行・け・げ 作品・海外






 K-19/K-19:THE WIDOWMAKER 
[ACTION]
2002:アメリカ作品/2002.12日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:キャスリン・ビグロー
CAST-1:ハリソン・フォードリーアム・ニーソン
CAST-2:ピーター・サースガードクリスチャン・ガマルゴレックス・シュラプネル
     ドナルド・サンプターイングヴァール・シガードソンJJ フィールドラヴィル・イシャノフ
CAST-3:ジェイコブ・ピッツサム・スプルエル/他
潜水艦映画です、冷戦下におけるソ連初の原子力潜水艦 K-19 を襲う事故とそれに立ち向かった艦長とクルー達…28年間封印されていた実話の映画化作品です… 宣伝コピー「世界なんて、一瞬で終わる」から想像されるような派手な内容ではありません、ハリソン・フォードがロシア人艦長役を演じてますが最初は当惑…

STORYは…
1961年…ソ連は2度、アメリカは10度世界を滅ぼすだけの核を保有、エスカレートする核軍備、原子力潜水艦を完成させたアメリカ、レニングラード&モスクワを射程距離内に捉える… ソ連の潜水艦内、緊急事態、電気系統の故障、発射できない魚雷、ソナーに映る敵魚雷…訓練中断、艦長の責任を問う軍首脳部、整備不良を主張するミハイル・ポレーニン艦長…、コラ半島の基地、突貫工事中の原子力潜水艦「K-19」、処女航海間近(ミサイル発射試験を含む)、訓練してきたクルーの入替は不可、彼らを掌握するポレーニンを副長に降格、新たに呼ばれた艦長アレクセイ・ボストリコフ…厳格、強烈な職務志向(父親も華々しい軍功)、不眠不休の調整、休日返上を指示、酒を飲んで眠っていた原子炉責任者をクビ…着任した原子炉責任者は実践経験“0”のエリート(結婚間近)のレドチェンコ、運び込まれる食料、そして医薬品…誤配、トラックを追った軍医が交通事故死、新しい軍医は船酔いが激しいと… 建造段階で10名余の事故死、ウィドーメイカー(未亡人製造艦)のあだ名、進水式…割れなかったシャンパンのビン、不吉がるクルー達、予定通り1961年6月18日に出港させるボストリコフ艦長、艦内に漏れ出す海水、出港直後から繰り返される厳しい訓練、怪我人、艦の最大潜航深度300メートルへ挑戦、軋み凹む船体、不安がるクルー、更に潜航を強行するボストリコフ、強引なやり方に反発…ポレーニンこそ艦長と慕うクルー、反転、1mの氷に覆われる海面へ急浮上を指示、衝撃、氷の海に停止、クルーを危険に晒したくないポレーニン副長、艦とクルーの力を測る必要があったと言うボストリコフ、意見の対立、ミサイル発射試験に成功、氷原での休息、サッカー、帰還のため艦内を整備する者、うまく動かないメータをチェックする者、記念写真…任務完了を信じていたクルー、モスクワから下った命令…針路を西、NATOの偵察基地ヤン・マイエン島の脇を擦り抜けワシントンD.C.&N.Y.沖400kmのミサイル哨戒(警戒・監視)任務、無理だと主張するポレーニン、命令通りに指令を出すボストリコフ、7月4日、事件発生、艦後部・原子炉の冷却装置にひび割れ、抜けて行く真水、炉心温度の上昇、1000度に達すればメルト・ダウン、隔壁が破損すれば高濃度の放射能の流出、核爆弾がNATO偵察基地近辺で爆発すれば…ヒロシマ以上、第3次世界大戦突入は必死、対応策の検討、ひび割れ箇所の補修と冷却水を供給する配管接続作業、作業に名乗りを上げるクルー、最終点検を命じられるレドチェンコ、最悪を想定し海中深く潜行、積み込まれていなかった防護服…レインコート並みの作業服とガスマスクだけで炉心へ向かう修理班…


1961年に発生したソ連軍・原子力潜水艦事故の実話を映画化した作品、米ソの冷戦下、28年の長きに渡り封印されてきた事実だということです、ディテール等はなかなかシッカリと描かれています…実話だし、情報誌等では“女性監督ならでは”との言葉で持ち上げてますが…、事前のリサーチを自ら行い、比較的事実に忠実に描き、冷戦下のソ連で世界が滅ぶような事態が起きていた事実を伝えようという意図があったわけで、別に“女性監督ならでは”でなく“キャスリン・ビグロー”ならではとすべきだと思われる、また“女性監督ならでは”という言葉が褒め言葉になっていないとも取れる…極力事実に忠実であろうとするあまり、派手さに欠ける点…もう少しサービス精神を!多くの人の目に止まってこそ、伝わる事実もあるのに… 宣伝コピーの「世界なんて、一瞬で終わる」はチョット悩ましい、確かにそれを説明する言葉(ナレーション)は入るが、人によっては派手な展開を期待して行くだろうな…
それから、アメリカ(映画)を象徴する1人ハリソン・フォードがソ連軍人役というのは、見慣れるまで変な感じ(かつてショーン・コネリーがレッド・オクトーバーを追え!で演じたときのように)、それから監督の好み?似た顔の役者が多く(感じられ)て混乱
それからパンフ内で指摘している方もおられるが、潜水艦に関する間違いが数箇所あるそうで…それがCMで使用されているシーンにいくつか、ちなみにベコベコとドドドです(←ナンノコッチャ)
公開初日の第2回を見ましたが、ケッコウ入っていました、その中に「おじいさんの団体」がおり、異様に平均年齢が高い回で、前回終了10分前に館内に突入、かなりの方が、この動きにつられて入場していました…あんなに扉の開け閉めをしては中の方が迷惑だ!で、出てきたおじいさんが…「席も取れたし…」と寛いでました、今では迷惑なのですが…知らないでしょうね
※K-19データ(バンフより)→:全長114.1m、10区画、水中速力26ノット、水中排水量5600t、原子炉2基、乗組員:128名、原子炉事故時は139名が乗艦、建造〜出港までに10余名の死亡、1961年の原子炉事故で20余名死亡、クリーニング&改造、1969年…アメリカの潜水艦との衝突事故、1972年、火災事故で28名死亡、1990年、廃艦…という経緯です
(新宿アカデミー)
2000-2009format



 ゲーム/THE GAME 
[SUSPENSE & THRILLER]
1997:アメリカ作品/1998.02日本公開(GAGA-HUMAX 共同配給)
監督:デヴィッド・フィンチャー
CAST-1:マイケル・ダグラスショーン・ペンデボラ・カーラ・アンガージェームス・レブホーン
CAST-2:ピーター・ドナットキャロル・ベイカーアンナ・カタリーナアーミン・ミューラー・スタール
     スパイク・ジョーンズ
CAST-3:マーク・ボーン・Jr./他
サスペンス映画として、引っ張りに引っ張っり、見た人間を大脱力状態に陥れるラスト、思い出したくも無い映画の一つ

STORYは…
サンフランシスコ。大富豪だった父の遺産を引き継いだ実業家、仕事は順調、反面、離婚、大邸宅に一人。仕事に厳しく、社交を好まない生活。もうすぐ48歳の誕生日…目前で投身自殺した父の年齢。離れて暮す弟からの呼出し。1枚のカードをプレゼント、「CRS」の文字、必ずそこへ電話するよう念押しする弟。偶然CRSのオフィスを発見。訪問、重役からの説明。商品はゲーム…休暇がやって来る…好奇心。準備…個人情報、心理テスト、健康診断等、CRSの免責事項書類にサイン。帰宅、玄関先に倒れている人?人形、口の中に鍵、CRSの文字。TV「ゲームへようこそ」。翌日から不可解な出来事が…開かないカバン、契約不成立。食事の約束をすっぽかされる。ウエイトレスにワインをこぼされる。クビにされる彼女。謎のメモ「彼女を逃がすな」。裏通りに彼女。瀕死のホームレス。救急車で病院へ。停電と混乱、復旧。目前にエレベータ。動かない!例の鍵、動き出すも再度停止、カバンを残し天井から脱出。CRSのオフィス?警備システム、逃げ出す2人。クレジット・カードを拾ったとホテルからの連絡、出向いたホテル。請求書?ポケットに部屋の鍵?荒らされている部屋、昨日のカバンがベッドに…コカインと彼のSEX写真…、混乱、帰宅、蛍光色で滅茶苦茶に落書きされた自宅、破壊し尽くされた品々。翌日CRSへ、もぬけの殻、このエリアは誰にも貸された事実はないという。元妻も、弁護士も誰も信じられない。疑心暗鬼、恐怖心、トラウマとなった父の死の目撃の意味。そして、さらに…


コケた!映画館の座席からズリ落ちそうになった!ここまで、引っ張っておいてこのラストはないだろうが!大脱力!出口から出ていく私の姿を次回を見ようと並んでいた人は、どのように見ていたろうか、ショックを受けた?恐怖のあまり呆然とした?いいえ、ラスト数分で全てぶち壊しになる映画を見てしまった男です、みんな、同じ目に会うんだよと思いつつ夜の新宿に消えていきました、ラストだけ撮り直しては…
(新宿文化シネマ)
-1999format



 毛皮のヴィーナス/VENUS  IN FUR 
[SUSPENSE]
2013:フランス、ポーランド作品/2014.12日本公開(ショウゲート)
監督:ロマン・ポランスキー
出演:エマニュエル・セニエマチュー・アマルリック
年末年始の観たい映画リストアップの最後の映画
ブラックそうで面白そうということで…

STORYは…
演出家のトマ・ノヴァチェクは苛立っていた、劇場で開催した舞台「毛皮のヴィーナス」のオーディション
35人の女優…今時の女ども、“マジ”だの“サイコー”だのガキみたいな会話…憤慨
そこに…トマが憎むような「売女にしか見えない」女が遅刻したと駆け込んでくる
舞台の主人公と同じワンダと言う名前だと自己紹介した女…関係者が全員帰ったと聞いても気にしない
レザーの服に犬の首輪という下品なSMファッション、キャリアもなく、無教養に見えるワンダ
「君はタイプが違う」とハッキリと告げるトマだか…強引に自分で用意してきた衣装に着替えてしまうワンダ
諦めたトマ、サッサと済まそうと、オーディションを開始、主人公のクシェムスキー博士役はトマが演じる
トマが脚色した原作は“マゾヒズム”の語源となったザッヘル=マゾッホの小説、1870年に出版…避難殺到
この衝撃作を…エレガントで美しい愛の物語と信奉するトマ、“エロ本”で“女性差別”と突っ込むワンダ、怒!
舞台はオーストリア=ハンガリー帝国の田舎の高級ホテル
物語はワンダがクシェムスキーの部屋のドアをノックするところから始まる
ワンダが最初のセリフを口にしたその時、トマの全身に戦慄が走る
そこには、上流階級の言葉使いと優雅な身のこなしの、まさにワンダ・フォン・ドゥナエフ夫人が立っていた
予定の3ページを終えたところで…「もう少し続けよう」と提案したトマ
自らも、子供時代に伯母に鞭打たれて快楽を得たと告白するクシェムスキーを熱演
ワンダが時折り口を挟む、登場人物に対する分析も的確
トマの帰りを待つ婚約者から電話が入っても、もはや芝居を中断することなど考えられないトマ
2人の共演はオーディションを超えて熱を帯び、トマはワンダのアイデアに従って台本を書き直しさえする
やがてワンダは、クシェムスキーはトマ自身なのではないか?彼の秘めた欲望にまで切り込んでくる
クシェムスキーがワンダに身も心も支配されるクライマックス、物語と現実の境界線は曖昧になっていった…
ついに2人はラストシーンに辿り着くのだが、そこにはトマの台本とは全く違う、信じられない結末が待っていた


これはなかなか面白くて、いいかもしれない!
大々的に宣伝するではなく、こっそり密かにニヤニヤ楽しむ映画である
マゾヒズムの語源となったザッヘル=マゾッホの小説、1870年に出版された自伝的小説
戯曲「毛皮のヴィーナス」を映画化したもの
劇中劇のワンダ役のオーディションに遅刻して現れた無名の女優ワンダ
自信家で傲慢な演出家トマ、知性の欠片もないように見えるワンダ…強引にオーディションを懇願
ところが…ステージに上がったワンダは、役を理解しており、セリフも完璧(台本、衣装も準備済み)
彼女を見下していたトマを惹きつけたワンダ、圧倒的な優位に立っていく…
たった2人の出演者がパワフルな演技かつ絶妙なやり取り、それも二転三転
どこまてでが現実で、どこからが劇なのか?本性なのか、演技なのか?どこまで堕ちていくのか?
ただエロチックかと言えば、女性の好みの問題もあって、複雑に倒錯した世界ということで…
ラストは見もの、飽きさせることなくアッという間、怒涛の96分であった
ああ〜余計なこと書くんじゃなかった、エマニュエル・セニエって監督の奥さんなのか…
フランスの実力派女優でワンダ役を怪演する綺麗な方です、好みとは異なりますが(笑)
相手役のマチュー・アマルリックも…ん、えっ、パンフにカメレオン俳優って書いてある
そうなのか、こういうの得意なんだろうな
最後に(なんてたって上欄のように監督と役者2人しか書いてないからね)ポランスキー監督
80歳にして、このパワフルな内容は凄いですね!
ちなみに公開15日目の第1回(10:30)、128席の映画館で1割程度の入り(Bunkamura ル・シネマ2)
2011.09format



 ゲティ家の身代金/ALL THE MONEY IN THE WORLD 
[CLAIM SUSPENSE]
2017:アメリカ作品/2018.5:日本公開(KADOKAWA)
監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズクリストファー・プラマーチャーリー・プラマーマーク・ウォールバーグ
ロマン・デュリス
ティモシー・ハットン/他
リドリー・スコット監督で実話の映画化、ゲティ家の身代金
あまり宣伝してないけど…少ない映像を観て、面白そうだということで
観に行くこととしました

STORYは…
1973年、夜のローマ、17歳の青年ジャン・ポール・ゲティ3世、拉致
ポール誘拐のニュース、祖父のジャン・ポール・ゲティの知るところに
中東から石油を輸入、ゲティ・オイル社を設立、世界でも屈指の大富豪のゲティ
孫のポールの身代金1700万ドル!
しかしゲティとポールの関係は疎遠
ゲティの息子はドラッグに溺れ…妻のゲイルと離婚、後継ぎの役割を果たしていない
ゆえに?ゲティは身代金の支払いを断固として拒否
要求に応じれば、他の孫も標的になる恐れがあると釈明
一方で元CIAのフレッチャー・チェイスを誘拐犯との交渉に当たるよう指示
誘拐されたポール、南イタリアのカラブリア州の人里離れたアジトに監禁されていた
誘拐犯のリーダー格チンクアンタ、ポールに手紙を書かせる、身代金を払わなければ…切断した指を送ると
依然としてポールの行方が分からないまま…一向に身代金を出す気配のないゲティ、苛立つゲイル
ポールがかつて、偽装誘拐を冗談で話していたと友人が証言、さらに半信半疑になるゲティ
なかなか進まぬ交渉、焦り始める犯人側
ポールに素顔を見られた誘拐犯の1人が発砲
その直後、誘拐時と同じ車から捨てられた遺体が発見される
警察から遺体確認を求められるゲイル、ポールでなくて安堵
遺体の身元判明、カラブリア州のアジトを特定
警察との銃撃戦、ポールを連れマフィアと合流するチンクアンタ
ゲイルに電話、身代金を700万ドルに値下げ
その間にもゲティは、新たな高級美術品を購入、しかし身代金の要には一切応じない
息子の無事を祈り精神的に追い詰められるゲイル、同情するチェイス、ゲティに反発
なんとか自力で脱出を試みるポール
しかし遅々として進まない交渉に…しびれを切らした誘拐犯側
ついに凶悪な手段に踏み出すのだった…


話題になってないけど面白かった!
実話を脚色したことをアナウンスしてますけど、まあいいんじゃないんですか!
時間も経ってますし、面白くなってますし…
俳優陣もピッタリのキャスティング、なかなかです
さすがリドリー・スコットっていうとこでしょうか
しかし世界中で話題になったということですが、流石に45年も昔の話
私も小学生ゆえ知らない事件です
しかし何でいまこのネタだったんでしょうか?
そういえば誘拐物の映画というのも久しぶりだった気がします
ちなみに…今回はTOHOシネマズ6ポイントで無料を使いました
公開2日目の第1回(9:30)、202席の映画館で6割程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN4)
2011.09format



 ケミカル51/chemical 51/Formula 51 
[DRUGS & COMEDY]
2001:アメリカ・イギリス・カナダ作品/2003.02日本公開(GAGA-HUMAX 共同配給)
監督:ロニー・ユー
CAST-1:サミュエル・L・ジャクソンロバート・カーライルエミリー・モーティマー
CAST-2:リス・エヴァンスミート・ローフリッキー・トムリンソンショーン・パートウィー
CAST-3:アンナ・キーヴニーナイジェル・ホイットミー/他
天才調合師が作り出した究極のドラッグ“POS51”を巡るコメディ、ネタがネタだけにメチャクチャな内容(ドラッグを肯定するわけではありません)、キャスティングも含め笑えました

STORYは…
1971年、カリフォルニア州、ヒッピー風の黒人男性エルモ・マケルロイ、大学で薬理学を専攻、薬剤師の免許を取得、前途洋洋のハズが…卒業式の夜、マリファナ所持で逮捕、将来の夢が消えた… 2001年、ドラッグの天才調合師となっていたエルモ、開発したてのドラッグ「POS51」、マフィアと取引、エルモの研究室…当人不在?集合するマフィア、怒るボスのリザード、エルモの携帯へ連絡、温められてた薬品が大爆発…を確認、飛行場へ、新たな取引相手…デュラント、イギリスはリバプールへ、爆発で死んでいなかったリザード、事態を把握…借金をネタにコキ使う女スナイパーのダコタへ連絡、エルモ&取引相手の射殺を命じる、行き先はリバプール!嫌がる女…故郷、借金帳消しを条件、渋々空港へ…スカート(キルト)姿でゴルフバックを担ぐエルモを確認… 一方イギリス、デュラントに命じられエルモを迎えに行くフィリークス…サッカー狂、報酬はリバプールVSマンチェスター戦のチケット、仕事中にも関わらず…マンチェスター・サポーターの集う店で挑発行為、逃走、同行の調合師を置き去り、部下(おバカ)に命じて迎えに行かせるも…死体、早く片付けて来いの意味が… エルモ入国を察知していた警察、暫く泳がせるつもり、迎えに現れたフィリークス…かつての恋人ダコタの姿が視界に? 移動中の車内、フライドチキン代わりのフィッシュ&チップス、アメリカ嫌いのフィリークスと一触即発状態、知人であるイキの店(ナイトクラブ)に向かったダコタ…武器調達、取引場所のホテル、痔持ちのボス・デュラント、ダコタを目撃して不安なフィリークス…カーテンを閉める、向かいのビルで舌打ちするダコタ、プレゼンテーションを行うエルモ、約束の2000万ドルの1/10の金に怒り!ダコタの携帯…リザードの指令変更「エルモを守り(調合方法は奴の頭の中)近付くものは抹殺しろ!」 カーテンを吹飛ばす銃弾…エルモ以外を射殺、隠れていたフィリークスのお尻に一発見舞うダコタ、逃げる2人、裏情報を得て張り込んでいた警察突入、フィリークスの車を運転するエルモ、逆走!イギリスは左側!追ってくる刑事ケイン、路地、向かい合う2台の車、スタート、衝突寸前にビビったケイン、全速後退…事故、逃走を続けるエルモ、念には念をの大ジャンプ、ゴミ回収船に着地、壊れた車、(見送るダコタの姿)、船上で言い争う2人、アメリカに戻れないエルモ、責任取って新しい取引相手を紹介しろ!


ドラッグもののコメディ&アクション映画…笑えます、こういうメチャクチャなのも大好きです、ちなみにドラッグ肯定をするわけではありませんので…念のため、で、この映画はドラッグの生み出す利権に群がるバカどものストーリーです、今の生活から足を洗って思い描いていた夢を実現させるべく大勝負にでるドラッグ調合師、本当に効き目があるのか?彼のプレゼンのみで一度も効き目が実証されていないドラッグ“POS51”、トイレに行くヒマさえ与えない下剤…パンツの中をウンコまみれにしてしまう薬、飲んだ人間を肉片にするほどの爆発力を持ちながら…横にいる人間は傘で身を守れるというナントモな薬(笑うしかない?)、そしてサミュエル・L・ジャクソンの60年代ヒッピー姿にスカート(キルト)姿、ライトセーバーの如く振り回されるゴルフクラブ…日本公開時:54歳!、チンピラ(&フーリガン)をやらせたら彼の右に出るものはいない?ロバート・カーライル…007の悪役より絶対にコッチがはまり役だ!と思う、そしてスナイパー役がなんともカッコよいエミリー・モーティマ…スクリーム3の劇中劇で主役をやっていた綺麗なお姉さんくらいの記憶しかなかったのに驚いたりして…でも写真を見たら意外と普通だった、 あまりにおバカなマフィアに警官達…、「魚を殴り殺してバターで揚げた」ものがフィシュ&チップスだったけ?イギリスはアメリカの51番目の州? もうやりたい放題の感、笑わさせていただきました…
ちなみに上映は僅か2週間(その後は不明)、残り数日、これをみなさんか読んでいる頃には終了してることでしょう
※POS 51→マリファナの51倍強力、LSDの51倍の幻覚作用、エクスタシーの51倍の絶頂感…と
※邦題:Chemical51→Chemical=化学物質、化学薬品の意
※原題:Formula51→Formula(フォーミュラ)=化学式、処方の意
※英題:The 51st state→51番目の州の意
※パンフでは2002作品となっているが、他の多くの資料が「2001作品」としていることから、「2001年」とした
公開8日目第3回、300席程度の映画館に60〜70名程度の入りでした(新宿オスカー)
2000-2009format



 獣は月夜に夢を見る 
[DRAMA]
2014:デンマーク/フランス作品/2016.04:日本公開(クロックワークス)
監督:ヨナス・アレクサンダー・アーンビー
出演:ソニア・ズーラース・ミケルセンソニア・リクターヤーコブ・オフテブロ
スティグ・ホフマイヤー/他
私の好きそうな内容の映画が出てきましたね!
デンマーク/フランス製の映画というのも興味があり見に行くこととしました

STORYは…
湿った重い雲が立ち込める海岸沿いの小さな村
マリーは雑貨店を営む父トニーと病気の母との3人の生活
体をほとんど動かせず、言葉を発することもできない母、母がどんな病気か語ろうとしない父
マリーは村の人々が母を避けていることに気付いているが、その理由は分からない
マリーの日課は母との散歩、車椅子、海岸に続く道、2人静かに海を眺める、マリーにとって心休まる時間
ある時マリーは自分の体の異変に気付く、胸に小さな発疹、毛が生えてくる、少しずつ広がる…、
母の主治医でもあるラーセンの主治医、体調に変わりがないことを伝えると視診&触診のみ、次は1か月後
19歳になったマリー、魚の加工工場で働き始める、小さな村では誰もがマリーとその家族のことを知っている
職場の人達は彼女と一定の距離を置いていた
粗暴な同僚エスペン達から露骨な嫌がらせを受ける中、マリーは心優しい青年ダニエルに心惹かれる、相思相愛
ある日、マリーが仕事を終えて家に戻ると、ラーセンが母のもとを訪れていた
治療薬の注射の痕が炎症、ラーセンの鞄を目にしたマリー、診断書の入った封筒を抜き取る
中身を確認、母親のレントゲン、ロシア船で発見された船員達の死体の写真、全身を毛に覆われた獣のイラスト
ロシア人の遺体とははの病気は、何か関係があったのか
その晩、バスルームで母の体を洗う父の姿を盗み見たマリー、父がカミソリで母の背中の毛を剃っていた…
マリーの胸の発疹は日に日に大きくなり、痣のように黒ずんだ皮膚から体毛が伸び始めていた
誰にも相談できない悩みを抱え、マリーの心は次第に不安になっていく
やがてその苛立ちは、同僚や両親にも向けられる
何かあったのかと不安げに問う父、黙って胸の痣を見せるマリー
すぐにラーセンがやってきた、彼はマリーが母親と同じ病気にかかっている?
そのため次第に毛深くなり、感情を自分でコントロールできなくなることを告げる
しかし薬さえ飲めば症状抑えることができるという
薬を飲み、母と同じ車椅子での生活で暮らせということか?薬を拒絶するマリー
1人港を訪れたマリー、陸に上げられたロシア人の船を発見
船員が殺害された船室に入ってみると…木製の扉には無数の爪痕のような傷が刻まれていた
事件の詳細を聞くため、マリーは同僚フィリップの家を訪れた
しかし彼は余計なことに首を突っ込むなとだけ語り、踊りに行こうとマリーを誘う
クラブに着くと、全てを忘れるように激しい音楽に身を委ねるマリー
カウンターにダニエルがいることに気付くと…その耳元で「怪物になってしまう前に抱いて欲しい」と告げる
浜辺で愛し合うマリーとダニエル
その時、ダニエルはマリーの体が感情と共に変化したことに気付いていた
明け方近くに家に帰ると、深刻な面持ちの父と注射器を手にしたラーセンがマリーを待っていた
父に押さえつけられたマリーの腕に、「大丈夫」と呟きながら注射器を突き立ててるラーセン
ところが次の瞬間、巨大な咆哮と共に鮮血が部屋に飛び散る
そして、その時マリーは自分が何者なのかを悟るのだった…


うん、浅い内容だな…
期待して損した感じ
主演がそう美人じゃないし、ストーリーはお約束の単純明快過ぎ
デンマーク映画ってこんな感じなのかな
次はないかな
まあTCGカード使って1300円で観たのでまあ、仕方ないか…ということにしよう
公開初日の第1回(12:30)、60席の映画館で7〜8割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター3)
2011.09format