行・こ・ご 作品・海外






 恍惚/Nathalie... 
[LOVE STORY?]
2003:アメリカ作品/2004.12日本公開(ワイズポリシー)
監督:アンヌ・フォンテーヌ
CAST-1:エマニュアル・ベアールファニー・アルダンジェラール・ドパルデュー
CAST-2:ウラジミール・ヨルダノフジュディット・マーレロドルフ・ポリーエヴリーヌ・ダンドリー/他
私が…1986年「愛と宿命の泉」以来のファンである「エマニュエル・ベアール」が出演するフランス映画、ハリウッドでは可哀想なくらいの役が続き、フランスに戻ってからは…本当に久しぶりの再会です

STORYは…
■夫ベルナールの誕生日、秘密でパーティを企画する妻カトリーヌ、集まり来る客人、主張先から戻れないと…夫からの電話、主役不在 ■翌朝、戻って来た夫、自分の誕生日を忘却の様子、忙しく出社、忘れていった携帯、着信、出来心?メッセージを再生「昨日の夜は…」、浮気!動揺しながら…自分の婦人科クリニックで診療 ■夜、夫婦&息子ティエリーと恋人と食事、心ココに有らず、就寝前…夫を問い質す、よくあること(1回限り)…あっさりと浮気を認める夫、夫婦間の会話も減り&セックスレス…長く連れ添えば情熱も薄れる…悪びれる様子なし、夫のセックスライフ…何も知らないことに悟然とし、考え込むカトリーヌ、男達は何をしている? ■仕事帰り…近くの会員制バーへ、肌も露わに艶かしいホステス達、夫が好みそうな金髪美女マルレーヌとの会話、どんな香水を?そして依頼…「夫を誘惑してほしい&報告を!」、夫の情報 ■朝、ベルナール行き付けのカフェ、化粧を落としたマルレーヌ、ベルナールに接近(タバコの火を貰いに)… ■「狙いど通りに食いついた」とマルレーヌの報告、報酬、続行の依頼、マルレーヌの偽名は〈ナタリー〉と決定、夫の変化を観察開始 ■夫とは内容の無い会話ばかり ■母の家、愚痴に付き合わされるカトリーヌ ■ホテルのバー、2回目の報告…昼食の約束、レストランは満席、ホテルに誘われ…SEX、ベルナールが飢えた獣のように迫ったから、そこまでは頼んでいない!憤慨するカトリーヌ、話の途中で(金を置いて)帰るも…続きが気になる ■夜、仕事中のマルレーヌのもと、2階、続きを!ベルナールとのSEXを露骨な言葉で克明に描写するマルレーヌ、「あなたは感じたの?」と質問、「仕事の時は醒めている」からと… ■報告、〈ナタリー〉とベルナールの昼下がりの情事…余韻漂うホテルの部屋、食事とSEX、夫が嫌うヴーヴレのワインの飲み残し?訝しがるカトリーヌ、自分の好みだというマルレーヌ ■夜、〈ナタリー〉と同じクリーム、香りに惹かれカトリーヌを抱こうとする夫…拒否 ■報告、生理中で会話のみ…ベルナールは妻が「うわの空」だと言っていたと ■報告、女子トイレで、そして屋外で…激しいSEX、「〈ナタリー〉も感じた」という一言に困惑 ■クリニックに現れたマルレーヌ、過激になっていく報告、四つん這い、アナル、淫猥な言葉、「夫に限って(そんなことはしない!)」と言うカトリーヌ、男はみんなそうするとマルレーヌ…


本当に久しぶりに「エマニュエル・ベアール」が出演するフランス映画を見に行きました、1986年公開の「愛と宿命の泉」、1991年公開の「美しき諍い女」なんか良かった…けど、ハリウッド進出作品では…扱われようが可哀想なくらいの役が続き、フランスに戻ってからの作品については…なかなか見に行く機会がなく、1996年の「ミッション・インポッシブル(ハリウッド映画)」以来8年ぶりの再会となったけど…相変わらず美しい、娼婦役の化粧はケバ過ぎて怖いものもあるが、年齢をゴマカス娼婦役としてはしょうがないものの、娼婦の化粧を落とした日常シーンでは、彼女を知らない人は…彼女が今年(2005年)で40歳だとは気付くまい、コスメ・ショップの若い店員と一緒でもそう違和感はないと思われるが…いかがか?
で…、映画の内容だが…、倦怠期で没交渉の中年夫婦(最小限の会話、セックスレス)仕事仕事と忙しく、家を空けがちの夫が…実は、浮気していたとを知った妻が取った行動…、娼婦を雇って夫を誘惑させ…夫の会話とプレイを逐一報告させ…夫のセックス・ライフを把握しようというのだ、自分の知らない夫について知らされ驚き困惑…それでも関係&報告を続行させる妻、いつしか娼婦と共犯者意識?奇妙な友情関係まで発生、それでも事態に何らかの決着をつけなければと妻は考える…、確かに引き金を引いたのは夫だが、あとは妻の嫉妬と妄想の末の一人相撲?または暴走、被害者意識のかたまり、倦怠期に至った当事者であるにもかかわらず…自分は全く悪くないという意識に辟易、あげく夫を罠に嵌める行動を起こし、最後には夫を許すなど…高慢かつ勘違い甚だしいとしか言えず…映画としては、何だかなー状態、私にはあまり面白くない内容、但し、女性が見ると、全く取り方が変わるかもしれないので悪しからず
それから…夫役のジェラール・ドパルデューが「外見は…いい男」って?(好きな役者ではありますが…いい男?)、彼が演じるゆえ…ストーリーがある程度読めてしまっている、また妻役のファニー・アルダンは粘っこそうで…あまり好きなタイプではない、エマニュエル・ベアールに張り合うのは…チョット無理(他の作品を見ていないので、言い過ぎかもしれないが)
そうだ!すっかり忘れていたが…「愛と宿命の泉」では、ジェラール・ドパリルデューとエマニュエル・ベアールは、役柄上は「父娘」ではないか…正確には、スクリーン上での共演では無く、エマニュエル・ベアール演じるマノンの娘時代の子役とドパルデューが父娘として出演、第2部の成人したマノン役がエマニュエル・ベアールであるが…、今回は、中年のおじさんと彼を誘惑する役目を負う娼婦、随分と役柄に差がでたものだと思う
公開12日目、3回目(16:30〜)、126席の映画館に40〜50人の入り、ケッコウ多くのおじいさんが1人で来ているのに驚く…奥様は東急本店でお買い物中?(ル・シネマ1:渋谷)
2000-2009format



 高慢と偏見とゾンビ 
[HORROR]
2016:アメリカ・イギリス作品/2016.09:日本公開(GAGA)
監督:バー・スティアーズ   製作:ナタリー・ポートマン/他
出演:リリー・ジェームズサム・ライリー
ジャック・ヒューストンベラ・ヒースコートダグラス・ブースマット・スミスレナ・ヘディ
チャールズ・ダンスサリー・フィリップスミリー・ブレイディスーキー・ウォーターハウスエリー・バンバー/他
読んでませんし映画も観てませんが「高慢(プライド)と偏見」のことは知っていました
「恋愛小説の金字塔」「恋に悩んだ時のバイブル」と呼ばれているとまでは知りませんでしたが…
何がどうしてこうなったのか…「不朽の名作、感染」
「高慢と偏見とゾンビ」になってしまったようです
ナポレオン軍がゾンビに入れ替わってるの?
ナタリー・ポートマンがこの小説に惚れ込んでの映画化
果たして如何に?

STORYは…
イギリス、ロンドンの北のハートフォードシャー
ベネット家の5人姉妹は日々、少林寺拳法の稽古に励んでいる
18世紀初めから、噛まれて感染するとゾンビになる恐ろしい疫病が蔓延
約1世紀に渡る戦い、ロンドンを囲む大壁とその外側ロイヤル運河との間のインビトウィンに囲い込まれたゾンビ
だが警戒は必要だというのが父のミスター・ベネットの考え
母のミセス・ベネットは父親の財産を相続できない娘達のために良い結婚相手を見つけなくてはと焦っていた
幸い、疫病で一家全滅して空いていた屋敷に裕福な独身青年ミスター・ピングリーが引っ越してきた
ピングリーは村のパーティーでベネット家の長女ジェインを見初めた
一方勝気な次女エリザベスは、ピングリーの友人の財産家で優れた戦士ダーシーの…
高慢な態度に腹を立て、事ごとに反感を覚える
ダーシーの方は、彼女のゾンビとの戦いぶりに心を奪われるのだが…
ベネット家に父の財産の相続人コリンズ牧師が訪れた
娘の一人との結婚を望む彼に、ミセス・ベネットはエリザベスを勧めるが…
エリザベスは近くの町に駐屯する国民軍のウィカム中尉に惹かれている
ダーシーと因縁のあるウィカム、ダーシーの父が自分に遺した聖職禄をダーシーが奪ったとエリザベスに告げる
そんな中、ピングリーは盛大な舞踏会を開くが、厳重な警戒の網をすり抜けてゾンビが侵入
ピングリーが急に屋敷を閉めロンドンへ去ったのはその直後だった
彼の妹キャロラインからの手紙には、彼がダーシーの妹に心を移したように書かれ、悲しむジェイン
コリンズは結局、エリザベスの親友シャーロットと婚約した、シャーロットに頼まれ、コリンズの後継者である…
イギリス随一の財産家でゾンビ退治に貢献した剣の達人レディ・キャサリン・ド・バーグへの謁見に付き添う…
エリザベスは、独白のゾンビ対策のために資金を引き出したいウィカムを伴う
だがレディー・キャサリンの甥でもあるダーシーもそこに居合わせた
ウィカムを追い払う、腹いせ、ピングリーをジェインから引き離した張本人はダーシーとエリザベスに告げる
翌朝ダーシーから求婚されたとき、エリザベスは姉の幸福を奪った彼に怒りを爆発させる、激しい拒絶
その後、大壁でゾンビと戦う彼からエリザベスに届いた手紙
ジェインはピングリーを愛していないと彼が誤解した理由
ウィカムが金に汚く卑劣な男である事実が明かされていた
ダーシーに対する自分の思い込みが大間違いだったことを悟ねエリザベス
そして追い打ちを掛けるように、末の妹リディアがウィカムに連れ去られる
ゾンビはすでにロンドンを占拠、むその数は100倍にも増えていた
ダーシーはピングリーとともに最前線で戦い、インビトウィンとハートフォードシャーをつなぐ唯一の橋を爆破
敵を封じ込めようとしている
その危険なインビトウィンへ、ジェインと一緒にリディア救出に向かうエリザベス
果たしてエリザベス達はゾンビとの最終戦争に勝ち、愛する人と結ばれることができるのか?


これはアリだな、原典を知っていればなお良いのだろうが…
「プライドと偏見」観ておくんだったな…こんなところで後悔
まあ知らなくても十分に楽しめる作品でした
ちょっとダーシー役のサム・ライリーに大根入っていた気がするが、気にし過ぎか?
エリザベス役のリリー・ジェームズはなかなか良いではないか
ゾンビもそう不自然ではない
しかし何だか「進撃の巨人」を思い出してしまった
人間は高い塀に囲まれて、橋を落とし、ゾンビから逃れるんだからね
塀を破ってワラワラと…ゾンビが侵攻してくるだよね…チョット減点
しかし評判いいのかな?
小さい箱(75席)ですが満席でした
ちなみに公開9日目の第1回(11:20)、75席の映画館は満員の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN12)
2011.09format



 ゴースト/ニューヨークの幻/GHOST 
[LOVE STORY]
1991 アカデミー賞[脚本賞]
1991 ゴールデングローブ賞[助演女優賞:ウーピー・ゴールドバーグ]
1990:アメリカ作品/1990.09日本公開(UIP)
監督:ジェリー・ザッカー
CAST-1:パトリック・スゥエイジデミ・ムーアウーピー・ゴールドバーグリック・アビルス
CAST-2:トニー・ゴールドウィンヴィンセント・スキャベリ
CAST-3:スーザン・ブレスロウ/マルティーナ・テグナン/スティーブン・ルート/他
ラブ・ストーリー、彼女にプロポーズした直後、暴漢に襲われ殺された男、天国の誘いを拒否、失意の彼女を慰めようと…コンタクト手段?悩む男…彼女に危機が迫ること(自分が殺された事)を知る、愛する彼女を守らなければならないが…

STORYは…
N.Y.…銀行勤務のサム、一緒に暮すことになった陶芸家の恋人モリー、サムの同僚カールの協力でアパートの改装… 「アンチェインド・メロディ」の流れる部屋、抱合う2人… (仕事中、不審なデータを発見するサム) 2人で「マクベス」を観に行った帰り道、「結婚したい…」「同じく(サムの口癖)」 襲ってきた暴漢と格闘、射殺されたサム…抱きつき泣きじゃくるモリー、空から降り注ぐ光、天国からの誘いを拒否、自分の葬式、悲嘆に暮れるモリー、慰めの声も届かない、ペットの猫だけが怯えていた… カールと共に遺品を整理するモリー、気晴らしの外出、ドアを通れないサム、侵入してきた男…暴漢!帰ってきたモリー、危険を告げようにも… !猫をけしかける、逃げた男を追い地下鉄へ、そこを縄張りにしていたゴーストに襲われるも、男”ウィリー”のアパートを突きとめる、が、誰にも伝えられない…途方に暮れるサム、霊媒師の館に一縷の望み、客を騙すイカサマ霊媒師?罵るサムの声に反応したオダ・メイ…事情を説明、嫌がる彼女を説き伏せ電話、モリーに危機を伝えるが…取り合わない、直接アパートへ、信用しないモリー、困り果てたサム、2人しか知らないことをオダ・メイに語らせる…驚くモリー、どうしても霊魂の存在を信じられないが…サムの口癖、ついにオダ・メイを信じたモリー、サムがそばにいる…


珍しく見たLOVE STORY…彼女(妻)と行きまして、ハイ…恋愛モード加算で評価がUPしてます、冷静に見ると、変な映画という気もしますが…
-1999format



GHOST IN THE SHELL は、別ページとなります



 ゴーストシップ/GHOST SHIP 
[OCCULT&THRILLER]
2002:アメリカ作品/2003.01日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:スティーヴ・ベック     製作:ジョエル・シルバー/ロバート・ゼメキス/ギルバート・アドラー
CAST-1:ガブリエル・バーンジュリアナ・マルグリースロン・エルダートアイザイア・ワシントン
     アレックス・ディミトゥリアデスカール・アーバンデズモンド・ハリントン
CAST-2:エミリー・ブラウニングフランチェスカ・レトンジーニボブ・ルッジェーロ/他
ホラー映画専門?ダーク・キャッスル・エンターテイメントの第3作、漂流する船…40年前に行方不明になったはずの豪華客船、乗り込んだ者達を襲う怪奇現象の数々…、この手の映画としてはあまり怖くないのだが…

STORYは…
1962年、アメリカに向かう豪華客船、不審な男、張り詰めたワイヤーが解放、惨劇のパーティ会場…  2002年、海難救助&サルベージを生業とする6人(ショーン・マーフィー船長、女リーダのモーリーン・エップス、一等航海士グリーア、各技術者ドッジ、マンダ−、サントス)、長期のサルベージを終えての帰港、分け前の分配で盛上がる酒席、彼らに近付く男…空軍パイロットのジャック・フェリマン、ベーリング海峡で漂流船を目撃、豪華客船と思われる写真、調査依頼、『海洋法…国際水域で漂流船を発見・曳航した場合、船の所有権を主張できる』、船に金品がある場合…取り分の交渉・合意、出発するアークティック・ウォリアー号、霧が立ち込める夜、突然のレーダー反応、目前に出現した船、衝突の回避、「アントニア・グラーザ号」の文字に驚く船長、40年前に乗客600人、船員500人と共に消えた豪華客船!船内捜索、朽ち果てた船内、生存者なし、ホールに少女を見たエップス、船の航海日誌を探すマーフィー、船長室で開けたばかりのウイスキービンを発見、客船の船長の姿?を目撃、不可解な船内状況…銃弾だらけのプール、デジタル時計、洗濯室に重なる新しい死体、倉庫で発見された木箱…中には3億ドルあまりの金塊、歓喜の7人、船の曳航準備、船底の穴塞ぎ等、アークティック・ウォリアー号のエンジン修理を行うサントス、(独りでに開くプロパンガスのコック)、修理完了、エンジン始動、叫ぶ少女、大爆発、サントスの死、そして帰る手段を失った6人…


あれ?あれ?あれ?冒頭は「CUBE」ネタで一気に恐怖の世界へ引きずり込んでくれるけど…あれ?私の言葉の定義が間違っているのだろうか、この映画は「ホラー映画」として紹介されてましたよね???ホラー映画で「R指定回避」?私的分類では「オカルト」か「スリラー」になるのだが…ということで、用語の定義を調べてみたら、国語辞典では「ホラー」=「恐怖」とのこと、それならそれで合ってはいるのだけど…釈然としない、「ホラー」「オカルト」「スリラー」「ミステリー」の違いが明確にならない[※]、そこでその手のサイトも複数見てみましたが…そこで、これらの言葉に明確な線引きがないということが判明、まあ自分の感覚で行くしかないようです、で、一番近いと思う「オカルト」「スリラー」ということで… 言葉の定義はこのくらいにして…この映画は、「キリスト教世界」の方々には恐怖でしょう、「救済されない魂」を描いているのですから…まあ一般的日本人には何が怖いかが理解しにくいものと思われるし、怖がるツボも異なるわけだし…
映画としての評価も、そう高くないけど、あのTV・CM を含めて
にしました、ネタバレさせては意味が無いが、明らかに誤認させるような映像はフェアではないと思う[※]
また2002年末から2003年初頭は、多くの映画館を「ハリー・ポッター」が占拠[※]、上映中の作品数がともかく少ない…既に「ハリーポッター」を見てしまって、かつリピーターにならない人間には、選択肢があまりに少ない異常事態発生、公開初日・第3回の上映…ケッコウな入りだったのはこのためか?
※言葉の定義→「ホラー」…国語辞典:「恐怖」…なるほど、恐怖の対象が異なるから「ホラー」と思えなかったのか
       「オカルト」…国辞:「神秘的・超自然的なもの」
       「スリラー」…国辞:「恐怖でぞっとさせるもの(映画・小説等)」
       「ミステリー」…国辞:「神秘的・不思議なこと(映画・小説等)」
    ※書き出して、整理してみたら私の感覚に近いモノが出たので、これからも安心して分類できます
※CM→少女の姿、ナレーション:「出して、出して、出して…」、上目使いの少女の姿、ナレーション「出してあげない」
※ハリー・ポッターが占拠→一説には、日本中の映画館の1/3を占拠したとのこと(字幕版・吹替版合わせて)
(渋谷東急3)
2000-2009format



 ゴースト・ドッグ/THE WAY OF THE SUMURAI 
[ACTION]
1999:アメリカ・日本・フランス・ドイツ作品/1999.11日本公開(フランス映画社)
監督:ジム・ジャームッシュ
CAST-1:フォレスト・ウィテカーヘンリー・シルヴァジョン・トーメイクリフ・ゴーマン
     トリシア・ヴェッセイ
CAST-2:イザーク・ド・バンコレカミール・ウィンブッシュヴィクター・アルゴ
     リチャード・ポートナウRZAゲイリー・ファーマー/他
愛読書が「葉隠」の殺し屋、武士道といふは死ぬことと見つけたり…、勘違い映画なのか?確信犯映画なのか?自虐ネタ好きの日本人向け?苦笑と違和感の「米+仏+独+日」合同のアクション映画

STORYは…
本好き、愛読書「葉隠」…武士道といふは、死ぬことと見つけたり…、殺し屋ゴースト・ドッグ、連絡手段…伝書鳩、昔、命を救ってくれたマフィアの幹部を主人と仰ぐ、仕事代は秋に一括(お米ではない)、毎朝の儀式、青龍刀のように日本刀を振り回す鍛錬…、親友はフランス語でアイスを売るハイチからの不法入国者レイモン、言葉が通じないのに何故か通じ合う。友達、本好きの少女パーリーン。マフィア…高齢化社会、隠れ家の家賃もままならない…ヴァーゴ・ファミリーのボス、レイ・ファーゴ、一人娘ルイーズを溺愛、彼女が愛したのはファミリーの一員”ハンサム”・フランク…殺せ!幹部のルーイが選んだ男ゴースト・ドッグ、仕事の遂行、同じ部屋にいたルイーズ、羅生門の本、翌日になっても帰ってこないルイーズ、呼び出されるルーイ、身内を殺した男はファミリーの敵、殺せ!伝書鳩の繋がり、ゴースト・ドッグはどこ?屋上でハトを飼う黒人を探せ…荒らされた隠れ家、殺されたハト、一羽だけ生残った相棒、箱根細工、危ない立場のルーイ、主君の危機、自らの危険もかえりみず…


あいも変わらずの勘違いなのか、確信犯なのか…、自虐ネタ好きの日本人用の映画?全然、殺し屋に見えないゴースト・ドック、葉隠に羅生門を読む人々、高齢化社会のマフィア、言葉の通じない親友…、連絡方法が伝書鳩と仕事代が秋に一括払いには笑えた。苦笑と違和感、面白くないわけではない…なんとも評価しにくい映画だ。血のり袋のふくらみが判る衣装はチョット…、ちなみに映画館は一杯になってました。
(シネ・アミューズ ウエスト:渋谷)
-1999format



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 コーダ/あいのうた/CODA 
[DRAMA]
2022 アカデミー賞[作品賞]・[助演男優賞:トロイ・コッツァー]・[脚色賞]
2022 キネ旬[読者選出外国映画_第1位]
2021:アメリカ作品(アップルTVプラス配信)/2022.01:日本公開(GAGA)
監督:シアン・ヘダー
出演:エミリア・ジョーンズトロイ・コッツァーマーリー・マトリンダニエル・デュラント
フェルディア・ウォルシュ=ピーロエウヘニオ・デルベスエイミー・フォーサイス/他
2014年に製作されたフランス映画「エール!」のリメイク作品
マサチューセッツ州の小さな漁港
両親と兄の4人家族の中で一人だけ健聴者の高校生ルビー
陽気で個性的な家族(漁師)の通訳係
そんな彼女の歌の才能に気付く音楽教師
ボストンの音楽大学受験を強く勧める…猛反対する両親だったが
思いがけない方法で娘の才能に触れた父親が下した意外な決断とは?
なんか面白そうだったので、観に行くこととした!
TOHOシネマズの6ポイントを行使して、無料での鑑賞です!

STORYは…
早朝から船に乗って働くルビー・ロッシ、高校生、家族が営む漁業を手伝っているのには理由がある
父フランク、母ジャッキー、兄レオの3人は聾唖者のため…家族の通訳係を務めているのだ
荒っぽいが優しい父、陽気な母、妹想いの兄、ロッシ一家の絆は固かった
新学期が始まり、秘かに憧れるマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー
(親友のガーティーの誘いは断って…、ちなみに彼女はルビーの兄レオに興味津々)
ルビーの歌声を聴いて、彼女のただならぬ才能を見抜いた顧問のV先生
秋のコンサートで、マイルズとデュエット曲を歌うように言い渡す
更には、マイルズと共にバークリー音楽大学を目指すよう勧め、夜間と週末の特訓を約束してくれる
ルビーはマイルズを家に招いて一緒に練習するが
帰宅した両親のSEXに邪魔されてしまう
ルビーの両親のあけっぴろげな言動に驚いたマイルズ…ついつい友達に話してしまう
広がる噂話、普段から聾唖者の両親をバカにするグループにからかわれる
すっかり落ち込むルビーだが、V先生が歌うことで気持ちを解放させてくれる
(ルビーの親友ガーティーが兄レオに接近、SEX)
そんな中、漁業組合に騒動が持ち上がる
政府から漁獲制限が課せられ、監視員が船に乗り込むこととなった
組合で会議が開かれる、怒りにかられた父フランク
ルビーの通訳で「自分らで魚を売る」と宣言!あとに引けなくなったロッシ家は“漁業協同組合”を設立
様々な交渉ごとに引っ張り回されることとなったルビー
あまりの忙しさから特別レッスンに3度目の遅刻をしたルビー、V先生に激しく叱られる
ついにルビーは家族に「音楽大学に進学したい」と訴える!
しかし事業にはルビーが必要だと両親が大反対、全く理解してもらえず…
翌日、ルビーは仕事をサボり、仲直りを切望してきたマイルズとのデートに出かける
折しもその日、監視員が船に乗船してくる
無線に応答できる健聴者の同乗がなければ、免許停止と言い渡されてしまう
手話の通訳は滅多にいないし、雇う金もない
やむなく…「私が残る」と決意したルビー、喜ぶ両親だが、家族の犠牲になるなと怒る兄レオ
様々な想いと共に時が流れ、秋のコンサートが開催される
ロッシ家の3人+ガーティーが客席で見守る中、マイルズとのデュエットを披露するルビー
両親が周囲を見回すと、観客は夢中で聴き入り、中には涙を流す人もいた!?
家に帰り着き、何か思いにふけっていた父フランク、今夜の歌を歌ってくれと頼む
フランクはルビーの首に手を添えて…娘の唄声その手に感じようとするのだった
翌朝、父親に叩き起こされるルビー
一家は車で、バークリー音楽大学のオーディション会場へと向かう
それは父から娘への思いがけない贈り物だったが…
さらに幸せなお返しが両親を待っていた!


良くできている…なかなか面白いではないか
感動ものではないか、でも泣くほどではない
ただ 私も突発性難聴で右耳の聴力がほぼない身なので…
どうも他人事ではない!なんかこの家族と仲間達に思いを寄せてしまう
良かったです!
しかし主演のエミリア・ジョーンズが好演しているのだが
手話も迷いがない感じ(努力したんだろうな)
歌もなかなかに上手い!当たり前か…この役だしね
聾?の家族も好演している…彼らは本当に聾唖者の俳優なんだそうだ
なるほど真に迫っているわけだ
お勧めの映画である
時間とチケット代に余裕のある方は観てみたらよいと思う

2022/3/28追記:
ちなみにアメリカでは「アップルTVプラス」によるネット配信!
(日本では劇場公開)
アカデミー賞で、劇場公開によらないネット配信映画が「作品賞」を取ったのは初!
公開2日目の第1回(104:45)、153席の映画館で5.5割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN7)
2011.09format



 コーラスライン/A CHORUS LINE THE MOVIE 
[HUMAN DRAMA]
1985:アメリカ作品/1985.12日本公開
監督:リチャード・アッテンボロー
CAST-1:マイケル・ダグラステレンス・マン
CAST-2:アリソン・リードオードリー・ランダースグレッグ・バージチャールズ・マクゴワン
     ジャネット・ジョーンズヤミール・ボージェスマイケル・ブレヴィンズマット・ウエスト
CAST-3:ヴィッキー・フレデリックキャメロン・イングリッシュトニー・フィールズ
     ニコール・フォッシージャン・ガン・ボイドミシェル・ジョンストンパム・クリンガー
     ジャスティン・ロスブレイン・サヴェージ/他
大ヒットしてブロードウェイ・ミュージカルの映画化です

STORYは…
■ブロードウェイの売れっ子ディレクター/コレオグラファーのザック、近くオープンする新しいショー、男女4人ずつのコーラス(その他大勢組)を選ぶオーディションの開催を決定、何人採用かは伏せられたまま、百数人の若者が応募、とりあえず17人が残る、役を得るため懸命に踊るダンサー達、そんな彼らに肉体的試練と共に様々な質問を浴びせかける…その素顔を浮き彫りにする ■イタリア系のマイク…12人兄弟の末っ子、4歳の頃、姉のダンス・レッスンに付いていき…ダンスの虜に ■中産階級出身のボビー、父と折り合わず、名声を求めて生まれ故郷を棄てた ■もうすぐ30歳に手が届くシーラ、母の夢をかなえるべくダンサーになったが未だ芽が出ない ■ルックスにコンプレックスを持つビビ、母のせいだと幼心に思ってきたが…踊っている自分が誰よりも綺麗だと ■両親とうまくいかず幻想世界に逃避するマギー ■夫婦でオーディションを受けたアルとクリスティン、ナーバスになった妻を助け、アルが質問に答える、女優になりたかったクリスティン…歌がダメでダンス1本に切り替えた ■思春期の悩みを打ち明けるマーク ■チビだチビだとバカにされた中国系のコニー ■演劇学校で才能なしと決めつけられたプエルトリコ人のダイアナ、もっと良い師にあうべくブロードウェイを放浪 ■15歳でナイトクラブで踊っていたドン、知り合ったストリッパーのヒモ生活を体験、妻と2人の子供を抱えウエイターのアルバイトに精を出す ■母が失業中の父と喧嘩ばかりしていたジュディ、母に押し捲られていたが彼女がバレエを始めたとき大喜び ■車の中で女の子と抱き合っているときに…自分がホモだと自覚、愕然としたグレッグ、憂鬱な気分をダンスが救ってくれた ■奨学金も欲しいままの学校一のスポーツ・ヒーローだったが実社会では全く無能だったリチー ■ルックスでオーディションに落選、一念発起して、整形お色気&スタイルとも抜群のヴァル ■そんなオーディション会場に現れたキャシー、かつてザックの恋人、女優を夢見てハリウッドヘ去ったが…夢破れて古巣に戻ってきた彼女、一度でも主役を張った人間がコーラスに耐えられるはずがないとザック、しかし…自分にはダンスしかないと懇願するザック ■最後は…女性的容姿の為いつも女役しか振り当てられないと悩むポール、ルーティンを踊るうちに足の筋を切ってしまうアクシデント発生、ザックが問う…もし踊れなくなったらどうするか?自分の選んだ道に後悔はなしと…全メンバー…


当時の大々的な宣伝に、つい見に行ってしまいました、ショー・ビジネスの裏側(ショー・ダンサーのオーディション)を描く内容で、元々はアメリカで大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルでして、劇中のプロデューサーの大きなお世話ゆえ大変な自己表現というか自我暴露というかトラウマ公開させられる内容、舞台上ではこのような人間群像劇はあるのでしょうが…映画では厳しい!なんともウンザリなと言うか、こんなもの延々と見せやがって!という感じの映画です、ハッキリ言ってコノ手の映画は嫌いです、見たこと後悔です…多分舞台好きの方とは意見が異なると思います   (2009.01)
(新宿ピカデリー)
-1999format



氷の微笑  は、別ページとなります



ゴールデンアイ  は、「007シリーズ」に有ります



 ゴールデン・チャイルド/THE GOLDEN CHILD 
[ADVENTURE]
1986:アメリカ作品/1987.03日本公開(松竹)
監督:マイケル・リッチー
CAST-1:エディ・マーフィJ・L・リアートシャーロット・ルイス
CAST-2:チャールズ・ダンスランドール・“テックス”・コッブポンス・マールタウ・ロゴ
     ピーター・コング
CAST-3:ヴィクター・ウォンシャクティジェームズ・ホン/他
「48時間」「大逆転」「ビバリーヒルズ・コップ」と立て続けにヒット作に出演したエディ・マーフィが主演の映画ということで、それなりに期待して見に行きましたが、そうそう当たりはないようで…

STORYは…
■1000年毎に完璧な子供が誕生、人間の想像を絶する能力、この世に善をもたらすためにやってくる…“黄金の神童〈ゴールデン・チャイルド〉”、神秘の国ネパール、雪深いチベットの寺院、奇跡を行う…ゴールデン・チャイルド、暗黒魔団のボス、サードが現われ…彼を連れ去る ■ロサンゼルス、行方不明の子供の捜し屋“チャンドラー・ジャレル”、TVのワイド・ショーに出演、マシンガントーク…シェリルという少女の捜索協力の訴え!その番組を見ていたチベットの美女キー・ナン、ロサンジェルスへ ■ロス、ジャレルを訪ねるキー・ナン、ゴールデン・チャイルドが5日前に誘拐、400年前の賢者の予言に従い…捜索の依頼に来たと告げる、予言の内容…ゴールデン・チャイルドが“天使の街”に連れ去られ、まるで天使でない男に助け出される…というもの、呆れ返り…依頼を拒むジャレル ■一軒の借家…シェリルの死体が発見される、彼女の太股に施された刺青を発見&彫り師を訪ね歩くジャレル、彼を追跡していたキー・ナン、彼をカーラという“知恵の書庫の守り人”の下へと連れ行く、カーラによれば…ゴールデン・チャイルドは不滅だが、汚れた物で自らの身をおとしめると…力を失い&もし死んだ場合には世の中が地獄になると言う、誘拐犯達はシェリルを殺害、その血をゴールデン・チャイルドに飲ませ…力を奪い&殺そうとしていると…、半信半疑のジャレル、匿名電話…先週までドラゴンと名乗る暴走族のアジトにシェリルが居た!という内容 ■車にキー・ナンを残し…アジトへ潜入するジャレル、こともなく…賊に囚われるジャレル、危機を救ったのはキー・ナン、武術の達人!賊を一蹴、シェリルを中国料理店主トンに渡したとの情報 ■トンの店、外へ逃げ出すトン…(暗黒魔団のボス)サードの超能力、瞬く間に殺されてしまう ■その夜、ジャレルは現実とも夢とも区別のつかない状況の中…サードから“アジャンティの宝剣”と引換えにゴールデン・チャイルドを渡すと告げられる、サードが“第2の神童”を殺した時…この世に持って来たのがアジャンティの剣、ジャレルが剣を手にすれば…ゴールデン・チャイルドが救える! ■カトマンズに到着するジャレルとキー・ナン、早速…露天商に騙され100ドルのペンダントを買わされるジャレル、凍てつく寒さの中…小船等に乗って奥地へと進む2人、アジャンティの宝剣がある大僧正の許へ辿り着く、大僧正…あの露天商!心の清い者でなければ宝剣を得られないため…適任者であるかを試されるジャレル、回廊に仕掛けられた命懸けの試練にのぞむ…


この頃の私はコメディ映画が好きだったみたい、ビバリーヒルズ・コップが大当りしたエディ・マーフィ主演の映画を見に行ってしまったわけです、内容的には大した事なしという感想、あーあっという感じで見終わった記憶、それでもエンディング・ロール終わるまでは席を立たない性分?というか何というか…、回りはだいぶ退席してしまう状況、劇場内の照明が点くかと思ったら…最後にワンシーンあり、死んだハズの敵役が…死んでいない!こんな映画でまさか続編なんかやるんじゃないだろうな!の半分怒り、ラストシーンを見なかった大勢の方への優越感という…妙な気持ちに陥ったという映画でした、ちなみに続編は作られなかったようで…まあ良かったかな(2007/07)
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 ゴールデン・ボーイ/APT PUPIL 
[SUSPENSE]
1997:アメリカ作品/1999.06日本公開(エンターテインメント)
監督:ブライアン・シンガー
CAST-1:ブラッド・レンフロイアン・マッケラン
CAST-2:ブルース・デイヴィソンデヴィッド・シュワイマーイライアス・コティーズマイケル・バーン
CAST-3:ミッシェル・レイド・マッケイ/他
スティーブン・キング原作のサスペンス映画、アウシュビッツにおける600万のユダヤ人虐殺に関与した人物を発見した少年がとったあさはかな行動…それが招いたもの、そして… けっこう怖いものがある映画です

STORYは…
トッド・ボウデン、スポーツ万能、成績優秀な高校生。歴史の授業、「ホロコースト」…全てを知りたい…図書館で調べもの。バスで目にした老人アーサー・デンカーに見覚え…彼の家へ。彼に対する質問。着きつける事柄、ドイツ人戦犯クルト・ドゥサンダー、元ナチス将校、アウシュビッツ副所長、俗称「吸血鬼」、600万人のユダヤ人を虐殺に関与した人物。写真、指紋照合等の証拠を握っていること、それを信頼できる筋に預けている…自分の素性を認める老人、酒浸りになりながらも隠れ暮していたのに…。真実を暴露しない代わりに、彼が関与した残虐行為を話すよう強要。収容所内の実情!ガス室の中の出来事!死なない人は?人を殺す気分は?好奇心から全てを知りたがった。両親には目の悪い老人に本を読むボランティアと弁解しながら、彼の元を毎日のように訪れる。過去を語るドゥサンダー、悪夢に悩まされる、幻想、授業に身が入らない、落ちる成績、彼女の誘いにも反応しないもの、離れていく友人、人間性まで変化していくトッド…


スティーブン・キング原作の映画化です。表面に現れる怖さというより、人間の内面にある残酷さ、怖さ、自分は一体どうなるのかという恐怖、といったところでしょうか。ドゥサンダーの変貌シーンとか…
ちなみに後ろの大学生風の2人の会話…「何これ?」「あのオッサンって何者だったんだ?」「手上げて、何?笑っちゃう」「どこが怖いんだ?」「原作は怖いかな?」…私は、余りに何も知らないお前達が怖い、自分の無知をそんなに大きな声で宣伝するんじゃない…
原題の「Apt Pupil」は「優秀な生徒」の意味
(新宿東急)
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 ゴーン・ガール/GONE GIRL 
[PSYCHO THRILLER]
2014:アメリカ作品/2014.12日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:デヴィッド・フィンチャー   製作:リース・ウィザースプーン
出演:ベン・アフレックロザムンド・パイク
ニール・パトリック・ハリスタイラー・ペリーキャリー・クーンエミリー・ラタコウスキー
デヴィッド・クレノンリサ・ベインズ
キム・ディケンズパトリック・フュジット
ミッシー・パイルセラ・ウォード
スクート・マクネイリーボイド・ホルブルック/他
面白そうだなと思ってたら、監督がデビィッド・フィンチャー
私はこの人と相性が悪いんだよな〜
「パニック・ルーム」「ゲーム」「エイリアン3」とハズレを掴まされ続け…
辛うじて「ソーシャル・ネットワーク」だけがセーフ
観ようか観まいか、どうしようと悩んでいたところ
世間の評判は概ね良好の様子
観に行ってみよう…

STORYは…
N.Y.でライターをしていたニック、美しく洗練されたエイミーとの出会い、大恋愛の末に結婚
その後、ニックの母の病気の看病のためミズーリ州に移り住んだ2人
洒落た邸宅で何不自由なく暮らしているように見えた
ニックは双子の妹マーゴとともにバーを経営、エイミーは執筆を続けている
だが、幼い頃から人気絵本のモデルとして知られたセレブ・ガールのエイミーにとって
この結婚生活は彼女の物語とあまりにかけ離れていたようだ
結婚5周年の記念日、エイミーは突然に姿を消す
居間のガラステーブルが割られ、キッチンには血痕を拭き取った跡が残る
エイミーがニックに宛てた“結婚記念日の宝探し”のヒントが残されたまま
警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが…
当然のようにニックが第一容疑者として疑われる
セレブ妻失踪事件によりミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まる
暴走するメディアによりニックの隠された私生活が暴かれてしまう
窮地に立たされたニックは弁護士を雇い、無責任に拡散するSNSや彼を犯人と決め付ける世論への対応を図る
一方、エイミーが遺した宝探しのヒントから彼女の日記に辿り着く警察
やがてエイミー失踪事件は思いもよらぬ展開を見せる…


今回に関しては心配は杞憂に終わったようです
サイコパスと言ってしまえば終わりになってしまうのだが…(以下ネタバレ)
執拗なまでに用意周到な女の策略に嵌まり、しかも自在にストーリーを書き換えられる頭脳の持ち主
で…美人にして、男好きで床上手、手が付けられない!関係した男は不幸…徹底して利用し尽くされる
そして暴走するメディアは最初から男を犯人扱い、ああ言えばこう言う、何をしても無駄?
頼りにした警察も味方ではなし…状況証拠で犯人扱い、彼女の両親も信じてはくれず
こうなっては有能な弁護士に頼らねばならないが…10万ドル!これはこれで怖い
しかしサイコパスから力づくで金を奪うワルにはチョット笑えたが…それも一瞬の出来事
最後まで、男達を支配し続けるサイコパス、怖かったです
何か所か気になる点はあったけど…飲酒運転だとか、空中で割れてるガラステーブル
人目を気にせず自在に出入りできる家?キッチンでの血はどこで洗い落としたのか?
準備期間はあったのか無かったのか…結局どっちだ?その他いろいろ
でもサイコパスが怖いの勝ってしまったような、何か上手く誤魔化されてしまったみたい
とりあえずデヴィッド・フィンチャーで大外ししなかった2作目となりました
ちなみに公開8日目の第1回(10:10)、156席の映画館で5〜6割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN1)
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 COCOON/コクーン 
[SF]
1984 アカデミー賞[視覚効果賞]・[助演男優賞:ドン・アメチー]
1985:アメリカ作品/1985.12日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:ロン・ハワード
CAST-1:ドン・アメチーグウェン・ヴァードンヒューム・クローニンジェシカ・タンディ
     ウィルフォード・ブリムリーモーリン・スティプルトンジャック・ギルフォード
     ハータ・ウェア
CAST-2:スティーブ・グーテンバーグバレット・オリヴァーリンダ・ハリソン
CAST-3:ブライアン・デネヒーターニー・ウェルチタイロン・パワー・Jr./他
ファンタジー系SFが展開した80年代中盤、人の評価は置いといて…ケッコウ楽しんだGOは評価の高い映画です

STORYは…
■フロリダ州セント・ピータースバーグ、観光船“マンタV世号”で観光客&釣り人を運ぶ船長ジャック・ボナー、悩み…お客に恵まれない事 ■ある日、ウォルターを名のる客、セクシー美女キティ&若者フィルスバリー他4人…“マンタV世号”を好条件で貸切る注文…即OK!&近所の空き家を借用 ■翌日以降、深海に潜るウォルター達、直径1mはある海藻が生えた岩石をと引揚げては…借家のプールに沈める、何?キティに問うジャック、“ネリタ・ベロロンダ”という貝類の一種、博物館に送るための採集の答え ■養老院の仲良し3人組…海軍に20年いたというアート・セルウィン、ベン・ラケット、ジョー・フィンリー、彼らの日課、ウォルターの借家となった家のプールで泳ぐこと…突然現れた岩石を気にしつつも、彼らに異変…若さが甦る感じ!毎日が楽しい!ジョーは老妻アルマとペッドをともに&ガンの進行STOP!元ブロードウェイ・ダンサーだったベスに恋するアート…“魅惑の宵”を歌い&求愛!ペンも妻のメアリーとアツアツ(ベンの離婚した娘スーザン…孫のデヴィッドがペンを慕う) ■パーティで踊り&陽気に騒ぐ3人…驚く仲聞達、精力回復…あのプールの不思議な岩石のため? ■海上…キティに恋するジャック、ある夜…彼女の着替えを覗き見、突然…彼女の肉体が黄金像のように変貌!驚き逃げ出すジャック、彼らは何物?海に飛び込むも逃げ場はなし…引揚げられるジャック、自分達はアンタレス星人と告白するウォルター、100世紀前の地球に到達した仲間…アトランティス大陸の沈没で星に帰れず、ネリタ・ベロロンダと呼んだ保護装置(コクーン=繭)…海底深く眠った仲間を連れ帰りに来た! ■今日も泳ぐ3人の老人、突然帰ってきたウォルター達、隠れる老人達、黄金に輝くアンタレス星人と化して泳ぎだすウォルター達、驚愕…警察に通報、取り合わない警官 ■老人達の回春の秘密、プールに満ちたエイリアンの力!3人は老妻達を連れてプールへ、女達も若さを取り戻す、妻のローズと共に水泳に誘われるバーニー…「人には自然が与えた寿命がある」と断り ■ディスコ、ブレイク・ダンスを踊るアートとペス…若者の喝釆! ■孫デヴィッドと木登りするメアリー ■ポーリングで優勝、ご機嫌のジョー、勢い…ウェイトレスと浮気、それを知って…離婚する!去っていくアルマ ■ジャックとキティが愛しあう仲に進展、アンタレス星人の愛の表現を尋ねるジャック、プールへと誘うキティ…素晴しい愛の世界へ ■養老院に知れ渡るプールの秘密、先を争いプールに飛び込む老人達 ■生命カを人間に吸われ…一体のアンタレス星人がミイラ化して死亡、老人達を追返し…涙するウォルター ■夜、静かに息を引き取るローズ、妻の死を嘆くバーニー、妻を抱きかかえ…プールへ入る、生き返って欲しい!


「スター・ウォーズ」「エイリアン」のハード系SFが盛んであった70年代後半〜80年代始め、80年代中盤にはファンタジー系SFが展開、以後しばらく沈黙状態が続くことになりますが、まあそれはこの際置いといて…、COCOONはケッコウ楽しんだ映画でして、データ投入に際してイロイロと評価を見れば10点満点中の6.5点?あれっ?評価低いんだ…そうなんだ…、確かに幼いといえば幼いストーリーかもしれないが、まあいいか、GOにとっては楽しめたファンタジー映画で…評価高いのです…いつもの如くですが、今見たらどうかは不明です
ちなみに1988年に「2」が作られているのですが日本公開はなく…見ていません (2008.09.30)
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GODZILLA/ゴジラ                は、別ページとなります
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ゴジラ vs キングコング          は、別ページとなります



 午前4時にパリの夜は明ける/LES PASSAGERS DE LA NUIT 
[DRAMA]
2022:フランス作品/2023.04:日本公開(ビターズ・エンド)
監督:ミカエル・アース
出演:シャルロット・ゲンズブール
ノエ・アビタキト・レイヨン=リシュテルメーガン・ノータム
エマニュエール・ベアールティボー・ヴァンソン/他
「パリタクシー」の時にも書いたけど、最近2024パリ五輪に向けた雰囲気醸成のためか?
やたらと「パリ」が題材の作品が公開されている!
渋谷シネクイントにかなり早くから掲示されていたポスター!どんな映画かな?って興味
でもこれはだいぶ前からチェックの入ってた映画!
深夜ラジオのDJと孤独な少女の出会いと家族の7年間の物語
この間は「ソフィー・マルソー」だったけど、今回は「シャルロット・ゲンズブール」!こちらも美人さん!お久しぶり!
なんならまさかの「エマニュエル・ベアール」も出てる!
絶対観に行きますからの、実行!
丁度良いことに「シネクイント」のポイントが溜まったので無料で観られます!
何故か昔からのフランス映画好きです!この間、旅行したパリが舞台なので楽しみです!

STORYは…
1981年5月10日〜ミッテラン大統領誕生、 変革の波に沸くパリの街
深夜0時、今日もラジオから落ち着いた声が聴こえてくる…“「夜の乗客」 の皆さん、5月11日になりました!
今夜も朝4時まで「ヴァンダ」がお供します、この特別な夜の話を聞かせてください”
1984年
パリ郊外が見渡せる大きな窓のあるアパートの角部屋
長年そこに住んでいるエリザベート、 子供達が帰宅してもどこか悲し気な表情
訪ねてきていた父が心配そうにしていると突然泣き出してしまう…
「あの人、もうアパートを借りたみたい。女とサン=ラザール駅の近くに」
夫との突然の別れに絶望しつつも、これまでほとんど働いた経験のないエリザベート
「早く仕事を見つけないと」という焦り(生活費を出さない元夫、援助を申し出てくれる父)
娘のジュディットは政治活動に夢中 息子のマチアスは、 授業中 ノートに「詩」を書き留めていたのが先生にバレる
ある夜、娘のジュディットが集会から帰宅、母に「初出勤はどうだった?」と尋ねる
「初日にして最終日、解雇されたわ」と落ち込んだ様子のエリザベート(1日掛りの投入データの保存忘れ)
新たな仕事の面接のため「ラジオ・フランス」を訪れる(送付した手紙に反応があって)
出迎えたのは「夜の乗客」のベテランパーソナリティー「ヴァンダ」
「何でもやる」というエリザベートに提示された仕事は…
リスナーからかかってきた電話を「ヴァンだ」に引き継ぐ「電話受付け業務」
今日にも欠員になる仕事、了承したエリザベートは正式採用 ある日
タルラという少女がスタジオゲストとして訪れる
収録スタート、ヴァンダが彼女に様々な質問を投げかけるも両親については何も答えようとしない!
収録終わり、ラジオ局を出るエリザベート、傍らのベンチでタバコを吸っているタルラ
行く当てなし、 カフェの開店待ちをしていると…
寒空の下一人で放っておけず、アパートに連れ帰り、(元夫が借りていた)上の階の小部屋に泊まらせる
次の日 マチアスとその友達が学校をサボって家で遊んでいるとタルラがシャワーを借りに下りてくる
母親から何も聞かされていなかったマチアスは困惑するも、家の中にタルラを迎え入れる
昼食にタルラを招待するエリザベート
中学までしか通っていないというタルラに将来のことを尋ねると…
「あなたみたいにラジオの仕事をしたい!人の話を聞いたり、助けたり、私も聴いてて助けられた」と語る
タルラ、マチアス、ジュディットの3人は映画館に『バーディ』を見に来たが…
上映から10分過ぎているという理由で入場を断られてしまうが…
丁度その時、他のスクリーンから人が出てきた客に気付いたタルラが出口から2人を連れ込んで…映画館に忍び込む
そこで上映されていたのはエリック・ロメールの『満月の夜』
家で服の整理をするエリザベート、ワンピースを脱いだ彼女の胸には乳癌の手術の跡(部分摘出)
ある日 エリザベートがいつものように仕事をしていると嫌がらせの電話を誤って繋いでしまい「ヴァンダ」が激怒!
怒鳴られたことに落ち込みひとりで泣いていると、同僚のマニュエルが慰めにくる
話をしている内に唇が重なるが、エリザベートは胸元に伸びてきたマニュエルの手を押しのけてしまう
夜、マチアスはタルラに連れられ、彼女の昔の仲間達の元へ!
橋の欄干に座って酒を飲んでいたマチアスとタルラ
酒の取り合いになったはずみで川に転落してしまうマチアス
慌てて飛び込むタルラ、なんとか泳いで川岸に上がる2人
焚火に当たり、濡れた身体を温めようと寄り添ううちに、自然と唇が重なる!
ずぶ濡れで帰宅したタルラとマチアスを見て激怒するエリザベート
居場所がなくなった2人は、小部屋で一夜を共にする(まあなるべくしてSEX)
翌日、部屋は綺麗に片付けられ、そこには既にタルラの姿はなかった
1988年
ナイトクラブでエリザベートとヴァンダ、ラジオ局の皆が音楽と光に身を任せて踊っている!
“今日は少し特別な日です!エリザベートの誕生日!以前から電話の受け付けをしています…
彼女にお便りを!おめでとう、親愛なるエリザベート!”
タルラが去った小部屋で、何かをノートに書き続けるマチアス
ポストの確認、届いた手紙…「作品不採用の通知」、働きながら「詩人」としての一歩を歩み出したマチアス
エリザベートは「ラジオの仕事」と掛け持ちで「図書館の仕事」も始めていた
彼女のことを気にかける男ユーゴが出現!週に2度も3度も本を借りに来る!同僚も来たわよ!っと
突然「一杯やりに行きませんか」の誘い!明らかに自分より若いユーゴ、ドギマギしながOKするエリザベート
急速に発展していく2人、一気にベットへ…ユーゴに胸元を触れられても、もう嫌がるそぶりもなし
ジュディットは家を出てルームメイト達と生活
寮を訪ねたエリザベートとマチアスは久しぶりに3人の時間を過ごす
そこでエリザベートは新しいアパートを探しており、今の家は売るつもりだと子供達に打ち明ける!
エリザベートの新しい彼氏の話、いつか紹介できればね!
エリザベートとマチアスが帰宅すると、アパートのロビーで震えながら倒れ込んでいるタルラ!
慌てて部屋に連れていき、看病を始める2人
タルラの腕には薬を打った形跡
施設に相談するべきとエリザベート、そちら側に送ってしまうことに反対するマチアス
目を覚ましたタルラ、マチアスに連れられ、久しぶりにあの小部屋へ!再びタルラが使うことに…
そこでタルラは『満月の夜』の女優が3年前に病気で亡くなったことを聞き、悲しみに暮れる
2人で映画館へ!ジャック・リヴェットの『北の橋』を鑑賞、亡きパスカル・オジェの姿を目に焼き付ける!
エリザベートが小部屋を訪れる!虚ろな目のタルラ!また薬に手を出した!
リビングで目覚めたタルラ、「またあれを使ったら、家を追い出す」と厳しくしかるエリザベート
「私には無理、普通の人生」「私の居場所はない、どこにもないの」と泣き崩れるタルラ
優しく寄り添うエリザベート、彼女をラジオの職場へ連れてゆく!
暫くお休みの「ヴァンダ」の代打で数日間パーソナリティーを務めることになっていたエリザベート
その様子をジッと見守っていたタルラ…


これは観る人にとっては、平凡な主婦の物語で退屈かもしれないが…
子育て終了に伴い次のステージに移行する・移行した世代には刺さるものがあると思う!
特に私のような「シャルロット・ゲンズブール」は観るだろう映画ですかね
子育て終了間際(子供達も斜めに育ってナカナカの難物)に夫が女作って家出て行ってしまって…
手に何も技術のない女性が必死に生きて行く中、不眠症気味の女性が聞いていた深夜ラジオに職を求めてみた!
そんな中から出会った1人の少女との出会い
親の事は語りたくない、寝る場所もない、早朝カフェの開店待ち?いいから私の家に来なさい!
女性と娘&息子(斜めは斜めなりに自立していく)、孤独な少女の4人の家族の物語(+父)
そして女性の新たな恋の物語
実年齢52歳のシャルロット・ゲンズブールの体当たり(今時こんな言葉使うかな?)演技
ああ〜「身体を張った」か!まあヌード、SEXシーンだけど…
調べても分からないがシャルロット・ゲンズブールが「乳がん患者支援チャリティー」に参加していることから
右乳房が半分切除されているのは、本当なのかもしれない!だからのシーンかもしれない!
そんなのも全部ひっくるめて「シャルロット・ゲンズブール映画」でした!
私的には満足でしたが、皆様にはいかがでしょうか?
ちなみに時代設定が1980年代なので、パリの有名どころは、エッフェル塔くらいしか映りませんね!
そうだ…フランス映画だと出現する謎の「高齢者軍団」と「ザーマスおばさん達」はいませんでした!
そちら系ニュースソースでは紹介されなかったのかな?
まあどうでも良いが!
公開2日目の第1回(12:50)、163席の映画館で3割程度の入り(シネクイント)
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 ゴッド・ディーパ/IMMORTAL AD VITAM 
[SF?]
2004:アメリカ作品/2004.05日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:エンキ・ビラル
CAST-1:リンダ・アルディトーマス・クレッチマンシャーロット・ランプリング
CAST-2:ヤン・コレットフレデリック・ピエロ/他
フランスの漫画家?エンキ・ビラルが監督(3作目)する自身の代表作「ニコポル3部作」からの映画化、欧州随一のスタジオが作り出したSF映画は…日米とは異なった質感の映像

STORYは…
■ピラミッド内、7日間の猶予、解放されたホルス…ヒトの体と鷹の頭を持つ古代エジプトの神ホルス、反逆罪で死刑を宣告された身、7日間の猶予、1人の女を捜すため…人間界に向かうホルス ■外部…2095年のN.Y.…混沌とした世界、3つの階層…レベル1:エリートの世界、レベル2:適応者の居住区、レベル3:隔離される不合格者…大多数を占めるエイリアン&ミュータント…異形の者達、各レベルの人間達…巨大企業ユージェニックス社が独占的に提供する様々な人工臓器や合成皮膚で…危険な肉体のバージョン・アップに夢中 ■セントラル・パーク…雪と氷に覆われた異常な空間が出現、謎のエリア “侵入口”、調査の失敗…立入禁止、もうひとつ…ハドソン河上空に出現した巨大ピラミッド、飛立ったホルス、警戒中のヘリの攻撃も、反対に爆破、ホルスの目的…青い涙を流す青い髪の女? ■ユージェニックス社、違法な実験用のため捕われた人々、一団を目撃した医師エルマ・ターナー、気になる女性を(社で働く夫から)譲り受ける、“ジル・ビオスコップ”…自分が何者で何処から来たかも覚えていない、グレーの頭髪、脱皮…前?その下には別の色の髪!彼女の肉体の特異性、レペル2のホテルを用意するエルマ、研究対象となるジル ■猟奇的連続殺人事件が発生しているレベル2、捜査に着手するフローブ刑事、残虐な現場…5年前に彼の頭部の一部を奪ったミュータント、ダヤクのことを思い起こす ■ユージェニックス社が管理する空中刑務所グローバス1、事故、冷凍冬眠コンテナが地上に落下、コンテナから解放されてしまった政治犯ニコポル、覚醒した彼の前に…人間の肉体を必要としているホルス…ジル・ビオスコップ探し、あと少しで刑期終了だったはずなのに…神の前には選択の余地も間もなし、肉体に入り込むホルス、レベル3にあるティコ・ブラエ・バーに向かう…神ゆえ彼女の現れる場所くらい分かると ■カウンターの女、声を掛ける(掛けさせられる)ニコルボ、体よく振られる ■外出するジル、向かった先に立つ男…ジルが信頼を寄せるジョン、何故かは彼女も分からない、ジョンもジルが何者か正確には知らないが…彼女がこの世界で生きてゆけるよう導くことが彼の最後の任務 ■ニコポル、30年前…政治家オールグッドとユージェニックス社の違法行為を告発しようとして投獄された反体制の英雄、彼の復活を知ったオールグッドの息子、カイル・オールグッド・ジュニア上院議員と彼のコンサルタントのリリー・リャン、社の専属医師ジャックの協カ…危険極まりないハンター(形態的にはサメの姿)を街に放つ ■ホルスの誘導の下…ジルに接触を続けるニコポル、ジルの美しさに魅了、彼女の謎&不思議な能力、彼女の孤独な心…全てを受け入れるニコポル(ホルスの非コントロール下)、彼を通して愛の意味を学ぶジル、ホルスのコントロール下では…神ゆえ?ナカナカ上手くいかない、それでも神ならでは…ジルとニコポルを危険から守る ■刻々と迫るタイムリミット&敵、ホルスの目的は成るのか?任務をまっとうすべく…ジルを“侵入口”へと導くジョン…


「ヤッパリ見に行ったんだ」…と言われそうだなとは思いつつ、ヤッパリ見に行きました、GOD*DIVA…エンキ・ビラル監督によるフランス製のSF映画、1996年の「ティコ・ムーン」以来8年ぶりの作品(3作目)、監督の本職は漫画家というか、コミック・アーティストというか…ともかく、御自身の代表作「ニコルボ3部作」の1&2作を元にした映画、かなり独特な世界というか、フランス製のSF映画ですし…初めての方にはチョット取っ付き難いかもしれない、1度は見てみるのもと思うが…面白いかは保証しません、ちなみに隣の席の人は、ほとんど寝てました
今回の「GOD*DIVA」は…近未来のN.Y.マンハッタン、老いへの恐怖と大気汚染のため…肉体&臓器のヴァージョン・アップを繰返す人類、突如発生した危険地帯“侵入口”、そして上空に出現した“浮遊する巨大ピラミッド”、限られた時間?人間界に降りることを許された神、青い涙を流す白い女…過去の記憶なし、彼女を研究対象とする女医、冷凍冬眠刑に処されていた反政府活動家の男ニコボル、彼を憎む体制側、神の動きに巻込まれていく人々、神の目的とは?小難しいようなのだが、実はストレートだったりしてのストーリー
今回もCG合成の嵐の映画(最近私が見ている一連の映画においてです)、欧州随一のスタジオ作製ということ、背景、マシン、合成は何ら問題なし、主演3名(+1)以外の人物は、全てCG…コチラはチョットつらいかな、でも日本資本・監督&製作・米国の「FINAL FANTAZY」もこんなもんだったか?まあ多少は目を瞑ることとしよう(当HP熟知の方はご存知でしょうが…フランス映画は許しちゃうもので…)
ちなみに公開初日(5/1:映画の日…1000円)の初回、198席の映画館で4〜5割の入り(新宿ピカデリー3)、途中で子供が入ってきたけど…大丈夫だったのかな?一応は「PG-12(保護者同伴)」だけど…
2000-2009format



ゴッドファーザー PARTV  は、別ページとなります



 コマンドー/COMMANDO 
[ACTION]
1995:アメリカ作品/1996.01日本公開(20世紀フォックス極東映画)
監督:マーク・L・レスター
CAST-1:アーノルド・シュワルツェネッガーアリッサ・ミラノレイ・ドーン・チョン
CAST-2:ダン・ヘダヤヴァーノン・ウェルズデヴィッド・パトリック・ケリービル・デューク
CAST-3:ジェームズ・オルソン
CAST-4:ビル・パクストン/他
ボディビルで鍛え上げられた肉体で…ミスター・ユニバース!「ターミネータ」の大成功で…アーノルド・シュワルツェネッガー作品一挙公開…の一作品「コマンドー」、何がどうという訳でもなく…とりあえずまあこんなものでしょうか?

STORYは…
■元米軍精鋭のコマンドー部隊リーダー…ジョン・マトリックス大佐、カリフォルニア州マウント・ボルディの山荘で静かな引退生活、妻を亡くしたジョン…11才の娘ジェニーがことのほか可愛い!強い愛情で結ばれた父娘 ■突然かつての上司カービー将軍の来訪、最近…コマンドーの引退軍人が何者かにより次々と殺害されている!2人の護衛を置いていく将軍 ■1台のヘリが山荘に着陸、武装兵、護衛兵を射殺、ジェニーを誘拐!2台の車で逃走、ジョンはブレーキ故障車で追走…山中を大暴走、車は転倒&炎上、麻酔弾を撃ち込まれる ■覚醒、側に戦友だったベネット&数名の男達が取り巻く、かつて…南米バル・ベルデの独裁者アりアス将軍を追放!民主的に選ばれた大統領を政権の座につける革命工作を行ったジョン率いるコマンドー、今…そのアリアスがテロ集団を使いコマンドー達を暗殺…復讐、その手先となっていたベネット ■ジョンの優秀な頭脳と東洋武術&火器武器の天才的な腕j前で…ベラスケス大統領の暗殺を命令、報酬10万ドル、従わなければ…ジェニーの命はない!脅迫、猶予時間は11時間! ■ロサンジェルス空港、サリー&用心棒に銃を尽き付けられ…南米行きの飛行機へ、去っていくサリー、離陸までの時間で…用心棒の首をへし折り&毛布で隠す、滑走路を走り出す飛行機、最後部に忍び込むジョン、時速65マイル(約105km)のスピードの飛行機から決死の大脱出に成功 ■空港ロビー、サリーと会話していたスチュワーデスのシンディの身柄確保…脅し、彼女を連れてサリーの尾行を開始 ■超高層ビルのショッピング・センター、“娘が誘拐されている!”シンディへ協力を願うが…ジョンを痴漢だと騒ぐシンディ!ガードマンと大乱闘、電話ボックス内のサリーを発見、ボックスに叩きつける&投げ飛ばす!車で逃げ出すサリー、シンディの車で追跡、自分の車!慌てて飛び乗るシンディ、激しいカーチェイスの末…サリーの車が横転、車から這い出るサリー、捕えるジョン、娘の居場所!彼が会う約束のクック?&ホテルの鍵を奪取、不要となったサリー、両足を掴み&逆さ吊り!断崖絶壁から谷底に落とすジョン ■いつの間にか…ジョンに同情、協力するシンディ、心の片隅に恋心? ■ホテル、サリーから奪った鍵、部屋、シンディは“サリー”と寝たふりして待伏せ!約束どおり現れるクック…元グリーン・ベレー!


特に何がどうというわけでもないのですが…この時期「旬」のアーノルド・シュワルツェネッガー出演作の一挙公開の一作品「コマンドー」だとか、「コナン・ザ・グレート」だとか…どれにしても筋肉美の世界&肉弾戦!「ターミネータ」がヒットしたものの…そう長続きしないと思っていたら、「ツインズ」を始めとした…その肉体とのギャップ差で笑わすコメディ映画が続けてヒット、あれよあれよという間に…大スター、そして気付けば、政治家へ転身、今やカリフォルニア州知事ですからね!このころからは考えられない事態です
で、映画自体は、特に何がどうというわけでもないのだけど…アーノルド・シュワルツェネッガー映画です…筋肉もりもり! (2008.08)
(新宿プラザ劇場)
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 ゴヤの名画と優しい泥棒/THE DUKE 
[HUMAN DRAMA]
2020:イギリス作品/2022.02:日本公開(ハピネットファントム・スタジオ)
監督:ロジャー・ミッシェル
出演:ジム・ブロードベントヘレン・ミレン
フィン・ホワイトヘッドジャック・バンデイラエイミー・ケリーシャーロット・スペンサー
アンナ・マックスウェル・マーティンマシュー・グード/他
2年の間、新型コロナウイルスのため公開時期がグズグズになってまして
何故か2022年2月からとんでもない物量の映画が公開になっている
あれも観たい!これも観たい!どうしよう?
悩みまくった末に…イギリス映画の「ゴヤの名画と優しい泥棒」(実話の映画化)に決定!
これだけは断言しておくが、決して「●●党」の支持者ということではないよ!

STORYは…
1961年、イギリス、法廷で無実を主張し続けるケンプトン・パントン!
数か月前…
イギリス北部ニューカッスル
社会正義に厳しく反応・対応するタクシー運転手のケンプトン・バントン、60歳
その正義感とおしゃべりな性格が災いして会社をクビ、再就職先のパン屋でもトラブル
趣味?戯曲(演劇台本)作家こそ本職と自負…夜な夜なタイプライターと格闘
そして大好きなTVを観ること…但し、国営放送BBCの受信料徴収に抵抗
TVから部品を外し、BBCを映らなくさせる、刑務所送り(2度目)
出獄の日、迎えに来てくれた次男、帰り際に墓参り…娘に報告
これ以上、いらぬ問題は起こさないでと口厳しい妻のドロシー・パントン
実は、グロウリング夫人の屋敷で清掃婦として家計を支えている
(夫人からもケンプトンの仕事の心配をされている…仕事の紹介をすると)
そんな2人の間のわだかまり…長女マリアンが10代で自転車事故死、責任を感じている2人
そして家を出て不倫相手と住んでいる長男ケニー、父親を助ける次男で゛船大工のジャッキー
決して楽な生活ではないのに…英国政府が14万ポンドでゴヤの名画「ウェリントン公爵」を購入のニュースに怒り!
次男ジャッキーとの街頭活動!「老人の受信料を無料化しろ!」、無視されるケンプトン、署名集めもままならず
(心配してくれたグロウリング夫人の署名のみ)
これが最後と妻を説得、まずは戯曲を送付したTV局を訪問するも…ケンモホロロの対応
その後、ロンドンで国会議事堂まで受信料の件を訴えに行くケンプトンだが…警備員に放り出される!
彷徨い歩き見上げれば…あのゴヤの名画が公開されている美術館!

イギリスが誇る“世界屈指の美の殿堂”〈ロンドン・ナショナル・ギャラリー〉
キャンバスで飾られている「ウェリントン公爵」、周囲はロープだけ!
そして…
夜明け前の暗闇、警備の隙をついて侵入する黒い影
架けられる梯子、開けられるトイレの窓、侵入、
早朝の清掃員の姿のみ
楽々盗み出される「ウェリントン公爵」
翌朝…
「ウェリントン公爵」盗難の報!
動き出すロンドン市警!その巧妙なる手口から…
国際的ギャング集団または元特殊部隊員による用意周到な計画的犯行だと断定!


ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンが…良い!嵌っています!更に好演です!
やー!良くヘレン・ミレンが引き受けたな!?頑固なイギリス老婦人がピッタリです!
社会正義に厳しく反応・対応するタクシー運転手(仕事が続かない)のケンプトン・バントン、60歳
いらぬ問題は起こさないでと口厳しい妻のドロシー・パントン(家計を支えているのは彼女)
決して楽な生活ではないのに…英国政府が14万ポンドでゴヤの「ウェリントン公爵」の肖像画を購入のニュース!
一方では、自分が大好きなTVを観たいのに…BBCの受信料を払えと連日の催促!怒!
次男ジャッキーとの街頭活動「老人の受信料を無料化しろ!」、1人で国会議事堂まで訴えに行くも…放り出される!
彷徨い歩き見上げれば…あのゴヤの名画が公開されている美術館!
198年の歴史を誇る〈ロンドン・ナショナル・ギャラリー〉で起きたゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件の映画化
実際に起きた事件の“優しい泥棒”そして“優しい嘘”とは?
タイトル「ゴヤの名画と優しい泥棒」なので…まああある程度のストーリーは読めると思うが
驚くべき“嘘”が隠されている
まあ冒頭が法廷シーンから始まるので、下の一文くらいは書いても許されるかな???
家族が見守る中、ジョーク交じりに無実を主張し続けるケンプトン・パントンの法廷シーンが最後の見せ場
そして明かされる“嘘”への対応
最後は思わず目頭が熱くなってしまうのですよ…なんか良いよ!
犯罪は犯罪ですからダメなんだけど、実話ドラマとしてはナカナカ面白い内容でした!
で、事件とは直接関係はないと思うが、約40年の時を経てBBCは「75歳以上の老人の受信料無償化」となったとさ
ちなみに原題は「THE DUKE」は「公爵」の意、これでは何の意味か分からないと思うので
邦題は今回の「ゴヤの名画と優しい泥棒」となったと思います
公開6日目の第1回(9:50)、225席の映画館で2割程度の入り(TOHOシネマズシャンテ SCREEN1)
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 コララインとボタンの魔女/Coraline 
[STOPMOTION ANIMATION]
2009:アメリカ作品/2010.02日本公開(GAGA)
監督:ヘンリーセリック
声の出演:榮倉奈々(ダコタ・ファニング)/劇団ひとり(キース・デヴィッド)/
戸田恵子(テリー・ハッチャー)/山路和弘(ジョン・ホッジマン)/
浪川大輔(ロバート・ベイリー・Jr.)/斉藤志郎(イアン・マクシェーン)/他
あの(?)「ナイトメア・ビフォー・ザ・クリスマス」の監督が手がけた最新作「ココラインとボタンの魔女」
今回も見事な「ストップモーション・アニメーション」、しかも「アバター」で市民権と話題を得た「3D」!

STORYは…
郊外のアパートメントへ引っ越してきた一家(3人)
仕事!仕事!共働きの両親、全くかまってもらえない少女コラライン
父から家の調査を命じられるコラライン…壁に封じ込められた小さな扉の存在、鍵
上下階の奇怪な住人達、泣き言ばかりで頼りないけど友人になった男子…ワイビー
深夜、コララインを誘うかのように飛び跳ねるトビネズミ
件の「小さな扉」、消滅していた開口を塞ぐレンガ、うねるように奥へと続く通路
一体どこへ?たどり着いた先は、もう一つの自分の家
現実とは全く正反対の両親!コララインの理想!ただ明らかに違う点…目が「ボタン」!
魅力的な上下階の住人、無口の友人ワイビー
二つの世界で揺れ動く少女の心、やがて…どちらの世界を選ばねばならなくなるコララインだが…!?

実は「アヴァター」で「字幕3D」でしたので、今回は「吹替3D」してみました
文字が気にならない分、見やすかったかな?
でも惜しかったのはコララインの声優ダコタ・ファニングだったこと、声を聞きたかった(吹替:榮倉奈々)
一長一短だな…

今回映画を見るに当たり…抽選番号末尾が「1」「4」の年賀状を持参
1作「1、000円」!(注意:済印押されることは了解のこと、2010/2/28までのサービス)
コラライン…は3Dなので、「3D」料金が「300円加算」…ということで「1、300円で見てきました」
コレくらいなら多少外してもダメージは少ない
ちなみに公開2日目(土)の第1回(10:15)、164席の映画館に2割程度の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン1)
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 コン・エアー/CON AIR 
[ACTION]
1988 ゴールデンラズベリー賞[最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞]
1997:アメリカ作品/1997.10日本公開(ブエナ ビスタ インターナショナル・ジャパン)
監督:サイモン・ウエスト
CAST-1:ニコラス・ケイジジョン・キューザックジョン・マルコビッチ
CAST-2:モニカ・ポッタースティーヴ・ブシェミヴィング・レイムスミケルティ・ウィリアムソン
     レイチェル・ティコティンコーム・ミーニー
CAST-3:ダニー・トレホコンラッド・グッドニック・チンランドデイヴ・シャペル/他
囚人移送機「コン・エアー」を巡って繰り広げられるアクション映画、キャスティング・ミスと思っていたニコラス・ケイジが奮闘(意外に筋肉質な体…鍛えてるな〜)…、気弱そうな感じも見せず、アクションも問題なし

STORYは…
キャメロン・ポー、からんで来た酔っ払いから身重の妻を守る行動、元陸軍突撃隊…凶器、10年の刑。妻とまだ見ぬ娘への思い、模範囚、8年、娘の誕生日に仮釈放、囚人移送機コン・エアーで故郷へ、新設刑務所に移送の凶悪犯と共に…離陸、火災、混乱、囚人による占拠、潜入捜査官シムの死…首謀者サイラス。次の目的地カーソンで乗込んでくる麻薬密売人の息子をネタに大金を手に入れる計画。降りる予定の6人…ポーは脱出のチャンスを放棄…混乱で重症の仲間ベビー・オー、女性護送官ビショップを見捨てられない…協力を申し出、機に残る。乗込んでくる更なる凶悪犯達、最悪の状況へ。飛行コース?異変に気付く連邦捜査官ラーキンとシムの同僚マロイ…コン・エアー撃墜を命じるマロイ。囚人データ、カーソンで降りなかったポーの存在?…彼の妻の元、ポーを信じる妻の態度とポーへのメッセージに何かを感じるラーキン。無線交信。ラーキンの存在を知るポー。機外に捨てる死体にメッセージ「ラーナーへ」。麻薬王により職員が皆殺しのラーナー飛行場。無理な着陸に機体損傷のコン・エアー…修理。捜査陣の到着…ポーとの接触に成功するラーキン。コン・エアーに戻るポーを見送る。捜査陣との戦闘…サイラスの指揮に囚人側の圧勝。ベビー・オーとビショップとの脱出が間に合わず離陸するコン・エアー。連邦捜査局の動きに内通者の存在を疑うサイラス…ビショップの命と引換えに自白を迫る…ポーをかばい名乗り出るベビー・オーが射殺「神はいない…」。反撃開始。その時コン・エアー撃墜を狙うマロイの飛行機がコン・エアーを捕捉する…


えっ、ニコラス・ケイジがアクション映画のヒーロー?それも凶悪犯輸送機の乗っ取り事件に巻込まれるハードなもので…?「ザ・ロック」みたい役ならともかく…ストーリーは、面白そうだけど大丈夫かな?と不安がりながら見に行きましたが、そういう点では杞憂に終わりました。別の…と、ちょっとダレルところも有りましたが、全体としては面白かった。
(新宿スカラ座)
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 コンスタンティン/CONSTANTINE 
[OCCULT&AMERICAN HERO]
2005:アメリカ作品/2005.04日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:フランシス・ローレンス
CAST-1:キアヌ・リーヴスレイチェル・ワイズ
CAST-2:シャイア・ラブーフプルイット・テイラー・ヴィンスマックス・ベイカー
CAST-3:ピーター・ストーメアーギャヴィン・ロズデイルティルダ・スウィントンジャイモン・フンスー
CAST-4:エイプリル・グレイス/他
「マトリックス」後のキアヌ・リーヴス主演(のオカルト系)映画で…原作はアメコミ、またも救世主?まあ取り合えず、レイチェル・ワイズとティルダ・スウィントンも出るので見に行ってきました…

STORYは…
■南米、廃墟を探る男、踏み抜いた床から…ナチスの旗に包まれた「運命の槍(キリスト処刑に使われた“ロンギュヌスの槍”)」、慌て走り出す、衝突…大破した車、何事も無く走り去る男 ■イザベラを追う声…屋上へ、建物際で振返る、手首のタグを引き千切る(風に舞う)、地下プール…砕けるトップライト、落下してきたイザベラ、死亡 ■食事を用意…部屋に運ぶ女、悲鳴、悪鬼の如き形相と唸り声…天井に張り付く少女 ■悪魔払い、ヘネシー神父、手に負えないと判断、呼ばれた男…ジョン・コンスタンティン、待機する運転手チャズ・クレイマー、ベッドに縛られる少女…いつもと違う!用意された鏡…封じられる魔物、窓下へ…破壊、神父に情報収集を依頼、外される魔除け ■教会、懺悔に来たアンジェラ・ドットソン、今日も人を殺してしまった…職業は警官 ■コンスタンティン…超ヘビースモーカー、人に見えないものが見えてしまう特殊能力、故に苦悩し…少年時代に自殺を図るも蘇生、仮死状態中…地獄の業火と住人達を目撃、苦しみ…永遠に感じられた2分間、自分が見てきたモノが実在と確信、カトリックで自殺(未遂含)は大罪、死後…永遠に地獄の業火に焼かれ苦しむ運命、悪魔払いを行いながら天国へ行く道を模索中、天国と地獄は表裏…狭間に位置する人間界、そこでの勢力範囲の拡大を狙う(ゲーム)、直接的関与は不能、ハーフブリード(天国と地獄の使者、人間との混血的存在?)での間接的関与、人間界の均衡を乱さないことが絶対条件も…破る者(悪魔側)を地獄へ送還、突然…咳き込み&喀血、肺ガンの診断、ヘビースモークが要因?余命1年!計画を急ぐ必要 ■ボーリング場の機械室、協力者ビーマンが集める悪魔払いの道具(ドラゴンの息・他)を入手 ■クラブへ、中立を宣言する“ミッドナイト”が経営、セキュリティを通れない相棒チャズ、店内…悪魔側のバルサザールを発見、詰問、止めるミッドナイト ■教会へ、天使側のガブリエルと面会、状況報告も…コンスタンティンの行いを偽善とするガブリエル、教会内の別場所…妹の葬式を依頼するアンジェラ、自殺は大罪、不可能と神父、自殺でないと主張も…聞き入れられず ■コンスタンティンの自宅、タバコの煙を満たしたコップにクモを閉じ込め「Welcome to my world」、突然アンジェラが訪問、双子の妹が自殺したとは信じられず…紹介されて来た、それどころではないが…彼女を取囲むハーフブリード、特殊なマッチの炎で退治、強烈な硫黄臭、やはり何かが起きている…、洗面器の水(何処でも入れる)に足を入れ…念じる、地獄に現れるコンスタンティン、ビル屋上のイザベラを目撃、迫り来るハーフブリード、身を投げるイザベラ、中に舞うタグをキャッチ…帰還するコンスタンティン、示されるタグ、地獄にいた=自殺、但し事は単純ではない、真相追求へ ■警察の死体安置所、忍び込むヘネシー神父、イザベラの遺体確認、手首に紋様を発見、パニック、酒を求める神父、ボトル・ショップ…呑もうにもビンから出てこない酒、次々に開かれる栓、バルサザールが見せる幻覚…実は大量に飲酒、自らの手を傷つける神父、急性アルコール中毒で死亡、仲間を失い悔しげなコンスタンティン…


キアヌ・リーブス主演のオカルト系映画、「マトリックス」後も…人類を悪魔の手から守る役をやってました(ただ悩みまくる救世主から、いかに天国に行くかで悩むダーク・ヒーローにはなっています)、原作はアメコミの「ヘルブレイザー」だとか…映画を見終わってパンフを見て初めて知りました(ハハッ)
ちなみに、この映画を見たのは、「マトリックス」後のキアヌ・リーヴス見たさ…は3番目の理由、1番目は「レイチェル・ワイズ」が出ているから、2番目は「ティルダ・スウィントン」も見てみたいから、まあ好みの問題です
キリスト教や聖書、天国と地獄、天使と悪魔…ネタのため、知識が有った方が分かり易いと思いますが、無くとも…まあ「マトリックス」ほど苦労はしないと思われます、まあ個人的には聖書系のネタには多少なり強いので問題なく…レイチェル・ワイズ(特に美人というわけではないがナンカ見てしまうのです)とティルダ・ウィンストンも見られて十分にモトは取れました、映像的にも奇麗ですし、また笑える場面、突っ込み所も多いなどソコソコ楽しませてもくれました、不満な点としては…地獄での展開がもう少し欲しかったな〜と(あまり描きたくはないのだろうが)いう点と、せっかく飛べる相手なのでもっと開放空間での戦闘をすればよいのに…と思ったことかな、まあそれでもソコソコ良いということで…
公開17日目、第1回(11:00〜)、333席の映画館に100人程度の入り(渋谷ピカデリー)
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 コンタクト/CONTACT 
[SF]
1997:アメリカ作品/1997.09日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:ロバート・ゼメキス
CAST-1:ジョディ・フォスターマシュー・マコノヒージェームズ・ウッズジョン・ハート
     トム・スケリット
CAST-2:アンジェラ・バセットウイリアム・フィクトナーデヴィッド・モースロブ・ロウ
     ジェイク・ビジージェナ・マローン
CAST-3:ロビン・ギャメルマックス・マーティーニ/他
私的にはメチャクチャ評価の高いSF映画、世間的にはあまり評価を受けなかったSF映画…コンタクト・シーンが少々情けないのが原因か?それとも理解しにくかったか(宗教観も含め)? ジョディ・フォスターがカッコよい!

STORYは…
電波天文学者エリナー(エリー)・アロウェイ博士、電波天文台、観測の日々、恒星ヴェガ付近からの電波をキャッチ…彼女が待ちに待った瞬間…幼い時からの疑問「なぜ我々はここにいるのか?我々は何者なのか?」、彼女を愛し、この世の不思議に気付かせてくれた優しい父の死後、科学に没頭、大学で地球外知的生命体からのメッセージの探求、卒業後、同僚からの嘲笑、仕事の僅かな合間にしか使えない電波望遠鏡、最悪の状態での観測…明らかに意思を持って送られた電波、解析、限りなく続く素数の羅列、知的生命体はいた!上司達への説明。発表される事実。彼女を支援する不思議な富豪の出現(元武器商人…世の中に恩返し?)。世界中で解析開始…単純な計算式から、ヒットラーの映像、圧倒的情報量を持つ図?富豪のヒント…立体化した図は「宇宙間移動装置ポッド」の設計図面。建造か否か、世界を巻込む議論、プロジェクト・リーダーにエリーが適任かの議論にまで…裏で糸を引く上司。かつての恋人に助けを求めるエリー、世界的影響力を持つ若き宗教学者、合衆国アドバイザーのパーマ・ジョイス。メッセージを理解することを通し、改めて愛し合う2人。ポッド建造の必死の説得。承認。富豪の協力「日本のゼネコンの協力」。アメリカに建造された巨大装置。一人乗りポッド…誰が行くか?人選、エリーの功績を横取りする形で上司に決定。搭乗…暴走、爆発。もうお終わり?宇宙から連絡を取ってくる富豪…もう一台造ってある、日本は北海道の北東の島。今度こそエリーが搭乗、「子供のころからの疑問について、少しでも知ることが出来るなら命をかけてもいい」。動き出す装置、切り離されるポッド…


私は、この映画は凄いと思う。個人的評価は97年中のトップ・クラスだけど、総じて評価が低い。確かに、コンタクト・シーンが、ちょっと情けない&知りすぎている富豪の存在と「日本のゼネコン…」の繰返しに苦笑、でも、コンタクトまでの過程やラスト、主人公の人生、そして、科学的根拠(1997年時点)がしっかりしている点など、プラス要因は多い。それにジョディ・フォスターが何とも良いではないか(これを書いてて気付いた私的驚愕の事実:ジョディ・フォスターの映画を初めて映画館でみたかもしれない)。機会があれば、また見ます。
(新宿ピカデリー1)
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 CONTAGION/コンテイジョン 
[ SUSPENSE]
2011:アメリカ作品/2011.11日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:[CDC]:ローレンス・フィッシュバーンケイト・ウィンスレットジェニファー・イーリーディミトリ・マーティン
[WHO]:マリオン・コティヤールアーミン・ローデ
[その他]:ブライアン・クランストンエリオット・グールドチン・ハン
ジュード・ロウ
マット・デイモングウィネス・パルトロウアンナ・ジャコビー=ヘロングリフィン・ケイン
ブライアン・J・オドネルサナ・レイサンジョン・ホークスジョシュア・セイデン
ティエン・ユウ・チュイジョシー・ホーダリア・ストロコウス
コバヤシ・ヨシアキ(日本人サラリーマン)/他
スティーブン・ソダーバーグ監督の名前&まあよくこれだけそろえました〜の豪華出演陣の名前に惹かれまして…
まあ「パンデミック(世界的流行)」もので、内容というか展開は読めるのですが…
(ちなみに「CONTAGION/コンテイジョン」は…伝染・感染・伝染病の意)
果たして群像劇を得意とするスティーブン・ソダーバーグは、如何にそれを料理するのか興味がありました!
なにせ有名どころがたくさん出演してますしね…
実はブラピの「マネーボール」とどちらを先に観ようか悩んだんですけど…
休日ゆえ少しは寝坊したい、映画、神田で昼酒&蕎麦、久しぶり秋葉原!の諸条件から…
「CONTAGION/コンテイジョン」に決定しました

STORYは…
[2日目]「会えて良かった」…飛行機を待つ間、かつての恋人ジョンと携帯電話で話すベス・エムホフ
香港出張から早まった帰国…夫ミッチの待つミネソタではなく、シカゴでジョンと密会していた…
咳き込み発熱していたベス、同じ様な症状の人間が世界各地で亡くなる
香港ではカジノのウェイター、ロンドンではウクライナ人モデル、東京ではビジネスマンが…
何かあると最初に嗅ぎつけたのはフリー・ジャーナリストのアラン・クラムウィディ
東京で倒れた男のYouTube映像をプログにUP…政府が隠す伝染病ではないかと指摘する
[3日目]帰国から2日後のベス…容態が急変、激しい痙攣を起こして意識不明、救急車で運ばれるも死亡
呆然とするミッチに追い打ち…ベスの連れ子のクラークの急死、隔離されるミッチ、心配する娘ジョリー
世界的な報告、動き出したWHO(世界保健機関)…調査を始めるレオノーラ・オランテス
香港のウェイターの妹の死、ベスの不倫相手の死
解剖されるベス…彼女の脳を見た医師・サスマン博士、全方面へ通報しろと助手に命令!
アトランタ…調査に乗り出す疫病予防管理センター(CDC)
エリス・チーヴァー博士は危険を承知で部下のエリン・ミアーズをミネソタへと送り込む
まだ病名の分からない今、彼女の任務は感染が疑われる人々の隔離だった
隔離されていたミッチ…何の症状もなし、免疫あり?但し何が効いているのか不明
ベスの脳細胞を分析するCDCのアリー・ヘクストール…どの抗体にも反応なし、懸命の分析作業が続く
各国が正体不明の恐怖に怯える中…CDCから依頼されたカリフォルニア大学のサスマン博士
コウモリと豚のウィルスが混ざった新種のウィルスと解明、現時点での治療法・ワクチンなし
危機は世界規模
オランテスは香港で中国衛生部のスン・フェンと合流、WHO、CDC、諸国の衛生担当のネット会議
WHOF48時間以内に世界主要都市に拡散すると宣告…一刻も早いワクチン開発に全力を注ぐ以外なし
変異を続けるウィルス!追いつかないワクチン開発、感染は恐るべきスピードで拡大
アランのプログを介して米仏が治療薬を極秘に製造しているとの情報を流す
&副作用の心配!漢方のレンギョウ(強い抗菌作用)を薦める!ホメオパシーだと反論!
香港のオランテス、上位感染者の特定…ベス!彼女は何処から病原菌を感染したのか?
香港…故郷の村人を助けるためオランテスを拉致するスン・フェン…ワクチンと引換えを要求!
任務半ばで感染してしまうミアーズ、恋人に極秘情報を流してしまうチーヴァー博士、娘を家に閉じ込めるミッチ
それぞれが愛する人を必死で守ろうとする中…
1,200万人信者を持つアランが…政府は有効な治療薬を隠していると主張
恐怖はウィルスより早く伝播、パニック!各地で暴動が勃発
それぞれが選んだ決断、明かされるウィルスの発生地点は?


地味に地味に、淡々と淡々と、ジワジワとジワジワと進んで広がっていきます
まあアメリカゆえ(?)お約束の煽る人&暴徒化する人々は置いといて…
それぞれの場所・環境・立場で、病気と闘いながら、愛する人を助けようと…奔走する人々
群集像を描くスティーブン・ソダーバーグ監督らしい映画かな!?
変に煽ったり、誇張したり、ドラマチックに過ぎたりせず…現実的に描かれる
ラストの落とし方も良いですね!
派手さは無いが、なかなか面白い映画でした…ただ、こんな豪華な出演者が必要だったかは、まあ置いておこう…
パニック系を求めてったら外すよ!要注意!群集ドラマだよ!
しかし中国人、そう描かれるよな…

実は予約はしておいたんだけど…シネコンに到着したら入口廻り、ロビーが満員状態
売店も長蛇の列!何?何?なんか慌てた!
「マネーボール」かと思ったら…「機動戦士ガンダムUC」だった!
売店はガンプラ購入の列だったようだ…ああビックリしたな〜もう!
公開初日の第1回(10:10〜)、150席の映画館は4割の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 3)
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