あ行・い

作品･日本

攻殻機動隊　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　（ １９９５．０３ ）

イノセンス／ＩＮＮＯＣＥＮＣＥ　 ［ＡＮＩＭＡＴＩＯＮ］ ２００４．０３：日本映画（東宝） 監督：押井守　　　　　原作：士郎正宗 「攻殻機動隊」 CAST-1：大塚明夫／山寺宏一／田中敦子／大木民夫／仲野裕／榊原良子／竹中直人／他 押井守監督のアニメ作品、あの「攻殻機動隊」の続編？登場人物・設定は一緒だけど今度はバトーを中心としたストーリー、「攻殻機動隊」を知らないとチョットつらいかもしれない、映像的には…アニメはココまで来たかを見られます ＳＴＯＲＹは… ■西暦2032年、人とサイボーグ（機械化人間）＆ロボット（人形）が共存する近未来　■事件発生、公安九課到着…バトー突入、２人の遺体、壁にもたれているのは…人間のために作られた愛玩用アンドロイド［ガイノイド］の暴走、所有者を殺害＆アンドロイド自体も自壊…電脳の初期化、１週間に８件も続発、テロの可能性？捜査を指示した公安九課の荒巻　■バトーの自宅、ペットの食事を準備、犬…バセットハウンド　■所轄署、バトー＆相棒トグサ、鑑識課の検死官ハラウェイの報告、そして人間と人形の関係についての持論を聞かされる２人…「人間は何故こうまでして自分の似姿を作りたがるのか…」と　■帰り道、ロクス・ソルス社のガイノイド出荷検査官殺害の知らせ、現場…沿岸のボートハウスに急行、現場検証、暴力団“紅塵会”組長がガイノイドに殺された報復、凶器は大型鋏…蟹？両者の繋がりはそれだけか？落ちていたホログラフ写真、少女の姿、隠し持ち帰るバトー、　■バトー＆トグサの専従捜査、事件の黒幕と思われるロクス・ソルス社を誘い出す策？情報収集、近場の紅塵会に突入、派手な銃撃戦、鋏男退治、成果？…ココには何もない　■帰り道、食料品店前で下車するバトー、ペット（犬）フード購入のため、「たまにはドライにしろよ！」とトグサ、店内をサーチしながら…いつものドッグフード（ウエットタイプ）を手に？？？何かが変、銃を乱射するバトー、撃たれるバトー、店主を射殺寸前…突如動きを止めるバトー、駆けつけてきたトグサによる強制停止　■公安内、修理を完了したバトー、まさかのハッキングによる暴走、行動パターンを読まれるなと忠告したはずとトグサ、犬の好み？暴力団襲撃（壊滅）＆食料品店での銃乱射…不祥事扱い、公安九課の存在意義を問われる事態、苛立つ荒巻だが…組織的支援なしで捜査続行の指示！他に道なし…直接ロクス・ソルス社にあたるしかないバトーとトグサ、極東の地・択捉へと飛ぶ ◇ 映画館の予告上映で見まして絶対に見に行くと決めてました…押井守監督の作品、あの「攻殻機動隊」の続編的？映画、「攻殻機動隊」を知らないとチョットつらいかも、私自身は士郎正宗・原作の漫画は読んでましすので何ら問題なし（ちなみに映画版は先日やっとレンタルで見ましたが） 凄い、アニメはここまで来たかと…今後の映画は一体どういうことになるのだろうかと考えてしまうほどに画像が凄い、「アヴァロン」の映像＋「攻殻機動隊」のサブストーリー？今回、草薙素子少佐ではなく（当然だが）、彼女の相棒バトーが主人公、途中でチョット気を抜くと何が何だかな…になってしまうかもしれないが、最終的には問題ないと思われる、でも、攻殻機動隊を知らないと…ヤッパリ辛いかな 公開８日目、第３回１４：４０〜、２４５席の映画館に５０％位の入りでした（新宿東宝ビレッジ１） 2000-2009format

攻殻機動隊Ｓ.Ａ.Ｃ./ＳＯＬＩＤ ＳＴＡＴＥ ＳＯＣＩＥＴＹ ３Ｄ　 ［ＡＮＩＭＡＴＩＯＮ］ ２０１１．０３：日本映画（ＰＲＯＤＵＣＴＩＯＮ　Ｉ．Ｇ） 監督：神山健治 声：田中敦子／大塚明夫／阪修／山寺宏一／他 「攻殻機動隊」映画化の報に触れ…これは見に行かねばと早々と心に決めていたところですが… 東北関東大震災に伴う、映画鑑賞スケジュールの乱れで公開8日目となってしまいました さてと…監督が押井守（攻殻機動隊、イノセンス）から神山健治へと交代の結果は？ 果たして「３Ｄ」化の成果やいかに…？ ＳＴＯＲＹは… 西暦2034年（草薙素子少佐が公安9課を去って2年） 「傀儡廻〈くぐつまわし〉が来る！」の言葉を残し… 元軍事独裁国家シアク共和国残党（テロリスト）のカ･ゲル大佐…公安9課の目前で拳銃自殺 大佐の父、共和国最高指導者カ･ルマ将軍…日本に亡命（幽閉中） この時期、将軍に忠誠を誓う共和国残党テロリスト13名が相次いで自殺する不可解な事件 まもなく発見される将軍の死体 現場に残されたテロに関するログ…介護ネットを利用 そして「傀儡廻」の血文字、将軍は何者かに殺されたのか？ 同じ頃…独自に連続自殺事件を捜査していたバトー 草薙素子と偶然の再会、そして警告 「Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅに近づくな、奴らのように自殺することになる…」の言葉を残して消える そして 病院内で発見された…誘拐されたと思しき16人の子供達 カ･ルマ将軍のテロ計画…マイクロマシンウィルスを子供達の体内に埋め込み…ウィルスをばら撒くもの 保護された子供達にその痕跡なし、ただし全員が両親の記憶を削除 更なるデータ検索の結果…誘拐された子供の数は20,000人に及ぶことが判明…なぜ問題になっていない？ まもなく公安9課に傀儡廻が侵入…子供達が消える 傀儡廻を“草薙素子”だと疑いつつ調査に当たるバトー…16人目のテロリスト、ラジ・プートに張り付く 彼の行動範囲？常に聖庶民救済センター・ビルが見える場所、テロの標的はアノ中？ 失踪した子供の1人を確認、保護に向ったトグサ 介護ネットに繋がれた貴腐老人からの警告 「お前も自殺したくなければ、我々の社会に関わるな！」 様々な謎に思案を巡らすトグサの許に…突如妻からの連絡 愛娘が消えた！？ 慌てて自宅に急行するトグサ そこにも傀儡廻の恐るべき罠が張り巡らされていた… ◇ えーっと、相変らず分かる人にしか分からない世界です、初めて見た人には何が何やらでしょうネ この年齢になっても、攻殻機動隊と聞くと見に行きたくなる私は置いといて… 初めて見る人は予習が必要です、膨大で無理か？ 彼氏らしき人に連れられてきた女性…よく分かんな〜い！彼氏…無理させんな！ 売店のグッズでキャーキャー言っていた女子！マニアックな会話！あなた達は凄い！それはさておき… ただ面白かったかと問われれば、まあソコソコ、映画ならではの映像美をもっと見せて欲しかった、しかも… ３Ｄ…完全に失敗です！ 電脳世界（それも僅かなシーン）以外、３Ｄの効果は無発動…普通のアニメと何か違ったか？ 宣伝ビラ「それは、観る人を電脳化する３Ｄ」…って、どこが？ 立体感で言えば、ＦＵＬＬ ＣＧの（３Ｄではない）「ＡＰＰＬＥＳＥＥＤ ＳＡＧＡ／ＥＸ ＭＡＣＨＩＮＡ」に完全に敗北である 更に３Ｄメガネを掛ける分…画面が暗くなることを製作者側は理解していたのだろうか？疑問 全体に暗い映像、ふと疑問に思い…途中途中で３Ｄメガネを外して、色彩を確認！明るい綺麗なシーン！？ 観客に無駄な努力をさせるなら…３Ｄなんかやめちまえ！である まあレンタルＤＶＤ（３Ｄじゃなくて２Ｄ）で稼ぐのがメインなのでしょうね くれぐれも言っておきますが、「攻殻機動隊」は大好きですが…今回の３Ｄ映画は失敗です！ ３Ｄを売りにしている以上、３Ｄの失敗は大きく評価を下げる一因ですね… 公開８日目の第４回（１６：１０〜）、４０５+４席の映画館は満員（新宿バルト９ シアター６） 2011.09format

攻殻機動隊 ＡＲＩＳＥ　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　（２０１３．０１ ）

攻殻機動隊 新劇場版　 ［ＡＮＩＭＡＴＩＯＮ］ ２０１５．０６：日本映画（東宝） 監督：野村和也 声：坂本真綾／塾一久／松田健一郎／新垣樽助／咲野俊介／中國卓郎／上田耀司／中井和哉／沢城みゆき ＮＡＯＴＯ／浅野まゆみ／野島健児／宮内敦士／麦人／潘めぐみ／他 攻殻機動隊の最新作にして、その起源とのこと 草薙素子の出生の秘密が明かされるらしい… これは観に行かねばならないな！ ＳＴＯＲＹは… ２０２９年３月…ニューポートシティ、東亜連合大使館、武装した軍人１１人が４２人を人質に…立て篭もり事件 総理からの指令で現場に急行する草薙素子率いる独立部隊 圧倒的な能力で武装軍人を制圧する草薙達だが…突如人質達が軍人達を銃撃 何者かが洗脳、ゴースト侵入、疑似記憶を同時に行うウィルス、ファイア・スターターを感染させた 同時刻、矢ヶ崎ホテルで爆発事件が発生、被害者は藤木総理、東亜連合大使リチャード そして草薙がかつて所属した５０１機関の上司クルツ 脳殻まで焼け焦げたクルツの義体を見下ろす草薙、２つの事件の関連性と真相の究明を誓う ５０１機関を訪れた草薙、５０１機関は既に民間企業ハリマダラ重工への移籍が決定 草薙は戦術士官ツムギから…リチャードと藤木総理の間で義体開発のデッドエンド回避策についての合意を知る デッドエンド…旧型の電脳が義体のバージョンアップに対応できない事態 これに如何に対応するかは政治・経済の利権でもあり、様々な思惑が交錯する案件である 一方、バトーとトグサは武装軍人達の背後関係を洗うべく軍人ネットのスイッチマン・澤田功一を訪問 灘晴良陸軍大佐が立て篭もり事件の前に行方不明になっていたことを掴む イシカワがデッドエンド回避策を洗う、２０年以上前に問題の渦中にいた博士が化学事故に巻き込まれたことが… クルツについて調査する草薙、自らとクルツがともに少女時代を過ごした養護施設に向かう そこで草薙が出会ったのはクリスという少女、クルツから遺言を受け取ったと言うクリス 「第三世界」を信じるなら再会できるだろうと呼びかけていた… 総理暗殺は何故実行されたのか？事件の影で暗躍する、草薙と同型の義体を使う謎のサイボーグ？ そして電脳ウィルス、ファイア・スターターの存在が事件の混迷を深めていく 大戦の終焉と共に訪れた世界が変わるとき、封印されていた過去が痛みと共に蘇る それは未来を得るために支払われなくてはならない代償なのか？ なぜに今、攻殻機動隊だったのだろう、ああ〜攻殻機動隊の生誕２５周年記念作品だったのか…なるほど 草薙素子出生の秘密と攻殻機動隊の誕生が描かれていて、そこんとこは面白いのだが それからいつ草薙素子の光学迷彩シーンが出てくるか楽しみにしていて、出てきて良かったである しかしそれ以外は退屈な感じがした、眠たかった…危ない危ないである そうか「攻殻機動隊ＡＲＩＳＥシリーズ」と繋がっているのか これは読んでないので楽しめなかったのかな？ついていけていない？ もうスピン・オフ含めて、攻殻機動隊ものは止めてね！次こそ眠ってしまいそうだ（笑） 公開初日の第１回（１０：５０）、２１７席の映画館で５〜６割程度の入り（ＴＯＨＯシネマズ渋谷 SCREEN６） 2011.09format

攻殻機動隊ＳＡＣ_２０４５ Ｓｅａｓｏｎ１　　　　　　　　　（２０２０．０１）ＮＥＴＦＬＩＸ配信

攻殻機動隊ＳＡＣ_２０４５ Ｓｅａｓｏｎ２　　　　　　　　　（２０２２．０５）ＮＥＴＦＬＩＸ配信

----------------------------------------------------------------------------------------

ＧＨＯＳＴ ＩＮ ＴＨＥ ＳＨＥＬＬ／ゴースト・イン・ザ・シェル　 ［ＳＦ］ ２０１７：アメリカ作品／２０１７．０４：日本公開（東和ピクチャーズ） 監督：ルパート・サンダース 出演：スカーレット・ヨハンソン／マイケル・ピット ビートたけし／ピルー・アスペック／チン・ハン／ダヌーシャ・サマル／ラザラス・ラトゥーリー／泉原豊／ タワンダ・マニーモ ジュリエット・ビノシュ／ピーター・フェルディナンド／桃井かおり 福島リラ／他 スカレーット・ヨハンソンで実写化の攻殻機動隊！ （草薙素子）少佐の光学迷彩が観たいが、ＣＭでは太り気味なのは笑えそう… もう攻殻機動隊ものは観ないとの発言は撤回 実写版ゆえ観に行ってまいります！ ＳＴＯＲＹは… 人と機械の境界線が消えていく未來 進歩したテクノロジー、人はサイバー・パーツを使い、体を拡張するようになっていた… ２０６９年 軍需企業のハンカ・ロボティックスは政府の資金援助を受けて諜報部隊を開発中 初めての義体化（脳以外の人体組織を機械に置き換えること）に成功する 義体化されたのは、後に「少佐」と呼ばれる女性 彼女は自分の生みの親のオウレイ博士から… 「あなたはテロリストの襲撃を受けた難民ボートに乗っていた、脳だけ生き残ったために義体を与えられたが ゴースト（魂）はあなたの中に存在する」と説明される ２０７０年 アジアのとある都市、そこで進化した電脳テロ犯罪を取り締まる諜報部隊・公安９課 その実質的なリーダーとなった「少佐」、捜査中、厳しい局面を迎えていた 電脳テロに繋がる動きを未然に防ごうとしたが 鍵を握るハンカ・ロボティックスの研究者が芸者ロボットによって電脳ハックされる やがて更にハンカの３人の研究者が電脳ハック、現場に残されるクゼを名乗る犯人からの挑発的なメッセージ 「ハンカと組めば破滅する」というもの 軍のカッター長官、公安９課に「クゼを探し出せ」と命令する ９課を指揮する荒巻は、少佐、バトー、トグサ、イシカワ、ラドリア、サイトー、ボーマの７人に指令を出す しかしクゼに転送されたデータは既に芸者ロボットから消去され、クゼの狙いは掴めないまま そこで少佐は電脳ダイブして、芸者ロボットの電脳の奥深くに潜り… クゼがロボットを再プログラムしたクラブをつきとめる ９課はサイバー・パーツを闇取引しているクラブへ潜入するものの 事前に動きを察知され、激しい銃撃戦に 更に少佐とバトーは爆発に巻き込まれ、バトーは義眼となることを余儀なくされる その後、クゼによって殺された研究者のデータから、少佐は「プロジェクト２５７１」の存在に気付く このプロジェクトの関係者が次々にクゼに葬られていた クゼの次の標的はオウレイ博士 ９課は博士を狙った男達を捕らえたものの、男の脳にあるのは偽りの記憶ばかり だがやがて、男の脳にクゼが入ってきた 少佐はその経路を逆探知して、ようやくクゼの居場所を特定した ついに生身のクゼと相対する少佐、しかし、そこで驚愕の事実を知らされる クゼと少佐は、かつて反テクノロジー運動の同志で仲間だったが 軍に捕らえられ「プロジェクト２５７１」の被験者にさせられた 実験が失敗に終わったため、クゼは抹殺を逃れて姿を隠し、少佐には偽りの記憶が植え付けられた 少佐は親の様に感じていたオウレイ博士を問いつめる 自分の記憶は全て任務を遂行するための動機付けに与えられた偽りの記憶だと知る カッター長官は博士に、機密を知った少佐の処分を命じた だが博士は自分の命と引き換えに、少佐の真の過去にまつわる鍵を託して、少佐を逃がす 過去を知るために、とある場所を訪ねる少佐 そこに住む日本人女性は、「モトコ」という消えた娘の話を始める… ◇ 草薙素子を演じられるのはスカーレット・ヨハンソンしかいないかなと思わせる熱演 日本人では無理だったかもしれないとも思わせる 何故にスカヨハというか欧米人なのかも描かれていて良かったね これなくしては何が何やらになってしまうとこでした しかしスカヨハの光学迷彩シーンは大胆かつエロチック、太ってて見えてしまうのは笑い よくやってくれたよな バトーの義眼になるシーンも取り上げられていてうれしかった ２０７０年の都市風景も充分に描かれていたと思います 芸者ロボットやら多脚砲塔なども出てきてウキウキ、タチコマが出てくればなお良かったのに… 今回ビートたけしが出ているのは知っていたが、桃井かおりまで出ているとは知らなかった、びっくりした！ しかし考えなしに近場の映画館を選んでしまったけど（２Ｄ・字幕版） 探せば３ＤやらＩＭＡＸ版もあったのだな…もったいないことした、久々の後悔 公開２日目の第１回（１０：５０）、２９９席の映画館で７〜８割程度の入り（ＴＯＨＯシネマズ渋谷 SCREEN３） 2011.09format