ザリガニの鳴くところ/Where the Crawdads Sing  |
| [MYSTERY]
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| 2022:アメリカ作品/2022.11:日本公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) |
| 監督:オリヴィア・ニューマン 製作:リース・ウィザースプーン 原作:ディーリア・オーエンズ |
| 出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ |
テイラー・ジョン・スミス/ハリス・ディキンソン/スターリング・メイサー・Jr./マイケル・ハイアット/
デヴィッド・ストラザーン/ローガン・マクレー |
| ギャレット・ディラハント/アーナ・オライリー/ジョジョ・レジーナ |
| エリック・ラディン/ロバート・ラリヴィーア/サラ・ダーン/チャーリー・タルバート/他 |
全く、ノーマークだった!公開5日前の新聞全面広告で初めて知った映画!
しかも私が、「絶対にこの人、来る!」と言っていた「デイジー・エドガー=ジョーンズ」が主演!
(期間限定公開された「フレッシュ」の主演女優…ネットで視聴)
今週は「ザ・メニュー」を観るつもりだったが、急遽変更!良かった…まだムビチケ買ってなかった!
しかし、自分よ!何をチェックしていた?と思った次第!
ちなみに原作は、同名のミステリー小説
「2019年・2020年:アメリカで最も売れた本」「2021年:本屋大賞[翻訳小説部門]第1位」
全世界で1,500万部突破のミステリー小説
だというが
その映画化だというのに、今まで全く宣伝されてきた形跡が観えない!
やはり日本では、無名の「デイジー・エドガー=ジョーンズ」というので…躊躇したか?
まあ、小説の内容を全く知らないが、「デイジー・エドガー=ジョーンズ」を観に行ってきます! |
【STORY】
1969年。ノースカロライナ州の湿地帯に建てられた“火の見櫓”の下
地元の裕福な家庭で育てられ、将来を期待されていた青年チェイスの死体が発見される!
子供達の通報、警察の検分
湿地帯を一望できる“火の見櫓”のデッキ、一枚だけ抜けているグレーチング、転落死?
街中がチェイス死亡に関する噂話、何故そんなところで死んでいた?
場所が“湿地帯”だというだけで…“沼地の少女(Marsh Girl)”に結び付ける無責任な話
湿地帯で生活する少女カイア、学校にも行かず、人知れず苦労しながら子供の頃から1人で生きてきた少女
彼女を人として扱っていない人々、(それを知る)心を痛めた“老弁護士”
警察の捜査、“火の見櫓”から転落中に後頭部を打ったのが死因!彼の服に付着していた“赤い繊維”!
聞き込み調査で訪れた主不在の家、窓から見えた“赤い帽子”、これだけを根拠に…
殺人容疑が掛けられたカイア、強引な逮捕劇、拘置所に収監されているカイア
拘置所を訪れた“老弁護士トム・ミルトン”、弁護を買って出てくれる!
まずは君の話を聞かせてくれと…
カイアは兄姉と両親と共に湿地帯の奥に建てられて小屋で生まれ育ったが…
何かと暴力を振るう父に耐えかねた母親が家を出て行ってしまう
残った兄や姉も父に殴られるのを恐れて…次々に家を出て行ってしまう!
直ぐ上の(最も親しい)兄ジョディが告げる母の言葉「何かあったら、ザリガニの鳴くところへ」!
父と2人で生活することになったカイア(6歳)
殴る・暴れる父親との生活のコツ、極力関わらないことだったが…
食べるものに窮したカイア…初めて“お腹が減った”と(飲んだくれの)父に言葉する!
初めて、連れて行かれた町、商店で食料を購入!
コミュニケーションの取れない(字も読めず、計算もできない、裸足の)カイアを不憫に思う商店主ジャンピン夫妻
学校に行けば「給食も食べられるよ!」と伝える妻のメイベル
1度だけ、1人で学校と言う所に行ってみる(道すがら後押ししてくれた優しい大人:弁護士)
カイアのボロボロな様を見て、あざけ笑う子供達、数分と絶えられず…湿地帯にUターン!
ある日、母親の筆跡の郵便を受け取ったカイア(字は読めない)
手紙を読んでとせがむカイア、一読して燃やしてしまう父親
そんな父も“湿地帯”から出て行ってしまい2度と戻ることはなかった…1人残されたカイア
生きていくために、父の言っていた“トウモロコシ粉”を得るため…ムール貝を収穫
ジャンピン夫妻の店へ、トウモロコシ粉と交換してくれるか聞いてみる
優しいが、現実を教えてあげる夫妻、朝一番で(他の誰よりも早く)もっと沢山持っておいで!
そうすれば、ボートのガソリン代も出るだろうと!
その後、幾年月もの暗い夜を耐え、湿地帯の自然から生きる術を学び生き抜いたカイア
(ボートで釣りをしている少年テイトは数少ない顔見知り)
成長と共に、森に生息する鳥類を始め、身近にある自然のあり様に関心を持ち…その生態を調べるカイア
そんな彼女の理解者、湿地帯の生態系に興味を持つテイトが…彼女の元を訪ねてくるようになる
最初は警戒していたカイア
彼が残してくれるメモ、だけど字が読めない!そんな彼女に読み書きを教え…
かつ、いろんな本を持ってきてくれるテイトに心を許し始めるカイア
恋人同士となる2人、家を訪問するテイト
カイアの“湿地帯に住む生物のスケッチ”に目を見張る!
本にすべきだと…調べた出版社リストを贈る!あとはただスケッチを送れば本になると言うが…
生活保護局(だったかな?)から逃げている!捕まるとホーム生活、湿地から離される!
そっちの生活の方が安全じゃないか?どうしても彼女は湿地帯から出ないと感じるテイト
やがて大学進学のため街を離れることとなったテイト(Kissまで)
必ず7月4日の独立記念日の花火を一緒に観るため帰ってくると言いつつ…
戻ってこなかったテイト、1人で対岸の花火を観るカイア
再び孤独の底に取り残されるカイア
しかし、ある日、世慣れたハンサムな青年チェイスに声を掛けられたことから、何かが狂い始める!
弁護士トム・ミルトンの前で少しずつ明かされる…想像を絶する彼女の半生
浮かび上がる(警察が組み上げた)殺人の動機
ただし一向に見つからない決定的な証拠
事件の真相にあった一つの真実とは?
◇
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時代設定が“1960年代”のミステリー映画(+少女の成長の物語)にして、法廷ものでもある!
なかなかにクズな大人が多い中で…たった1人で少女が生きていくさま
そして湿地帯に住む“部外者”にして“変わり者”として…“死亡事件”の事態収束のため“犯人”扱い!
彼女を助けくれる商店主夫妻と弁護士が救い!
と言いたいところだが、流石にベストセラー作品、そんな単純ではない
が、それは本を読んでいただけるか、映画をご覧いただければと思う!
(まあ1960年代が舞台でなければ成立しないお話だけどね!)
私は“推し”の「デイジー・エドガー=ジョーンズ」をスクリーンで観られて大満足である!
それだけでマーク付けちゃいました!
チョットだけ崩れた美人さ加減がいいです!
なんか前作「フレッシュ」といい、今回の「ザリガニの鳴くところ」といい、囚われモノに起用される?
一人芝居の評価があるのかな?
次はもっと違う「デイジー・エドガー=ジョーンズ」を観てみたい! |
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| 公開初日の第2回(13:00)、259席の映画館で100人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN9) |