ…研究一筋のアレクサンダーにデヴィッドが紹介した女性、美しく快活、アレクサンダーの学問への情熱を理解し愛してくれる女性、話があるというアレクサンダー、公園を散歩、語りだすアレクサンダー、毎日がツライ?解決策は…もう離れていられない、取出した指輪、結婚の申込み、ダイヤを買うほど裕福でない…誕生石ムーンストーンを選んだと… 一瞬の間に戸惑うアレクサンダー、喜んでくれていたエマ、抱合う2人… 祝福の言葉と共に現れた強盗、拳銃、巻上げられる金品、指輪を外すことを拒むエマ、割って入るアレクサンダー、もみ合い、銃声、倒れるエマ、逃げる強盗、雪の中で息を引取るエマ… その日から憑かれたように研究に没頭するアレクサンダー、4年の歳月…彼のことを心配し続けるウォチット夫人とデヴィッド、1週間後には良い結論(?)を出すと言うアレクサンダー、彼の研究…「あの日」に戻り過去を変えること…カーテンの陰には完成した「タイムマシン」…光り輝く優美な姿、乗り込むアレクサンダー、合わされる目盛、回転するパーツ、光の束、放射される輪を捻じ曲げ…光の球体としてタイムマシンを覆う、その外を逆流しはじめる時間…エマを失った運命の日、待合せ時間前の公園、現れたエマに突然のキス、驚くエマ、花は?大事な話、「街」へ、このまま家に送り届ければ強盗に殺されることはない…もしも今夜、私が(4年前の)わけのわからないことを言って現れても、適当に合わせて欲しいと…、取りあえず安心、花束購入のため、彼女を待たせて花屋へ、目を離した瞬間…暴走してきた馬車、激しい物音、雪を赤く染め死んでしまったエマ… 「過去に戻って細部を変えても、死という運命は避けられないのか?」、落込むアレクサンダー、要領を得ない会話に戸惑うデヴィッド…、解決策は過去にない?科学の進んだ未来ならエマを取り戻す技術があるはず…出発、急速に立ち上がるビル群、飛び交う飛行機〜宇宙ステーション…2030年のN.Y.、街角の巨大スクリーン…月への移住を宣伝するCM、19世紀のスーツ姿を褒める女性、過去を変える方法を求め"科学博物館"へ、あらゆる質問に答える…プログラミングされたホログラム人格ボックス、質問を浴びせるアレクサンダー、タイムマシン自体を不可能とするボックス…見つからなかった答え… タイムマシンに搭乗… 2037年、僅か7年で荒廃したN.Y.、月への移住策の失敗、居住地建設工事のための爆破作業から崩壊した月… 避難を強制する軍隊の手を逃れタイムマシンへ、スタート、衝撃、意識不明、急速度で変わり行く世界、80万年後の世界へ…


”80万年時空の旅”…H.G.ウェルズの「タイムマシン」の完全映画化、監督は原作者H.G.ウェルズの曾孫サイモン・ウェルズです、で…内容は、あれ?こんな内容だったッけ?って…読んだのが四半世紀以上も前でして…忘れてるが正解
映像的には何も問題なし、タイムマシン自体も綺麗、まあ1895年出版の本とはいえ…蒸気機関で動くタイムマシンには笑えるけど、時空間を捻じ曲げるのに一体どれだけのエネルギーが必要なんだろうと考えてしまったが…直ぐに止めた、タイムトンネルではなく、その場で時間が経過していくのを眺めている場面…現実にはありえないが綺麗な映像、タイムマシン内の時間経過が遅いのか、外部が早いのか?どちらにしても、そこには連続する時間列上にタイムマシンが存在しているわけで…周りが気付かないとなると、やはりそこにはいない?並列するパラレル・ワールドをも移動?重箱の隅を突付いているようで、気持ち悪いので、止め!
出演者は、主演のガイ・ピアーズは上手く嵌ったという感じ、彼女の恋人エマ役シエナ・ギロリーは…私好み、131年後の自転車の女性ミディも良い、だが80万年後のメインとなる女性役のサマンサ・マンバは好みではない… まあ直前までCMも予告もなかった割に、観客は多かった、しかも私好みのネタ…不思議な感じ…
(新宿ピカデリー1)
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 タイムライン 
[SF]
2003:アメリカ作品/2004.01日本公開(GAGA-HUMAX共同配給)
監督:リチャード・ドナー
CAST-1:ポール・ウォーカーフランシス・オコナージェラルド・バトラービリー・コノリー
     アンナ・フリエルイーサン・エンブリーロシフ・サザーランド
CAST-2:ニール・マクドノーデヴィッド・シューリスマット・クレイヴンマートン・コーカス
CAST-3:マイケル・シーンランベール・ウィルソン/他
ジュラシック・パークのマイケル・クライトン原作の同名ベストセラー小説の映画化作品、原作の出来は分からないが、ブツ切り、大根、破綻だらけの、かなりお粗末なSF(?)映画、コメディー映画としても成立せず…見たことを後悔です

STORYは…
■ニューメキシコの荒野、道路に瀕死の男が出現、時代錯誤の服装、病院で死亡、検死結果…血管・臓器・骨格の映像に断層状のズレ、(ビルの一室、慌てる男達)、死体を引取る…地元の巨大ハイテク企業ITC所属の物理学者ゴードン、訝しがる医師達 ■同じ頃…フランス南西部ドルドーニュ、ジョンストン教授率いる中世遺跡(修道院)の発掘現場、助教授アンドレ・マレク…作業員へ遺跡の講義「英仏百年戦争、難攻不落のラ・ロック・キャッスルにイングランド軍(オリバー卿)、攻めるフランス軍(オルノー卿)、城壁に吊るされた捕虜レディ・クレア(オルノー卿の妹)、攻撃を命じるクレア、彼女の死と引換え、城を攻略(抜け道を利用)するフランス軍」…講義終了、教授の息子クリス…嫌いな発掘現場に滞在1週間…目的はスタッフのケイト、階段を発掘中の彼女にアタック…空振り、旅行の準備をする父、スポンサー企業ITC…彼らが遺跡・遺物の位置を知っている理由?何か裏が?直接社長に問い質しに…単身アメリカへ ■翌日…弓を引くマレク、クリスとの会話、発掘に興味がない彼を案内…特異な棺、片耳がない男&彼に寄り添う女が刻まれた蓋、ロマンを感じないか?チョット興味を持つクリス、警報、落盤発生、地中に未発掘の空間、降りていくマレクとケイト、破壊されている壁画…勿体無い!その足元…梱包された物体&メガネのレンズ…しかも遠近両用?時代が合わない!落盤、脱出 ■オフィス、梱包は14世紀の物と判明、中からメモ「Help Me!」&ジョンストン名のサイン、父の筆跡&レンズも父のものとクリス、教授の身に何が?ITCへ問合せに…迎えの飛行機、乗込むスタッフ ■ITCの一方的説明、量子テクノロジーの研究…物体転送装置(巨大ファクス?)の開発に成功、長距離実験…数時間消えて同じ場所に戻って来る、カメラを転送、毎回同じ風景を撮影、転送の特異点、人体実験…14世紀、英仏百年戦争真っ只中のフランス、偶然の産「時空間転送装置」、繰返される実験、トラブル、取り残された者、ジョンストン教授に救助を依頼…その教授が戻らない…救助に行って欲しい、オリジナルが見られる?クリス&マレク&ケイト&フランス人フランソワを通訳役として説得、1人反対する物理学者スターン、社長から同行を命じられるゴードン+2名、準備…DNA採取、中世の衣装、注意事項、手渡されるマーカー(ペンダントに模した緊急帰還装置)、滞在猶予は6時間、転送装置に立つ7人、閉鎖する外周の鏡、起動!溢れる光、分子レベルに分解される苦しみ…消える ■川の中、必死に岸へ上がる7名…14世紀のフランス、「逃げろ!」と走り抜けていく者、追う騎馬軍、逃げる7人、護衛の1人が死亡、もう1人…追詰められ手榴弾のピンを抜いた途端…胸に刺さる矢、慌てマーカーON…転送開始 ■ITC(現代)に戻って来た男、駆け寄る所員、一緒に来た手榴弾…爆発、破壊された装置、Bプランを問うスターン、修理しかない!このままでは…教授を救出しても帰る手立てがない…


映画を見終わったあとのトイレ…携帯掛けながら小用中の男…「わけわかんなくないじゃないか!」と叫んだあとに、「面白い」を連発(相手は試写会かなんかで見た方と思われます)、で、私の感想ですが…ダメだコリャ!好きなジャンルで期待していたが…私にはツマラナイ映画でした、時間旅行(タイムマシン)を扱っていることから現実味は薄いのは承知のこと、最低限のお約束だけは守ったうえで…どれだけた楽しまさせてくれるのかが勝負なのに…、私でも知っているような内容でツマヅキまくり、そんなバカなの連続、カット割もヘタ、もっと余韻の映像を残すべき場面はカットしまくり、無駄なところでダラダラと…飽きる、役者は大根、演出もなんだコレの状態、タメ息つきながら見てました(うーん、個人的には「ゴールデンラズベリー賞」候補?)、それで寝てしまおうかと考えましたが、悪いことに…始まる前に一眠りしたため眠気がこない…最低の展開、感想は人それぞれとは思いますが、もしも見るのであれば…なるべく安く見る方法でご覧下さい
そうそう…「(英仏)百年戦争」について多少の知識は有った方が良いかも(日本人には馴染みが薄いかもしれないので)…フランス国王の継承をめぐる「フランス」と「イングランド」の戦い、フランス国王が王位継承者(子供)を残さずに死亡、新たに王位についたフィリップ6世(異なる王家)、そこに…旧王の甥にあたるイングランド国王が王位継承権を主張して戦争に…、14〜15世紀にまたがり100年以上に渡り戦った(有名なのは「ジャンヌ・ダルク」でしょうか…今回は関係有りませんが)
粉雪の舞う公開初日・第1回、794席の映画館に100人弱ってとこかな(渋東シネタワー2:渋谷)
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 ダ・ヴィンチは誰に微笑む/The Savior For Sale 
[NON-FICTION]
2021:フランス作品/2021.11:日本公開(GAGA)
監督:アントワーヌ・ヴィトキース
誰が、と゜うやって?
13万円だったボロボロの絵が…510億円に!
レオナルド・ダ・ヴィンチの作とされる「サルバトール・ムンディ」
本物か?偽物か?購入したのは誰か?何故世に出されない?
ノンフィクション・ムービーに興味深々!

STORYは…
2017年11月15日、ニューヨーク、世界的に有名なクリスティーズの競売
レオナルド・ダ・ヴィンチ作とされる「サルバトール・ムンディ(世界の救世主)」が絵画オークション史上最高額で落札される
手数料込で4億5030万ドル(約510億円)!アート界は騒然となる!
長年行方不明だったこの絵…2005年にルイジアナ州の小さな競売会社の図録に掲載
(元所有者の遺族、クリスティーズに依頼も断られる、已む無く地元の競売会社へ)
ニューヨークの美術商ロバート・サイモンが1175ドル(13万円)で落札
絵の状態は悪く、サイモンは友人ダイアン・モデスティーニに修復を依頼
その作業の過程で、ダ・ヴィンチの“失われた絵”だと確信する
秘密裏に修復に2年、サイモンはロンドンのナショナル・ギャラリーに連絡
ダ・ヴィンチ展の準備を進めていたキュレーターのルーク・サイソンはニューヨークへ飛び、絵を見て感銘を受ける
だが5人の専門家を招集して絵を見せたが、真作だと明言したのはオックスフォードのマーティン・ケンプだけだった
にも関わらず…絵は2011年11月からのダ・ヴィンチ展に、再発見された真作として展示される
何故か?「あの会合で得られた強い信念に基づいている」とサイソンは語る
この初公開によってお墨付きを得たものの、サイモンらは売却に苦戦する
美術館や大富豪に次々と断られ、バチカンに売る話も失敗する
そんな時、ロシアの新興財閥でサッカークラブ「ASモナコ」のオーナー、ドミトリー・リボロフレフの存在を知る
ソ連崩壊時にカリウム鉱山を取得した彼、2006年にそれを売却、80億ドルの資産、モナコへ移住
それ以前、ジュネーブに家を買ったときに絵を買い始め、自由港に倉庫を所有するスイス人イヴ・ブーヴィエと出会う
2013年、リボロフレフはネットで届いた画像を見て気に入る
彼の美術顧問となったブーヴィエはサザビーズに仲介を依頼、2人はニューヨークで実物を見る
ブーヴィエは「塗り直しが激しく投資に向かない」と忠告するが、リボロフレフの決意は揺るがず
パリでの値段交渉に、ブーヴィエは元ポーカー・プレイヤーの友人ジャン=マルク・アンジュ・プレッティを送り込む
当初の提示額を大幅に値下げさせて8300万ドルで購入
だが、リボロフレフには1億2750万ドルと伝え、差額をポケットに…
絵は直ぐにシンガポールへ送られ、ブーヴィエ所有の倉庫のリボロフレフの個室に納められた
売買は全て、節税のため各々が管理する石油会社を通して行われた
しかし1年後…
ニューヨーク・タイムズ紙の報道で実際の値段を知ったリボロフレフは、ブーヴィエを詐欺罪で訴える
リボロフレフが売りに出したこの絵!マーケティングの天才ロイク・グゼールが共同代表を務めるクリスティーズは…
現代アート部門で扱うこととする
俳優レオナルド・ディカプリオ(利用された)も登場する大衆向けの広告映像を作るなど大胆な宣伝で前評判を高める
ケンプもオークション図録に真作と断定する記事を書き、貢献する
購入者について憶測が飛び交う中、2017年12月、サウジアラビアのパドル王子と報道される
情報源は宮殿に軟禁された380人の王族の1人
なぜ王子は購入したのか?彼は文化大臣で、半年前に皇太子になったムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)の友人
MBSと言えば、ポスト石油時代に向けたプロジェクト「ビジョン2030」を打ち出し…
アル・ウラ開発や美術館群建設を進めている
一方、2018年春、オックスフォードの研究者マシュー・ランドルスが、ほぼダ・ヴィンチ工房の製作だと主張
絵の製作者に関する論争が続く!それにしても絵は何処に?
ルーヴル・アブダビで予定されていた展示は取りやめ
2019年のパリのルーブル美術館での展示に期待が高まった
フランス政府高官らによると、2018年4月にサウジとアル・ウラ開発の契約が結ばれた際…
ルーブル美術館のダ・ヴィンチ展での展示が決定
6月に絵はパリに到着、ルーブル美術館で3ケ月精査、「科学的知見ではダ・ヴィンチは“貢献した”だけと結論
それでもMBSは絵をダ・ヴィンチの真作として「モナ・リザ」の隣に展示するよう要求したが…
マクロン大統領はその要求に従わないと決断
結局、絵は貸し出されなかったが、ルーブル美術館と国家の信頼性は保たれた
しかし、行方不明のままの「サルバトール・ムンディ」をめぐり、謎はさらに深まる…

やー、凄いな!
民家の階段にに飾られていたボロボロの絵!遺品整理でも誰にも相手にされなかったのに…
あれよあれよという間に…アートビジネスの人々の手で、凄いことになっていく
一般大衆は利用されるだけされて…列をなして見に行くだけ
その事実を利用して13万円があっという間に510億円!世界が違い過ぎる!
でも、本物かは分からない、本物とした文書も明かされない
いつまでたっても公開されない…検証できない
でも510億なんだよね!
公開2日目の第1回(9:55)、225席の映画館で3〜4割程度の入り(TOHOシネマズシャンテ SCREEN1)
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 タワーリング・インフェルノ/THE TOWERING INFERNO 
[SPECTACLE、ADVENTURE]
1975アカデミー賞[撮影賞]・[歌曲賞:愛のテーマ]・[編集賞]
1975 ゴールデングローブ賞[助演男優賞]:フレッド・アステア
1974:アメリカ作品/1975.06日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ジョン・ギラーミン
CAST-1:スティーヴ・マックィーンポール・ニューマン
CAST-2:ウィリアム・ホールデンリチャード・チェンバレンロバート・ワグナー
CAST-3:フェイ・ダナウェイスーザン・ブレークリースーザン・フラナリーフレッド・アステア
     ジェニファー・ジョーンズキャロル・マッケボイマイケル・ルッキンランドカリーナ・ガワー
CAST-4:ロバート・ヴォーンジャック・コリンズ
CAST-5:フェルトン・ペリーアーニー・オルサッティ
CAST-6:ノーマン・バートンジョン・クロフォードエリック・ネルソンO・J・シンプソン
CAST-7:ダブニー・コールマン/他
私を映画好きに走らせた映画5本の内の1本!中学1年の時、知り合いに連れて行ってもらいました!

STORYは…
■サンフランシスコの空にそびえ立つ138階建ての世界一の超高層ビル“グラス・タワー”、落成披露の日、屋上から街を見下ろす設計者のダグ・ロバーツとオーナーのジム・ダンカン ■ロバーツは疲れていた!一刻も早く大都会から逃れ…大自然へと向かいたい!工事主任のギディングスとの打合わせを終了、婚約者スーザン・フランクリンと久しぶりの2人だけの時間、婦人雑誌記者のスーザン…都会生活に満足、ロバーツとの意見対立点 ■惨事は、その時すでに始まっていた!“グラス・タワー”の地下室、発電機故障!主任技師のキャラハンと助手のウェス、予備発電機を始動、途端にショート!配線に燃え移る火…と同時に、81階・物置室の配線盤のヒューズが発火、燃え落ちた絶縁体の破片、発動機のマットを燻らせ始める! ■50階・中央保安室、監視中の保安主任ハリー・ジャーニガン、愕然、火災警報は作動しないまま…監視システムが異常を伝える文書を吐き出す!緊急報告を受けたロバーツ、配線工事が自分の設計通りに行われていないのに憤然、落成式の一時中止をダンカン企業の広報部長ダン・ビグローに依頼、拒否するダンカン、発電機の故障くらい大したことなし!社長も同意…式を強行 ■81階、棚に燃え移る火 ■ダンカンの義理の息子であるロジャー・シモンズと会うロバーツ、ビルの配線工事を担当した彼の配慮不足を責めるが、建築法の範囲内と言い逃れる あとの祭り、ロジャーは妻パティとも上手くいっていない様子 ■一方、火災の発生を知らず&落成パーティーに浮かれる“グラス・タワー”の借間人達、1階から80階までがオフィス、81階以上は住宅用に作られたビル、既に様々な住民、90階のハーリー・クレイボーン…株専門のサギ師、同階住む富豪未亡人リゾレット・ミューラーに目をつけている、高級美術商も手掛ける彼女を落成パーティーにエスコート、上手く話をまとめて一儲けを企む!借り物のタキシード&内ポケットには偽の株券 ■外部からの招待客もそうそうたる顔ぶれ、上院議員ゲイリー・パーカー、サンフランシスコ市長ロバート・ラムゼイ、彼等の到着、市長の手により切られる入口のリボン、全点灯されるライト、夜空に全容を現す“グラス・タワー”、人々はパーティー会場となる135階のプロムナード・ルームへ直行! ■式の開始、一気&大量に流れる電流、81階の火勢に油を注ぐ!物置室は火の海、その扉を不用意に開けたギディングス…火だるまの惨死、ロバーツはじゃニーガンに全員退去を命じるが…容易く消火できると考えるダンカン ■ロバーツは消防署に急報!連絡を受けた消火隊の隊長マイケル・オハラハン、間もなくビルに到着、オハラハン…消火技術の限度を無視して超高層化するビル建築に日頃から不安と怒り、しかしその不安の現実化に尻込みする男ではなし、直ちにロバーツと共に“グラス・タワー”の設計図を検討、79階に司令センターを設置、消火ホースだけでは81階の火を抑えられないと知ると…135階のダンカンに緊急避難を令じる!反発し続けたダンカンだが「火災の現場では私が常に最高責任者です!」の言葉、パーティー会場を1階に移すことで渋々了承、言われるがままに移動を開始する客、まだ火の手の早さと恐ろしさを知らない!


怪獣映画、聖書系映画以外で初めて見た娯楽映画!炎との戦いは聖書系映画に匹敵する大迫力、信仰は無いけど…信念はあるな!あっスイマセン、当時はガチでキリスト教で育てられてたもんで!(今は違うよ〜)、見たこともないような超高層ビルディング…まるで神に挑んだバベルの塔、神の怒り=災?邪魔する馬鹿ども、命がけの救出劇!頑張れ!
問題はココから!勝手な設計変更に杜撰な工事(避難扉がセメントで埋まってるだと!怒!)、完成に当たって誰もチェックしないのか!?警報もならないの?オーナー楽観的過ぎる!物申す奴はいないのか?最悪じゃないか!展望エレベータってあんなチャチな作りしてるんだ?だから大惨事になるんだ!で…頭上の給水タンク爆破して…百万ガロン(3785t)の水に人間を曝す無謀さ!(黒部ダムの観光放水が10t/秒…(笑))、床は崩れ落ちないの?爆発関係でみんな死なない?でも普通、そんな水は直下階で大半は外に出ちゃうよね!?子供ながらにツッコミ入れてた!
消防士オハラハンと建築家ロバーツの印象的なラスト・シーン!オハラハン:「今夜はついてる、死体は200以下だ、いまにこんなビルで1万人もの死者が出るぞ!俺たちは誰かがビルの建て方を聞きにくるまで、死体を運び、煙を喰らい続けるのさ!」、ロバーツ:「建て方を教えてくれよ」、オハラハン:「聞きに来いよ!…」、よし!私がチャントした超高層ビル建ててやると決意!消防士になろうとは全く思わなかった!そののち…建築学科を卒業して、一級建築士も取得、超高層ビルは無理だったけど…まあ高層ビルはやったかな!やはり法令遵守はもとより、防災・避難・消火は考えましたよ!
ということで、人生における影響力第1位の映画でした!
当時、埼玉県は上尾市東口にあった映画館にて!
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 ダンケルク/DUNKIRK 
[SUSPENSE]
2018 アカデミー賞[録音賞][音響編集賞]
2017:アメリカ作品/2017.09:日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:フィン・ホワイトヘッドアナイリン・バーナードハリー・スタイルズ
ケネス・プラナージェイムズ・ダーシー
マーク・ライランストム・グリン=カーニーバリー・コーガンキリアン・マーフィー
トム・ハーディジャック・ロウデン/他
クリストファー・ノーラン監督がまた何かしでかしたみたい
第二次世界大戦、ダンケルクの戦い、実話
期待値は高い
本当はIMAXで観たかったんだけど、時間と残席が折り合わず…残念

STORYは…
防波堤:1週間の出来事
ドイツ軍の襲撃から命からがら逃れ、同盟軍の防衛線を潜り抜けた兵士トミー、愕然
40万人もの兵士がダンケルクの砂浜で足止め、救出の船舶を待つ長い列
トミーはギブソン、アレックスらと結託、掃海艇に乗り込むことに成功するものの、Uボートの魚雷で撃沈
救命ボートに助けを求めるが、将校に断られてしまう
砂浜に戻った彼ら、干潮時に取り残された漁船に乗り込む
満潮とともに逃げるつもりが、ドイツ軍の格好の標的、満潮時、穴だらけの船体、浸水
再びの爆撃、重油まみれの海に投げ出される…
海:1日の出来事
ダンケルクに残された同胞を救出するため、英国海軍は民間船を徴用する
小型船の船長ミスター・ドーソン、自ら航海に乗り出す
乗組員は息子ピーターとその友人ジョージ
途中、沈没船の生存者の英国兵を救助、一時的に戦闘神経症を起こした彼、ダンケルクに戻ることを拒否
もみ合いに…頭を強打するジョージ、重傷
その後、不時着水した英国空軍のパイロットのコリンズを救出
さらにドイツ空軍の攻撃を避けながらダンケルクへと向かう
空:1時間の出来事
撤退作戦を支援するため、英国空軍の戦闘機3機がダンケルクに向かっていく
直ぐにドイツ空軍機と遭遇、撃墜される隊長機
さらにファリアのスピットファイアは燃料計が故障
帰投のための燃料を残しておくように指示されてはいるものの…飛行を続行
しかし続く空中戦、コリンズの機体が損傷、戦線離脱、コリンズが海面に不時着するのを見届けたファリア
唯一残ったファリア、トミー達が乗った船が撃沈される様子を目撃
ファリアは無数の兵士を救うため、再びドイツの爆撃機を追ってダンケルクを飛び続ける
そこで燃料が尽きると知りながら…


クリストファー・ノーラン監督(脚本・製作)、凄い!
一瞬も気が抜けない106分!
ドイツ軍に取り囲まれた40万人の英仏軍、生き延びるための撤退戦!(作戦名:ダイナモ)
行列をなす兵士達、イギリスからドーバー海峡を渡ってきた軍艦、徴用された民間船
迫り来るドイツ軍、逃げ延びた30余万人、多大なる犠牲
普通なら映像化したくないだろう撤退戦、クリストファー・ノーラン監督は目の付け所が違う
陸海空の3つの視点が交錯、なかなかリアル、誰だって命は大事
しかし撤退に駆けつけるのは英国軍、取り残される仏軍
どんな手を使ってでも逃げたいのは本音「生き抜け!」
撤退戦を援護する空軍、残燃料との戦い
仏軍撤退まで見守りたいという英国海軍中佐…最後まで戦う人達
もうチョット観たかった気もする…106分、あと14分足して貰ってもOKだったのにな
1日に何回上映できるかの戦い?初回が9:15は早過ぎ…せっかくの休日なのにチョイ大変であった
しかしクリストファー・ノーラン監督と言えば…
「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」とジャンル違いの超話題作を撮り続けてきたお人
果たして今回は史実に基づく第二次世界大戦ものときた
どんな映画でもハラハラドキドキさせるのは凄いものだ
次は何を仕掛けてくるのやら?楽しみにしてます
それはさておき…
お盆期間中の映画枯れ時期を乗り越えたら凄い映画がにょろにょろと出てきました
次は「エイリアン/コヴェナント」だ!
公開初日の第1回(9:15)、299席の映画館で4〜5割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN3)
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 ダンサー/THE DANCER 
[DANCE&HUMAN DOCUMENT]
1999:フランス作品/2000.10日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:フレッド・ギャルソン     提供・脚本:リュック・ベッソン
CAST-1:ミア・フライガーランド・ウィットロドニー・イーストマンフェオドール・アトキン
     ジョシュ・ルーカス/他
口のきけない天才ダンサーが回りに助けられながら、世界へと羽ばたいていく過程を描く映画

STORYは…
NY、土曜深夜のクラブ、あらゆるジャンルの曲を繰出すDJ、ノンストップで踊りきれるのかのダンス対決、熱狂する観客達、連勝中のインディア、ダンスは口のきけない彼女の唯一の自己表現方法、オファーの数々、マネージャー兼(手話の)通訳のジャスパー(兄、ただ一人の家族)、妹がスターになる夢、昼の仕事は中途半端、同僚ブルーノに迷惑をかける毎日… インディア…子供達のダンス教師、毎日の練習、そしてブロードウェイの舞台が夢… オーディションの申込みをしてくれたブルーノ、本人以外は入れない会場、最終選考に合格したインディア、名前を!…沈黙の中、手話を始めた彼女に落選の声、不安で潜込んでいたジャスパーの抗議に、どうやってコミュニケーションをとるのか?…落ち込む2人、土曜のダンス対決にも現れない…彼女を待っていた男、科学者アイザック、研究室にこもる彼を心配した友人ステファンに強引に連れ出されたクラブ、彼女のダンスに魅せられ、その場で得たインスピレーションから開発が成功しそう…もう一度、どうしても彼女に会いたい…


GOはこういう映画に弱い、つい見てしまう…今回はリュック・ベッソンがらみだし…、骨格は「口のきけない天才ダンサーが回りに助けられながら、世界へと羽ばたいていく過程」と、簡単に書ききれてしまいます…が、そんな単純明快なストーリー&ダンスも凄いのだろう(凄そう?)というところ…それから“口がきけない女性”と“開発中の装置”とくれば…ですが、少し方向をずらしてあったのが良い、そして、なんとも言いがたい感動ありです、私も…まあ…いろいろありますので…
(新宿ジョイシネマ2)
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 ダンサー・イン・ザ・ダーク/DANCER IN THE DARK 
[DANCE & HUMAN DOCUMENT]
2000:デンマーク作品/2000.10日本公開(松竹/アスミック・エース)
監督:ラース・フォン・トリアー
CAST-1:ビョークカトリーヌ・ドヌーヴデヴィッド・モースピーター・ストーメア
CAST-2:ジョエル・グレイヴィンセント・パターソンカーラ・セイモアジャン・マルク・バール
     ヴラディカ・コスティクシオバン・ファロンゼルイコ・イヴァネクウド・キア
     レーセル・ビーン
CAST-3:ステラン・スカルスガルド/他
遺伝性の病気によりダンダンと視力を失っていく親子、子供の視力を守るためには手術が必要、資金が必要も失職、それまでに貯めたお金を盗まれ、信じていた人間に裏切られる、これでもかの状態、そして…映画館内ではすすり泣く声が…

STORYは…
60年代、アメリカの片田舎、チェコ移民のセルマと息子のジーン、ステンレス流し台の製造工場と内職(ヘアピンの紙留め)…、工場の同僚で保護者のような友人キャシー、トレーラー・ハウスを安価で貸してくれている警官・ビル(父の遺産で裕福?)とリンダの夫妻、好意を寄せるジェフ達に囲まれた生活…、強度の近視(キャシーの協力で工場の視力検査をパス)の裏で秘密にしていること…遺伝性の病気で失明に向っている事実、ジーンも同じ道を…彼に手術を受けさせる&費用を稼ぐ為の移民、そんな彼女の楽しみはミュージカル、アマチュア劇団に所属、キャシーと行くミュージカル映画… ある夜、セルマの元を訪れたビル、浪費家の妻のため破産しそうだと、事実を言えば妻が離れていく、いっそ死にたいと…言ってから恥じるビル、自分の秘密も打ち明けたセルマ、病気のこと、父への仕送りは嘘…子供の手術代を貯めていること…お互いの秘密を口外しないこと、そして妻には事実を伝えるべきと… 出て行くビルを、それを見ていたリンダ… 日毎に悪化する目、ミュージカルの主役の座も降りなければならないほど…焦るセルマ、追加の夜勤、増やした内職、妻に言えず借金を申し出るビルに断りの言葉、疲労と症状の悪化、ミスからプレス機の故障、解雇… 追いかけてくるジェフ(目が見えないことを知る)…、セルマの頼み”3時に車で迎えに来て欲しい”と…、失意の帰宅、隠し場所にお金が無い!お金の事を知っているのは…


暗闇に音楽、ハンディカメラ映像(ドキュメンタリー風?)、遺伝性の病気の進行に苦しむ主人公、段々と見えなくなって行く目…、彼女にしか見えない世界、彼女を支えたミュージカル、幸せな空想の世界…現実の過酷さの裏返し、見えることが大事と言いつつ、自分は全てを見たという、子供のために彼女が取った選択枝…彼女に優しく手を差し伸べる人々が全て善人とは限らない…時には厳しい態度と忠告を与えてくれる友人こそが大事であったりする、彼女の境遇を知らずに恋する男も哀しい…果たして良い映画かの判断が難しい、彼女の生き方を否定はしないが完全に同調できないから、男と女の違いであったりするかもしれない…、でも、取合えず見ておいて良かったと思っている、見終わった瞬間、劇場からすすり泣く音…最近、噂の“泣きたい”人達でしょうか?いろいろ有って私は泣けない…
しかし、この映画をミュージカルとして捉えると…全く様相が変わってしまう気もしますが…
(新宿ピカデリー2)
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