行・そ・ぞ 作品・海外






SAW/ソウ   は、別ページとなります



 ソーシャル・ネットワーク/the social network 
[HUMAN DRAMA]
2011 アカデミー賞[脚色賞]・[作曲賞]・[編集賞]
2011 ゴールデングローブ賞[作品賞(ドラマ部門)]・[脚本賞]
2010:アメリカ作品/2011.01日本公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
監督:デヴィッド・フィンチャー   製作総指揮:ケヴィン・スペイシー
出演:ジェシー・アイゼンバーグアンドリュー・ガーフィールドジャスティン・ティンバーレイク
ルーニー・マーラ
アーミー・ハマーマックス・ミンゲラダグラス・アーバンスキー
パトリック・メイペルジョセフ・マッゼロ
 デヴィッド・セルビー/他
情報収集過程で結構評判が良いという事で、今後見たいものリストには挙げてましたが…
なにせ私とは相性の悪いデヴィッド・フィンチャーが監督であることが難点ゆえ
(パニック・ルーム、ゲーム、エイリアン3
あまり積極的には見に行こうとは思ってませんでした
twitterはやるけどFACEBOOKはやらないし…
ところが1月は見たい映画がいっぱいあると宣言していたおかげ?
妻から明日は映画見に行くの?の問いに…はい!行きます!(但し薬持参のうえ)
で、何にしよう?うーん………長考………うーん、この時期だとソーシャル・ネットワークか…
デヴィッド・フィンチャーだけど
見に行けるのは夕方、前評判高いから座席はキープしておく方が正解だろうと…ネットで映画館にアクセス
既に6〜7割り方予約済み…1人身の身軽さ、中央部にポッカリと空いた席を奪取
公開初日の夕刻、既に満席!予約していて良かった
で、肝心の映画ですが…

STORYは…

ハーバード大学在学のハイテンション・コンピュータ・オタクのマーク・ザッカーバーク(19歳)が主人公
しょっぱなからのマークのマシンガントークは圧倒的(まずここで観客は振るい分けられるだろう)
彼の能力を示すエピソードが語られる…半年の観察処分
映画は2つの訴訟とFACEBOOKの開発・スポンサー探しが目まぐるしいカット割りで描かれる
(ともかくスピードに乗って…頭のスイッチ入れ替えながら見なければならない…まあすぐに慣れる)
とにかく純粋に面白いと思ったシステムの開発に邁進、自分の作ったシステム、自分の物、必死に守りぬくマーク
全世界に広がっていくFACEBOOK!
元々は自分達の発案であると主張する上級生ウィンクルボス兄弟(プログラミングをマークに依頼)…訴訟
マークの数少ない親友で彼を支えてきた共同創業者・CFOのエドゥアルド・サベリン
親友と信じていたのに…あまりのやり方で切り捨てられての訴訟
利権に群がる者達
自分無しには作りえなかったFACEBOOK…自分以外のもののハズはないと考えるマーク
騒ぎが理解不能、弁護士を交えた話し合い…無視、悪態
果たして事態はどのような決着を見るのか?

おー!2時間はアッという間だった、デヴィッド・フィンチャー監督作品では初めて面白いと思った
ストーリー展開、構成、スピード感、オチも良く(実話だけど)、興味津々見る事ができた
まあ実話ベースの実話自体が良い題材だったということもありえるが…
しかしFACEBOOK自体が何故に人々に受け入れられ、爆発的に広がったのか?
もう少し描くべきだったのではないかと思う
ウィンクルボス兄弟の発想、エドゥアルドと彼女の一件、FACEBOOK画面だけでは説明不足と思われる
ソーシャル・ネットワークを知らない、やらない人には何が何やらだろう
映画終了後、隣のカップルでは男性が女性にFACEBOOK自体について説明していたし
私も直後に映画仲間と会話したが…FACEBOOK(twitter含)って何?何が面白いの?の問いで終り
「ソーシャル・ネットワーク」自体興味なしということ(こっちは見に行かない時点で問題外か…)
まあ最終的には…面白かったけど、持ち上げ過ぎのような気がする!?
四方八方に撃ちまくるマシンガントークについていけない人とか
専門用語が分からない人にはツライ映画となるだろう

なんか評判が高くて、批判しづらい状況だな…
公開初日の第3回(16:15〜)、644席の映画館は満員(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 7)
2011.09format



 ソードフィッシュ/SWORDFISH 
[ACTION+α]
2001:アメリカ作品/2001.11日本公開(東宝)
監督:ドミニク・セナ
CAST-1:ジョン・トラボルタヒュー・ジャックマンハル・ベリードン・チードル
CAST-2:ヴィニー・ジョーンズサム・シェパードドレア・ド・マッテオキャムリン・グライムス
     ルドルフ・マーティンザック・グルニエ/アンジェロ・ペーガン/他
政府の闇資金を狙うアクション映画、宣伝コピー「すべてのシーンが「錯覚」=ミスデレクション、上映開始10分で、あなたはその罠に落ちている」…たいした事はないのだが、あまりにバレバレで逆に裏があるのではと疑わせる意味では成功?

STORYは…
コーヒーショップ、アル・パチーノの映画「狼たちの午後」について語る男ガブリエル、どうやって&何人殺せば計画は成功したのか、ハッピーエンドの考え方の違い?進行中の銀行強盗、人質に取付けられた爆薬、独走する狙撃班、ロバーツの警告も虚しく爆発… 4日前、ロサンゼルス空港、入国審査で引っかかった男トーバルズ、世界一のハッカー(24の罪で告訴)、黙秘、(報告を受ける政治家の姿)、サイバー犯罪取締官のロバーツの尋問に喋りだす「あの男がどんなにおそろしいか…彼は空想を現実に変える…でも全ては見せかけ、感情のカケラもない冷徹なマシン、欲しいものを手に入れ、姿を消す…」、ロバーツへの電話、嘘、何者かに射殺された男、同じ頃、テキサス州ミッドランド、石油採掘現場で退屈な日々を過ごす男…数年前までは世界一のハッカーと言われ、国家安全保障局がもっとも恐れた男スタンリー、FBIの市民メール監視システムに侵入、破壊、ロバーツに逮捕され刑務所行き、離婚(元妻はポルノ王と再婚)、自分を慕う娘ホリーにも会えない、パソコンに触れば即刑務所送り…ジンジャーと名乗る美女の訪問、ある男の「話を聞くだけで10万ドル」、娘ホリーの親権を得ることをエサ、ロス、案内されたクラブ、ガブリエルと名乗る男の話…80年代初め、麻薬資金の流れを掴むため麻薬取締局(DEA)が実行した極秘作戦“ソードフィッシュ”、副次的に発生した利益4億ドル(当時)は利子と共に15年で95億ドル(政府の闇資金)、これを奪い、これを資金にアメリカの平和を守ると?…FBIのコンピュータへのアクセス・コード解読の報酬は1000万ドル!「最高のハッカーは60分で破るが、おれは60秒で破る男を探してる」、スタンリーに突きつけた銃、股間に顔を埋める女、カウントダウン、ホリーのため死ねない、動き出す指、快感との戦い、60秒ジャスト、解読に成功、即時に振込まれた金、パーティーへの誘い、見込まれてしまったスタンリー、新たな依頼、銀行のネットワークに侵入、魅惑のシステム、ワーム(自己増殖プログラム)の作成を引受け、古いシステムが突破口… 翌日、ホリーの姿を見るためジンジャーの車を借用、迎えに来ない母を待つホリー、声を掛けるスタンリー、飛び付いてくるホリー(父が大好き)、自宅へ、必ず迎えに来ると約束、待伏せしていたFBI、取合えず逃げるも捕まる、空港の事件を追っていたロバーツ、監視カメラに映っていたスタンリーに情報を求める(渡された名刺)、アジトに戻ったスタンリー、ジンジャーの部屋へ…下着に盗聴用マイクをセット中、何?問詰めるスタンリー、何者?実はDEAの潜入捜査官、ガブリエルの資金の流れと黒幕を調査中と告白するジンジャー…


なかなか良いと思うが…騒ぐほどのミスディレクションではない、まあ、ほとんど読めたと思う、ただそれが間違いかもしれないと思わせる宣伝文句、もっと凄い展開も考えてしまいました←この状況が引っ掛ったというのであろうか?まあ、この秋の映画の中では面白いと思う…
しかしジョン・トラボルタの顔はデカイ…遠近法無視?これこそ錯覚の世界?本当にでかいんだけど…、それからヒュー・ジャックマンはカッコ良いけど、あまりにマッチョなハッカー…スーパー・コンピュータを凌ぐ「感」の世界に腰砕け状態になりつつも…
それなりに楽しんできました、ケッコウ派手ですし…
(新宿ミラノ座)
2000-2009format



 その男ヴァン・ダム/JVCD 
[COMEDY?]
2008:ベルギー・ルクセンブルグ・フランス作品/2008.12日本公開(アスミック・エース エンタテインメント)
監督:マブルク・エル・メクリ
CAST-1:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
CAST-2:フランソワ・ダミアン
CAST-3:ジネディーヌ・スアレムカリム・ベルカドラジャン=フランソワ・ウォルフ
CAST-4:アンヌ・パウリスヴィック/他
最近ジャン=クロード・ヴァン・ダムを見ないと思っていたら…本気で出演オファーがないらしい、で…こんな映画作っちゃいました(出演してしまいました)、今後どうなるヴァン・ダムよ!

STORYは…
■[過去]人質救出の戦いに挑むジャン=クロード・ヴァン・ダム、長回し…障害物競走?タイミングがズレタ状態、満足気の監督、不満足のヴァン・ダム、1シーンが長過ぎ、48歳には無理!
■ベルギー、ブリュッセル、ビデオ店、アラブ系の店員、アクション映画の評価、皆アラブ人の敵と戦っている!んっ!この町から出たヒーロー、ヴァン・ダムは違う!盛上り、店外に止まるタクシー、出てきたのは当のヴァン・ダム!飛び出す店員、一緒に写真撮!郵便局に向かうヴァン・ダム、いつまで停車する?タクシー運転手のおばさんと揉める店員、5分待ってろというから待っている!通り掛りのパトカーから警官 ■郵便局内から銃声、走る警官、店内を見られる窓、中には…どけ!の仕草と共に棚で窓を塞ぐヴァン・ダムの姿!中から銃声、僅かに開いたシャッターを覗く警官、銃撃、被弾するも…逃げきる警官 ■前線基地となる郵便局の斜向かいのビデオ店、犯人はヴァン・ダム!指揮を取るブルージュ警視、情報収集、遅れて特殊部隊が到着、指揮権を主張する警視、局内との電話連絡に成功、ヴァン・ダムの呼出し、中の様子…1人負傷、治療が必要、警視&医者が中に行く事に、医大卒の隊員男を借りる警視、追っかけ電話、裸で来い!?パンツ1丁で向かう2人、案内するヴァン・ダム、負傷者、人質の中に潜んだ犯人グループが発砲、逃げる2人 
■[過去]裁判所、娘の親権争いは勝ち目無し、父親が出るシーンでみんなに笑われるから嫌…と娘、早急に費用を払わなければ降りると担当弁護士 ■故郷ブリュッセル、タクシーからエージェントへ連絡、今日中に46万余ユーロが必要!仕事は選ばない、前借り交渉!強引に依頼、これで…ギリギリ・セーフ!オシャベリの運転手、ファンだというが…電話のやりとりで幻滅したと文句、謝らさせられるヴァン・ダム、郵便局前で停車、ビデオ店の店員と記念写真、郵便局へ、開かない扉、ヴァン・ダムの名乗り、出てくるガードマン、中へ…、窓口で交渉…現金がない?クレジットカードは使えない、郵便局では金を下ろせない、なんでジャン=クロード・ヴァン・ダムが現金を手にできない?
冷静になり…異常な状況に気付くヴァン・ダム、強盗のど真ん中?人質を牽制する発砲!店内を見られる窓塞ぎを手伝わされるヴァン・ダム、走り寄る警官、棚の影に拳銃片手の犯人、どけのサイン ■人質の輪…短気の男がいきなり発砲、大人しくするヴァン・ダム ■銃声に…シャッター内を覗き込む警官に発砲、さらにシャッター閉鎖 ■ヴァン・ダムを呼出す警察、中の状況?1人負傷、治療に医師が必要、電話を切る犯人、警察が来るなんてとんでもない…怒り狂う男、宥めるヴァン・ダム、追加の電話…裸で来い!これで武器は携行できないと説明、パンツ1丁で来る2人、TV局が大々的に報道、案内するヴァン・ダム、負傷者、人質の中に潜んだ短気男が突然発砲…中の状況を知られる!逃げ出す2人
■現場に集まり来る野次馬、地元のスター、ヴァン・ダム応援、安全圏まで…警官が押し戻す ■犯人と目されるヴァン・ダムと交渉電話、要求100万ユーロ、使用紙幣、番号バラバラ、空港までの逃走車両&燃料満載の飛行機を用意、行き先は搭乗後に知らせる!上手過ぎてリアル感なし?付け足すヴァン・ダム…午前中に46万余ユーロを担当弁護士へ送金しろ!これで生活観が出る? ■ヴァン・ダムが娘の親権裁判維持に46万ユーロが必要であること、内部の状況を確認した警察、TV中継で…外の状況を知りえる犯人達 ■人質救出の交渉の余地があることを示すため…とりあえず46万ユーロの送金を実施したと警察、交換条件…子供の解放!子供は最後!嫌がる郵便局員の母親を解放、余計なことを喋ったら子供の命はないと脅迫 ■ますます増えるヴァン・ダム・ファン、騒ぎも大きくなる一方 ■本部に呼ばれたヴァン・ダムの両親、ヴァン・ダムの説得を始める母…


1990年代アクション映画の一時代を気付いた男ジャン=クロード・ヴァン・ダムだが…その主とするスタイルが21世紀の現在では時代遅れ、ビデオ作品ばかりでギャラは急降下、かつて香港から招聘したジョン・ウーからもオファーなし…薄情者!復活を期した作品の主役はスティーヴン・セガールに奪われる、私生活では離婚に伴う娘の親権争いも…娘自身から嫌われちゃう、銀行口座は底をつき、クレジットカードも使用できず、たのみの郵便貯金を求めた先で…銀行強盗に巻き込まれる、そして、あろうことか…警察から犯人とされてしまうヴァン・ダム!ヴァン・ダムが自らの“どん底”のヴァン・ダムを演じる…自虐コメディ映画!
仲間うちでもよく知られていなかった映画でして、何それ?が大半、若干名…CM見た!の状況、私も1ヶ月程前にの予告CMで知ったわけだが…一世を風靡したアクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダム使って自虐コメディ映画をやるということで、面白そう!と前売券購入して帰った次第、で…どれだけの観客だったかというと…まばらな状況でして、やはり?あまり認知されていない様子でした(“ぴあ”の出口アンケート部隊の方が観客より多かったりして…冗談!)
内容についてですが、正直もう少し笑えると思ったのだが…全般的にクスクス笑い、人が多ければ相乗効果で笑いも大きくなったかもしれないが…まあその程度、せっかくこんな映画を作ったのなら、もっと徹底的にやってもらえれば良かったのにと思うしだい、ただ…ジョン・ウーやスティーヴン・セガールに関する発言は人数に関係なく笑えました(実際にはセガールに仕事を取られてはいないので念のため)
しかしこのような映画を出演して…今後のジャン=クロード・ヴァン・ダムは大丈夫なのでしょうか?今後仕事のオファーは来るのでしょうか?なんか気になります
ちなみに公開初日の3回目(15:20〜)、303席の映画館は30人程度の入りでした(シネマライズ:渋谷)
2000-2009format



 ソラリス/SOLARIS 
[SF&LOVE STORY]
2002:アメリカ作品/2003.06日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ     製作:ジェームズ・キャメロン
CAST-1:ジョージ・クルーニナターシャ・マケルホーンジェレミー・デイヴィスヴィオラ・デイヴィス
CAST-2:ウルリッヒ・トゥクールシェイン・スケルトン/他
有名なSF小説「ソラリス(邦題:ソラリスの陽のもとに):1961」、有名なソ連映画「惑星ソラリス(1972)」、何故30年を経てリメイクされたのか、しかもラブ・ストーリーとして、内容よりもそっちのほうがよほど謎かも!?

STORYは…
人類が遥か宇宙に進出した未来、雨が降り止まぬ街、集団セラピーに立ち会う心理学者クリス・ケルヴィン、自宅…一人の生活、調理、指を切り滲む血、突然の来訪者…惑星ソラリスの開発会社、探査ステーション“プロメテウス”の調査依頼、なぜ自分?探査チームのリーダ・親友ジバリアンからクリス宛のビデオ…「助けに来てくれ、何か理解できない事態が起きている、ここを離れたくないが、どうしたらいいのか分からない、頼める人間は君だけだ…」と… ■極彩色の放電アークに包まれた巨大惑星ソラリス、衛星軌道上に浮かぶプロメテウス、ドッキングするシャトル(アテナ号)、与圧スーツ姿のクリス、出迎えなし?無人?注意しながら進むクリス、床に続く血痕の先…低温のラボにジバリアンの死体、捜索を続けるクリス ■個室に閉じこもる科学者スノーを発見、他には女性科学者のゴードンがいることを確認、生存者は2人、他の者は全て自殺…なぜ?何が起きているのか?自分自身に“それが”が起きなければ説明不可?地球帰還を嫌い「人間に必要なのは別世界ではなく、自分を映す鏡だ」と言うスノー、要領を得ない言葉、閉じられた扉から猿の鳴き声? ■部屋に入れてくれないゴードン、異常事態を止められるなら止めたいとの言葉、閉じられた扉からはステーション内にありえない騒音 ■自室に向かうクリス、目の前をヨギル少年…ジバリアンの息子マイケルの姿?Uターン、スノーに問うも…確かな答えは得られず、恐怖感からドアに鍵を閉め荷物を積み上げるクリス、夢…妻レイアとの出会った頃、通勤列車で見かけた女性、ジバリアン主催のホームパーティーで偶然の再会、お互いに魅かれあい、ベッドを共に…甘い記憶を残したまま…気付くと隣にレイアの姿、驚き完全に目覚めるクリス、何故ここに?質問の嵐、レイアしか知らない事実を答えるが…絶対にレイアである筈がない、一体誰?眠る前のままのドア、恐怖、ポッドに誘い込み船外に射出、泣き叫んでいるレイア、やがて見えなくなるポッド ■夜、クリスの部屋を訪ねて来たスノー、現象の説明…プロメテウスでは “お客〈ヴィジター〉”と呼ぶ存在、レイアの姿をした彼女はまたやって来るだろうと…、スノーにヴィジターは来たのか?弟が来て、そして消えていったと、当然ゴードンの元にも… ■今後のことを協議するクリス、スノー、そして部屋から出てきたゴードンの3人 ■眠れない…記憶の反芻?途切れ途切れの夢?レイアとの過去…書店でのプロポーズ、雨の中…OKの返事、そして再び実体化したレイア、現れたばかりのレイアにも過去の記憶…妊娠を告げられず情緒不安定になり中絶、怒り狂ったクリス…家を出て行ったこと、そして服毒自殺へ(死体を発見したクリス)、そんな記憶があっても…彼女が本物に思えない、そして彼女自身も自分が本物と実感できないと告白 ■夢の中に現れたジバリアン…「正解などない、あるのは選択だけだ」の忠告、目覚めたクリス、レイアがいない?プロメテウス内を探すクリス、ラボ内…液体酸素を飲み込み自殺していたレイア、繰り返された悲劇、悲しみながら死体を自室に運ぶクリス…


原作:ポーランド人作家スタニスワフ・レムが 1961年に発表した「ソラリスの陽のもとに(原題:ソラリス)」、1972年にアンドレイ・タルコフスキー監督によるソ連のSF映画:「惑星ソラリス」…名作!そして30年の時を経て…2002年・アメリカで再映画化された「ソラリス」、製作ジェームズ・キャメロン(期待してたのに…)、監督はスティーヴン・ソダーバーグ監督←「SFに興味なし」発言!&しかもラブ・ストーリー?原作を読んで、それを抽出したか!?どう解釈するのかは個人の自由だが…私には違和感!、そしてソラリスの海上に浮かぶソラリス・ステーションではなく、衛星軌道上に浮かぶプロメテウス号が舞台、海が…ソラリスの海が…宇宙から見るだけ?何でだ………? 擬態成型は?赤と青の2連星の太陽は?どうして見られないの?ハリーじゃなくてレイアの理由は分かったが…回顧シーンのナターシャ・マケルホーンが怖すぎる、ジョージ・クルーニのクリス役は濃すぎないか?ステーションの造形、全般的色彩など綺麗なものもあるけど… 私の望むものとコトゴトク方向違いで気持ちの悪い映画でした、見たい方は極力安く見られる方法でドウゾ
(新宿オデオン座)
2000-2009format



 ソルト/SALT 
[ACTION]
2010:アメリカ作品/2010.07日本公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
監督:フィリップ・ノイス
出演:アンジェリーナ・ジョリー
リーヴ・シュレイバーキウェテル・イジョフォーダニエル・オルブリフスキーアンドレ・ブラウアー
アウグスト・ディール/他
アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・アクションもの、そこそこ楽しめますが
彼女もそろそろこの領域からサヨウナラした方がよろしいかもしれない
見ていていちいちシンドそう…滑らかさと笑いに欠け、必死で力尽くという感じ

STORYは…
冷戦時代、ソ連にはスパイ養成所があったという…
優秀な子供達が集められ、英語を学び、アメリカ人の身振りや考え方をコピーする
そして肉体的、精神的訓練に耐え抜いた者だけがアメリカに潜伏し、何年も何十年も任務を待ち続ける…
現在のアメリカ!
石油会社に勤めるイヴリン・ソルト…CIA秘密工作員(上司テッド共々)
オレグ・ワシリエヴィッチ・オルロフと名乗るロシア人の訪問
死亡した事になっている少女の話…
スパイ養成所の話…
少女はアメリカに潜伏した話…
アメリカを崩壊させるかつてのソ連の計画の“Xデー”が迫っている話…
少女の名は「イヴリン・ソルト」であること!
何?何がどうして?そうなった?
火の無い所に???
身柄拘束へ!
夫の身を心配して逃亡を図るソルト…
果たして逃げ切り、事態収束はなるのか…

今回は寝ないように必死に起きてましたが、普通と言うかそれなりの映画でした
事前に評判にもなってませんでしたしね…!
公開3日目の第2回(10:30)、287席の映画館で1割強の入りでした(新宿ピカデリー スクリーン3)
2011.09format



 SONGBIRD/ソングバード 
[SF & THRILLER]
2020:アメリカ(ネット配信)作品/2022.10:日本(劇場)公開(ポニーキャニオン)
監督・製作総指揮:アダム・メイソン   製作:マイケル・ベイ
出演:K・J・アパソフィア・カーソン
クレイグ・ロビンソンポール・ウォルター・ハウザーアレクサンドラ・ダダリオ
ブラッドリー・ウィットフォードデミ・ムーアリア・マクヒューピーター・ストーメア
エルピディア・カリーロキャロル・アブニー/他
本当に短期一定期間だけ「映画館の予告CM」に上がっていた映画、最近では一切CMの類を観ない!?
最近は映画情報が流れてくるのではなく、アンテナ張って、自分から探しに行かなければならないようだ!
ネットで「SONGBIRD/ソングバード」でググって分かったこと
「マイケル・ベイ:プロデュース(おお〜っ!)」「超近未来(2024年)パンデミック・スリラー」
「2020年アメリカ映画」「上映時間84分(短いな!)」
「iPhone、GoPro、監視カメラ映像を多用(他聞に挑戦的)」「新型コロナ禍のLAで強行撮影」
「なかなか煽る映像と設定」「興味惹かれる」!
おそらく小スクリーン、短期勝負だろうな!ということで即ムビチケ購入
劇場と上映時間は?不安!
おっ、流石にCM流してだけあって「TOHOシネマズ」での上映
但し、朝からの上映回はなし!
一番早い上映回を調べたら、いつもの「TOHOシネマズ日比谷」の11:50!
即、座席予約!
ということで、行ってきます!

STORYは…
2024年、アメリカ、LA(ロサンジェルス)
4年前に始まった新型コロナウイルスの流行は収束することなく…
突然変異種「COVID-23」…致死率56%
LAの年間死者数840万人、全世界で1億1千万人を突破
長期のロックダウンにより街も人々の心も荒廃
感染者・感染の疑いがある(濃厚接触者)は全て“Qゾーン”へ強制収容されてしまう…2度と出てこれない
そんなゴーストタウンと化した街中、自転車を走らせる青年…運び屋のニコ
彼はウイルスに対する免疫の保持者
(新型コロナ前は弁護士の補助員を勤めながら学校に通っていた)
「黄色のブレスレット」!自由に行動できる証…外を出歩くがゆえ、病原菌の媒介者となる恐れ!
(一般人が外に出るには防護服、酸素ボンベ装備)
代償として…家族・恋人との接触を禁じられる!自由だが孤独な生活!
そんな彼等の「免疫者」特権を使った輸送システム「レスター急配」で働く身
(紫外線殺菌システムを通しての物品のやり取り)
(んっ?じゃああ、一般人はどうやって生計を立てているのか…は、対医療情報に流される)
ニコにはロックダウン下の世界で、輸送の仕事で知り合った“扉越しの恋人”サラがいた
(アーティスト、老祖母と同居、祖母リタはニコをサラの彼氏と認めている)
何度も扉前まで来ては、スマホを通じての会話、物凄く遠い扉一枚の壁!いつかリアルに一緒に会い!
ある日、彼女の祖母リタに感染症の症状が現れる
(基本、毎朝提示にスマホを使った検査システムをクリアする必要あり)
(感染が判明するとLA公衆衛生局が事前予告と共に突入、身柄拘束にやってくる)
取り合えず朝の検査を突破しているので(時間的余裕あり)…看病するサラ、と同時に、ニコへ連絡
案の定、翌朝の検査に引っ掛かる祖母リタ(サラはセーフ)
このままでは濃厚接触者として「Qゾーン」収容されてしまう!
既にクラスターが発生しているアパートには「LA公衆衛生局」が出入り!
その凶暴なる局長エメット・ハーランド(元ゴミ収集人)がサラの元へ(まだ祖母の情報は伝わっていない?)
「レスター急配」のボスであるレスターに頼るニコ!「闇ブレスレット(2人分)」の入手先を知らないか?
「レスター急配」ではそれを取り扱っていた!
(ニコ自身が担当していた皮肉)グリフィン家!
そのグリフィン家にも大きな問題!夫人のパイパー(免疫者)、体の弱い娘エマを守ることに必死
無頓着な夫(レコード会社の重役)、酸素ボンベをしてフラフラ外出する…サッシを開けるな!
(他にも何か秘密を抱えている夫妻)
シンガーソングライターのメイ、レコード会社との契約直前のパンデミック!
宙ぶらりんのまま、今はリクエストに応えて歌う「YouTuber」…そしてウィリアムの愛人関係
彼女のYouTube番組のファンで…「レスター急配」のドローン担当、退役軍人のドーザー
(戦争によって車椅子生活の身、皆の目が冷ややかなことに…引きこもっている)
メイの歌が唯一の癒し!
そんな彼女がチャットに答えてくれる(彼女なりに悩みを抱えての)…SNSを通した交流!
(何か困ったことがあれば、俺が助ける!とドーザーらしくない言葉)
「闇ブレスレット」を求めて動き出しているニコ!
グリフィン家に突撃!パイパーに「闇ブレスレット」について問う!
何処からその情報を聞いた?とパイパーが問い詰めるが…レスターのことが言えないニコ
ただ誰か知っている人がいないか無作為に聞いているとの返答
ならば…ここに聞いてみては?差し出される情報
辿り着いた倉庫…待ち受けていたのは「LA公衆衛生局・局長のハーランド」!罠!
「免疫者」の優位性を語りながら近付くハーランド!腹をナイフで刺される!
が逃げる(突然現れた協力者?何?)
「ブレスレット」は必ず手にいれるから!どうにか隠れて生き延びて!サラに伝えるニコ
サラの部屋へ向かうハーランドと黄色い防護服の部下達
彼等は既に息を引き取っていたリタの遺体を回収…サラは何処?どうしてもQゾーンへ連行するつもり!
(部下の一人を殴り倒したサラ)
現場から逃走する防護服…サラ!だがハーランドが一枚上手、捕捉されるサラ
剥ぎ取られる防護服にハーランドが告げる!祖母の看病をし、かつ防護服を剥ぎ取られても大丈夫
サラは「免疫者」!
しかしそれでもサラを“Qゾーン”への連行を命じるハーランド
サラが連行されたことを知ったニコ、彼女を救うべく、荒廃したLAの街を疾走するニコ
果たして彼等は愛すべき日常を取り戻し、新しい生活を手に入れることができるのか?


こういう編集の映画が観たかったんだよ!さすが破壊王マイケル・ベイ!プロデュース、分かってる!
圧倒的情報量(カット割)、少ない登場人物が組んず解れつ!観ている側の処理能力を問われる!
矛盾点に気付くもそれを追い越していく情報量(スピード感)!
公式発表「84分」だが「2時間以上」観た満足感!
終盤は“力”入りまくり!頼む、間に合ってくれ!!!である!
私はお勧めの映画!どちらかと言えば「情報大量消費世代向け」とでも言うかな?
(「SONGBIRD」とは、スマホ、ネット、GPS、ドローンなどの上空監視的なものの総称かな?)
音・音楽選曲も良し!
意識高い系の方、ザーマスおば様には無理な映画!
と思ったんだが…
実は本国アメリカでは「ネット配信」であり、日本は「劇場公開」というネジレ現象!
このため「ネット配信」待ちと言われてしまうと、どうぞどうぞ…と言うしかない
ちなみに日本は劇場公開であり、パンフレットも存在します…880円
ありゃりゃ!
IMDBの値が「4.7/10」???無茶苦茶低くないか?どんな世代が評価しているんだろう?との疑問
ああ〜、これを映画と捉えるかが問題なのかな???
でも私は好きだ!(我が道をゆく!)
※IMDBの当該作品の「PHOTE」…ラストまで全部映画の順に写真が掲載されている!
公開2日目の第1回(11:50)、100席の映画館で4割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN11)
2011.09format