行・き・ぎ 作品・海外






 記者たち/衝撃と畏怖の真実/SHOCK AND AWE 
[NON FICTION]
2017:アメリカ作品/2019.03:日本公開(ツイン)
監督:ロブ・ライナー
出演:ウディ・ハレルソンジェームズ・マースデンロブ・ライナートミー・リー・ジョーンズ
ジェシカ・ビールミラ・ジョヴォヴィッチケイト・バトラー
ルーク・テニーテレンス・ルーズモアマーゴ・ムーレー
リチャード・シフ/他
最近観た映画のラインナップを見て考えるところあり
いつの間にか、人の評判に左右されているなと…
なんちゃら賞受賞作だとか、興行TOPだとか…
そういうの気にせず、観たい映画を自由に観たいな!と思う、今日この頃
で、いろいろ考えた末?いや直観ですね!…この映画を観ることとしました

STORYは…
2001年9月11日、アメリカで発生した同時多発テロ!
ジョージ・W・ブッシュ大統領はすぐさまテロとの戦いを宣言
イスラム系テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンが首謀者との疑いが浮上
そんな中、31社の新聞を傘下に持つナイト・リッダーのワシントンD.C.支局長ジョン・ウォルコットの耳に…
驚くべき情報!ブッシュ政権がビンラディンを匿うタリバンだけでなく、イラクとの戦争を視野に入れていると!
真実を探るよう命じられた記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベル
中東問題の専門家、政府職員、外交官…地道な取材を実施
ビンラディンとフセイン大統領が繋がっている証拠は見当たらないというのに…
アメリカが本気でイラクとの戦争に傾いていることが明らかになっていく!
2002年1月29日、ブッシュ大統領の一般教書演説
逃亡を続けるビンラディンを残し、アフガニスタンのテロリストは全て捕らえたと宣言
アメリカは民主主義国家としてテロと戦い続けると発表
イラクは大量破壊兵器ほ保持するテロ支援国家であると非難
それらを口実にイラク侵攻に突き進む政府の方針に…大手メディアが迎合!
ナイト・リッダーだけが真っ向から抗う批判記事を発表し続ける
(本当にイラクが大量破壊兵器を持っているのかの裏を取っていたが、見当たらない!)
元従軍記者でジャーナリストジョー・ギャロウェイを招聘して取材体制を強化!
他のメディアが政府の広報に成り下がるならやらせておけばいい!
我々は我が子を戦争にやる者達の味方なのだ!と
しかし…傘下の新聞社からも記事の掲載を拒否されたナイト・リッダー
為す術もなく世間の潮流から孤立
熱血漢のランデーには旧ユーゴスラビア出身の妻ヴラトカ&…
離婚したばかりのストロベルには恋人リサという良き理解者がいるが…
身内からも裏切者呼ばわり!
俺達の報道は間違っているのか?苦悩を深めていく
この時、イラクとの開戦は避けられない状況となっていた
それでも八方塞がりの苦境の中…ウォルコット、ランデー、ストロベル、ギャロウェイの4人…
不屈の記者魂を奮い起こし、一丸となって粘り強い取材を続ける
政府の巨大な嘘を暴き、揺るぎない真実を世に知らしめるために!


なかなか迫真に迫っていて…スクリーンに釘付けですね!
2001〜2002年のアメリカ、途中途中にニュース映像が使われるが
見知った顔が次々と出てくる展開、そんなに過去の事ではないんだな!?これが…
なんか9.11テロに始まった、イラク侵攻!
なんか正義を振りかざし、あれよあれよという間にアメリカ軍が出撃!
6週間という短期で…アメリカ軍がイラクを制圧したんだけど
問題は、派兵した理由!イラクは大量破壊兵器(核爆弾)を持っている!
しかし、そんなものは見つからなかったんだけど…
この映画で、そんなアメリカ政府の行動に疑問を突き付けていたメディアがあったことを知る
証拠は?裏は取れてるの?
みんな政府の御用メディアに成り下がる中
本来メディアが一貫して取るべき態度を頑なに守っていただけなのに…ね
他人の子供を戦いに送るのではない、自分の子供を戦いに送るのだから…納得!
最終的にニューヨーク・タイムズは謝罪記事を書いていたらしい
そして正しかったのは、ナイト・リッダーだけだったと伝える戦犯メディア
さらに、そうだったのか…派兵の象徴だと思っていたパウエル国務長官が最後の砦だったんだ!
最後には、全ての泥をかぶって、派兵を決めたんだ…そうだったんだ
どんだけジョージW・ブッシュは無能だったんだろう?
(全米ライフル協会、軍事産業の利益優先?)
で、ストーリーは実話だが、今回は配役が良い!
記者役のウディ・ハレルソンとジェームズ・マースデンがイキイキしていて良いし
彼等を指揮する編集長ロブ・ライナー(監督)が渋い&トミー・リー・ジョーンズも久しぶり
記者ランデーの妻になんとミラ・ジョヴォヴィッチ!
随分と贅沢なキャストだな!
結構、楽しめました
あれっ???
今更だけど、これって2017年作製の映画だったんだ!なんで今だったんだろう!?
ちなみに平日(金曜日)の昼跨ぎの回!
客層は超高目(おじいさん&おばあさん)で、劇場の半分を埋めていた!
何が彼らを惹き付けたのだろう?
しかしだな、日比谷(銀座)だから?オメカシしすぎ?
化粧の匂いには参った!
公開8日目の第2回(12:00)、202席の映画館で5割程度の入り(TOHOシネマズシャンテ SCREEN2)
2011.09format



 キシュ島の物語 
[???]
1999:イラン作品/2001.08日本公開(ビターズ・エンド)
製作総指揮:モハマド・アハマディ
私自身初めて見たイラン映画です、無限に続く砂漠と青い海…キシュ島の物語、文明のギャップ、流れいく時間の違いを逆手に取った(クスッと笑える)コメディとも… 「癒し系」のコピー?確かにのんびりしてて眠くなったて…
第1話:ギリシャ船
監督:ナセール・タグヴァイ
CAST-1:ホセイン・パナヒアテフェ・ラザヴィ/他

海辺の難破船(ギリシャ船籍)と土産物店、船に向かって流れ着く色鮮やかで夥しい数の「段ボール」、何故?何処から?何を梱包?分からないけど奇麗なものを集めては店や住宅のディスプレイに使う店主シャンベ、日ごと落ち付きを無くしていく妻、心配…まじない師への相談、儀式…妻が「段ボール」を恐がっていると判明、妻と「段ボール」のどちらを取るかの選択、「段ボール」を海に返すシャンベ、安堵する妻だったが…


第2話:指輪
監督:アボルファズル・ジャリリ
CAST-1:ハウェズ・パクデル/他

キシュ島に職を求めて来た男ハフェズ、海水を建設現場の車に給水する仕事をGET、海辺の小屋で寝起き、傍ら、古バッテリーを解体、貝殻を使って”重り”を鋳造…魚を釣っては売る、電気が必要と思えば街頭から分岐、貝殻をたくさん集めては奇麗に洗っては売る、あらゆる手段で金を稼ぐ、ある日、身なりを整えたハフェズはショッピング・センターへ、彼は「高価な男性用指輪」を購入する…


第3話:ドア
監督:モフセン・マフマルバフ
CAST-1:モハマド・A・バブハンノリエ・マヒギラン/他

砂漠を進むドア、追いかける郵便配達人、ノック、扉から顔を出す老人、彼の娘にプロポーズの手紙…破り捨てると再びドア(全財産)を背負い移動…、その後ろを嫌がるヤギを連れた娘が付いて行く、老人のドアを叩く楽団…「結婚式か葬式をやっている場所を知らないか?」と…、「誰が死んで、誰が行きているかなんて知らない」と答える老人、海岸、波打ち際の老人と娘と黒ヤギ、再び郵便配達人の登場、今度は息子からの手紙、受取り拒否、ドアに番地が付いている限り届けると配達人…、やがて海を眺める老人が待っていたものが現れる…


初のイラン映画です、ペルシャ湾中央部に浮かぶ「キシュ島」を題材としたオムニバス映画…以前に見た予告篇が気になっておりました、ともかく青く澄んだ海、真っ白な砂、砂漠の対比が美しい、この風景のの中を、何かが盛り上がるということもなく不思議な物語がタンタンと進んで行きます(癒し系映画と評する雑誌もありました)、異国から流れ付く正体不明の物を集める男と恐怖する女の話…、金を稼ぐために、なんでも商売にする男の最終目的?、全財産のドアを背負って砂漠を歩き続ける老人と彼の元を訪れる不思議な人々の話…、それぞれナカナカ面白いプロットなのですが、さすが癒し系、チョット気を抜くと睡魔に襲われる、タンタンと進む、太鼓を基調とした単調なリズム、実際に眠ってしまったわけで…残業&暑さで相当にくたびれていたもよう、眠るならチャンと布団(ベッド)で寝ましょう、お客の年齢層が高いのも一つの特徴、一体どこで宣伝しているのだろうか?
(シネ・アミューズ・EAST:渋谷)
2000-2009format



 奇跡の2000マイル/TRACKS 
[HUMAN DRAMA]
2013:オーストラリア作品/2015.07日本公開(ブロードメディア)
監督:ジョン・カラン
出演:ミア・ワシコウスカアダム・ドライヴァー
ライナー・ボックローリー・ミンツマリリー・パール/他
何を観ようかなとネットで検索し続けていたところ
面白そうな映画を見つけましたので観に行ってきます
1975年に実際にあった出来事の映画化作品です

STORYは…
1975年、砂埃舞うオーストラリア中央部アリス・スプリングに降り立つ女性、ロビン・デヴィッドソン
愛犬ディギティと共に遥々列車でこの地に来た理由…壮大な夢を実行に移すため
都会での生活に漠然とした物足りなさを感じたロビン
アリス・スプリングから2000マイルの砂漠地帯を徒歩で横断、インド洋に面した西オーストラリアの海岸へ
それを実現するため…水や食料などを運んでくれるラクダを入手する必要
観光客相手にラクダ牧場を経営してるポゼルに雇われたロビン
重労働をこなしながらラクダの扱いを学んでいく
ところがポゼルは…8ヶ月を無給で働けば2頭のラクダを与えるという約束を反故
憤慨したロビンはディギティと共に牧場を飛び出すと…屋根が壊れた廃屋で寝起き
今度はアフガニスタン人のラクダ飼育農家モハメットの下で働き始める
何とかラクダを調達する目途がついたロビン
旅の資金として…ナショナル・ジオグラフィック誌からの援助を取り付けることに成功
条件…旅の途中にリック・スモーランというおしゃべりカメラマンによる何度かの撮影を受け入れること
かくして1977年4月9日、都会から駆け付けた父と妹、姪っ子達に見送られ旅立ったロビン
パブ、ドゥーキー、ゼリーと赤ん坊のゴライアスの4頭のラクダ、愛犬ディギティと共に…
29日目には順調にエアーズロックがある国立公園に到着
騒々しい観光客に“キャメル・レディ”と呼ばれ、興味本位の写真を撮られ
リックからは表情やポーズにあれこれ注文を付けられ苛立ちを隠せないロビン
その後の旅は想定外の苦難の連続
凄まじい暴風に見舞われ…埃まみれ、もう耐えられないとブチ切れ
61日目の朝、ラクダが姿を眩ました時は…必死に周囲を探し回った
32キロ/日ペース、キャメル・レディの噂話、的確に待ち受けているリック
アボリジニのコミュニティでは、リックが忠告を無視して伝統の秘儀を撮影…反感、案内を断られてしまう
女性だけでは聖地に入れないため、次の目的地まで200キロ以上の遠回り
かつてのモハメッドの助言、発情して突進してくる野性のラクダ…ライフルで撃退、水辺で一休み
車でやって来た4人のアボリジニ、彼女の旅の話、Mr.エディが案内人を務めてくれることに
英語を話せないエディだが…大自然の知識が豊富で陽気な彼、ロビンにかけがえのない喜びの日々
既に80日以上が経過、荒んだ雰囲気のアボリジニの集落、エディとの別れの時
ここから先は2カ月間、誰も住んでいない、車も通らない砂漠を歩き続けねばならない
ロビンの固い決意を悟ったリック、せめてもの助けに…水の調達を申し出る、素直に御礼を述べるロビン
旅の最中、顔を合わせる度にギクシャクしていた2人の間に、いつしか友情が芽生えていた
エディからお守りの石を贈られたロビン、過酷な気候と地形の大地を一歩一歩進んでいく
その行く手に待ち受けている試練を乗り越えた先に…
果たしてロビンはいかなる光景を目の当たりにし、何を見つけるのだろうか?


実話ベースのこういう映画も好きですね〜!新宿の単館系映画館に行ってきました
1970年代の実話の映画化、オーストラリア、1人の女性が2000マイル(3200km)の砂漠横断の旅
次々に発生する難事を乗り越え、出逢いと別れ、西海岸へと向けて一歩一歩進んでいく
しかしラクダを手なずけるのは大変だな、従順で優しそうと思わせておいて、実は気性が荒いのだな
亡き母が父親に贈ったコンパスを手にしたロビン、失くしてしまって大騒ぎ、ラクダ達は何処?
さらに愛犬との別れは辛いんだな、しかも2度目…自らの手で、悲しいが…愛しているがゆえに…ライフル!
何故にこんな辛い旅を始めてしまったんだろう、思い悩むが進むしかない
ミア・ワシコウスカ熱演である、外見も本人に似ているのだね、彼女を見守る周囲の人々も良い
そーだな、あと1割カットしたらテンポアップして良いかもしれない
ちなみに原題は「TRACKS」だが…直訳すれば「踏みならした道」とか「わだち」となる
しかし「奇跡」なんだろうか?とは思ってしまった、意志の強い女性の成し得た行動だろうに?
話は変わるが…TOHOシネマズの6000マイル獲得に走るべきなんだろうけど(あと少しなんだけど)
必ずしも観たい映画がTOHOシネマズでやってるとは限らないのだね、行使するタイミングもあるし
なんか私の闘っているマイルとはスケールが違うのだな(笑)
ちなみに公開2日目の第1回(12:25)、133席の映画館で5割程度の入り(新宿武蔵野館1)
2011.09format



KICK-ASS/キック・アス                 は、別ページとなります
KICK-ASS2/キック・アス/ジャスティス・フォーエバーは、別ページとなります



 キッドナッパーズ/LES KIDNAPPEURS 
[CLAIM?ACTION&COMEDY]
1998:フランス作品/2000.02日本公開(コムストック)
監督:グレアム・ギット
CAST-1:メルヴィル・プポーエロディ・ブシェーズロマン・デュリスイザーク・シャリー
CAST-2:エリ・カクーパトリック・リザナエレーヌ・フィリエール/他
フランス映画、2000万フラン強奪を巡るオバカなお話、情報収集を綿密にやる人間がいない、勘違いが死を招く、大金は誰の手に?バカは死ななきゃ直らない!見る方も諦めて笑うしかない…エロディ・ブシェーズはナカナカ…

STORYは…
南仏、刑務所内、足を洗う決意の金庫破りアルマン。切れやすいユリス、自由奔放なハッカーのクレール(アルマンの恋人)、ドラッグ中毒にしてスピード狂のゼロ(クレールの弟)…アルマンの出所、彼女の元へ…男…喧嘩。仕事の相棒でも合った彼女から仕事の話…報酬500万フランに前言撤回。仲介者のユリス、4人目は…ゼロ…刑務所送りの原因…アルマンの拒絶反応、説得するクレール。シュミレーション通りにいかない仕事、余計なお荷物(人質)を背負うは…、2000万フランが入っているハズの金庫には小汚い像、依頼主メッシーナとの交渉決裂。リトアニア人組織からの接触、リトバク王子?像と引換えに支払われた500万フラン…分け前で仲違い。情報を掴むユリス。リトバク王子?2000万フラン?お荷物!依頼主の勘違いに気付くメンバー、金を持ち逃げしたゼロを追いながら、2000万フラン奪取へ…


予告CMが結構カッコ良かった、面白そう…ということで公開初日に行ってきました、が…なんだこれは?素人丸出しの内容と映像…、少し用心深いオバカさん1人+その他全員オバカさん。オバカな設定とオバカなストーリー、バカは死ななきゃ直らない!?コメディだったのか?フランスのアクション映画って不思議だ、見たい人はなるべく安い券を手に入れてから…
ちなみにキッドナッパーズとは「誘拐犯」のこと
(新宿東映パラス2(本当はシネスイッチ銀座で見たかった))
2000-2009format



 gifted/ギフテッド 
[DRAMA]
2017:アメリカ作品/2017.11:日本公開(20世紀フォックス映画)
監督:マーク・ウェブ
出演:クリス・エヴァンスマッケナ・グレイスリンゼイ・ダンカン
ジェニー・スレイトオクタヴィア・スペンサー
ケリー・コリンズ・リンツ/他
妻と渋谷の「大江戸和宴」なる蕎麦と日本酒の催し物に出掛ける
2人で5杯の蕎麦を食した(沢山の種類が食べられるよう1杯は半人前…の割に700円)あと、
渋谷の街を歩いていて、映画でも観て行こうということになり…
目をつけていた映画の始まり時間も丁度よく、最前列だったけど劇場に雪崩れ込みました

STORYは…
「とにかく、子供らしく」、7歳のメアリーが初めて小学校に登校する日
男手一つで彼女を育ててきた叔父のフランクは、そう言って送り出した
ところがメアリーは早速トラブル、算数の授業で簡単過ぎる足し算にイラつき
担任の先生ボニーが試しに出した、他の生徒には絶対に無理な暗算の問題を次々と解いてしまう
フロリダの海辺の街、ボートの修理で生計を立てているフランク
頭が良くて鳥にも優しい片目の猫フレッドと暮らすメアリー、生まれついての数学の天才=gifted
隣人でなにかとメアリーの面倒を見てくれるロバータだけが事情を知っている
メアリーの才能に気付き、好奇心に駆られたボニー、フランクの名前をインターネットで検索
「著名な数学者ダイアン・アドラーが自殺、残された遺族は弟のフランク」の記事
金曜日の夜、街のバーでフランクを見かけるという情報、ボニーもバーへ、思い切ってフランクに声を掛ける
盛り上がり、酔っ払う、7年前の出来事を打ち明けるフランク
姉のダイアンが赤ん坊のメアリーを連れて…「話がある」と訪ねてきたのに…
デートに出掛けてしまい、その間に姉は死を選んでいた
ダイアンはメアリーの父親と別れており、妊娠を機に母親にも縁を切られていたため…
フランクがメアリーを引き取るしかなかった
そんな中、メアリーは自分と同じクラスの男子をイジメた上級生を殴るという問題を起こす
校長はフランクに“ギフテッド教育”で名高い学校への転校を勧める
メアリーに“普通の暮らし”をさせることを望んだダイアンの遺志を守るため…フランクは頑なに“特別扱い”を拒む
少しずつ学校に馴染んでいくメアリーの前に、顔も見たことのない“おばあちゃん”イブリンが現れる
メアリーの才能!歴史に名を残す数学者になれたはずのダイアンに代わり、偉業に挑戦させるべく迎えに来た!
イブリンからプレゼントされた、数学関係のソフトが入った最新のMacBookに夢中になる一方で…
普段はケンカが絶えないけど、本当は世界一大好きなフランクと引き離されることを恐れ始める
彼女の不安を察したフランク、「俺達は何があっても一緒だ」と約束するのだった
メアリーの親権をかけて、祖母対叔父の裁判が幕を開ける
弁護士を雇うのもギリギリのフランク、財力で一流弁護士に依頼したイブリン、驚くべき調査結果を突き付ける
しかしフランクもまた、亡き姉から重大な秘密を託されていた…


よくあるようなストーリー展開ではあるが…まあ楽しめたかな
夫婦2人で観るにはちょうど良い内容である
自殺した姉の娘メアリーを育てるフランク、7歳のメアリー、数学の“天才的能力”=gifted
姉の遺言…普通の子供として育てたいフランク
どこで嗅ぎ付けてきたか?数学の天才児として育てたい母(縁は切ったはずの)
金持ち vs 貧乏の裁判に持ち込まれる
少しでも有利な取引に持ち込む弁護士だったが…
金持ちは諦めが悪いのだな、金にものを言わせて!?
さて一発逆転なるか!?
てな展開で進むわけで
観ていて、なんとなく展開の予想はつくのだが
メアリー役のマッケナ・グレイスちゃんが可愛いのと
けっこうアッチコッチで笑わせてくれて…飽きさせないので、あっという間に観終わってしまった
さてと、ササっとこちらも片付けましょうか…
そうそう、この映画を観るにあたって、チケット購入時に気付いたが…
夫婦50割りで、2,200円で済むのね、1人だと1,800円なのにね
また妻を誘い出して映画でも観に行きましょうか!
ちなみに公開3日目の第3回(14:10)、199席の映画館で満員(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN2)
2011.09format



 逆転のトライアングル 
[COMEDY ]
2022 カンヌ国際映画祭[最高賞パルムドーム受賞作] 
2022:スウェーデン/ドイツ/フランス/イギリス作品/2023.02:日本公開(GAGA)
監督:リューベン・オストルンド
出演:チャールビ・ディーンハリス・ディキンソンドリー・デ・レオン
ウディ・ハレルソンヴィッキ・ベルリンジャン=クリストフ・フォリー
ズラッコ・ブリッチズニー・メレスヘンリク・ドルシンイリス・ベルベン
アマンダ・ウォーカーオリヴァー・フォード・デイヴィスアルヴィン・カナニアン/他
3月上旬に海外旅行に行くための準備で2月後半からの映画が吹っ飛んでたけど…
取り敢えずこの映画だけはどうにかして観たいと思ってました!
公開1ヶ月、まだやっててくれた!間に合いました!
Bunkamuraが2023年4月9日(オーチャードホールを除く)で一時閉館となるので駆け込みです!
「現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着!
そこで頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃員だった・・・」
というサバイバル・コメディ!?まあ大方の展開は読めるが、楽しみに行きます!
ちなみに日本では話題になってないが「第75回(2022年)カンヌ国際映画祭_最高賞パルムドール受賞作」!です!

STORYは…
男性モデルのオーディション会場、今回も不採用のカール
彼女のヤヤは花形モデル、会場は大金持ち優先で席の強引な融通?はじき出されるカール
高級レストラン
テーブル中央に置かれる領収書!化粧直ししながら「ありがとう、ごちそうさま」と言うヤヤ
憮然とするカール、「今夜はおごりじゃなかった?」、カールの何倍も稼いでいるヤヤ
毎度男が払うのが当然という態度に疑問を呈するカール、激しい言い争い
「男女の役割に捉われるべきじゃない」と必死に気持ちを伝えるカール
女性モデルは、結婚・妊娠したらお終い!セレブ婚を望んでいる!戦うとカール!
豪華客船
インフルエンサーとしても人気者のヤヤ、豪華客船クルーズの旅に招待を受ける(お供のカール)
乗客は桁外れの金持ちばかり
最初に声を掛けてきたのはロシアの新興財閥“オリガルヒ”の男ディミトリと妻ヴェラ
有機肥料でひと財産を築いたと語る男は「私はクソの帝王」と笑う
その他にもヤヤに写真を撮ってもらって「お礼にロレックス買ってやる、会社売却して腐るほど金がある」男ヤルモ
上品で優しそうな英国人老夫婦が…「武器製造会社」の家族経営、「地雷禁止」も「夫婦愛で乗り切った」!
(脳卒中を患った妻テレーズ(“雲の中”しか喋れない)を連れた男(金持ちかは不明)
そんな現代の超絶セレブをもてなすのは、客室乗務員の白人スタッフ達
旅の終わりに振る舞われる「高額チップ」を夢見ながら、乗客のどんな要望も叶えるプロフェッショナル
そして船の下層階では、料理や清掃、機関部を担当する有色人種の裏方スタッフ達
ある夜
船長が乗客をもてなすキャプテンズ・ディナーが開催される
アルコール依存症の船長が、朝から晩まで飲んだくれていたため、延び延びになっていたイベント
(低気圧が近付くから“木曜日だけは避けてくれ”という客室乗務員ポーラの言葉を無視)
スタート時点から船が揺れている(真っ直ぐ立てない状況)
生牡蠣、キャビア、ウニ、トリュフ、これでもかと高級食材をぶち込んだ料理がサーブされる
が、嵐の中に突入!船酔いに苦しみ始める客が続出、ゲロゲロの地獄絵図!
激しい揺れにトイレ逆流、停電!それでも黙々と掃除する有色人種スタッフ…
泥酔した船長は指揮を放棄
通りかかった海賊に手榴弾を投げ込まれ…難破する豪華客船
数時間後
ヤヤとカール、客室乗務員のポーラ、黒人機関士のネルソン、ロシア人富豪ディミトリ、ロレックス男ヤルモが
島に流れ着く!海岸には救命ボートも漂着…中にはアジア系女性清掃員アビゲイルが乗っている
彼等はボート内の水とスナック菓子で空腹をしのぐが、直ぐに食べ尽くす(隠し持っているアビゲイル)
すると
アビゲイルが海に潜り“タコ”を捕獲!サバイバル能力のない大富豪とインフルエンサー達は…
火を起こして調理するアビゲイルを見ているだけ
革命が起きたのは、アビゲイルが調理した“タコ”を分配する時
「ここでは私がキャプテン」という彼女の言葉を認めなければ、お代わりが貰えない!
全員を支配下に置いたアビゲイルは、“女王”として君臨していくが…


まあ予告の内容で「全体の(ほぼオチまで)展開」は読めていますが…(嫌な客だな!)
展開は予告通りからの結末は、時間的にそのように落とすしかないよね!って感じだが
人物設定、そこまでの細かいネタフリが笑える
まあゲロゲロだったり、ウ●コが混じるけど
(もしかして外国の方って、ウ●コチン●ン大好きだよね!?)
あと本当はやっちゃいけない差別ネタ…まあ逆手に取るけどね!
しかしあの海賊は何?手榴弾ネタの補強?いきなりベタ凪なんだけど?なんで?
まあその後に大逆転が起きるわけなんだけど…
できれば時間内にもう一展開、ワンシーン放り込んでくれれば良かったのにな!ってとこ
多分これが、米国アカデミー賞で話題にならなかった原因?
ゆえに日本でも評判にならず?でも映画評価サイトでは高得点を叩きだしているね!
どうも私と同好の士が多いようで…
でだ、東急百貨店本店の建替に伴い、Bunkamuraも大改装に入る!
映画館「ル・シネマ」も4月9日までの営業!(今日を含めて残り20日)(この地での再開は2027年度予定)
当面は6月より旧・渋谷TOEI跡で「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として営業開始
公開28日目の第1回(10:30)、128席の映画館で5割程度の入り(Bunkamuraル・シネマ2)
2011.09format



 キャスト・アウェイ/CAST AWAY 
[HUMAN DRAMA]
2001 ゴールデングローブ賞[主演男優賞(ドラマ部門):トム・ハンクス]
2000:アメリカ作品/2001.02日本公開(UIP)
監督:ロバート・ゼメキス
CAST-1:トム・ハンクスヘレン・ハントウィルソン
CAST-2:ジェニファー・ルイスジョフリー・ブレイクピーター・ヴォン・バーグニック・サーシー
     クリス・ノースラリ・ホワイト
CAST-3:エルデン・ヘンソン/他
サバイバル?仕事漬けの男、悪天候で墜落した飛行機、絶海の孤島、遭難、たった一人の生存者…絶望との戦い、彼女の写真、話し相手のバレーボール…生きて助かるための方策、彼の努力は果たして報われるの?

STORYは…
チャック・ノーランド、”宅配便”フェデックス社のシステム・エンジニア、配達時間短縮!モスクワから帰国中、同僚スタンの妻の病気を知る、恋人ケリーは大丈夫?学位論文と格闘中…慌しいデート、チャックの出発の時、メキシコ旅行と大晦日を2人で過ごす約束、X'masプレゼントの交換、ケリーの写真が入った(祖父から貰った)ロケット式懐中時計、チャックが渡した小箱は大晦日に開けることに…「すぐもどるよ!」 タヒチへ旅立つチャック… 悪天候、交信不能、大きく外れたルート、操縦不能に… 救命ボートにすがるチャック、着水、一人闇の中… 小さな無人島での目覚め、HELPの文字、探検、洞窟の発見、岩山の頂上からは…360°全て海、船影も見えず…漂着を続ける”フェデックスの宅配便”…そしてパイロットの死体、懐中電灯を入手、照らし出すケリーの写真… 遠くに見えた明かり、救命ボートを漕ぎ出すが…波と珊瑚礁に阻まれ大怪我、島の生活、椰子の実の外皮と格闘、岩場の蟹と小魚… 長期化を覚悟、時間を短縮し続ける仕事が一転… 中身を期待して宅配便を開封、スケート靴は刃物として、ドレスのチュールは漁獲の網、ビデオテープは紐代わり、バレーボールの使い道?…そして天使の羽が描かれた最後の箱(冒頭シーンの荷物)、希望を託し開けないことに… 捕獲した魚・蟹を食べるために火が必要、試行錯誤、血だらけの手で叩き付けるバレーボール、手形…人の顔?話し相手”Wilson”を得、ついに火起しに成功するが… 痛みだした虫歯、食べられない日々…スケートの刃をあて石を叩き付ける、絶叫…


ナカナカよいが…「電波少年的 無人島脱出」のRマニアがチラツイテしまった(個人的な問題です)、主人公チャックが“フェデックス社”社員のシステム・エンジニアという設定ゆえのエピソードは考えたものだ…、無人島生活で得たもの、失った多くのもの…現実的な問題に悪戦苦闘、彼が最後に得たものは…何にも縛られない自由
それから…映像面についてですが、連続するシーンでの太陽光がデタラメなのがなんとも…
このころは睡眠不足だったもので…出だしの眠かったこと、映画終了時の前列アベックの会話…彼女は最初から最後まで寝ていたらしい
(新宿プラザ劇場)
2000-2009format



 キャプテン・ノヴァ/CAPTAIN NOVA 
[SF]
2021:オランダ作品/2023.01:日本公開(未体験ゾーンの映画たち)
監督:モーリス・トルーボルスト
出演:アニーク・ファイファーキカ・ヴァン・デ・ヴィーヴァーマルアン・メフタ/他
今年(2023年初頭)まだ正月休みしてますので、映画三昧です!
今日は「ヒューマントラストシネマ渋谷『未体験ゾーンの映画たち2023』」から
オランダ産SF映画「キャプテン・ノバ」を選択しました!
ちょっと「グレタ」が入ってるような気がしますが、SF好きなので観に行きます!
ちなみに「未体験ゾーンの映画たち」は、万人向けするか分からないが、このゾーンが好きな方はどうぞ!
…の世界だし、それを「1,400円」で楽しむのですよ!

STORYは…
2050年、地球は乾燥した荒れ果てた場所にになり…人類滅亡の危機に陥っていた!
戦闘機パイロットのノヴァ(37歳独身)…未来の世界を救うため過去に遡る重大ミッションに挑む決意!
全ての鍵を握る2025年(25年前)に向かうノヴァ
予想外の出来事!指定位置から外れた位置への不時着!
それよりも…タイムトラベルの副作用!25歳若返って12歳の姿!不時着のショックで身動きできず!
そこを通り掛かってしまった15歳の少年ナス!ノバに同行したミニロボットADDが救いを求める!
何が何だか分からないが、既に追われる身の少女を担いで逃げるナス!
追うのは(オランダ?)陸軍の女性エージェント(どうして速攻で追ってこれたか不明)、捜査
逃げるナスとノヴァ、機械工作好きな農夫の協力
あるプロジェクトを阻止するため目的地に向かうノバ、協力するナス
(12歳風のノヴァにチューしようとして拒否られる15歳のナス、私は37歳!(笑))
タイムリミットは24時間
果たして2人は未来を救うことが出来るのだろうか?

良く言えば「低予算B級オランダSF映画」「環境意識高め」
悪く言えば「雑」で「稚拙」
まあそういうことで世界マーケットには乗ってこないんだろうけど
「ヒューマントラストシネマ渋谷『未体験ゾーンの映画たち2023』」で紹介される…
「惜しいでしょ!?のゾーン」には入っているのだな!の映画!
個人的には楽しかった!まあNetflxiなんかの配信でもいいけど
映画館で上映されたという箔がつく!?
まあ機会があれば暇潰しに観てください!
なんか良い感じです!
パンフもネット情報もほぼほぼ無いので最低限情報です!
公開初日の第1回(13:50)、173席の映画館で30人程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター2)
2011.09format



 キャラバン/CARAVAN /HIMALAYA 
[HUMAN DRAMA&SPECTACLE]
2000:フランス・ネパール・イギリス・スイス作品/2000.11日本公開(ギャガ・コミュニケーションズ)
監督:エリック・ヴァリ
CAST:ティレン・ロンドゥップカルマ・ワンギャルラクパ・ツァムチョエグルゴン・キャップ
    カルマ・テンジン・ニマ・ラマ/他
フランス+ネパール他… ヒマラヤの奥地の村、生きるために塩と食料の交換に向かうキャラバン、次の長老候補の死、揺れる村、今後 誰がキャラバンを率いていくのか?  「大自然に立ち向かう老人達の知恵と決断、無鉄砲に挑む若者達…、対立、大自然に完膚なきまで叩かれ…そして…

STORYは…
ヒマラヤの山奥…麦畑、少年と老人「この畑全部で、村の者が3ヶ月食べるのがせいぜいだ…」と、厳しい冬を生き抜くため、塩と食料の交換、ヤクを連れてのキャラバンに行かなければならない…老人は村の長老ティンレ、長年キャラバンを率いたカリスマ的存在、そして長老の孫ツェリン… キャラバンが村に帰ってくる…1頭のヤクの背に男の遺体…ティンレの長男(ツェリンの父)ラクパ、近道を選択して事故死…泣き崩れる妻のペマ、長老は同行したカルマが長老になるために仕組んだ罠と言い張る… ラクパ亡き後、誰がキャラバンを率いるのか?カルマを推す声、激しく抵抗する長老…孫が指揮者になるまで(育てながら)自分がキャラバンを率いると宣言、しかし体力的に劣る長老に賛同者はなかなか現れない…僧院にいる次男を説得に行くが…断り。次の出発日を占いで決める老人達、早く出発すべきと主張するカルマ…若者達を率いて出発、4日遅れ(吉日)で出発した長老ティンレと老人達…そしてパサン(ツェリン)、ペマ、一度は断った次男ノルブも同行、対立から2つのキャラバンが動き出す… 若者達の足は速い、その差を一気につめるため「悪魔の道」を選択する長老、湖に面する崖の道…ヤク1頭と塩を犠牲に、野営するカルマ達に追いつく…老人達の剛胆さに驚く若者達…、見事なまでの星空の下、再度、出発日を巡っての対立、直ぐに出発すべきと言う長老、少し休むべきと主張するカルマ(ペマに同行を求める…恋心)、意地になるカルマ1人を置いて出発、そして急変する天候、キャラバンを襲う吹雪…


予想どおり良かった、最近、こういう映画も好きでして… 「大自然に立ち向かう老人達の知恵と決断、無鉄砲に挑む若者達…、対立、大自然に完膚なきまで叩かれ…そして」と、書けばこの位に圧縮できる内容ですが、ヒマラヤの大自然とそこに住む人々の顔…風習… 浸ってました。 しかし、前半のカット割りは少々気に入らない、流れがギクシャク…絵コンテどおりのブツ切り状態…、長老がブチキレる辺りからは良いのだけれど… それからペマ役のラクパ・ツァムチョエも気になってました…セブン・イヤーズ・イン・チベットの服の仕立て屋。かわいらしいと言うより逞しくなってました。彼女以外は地元の方が…
えー、、40代以上の方が半分くらいを占めてました、どのようなメディアで紹介されたのか?始まる寸前までシャベリ倒していたおばさん連中(カルチャーおばさん)、このままだったらどうしようと思いましたが…どうにか静かになりました、今回、先着300名に「メイキングDVD」がプレゼントされたのですが、見てくれるのだろうか…
公開初日の初回、入りは8割位(シネマライズ:渋谷)
2000-2009format



キャリー/CARRIE(1978日本公開)      は、別ページとなります
キャリー(2013日本公開)             は、別ページとなります



 キャロル/CAROL 
[LOVE STORY]
2015:アメリカ作品/2016.02:日本公開(ファントム・フィルム)
監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェットルーニー・マーラ
カイル・チャンドラージェイク・レイシーサラ・ポールソン
 ジョン・マガロキャリー・ブラウンスタイン/他
予告CMのケイト・ブランシェットとルーニー・マーラーがあまりに綺麗で…興味津々です

STORYは…
1952年、ニューヨーク
クリスマスを間近に控えて活気づく街
マンハッタンにある高級百貨店フランケンバーグのおもちゃ売り場、アルバイトで働くテレーズ・ベルベット
フォトグラファーに憧れカメラを持ち歩く彼女、恋人リチャードからの求婚をはぐらかしながら…
充実感の無い毎日を過ごしていた
そんなある日、エレガントで美しく魅力的なお客キャロル・エアードが現れる
4歳の娘リンディへのクリスマスプレゼントを探しに来たのだ
うっとりと見つめるテレーズの視線に気付くキャロル、プレゼントを一緒に選ぶと…
イブまでに届くように手配したテレーズ、にこやかに立ち去ったキャロル
彼女が忘れていった手袋、自らの手で彼女の自宅へ郵送
するとキャロルから百貨店に電話、手袋の御礼にランチに誘われる
翌日、指定されたレストラン、互いに急ぐように自己紹介しあう2人
愛の無い結婚生活を送っているキャロル、まもなく離婚することまで打ち明ける
そんなキャロルに「あなたは天から落ちたよう」とじっと見つめられたテレーズ、ときめきに頬を染める
その週末、郊外のニュージャージーにあるキャロルの屋敷に招待され楽しい時間を過ごしていると…
突然別居中の夫ハージが出現、クリスマス・イヴにリンディを迎えに来る約束、日程を早めてきたのだ
妻への未練を隠さないハージ、無理矢理キャロルも連れて行こうとするのだが…
離婚の意思に変わりないキャロル、頑なに拒絶
娘を連れ去られ、怒りと悲しみのあまり、ついテレーズに八つ当たりしてしまうキャロル
険悪な雰囲気なまま別れ、泣きながらアパートに戻ったテレーズ
キャロルからの電話「許してくれる?」と声を詰まらせ「会いに行ってもいい?」と囁くキャロル、拒む理由なし
翌日、弁護士に呼び出されるキャロル、何とか離婚を阻止したいハージ
リンディの親権を共同から単独へ変更する申し立てを起こす
キャロルと親友アビーとの友情を超えた親密さ、テレーズとの関係を理由に…母親としての適性に欠けると!
それはハージの元に戻らねば、2度とリンディに会わせないという宣戦布告
キャロルは裁判所から、審問まで当分の間、娘と会うことを禁止されてしまう
その夜、クリスマスプレゼントの高価なカメラ(CANON製)を手にテレーズのアパートを訪れるキャロル
審問がが始まるまで、思いつくまま西へと向かう旅に出ると語る
「良ければ、あなたも一緒に」と誘い、「是非」と微笑むテレーズ
そうして魅かれあう2人は、心に正直に生きるための旅に出るのだが…


うーん、まあまあまあまあというところかな
60数年前といえば、LGBTに対する理解は低い
そんな人がいれば、家族の恥、精神科医の治療なぞ当たり前
そんな中で愛を貫くことを決意する2人の女性
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラーのキャスティングの勝利?
もっとドロドロしているかと思っていたら、サラリ!多くを語るより、目で会話で十分伝わります
ルーニー・マーラーのピンクの乳●も嫌らしさを感じさせませんね(修正?(笑))
ちなみにお客は約45名、カップル客が大半、男1人は少なかったな…
ちょっと照れるかもしれない
公開3日目の第1回(10:50)、258席の映画館で45名程度の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN9)
2011.09format



 キャロル・オブ・ザ・ベル/家族の絆を奏でる詩〈ウタ〉 
CAROL OF THE BELLS
[DRAMA]
2023:ウクライナ/ポーランド作品/2023.07(2023.06鑑賞):日本公開(彩プロ)
監督:オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ
出演:ウクライナ人家族:ヤナ・コロリョーヴァアンドレイ・モストレンコポリナ・グロモヴァ
ポーランド人家族:ヨアンナ・オポズダ/(ミロスワフ・ハニシェフスキ)/クリスティーナ・ウシーツカ
ユダヤ人家族:(アラ・ビニェイエバ)/(トマシュ・ソブチャク)/エヴゲーニャ・ソロドヴニク/(ミラーナ・ハラデュウク)
ドイツ人家族:ヤニナ・ルーデンスカ/(ジェイコブ・ヴァルザー)/ティモフェイ・ドミトリエンコ
オクサナ・ムハタチアナ・クルリコフスカアナスタシア・マテシュコ/他
定期購読している朝日新聞社「チャリティー上映会(試写会)」に応募したら久しぶりの当選!
(は大盤振る舞い?結構当たったんだけど、最近は機会も減ったし、サッパリ当たらなかったが…
1枚で「2名様まで」なので、妻と行きます!会社を1時間早引きして「有楽町」へ!
「第2次世界大戦下、ウクライナ・ポーランド・ユダヤ人の3家族が大地と子どもたちを守り抜こうとする運命の物語」
実はこの映画「2019-2020年」に撮影されるも「ロシアによるウクライナ侵略開始」!
ようやく2023年1月ウクライナ公開!内容からして、なんていうタイミングなんだ!?
そして7月7日に日本公開!それに先駆けての「チャリティー上映会(試写会)」の開催
でもやっぱり新聞社の購読者に宛てられたご招待ゆえ?年齢層は高いな!
ウクライナ大使館関係者がチラホラと!
そして会場にはウクライナからの避難民の方々も入っておられ…一緒に鑑賞です!
会場の有楽町朝日ホールは映画館ではないので、スクリーンが小さ目、なので前の方の席に着席!
オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ監督のビデオ・メッセージ!
日本ウクライナ芸術協会代表の澤田智恵さんによるヴァイオリン演奏!
セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使の挨拶!
国に囲まれ、蹂躙され、占領され続けたウクライナという国!
建国後も次々と通算で「約350年」は「植民地」の状況にあった言う大使!
実情を知ってください!… からの上映開始!

STORYは…
1939年1月、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イヴァーノ=フランキーウシク)
ユダヤ人(4人家族)が営むアパート!同夜に2組の引越し!
ウクライナ人家族(3人)、目立つアップライトピアノ
夫ミハイロはミュージシャン、妻ソフィアはピアノ&声楽講師、親の影響?歌が上手い娘ヤロスロワ
ボーランド人家族(3人)、夫は軍服姿、壁から漏れ聞こえる音楽に苛立つ妻ワンダ、娘テレサがヤロスロワと仲良くなる
静寂を好んでいたワンダがテレサをソフィアの教室に通わせることを決意してから…家族ぐるみの付き合い
ヤロスロワは、両親の影響で歌が得意!
特にウクライナの民謡「シチェドリク」= 「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌うと幸せが訪れると信じ、必ず大事な場面で披露
ウクライナ&ポーランドのお祭り、ユダヤ人は来ないだろう?も、ヤロスロワが自慢の美声で歌い招待!
すると、宗教の壁を乗り越えて訪れるユダヤ人一家!ヤロスロワの歌で結び付いた3家族!
明るく楽しい歌の世界!
第2次世界大戦開戦!ウクライナは大国の侵攻にさらされる!
まずは「ソ連」侵攻時にはポーランド人夫婦が連行!偶然ウクライナ人家族の家で眠っていた娘テレサが難を逃れる
母親が隠し残していった「出生証明書」を見つけたソフィア!
様子を見ながら、「自分の姪だ」と説明死ながら面倒をみることに…
やがて「ナチス・ドイツ」が侵攻!ユダヤ人家族全員が召集されたパーティー?
不審に思ったミハイロが子供を置いて行くことを勧める!
帰ってこないユダヤ人の両親、明らかに人種の違う娘ディナとタリアを匿いながら…
声楽講師を続けながら…「ウクライナ人としての母」として子供達を必死に守ろうとするソフィア&夫


ウクライナ側から見た大国による専横と横暴!人種差別!国としての尊厳を徹底して断つ政策!
(大国側からすれば、救いの手だったり、何らかの理由を付けるのだろう…かつての日本も人の事言えないが?)
翻弄されるウクライナ・ポーランド・ユダヤの3家族!
人を幸せにするというウクライナの詩「シチェドリク(キャロル・オブ・ザ・ベル)」を歌い続けても…
引き離され、殺され、離散して行く家族!
それでも再会を信じて詩を歌い続ける…あの少女達は再会なるのか?
かなり重たい映画なので心して見に行くこと!
ウクライナ(ゼレンスキー大統領)が、侵略に対して徹底抗戦するのか?
一度許すとか、妥協してしまえば、またあの暗黒時代が再来するから?
ズシリと来る内容だな…
現にロシアは理由をつけてウクライナ侵略を始めた訳だから!
まあ世界・歴史の縮図は分かるかもしれない(ウクライナ視線だけどね)

で、今回は新聞社主催のチャリティー上映会という名の「試写会」
購読している「朝日新聞社」が紙面で紹介…最近としては珍しく枠が大きい?「有楽町朝日ホール」!
ここんとこ「2名様3組」程度の当選確率だったからね!
でも今回は珍しく「葉書申込み」ではなく「ネット申込み」で、かつ「購読ID」を打たねばならないハードル
「自分の購読ID」を知らなければ申し込めないので、大多数新聞購読層が申し込めないとの憶測で
当然、当選と思っていたら、やはり高齢者ばかりで、(付き添いを除く)私ら世代も珍しく
若者はいないな…まあ普通は働いている時間帯だし、私は時間有給休暇を行使したけどね!
たぶん高齢世代をバックアップした人達が透けて見えるな!
でもね
今回は「試写会」じゃなくて「チャリティー上映会」!
ロシアに占拠された「カホウカダム」決壊に伴う水害被害に対する「チャリティー」!
私達夫婦はそれぞれのお財布から何某かの募金しての退場!したが…
妻が言う…「意外と高齢者層はスルーしてたね」と!高齢者の実態!
タダで貰えるものは貰う!自分が受け取れないものには不満を言う!それを当然だと思っている世代!
面倒だ…
あなたたち世代は、若者に道徳を説くな!

チャリティー上映会(19:00頃〜)、7〜8割程度の入り(有楽町朝日ホール)
2011.09format



 99分、世界美味めぐり/FOODIES 
[DOCUMENTARY]
2014:スウェーデン作品/2016.01:日本公開(KADOKAWA)
監督:トーマス・ジャクソン
出演:アンディ・ヘイラーパーム・パイタヤワットスティーヴ・プロトニキ
アイステ・ミセヴィチューテケイティ・ケイコ
グルメものも大好きでして…

STORYは…
ピエール・ガニェール(パリ)/アルサック(サン・セバスチャン)/
イレヴン・マディソン・パーク(ニューヨーク)/フロコン・ド・セル(メジェーヴ)/
ボー・イノベーション(香港)/マエモ(オスロ)/ゼラニウム(コペンハーゲン)/
アンバー(香港)/ワットリー・マナー(マームズベリー)/フランツェン(ストックホルム)/菊乃井(京都)/
鮨さいとう(東京)/神保町 傳(東京)/都寿司(東京)/ヘドネ(ロンドン)/
ファヴィケン(ヤェルペン)/41デグリーズ・エクスペリエンス(バルセロナ)/
譽瓏軒 ジェード・ドラゴン(マカオ)/龍井草堂(杭州)/
サチュルヌ(パリ)/アスカ(ニューヨーク)/WD〜50(ニューヨーク)/タ・パントリー(香港)/
マルシェ・ド・プロヴァンス(ビリニュス)/ル・ベルナルダン(ニューヨーク)/パー・セ(ニューヨーク)/
ノーマ(コペンハーゲン)/マレア(ニューヨーク)/アテラ(ニューヨーク)/
モモフク・コー(ニューヨーク)

ミシュランなどの権威はなく、ブロガーによる食の探訪
美味しいものを求めて世界を駆け巡るプロの素人達5人
もう少し面白いストーリーとか、よだれが垂れそうな映像が見られると思ったが
ただただ食べまくる映像が続く(食べ物が美しく撮影はされてます)
まあ毒舌のキレっぷりには苦笑、博識に驚き、御曹司にいらつく、折り目正しい元モデルに笑み
そして普通の女子にニヤリ…とは言え影響力のあるブロガーの1人
それぞれがタンタンとしている、実話ゆえ仕方ないのかな、ドラマはあまりない…、当然脈絡はない
しかし、原題の「FOODIES」なるブロガーの行動力には感心する
到着まで数日を要する田舎だろうが、予約困難な店だろうが…攻略してしまうのだな
あっ、これってスウェーデン映画だったのね…初めてかな?
話は大きくそれるが…
今年も「TCGメンバーズ・カード」を作製してきた、東京テアトル系+角川系映画館に使えるカード
初回2000円(入会金1000円+割引映画代1000円)を払えば、1年間1300円/本で映画が見られる
今年は何本観られるかな…
ちなみに公開13日目の第1回(10:30)、237席の映画館で1.5割程度の入り(角川シネマ有楽町)
2011.09format



CUBE      は、別ページとなります
CUBE     は、別ページとなります



 宮廷料理人ヴァテール/VATEL 
[HISTORY&HUMAN DRAMA]
2000:フランス・イギリス作品/2000.11日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:ローランド・ジョフィ
CAST-1:ジェラール・ドパルデューユマ・サーマンティム・ロスジュリアン・グローヴァー
     ジュリアン・サンズ
CAST-2:ティモシー・スポールアリエル・ドンバールリチャード・グリフィス
     マリー・ラクラン・ヤングマリーヌ・デルテルムフィリヌ・ルロワ=ボーリュ
     ジェローム・プラドンフェオドール・アトキンナタリー・セルダセバスチャン・デイヴィス
     ナタシャ・クチュモフニック・ロビンソン/他
超A級の料理人にして天才的イベンター、主君のため…全てを仕切り完璧を目指した男ヴァテール、なのに…裏切り行為の数々、追いつめられたヴァテールに追い打ちをかける事態が発生…(実はユマ・サーマンを見に…)

STORYは…
ルイ14世時代のフランス…1671年4月22日。コンデ大公、一度は反逆した国王への信頼を得るために歓待の宴を設営、命運を料理人ヴァテールの手に委ねる…
■饗宴初日:「大自然の恵みと太陽の栄光」…シャンティイ城を訪れる国王ルイ14世と家臣と女官達500人以上…宴のための借金、前金を要求する商人「…宴が成功すれば国王から金が出る…」と、忙しく会場チェック、そんな中、鳥かごを抱えた美しい女官アンヌに目を奪われたヴァテール…、しかし次々と問題発生、猿に噛まれたコンデ公妃、国王に直訴する老女、厨房係の少年を小姓に差し出せと要求する国王の弟…。開宴、全てを取仕切るヴァテールの姿を見つめるアンヌ…彼が10年前にフーケが催した晩餐会の料理長だったことを思い出す。何気ない会話…お互いに惹かれていった。晩餐会…南国風のエキゾチックな舞台装置、コンデ公妃の歌の披露…そんな中でもアンヌを見つめる3人、ヴァテール、ローザン公爵、そして国王(その夜の相手に彼女を指名)、国王の寵愛=宮廷での地位、ヴァテールに惹かれながら、成功を手にするために国王の部屋へと向うアンヌ… ■饗宴2日目:「水の饗宴」…幼いアンボワーズ子爵の悪戯、大公の持病治療に必要な鳥を逃がしてしまう。子爵を諫めたアンヌ、ヴァテールをかばってくれたアンヌ、自ら細工した美しい花の菓子と礼状…、厨房に届いた荷物、粉々に割れていたランプ…機転。晩餐会の直前、天候の急変、突風、奔走するヴァテール、アンヌの祈り…突然、止まった風…奇跡、噴水を囲む庭園、4000発の花火、ゴンドラに乗って歌うオペラ歌手、裏方での事故、馬方の死。事故を知らない国王…感動から饗宴の責任者ヴァテールを呼び出すが…断わるヴァテール。その夜、国王達はコンデを誘い大金を賭けてのカード・ゲーム…、その最中オランダから使者が戻ってくる…オランダとの戦争ならコンデ大公に出世のチャンス(和平なら出番なし)、書簡を開く前に、最後の賭け…既に賭けるものが無くなったコンデ大公にヴァテールを賭けるよう提案する国王…そして大敗、大事なヴァテールを失う大公…痛風の痛み…治療には生きた鳥の心臓が必要…自分のオウムを差し出したヴァテール… 国王と財務長官コルベールの密議、オランダとの戦争を選択するが、コンデ大公を将軍の座から外した。夜更け。ヴァテールの部屋を訪れるアンヌ、結ばれた2人…そこに召使の知らせ…国王が彼女を呼んでいる…急いで服を着るアンヌ、彼の態度に一瞬の怒り、コンデ公が賭けに負け…ヴァテールがヴェルサイユの宮廷料理人になったことを伝えてしまう。忠誠を誓った大公の裏切り… アンヌを待ち構えていたローザン候爵…ヴァテールとのことを秘密にする代わり、アンヌに肉体関係を要求、ヴァテールのため、自分のため… ■饗宴3日目「氷の饗宴」、海の神を象った氷像、盛り付けられる予定の魚…シケのため入ってきた鮮魚はあまりにも少なかった、これですべて?…気が動転…カトリックの教え、金曜日の肉絶ち(どうしても魚でならなければならない)、ここまできて…押し黙まってしまうヴァテール…


主人への絶対の忠誠を誓う、自分の仕事に完璧を目指す、能力は天才的、ゆえに全て自分が関わらなければならなかったヴァテール、何日も寝ていない状態、しかも恋に破れ、主人の裏切り(彼にとって)、そして残された饗宴にさえ悪夢のような出来事(自ら用意した保険も忘れ)…自分の思い描いた宴が達成できなかった時、彼は…死を選ぶしかなかったなんて…あまりに悲しい… そんな他人の裏切りに合い続けた私は、一体何回死ねばいいのだろうか…天才じゃなかったから死なずに済んでいる? 華やかなフランス王侯貴族の世界の裏側、権力闘争と恋の駈け引き…そして…これでもかと出される料理、そこまでしなければならないのかという演出の数々…これだけでも一見の価値はあります
個人的にはプラス要素として“ユマ・サーマン”が出ていますので…しかし、あの時代、ふくよかな女性のほうがもてたと思うのだが…ユマ・サーマンはスタイルが良いけれど、時代的にはチョット苦しいかな…でも奇麗!
この映画、出演者が多過ぎるは、特に説明がないは、名前と位が分りづらい…混乱しますよ、多分…
2000-2009format



キル・ビル/KILL BILL Vol.1     は、別ページとなります
キル・ビル Vol.2/KILL BILL Vol.2  は、別ページとなります



 キング・イズ・アライヴ/THE KING IS ALIVE 
[SURVIVAL]
2000:デンマーク・スウェーデン・アメリカ作品/2001.03日本公開(アスミック・エース)
監督:クリスチャン・レヴリング
CAST-1:マイルズ・アンダーソンロマーヌ・ポーランジェデヴィッド・ブラッドリー
     デヴィッド・カルダーブルース・デイヴィソンブライオン・ジェームズピーター・クベカ
     ヴジ・クネネジェニファー・ジェイソン・リージャネット・マクティアクリス・ウォーカー
     リア・ウィリアムズ
砂漠を横断する筈のバスの遭難、燃料切れ、助けを求めに出た男、最寄の街は240km先、待つだけの一行、「リア王」の芝居を始めた人々、拒否する面々… 壊れていく人、死す人… 生き延びることは?

STORYは…
アフリカ、砂漠を疾走するバス、一体どこを走っている?自信満々だった運転手も…弱気、迷った?壊れていたコンパス、ガソリンも残り僅か、携帯も圏外、見渡す限り砂の世界、集落!住人1名のみ?ここ数年誰も通っていない、最も近い村まで240km、連絡手段無し、徒歩で5日?サヴァイヴァルに長けたジャックの指示…「水」:屋根に付く夜露を集め飲料水とすること、「食料」:貯蔵庫内、腐っていないニンジンの缶詰を探すこと、「シェルター」:寝床の確保(急激に冷込む砂漠の夜)、「合図」:飛行機には鏡で合図、夜間は火を絶やさない、5日後にタイヤを燃やすこと(黒煙)、「希望」:チャンスを一度に潰さないこと、「他」:各人用トイレの穴掘り…、救いを求めジャックが出発、残された10人、レイとリズ夫妻の喧嘩、酒と踊りの宴、翌日…思い思いの行動、その様子を見ながら…いつか生存のための争いが起きると考える舞台役者ヘンリー…「リア王」の台本を書き始める、本を借りに来たジーナとの会話、「リア王」を演じてみる? 3日目、「リア王」を演じる人達、拒む人達… ■舞台役者ヘンリー[監督・脚本]、運転手モーゼス[エドマンド役]、冷めた関係?中年夫婦レイ[ケント公爵役]とリズ[ゴネリル役]、いい加減男ポール[エドガー役]とその妻アマンダ[道化役]、年配の男アシュレー[リア王役]、ヤンキー、あばずれ、無邪気な?ジーナ[コーディーリア]、インテリ・フランス娘のカトリーヌ[不参加]、自尊心の固まり、ポールの父チャールズ[不参加?]、ジャック[砂漠へ…]、住民カナナ[傍観者] ■食中りで倒れるアシュレー、自分達の置かれている立場を認識、ヒステリーとパニック、リア王&グロスター伯爵の不在、中止?寄り添い語り合うヘンリーとジーナ、チャールズを説得?2人の様子を窺うカトリーヌ…


日頃、ミニシアター系単館上映作品を見慣れていない方にはチョット辛いかもしれない、極限の状況下、何かしていないと不安な人々が始めた「リア王」の芝居、しかし異常な状態のもと、おかしくなっていく精神状況、かみ合わなくなって行く人間関係…何かを企む人、途中、眠くなるほどの中ダルミ、不思議な盛上り、そして期待していたものとズレたラスト…うーん…面白いと言えば面白いのだが、つまらないと言えばつまらない…評価の難しい作品だ…、ストーリーの進行と語られる「リア王」のセリフの相関関係…最後に集結する所は…
(シネマライズ:渋谷)
2000-2009format



 キング・オブ・コメディ/THE KING OF COMEDY 
[CLAIM SUSPENSE? & COMEDY]
1983:アメリカ作品/1984.05日本公開(松竹富士)
監督:マーティン・スコセッシ
CAST-1:ロバート・デ・ニーロ
CAST-2:ジェリー・ルイスシェリー・ハックマーゴ・ウィンクラーマーティン・スコセッシ
     トニー・ランドール
CAST-3:サンドラ・バーンハードダイアン・アボット/他
タイトルとデ・ニーロ主演ということだけで見に行った私のミスでした…

STORYは…
■人気コメディアンのジェリー・ラングフォード、彼のTVトーク・ショー、連夜出演する話題のスター達、高視聴率の番組、喜劇を目ざすものにとっては雲の上の存在であるジェリー、ルパート・パプキンもその一人…勲狂的コメディ・マニア&ジェリー・ファン、ジェリーの芸をことごとくマスター、いつの日か彼のような存在となる夢… ■ある日の番組収録後…いつものごとく出待ちのファンで一杯の楽屋口、熱狂的ファンのマーシャが抱きつきキス!彼女を振りほどくジェリー、ドア脇にいたパプキン…マネージャーの如くガード、待機中のリムジンに誘導、チャッカリ同乗、憧れの人を目前に天にも昇る気持ちのパプキン、あたかも知己の友人のような振る舞い、自己紹介&「自分もジェリーのようなコメディアンになりたい…」話し捲る、内心うんざり&その場を切り抜けるため…後日会う約束&オフィスに電話してくれと…軽い口約束、スッカリ本気&狂喜するパプキン ■翌日、下町の三流バー、幼馴染み&黒人女性バーテンダーのリタに…昨日の出来事を得意満面に話すパプキン、リタの反応はゼロ、興味なし、かまわず「キング・オブ・コメディにはクィーンが必要…」、憑かれたようにシャベリ捲るパプキン、週末に友人ジェリーの別荘に行こうと誘う ■翌日、ジェリーのオフィスに電話するパプキン、会議中!取り次いでもらえず ■直接オフィスへ向かうパプキン、ジェリーは不在だと受付、どうにか秘書キャシーに会うことに成功、「テープを聞かせてもらえたら」と軽くあしらわれる、大喜びでオフィスを出てくるパプキン ■早速自らの芸を吹き込んだカセット・テープを持参したパプキン、キャシーからパンチが足りない!と、直接ジェリーに会いたいとオフィスに入り込み、つまみ出される、そこであの熱狂的ファンのマーシャと遭遇、彼女の言葉から…自分が居留守を使われたことを知るパプキン ■週末、パプキンはリタを連れ…郊外のジェリーの家へ乗り込む、ゴルフ帰りのジェリーをキャッチ、テープに対する感想を必死に聞き出そうとする、そんなパプキンに怒り寸前のジェリー、「連絡してくれと言ったのは、追い払いたかったからだ!」…耳を疑うルパート ■帰り道、じっと何かを考えるパプキン… ■翌日、真昼のUNプラザ前、見るからに不審な男女…パプキンとマーシャ、共同戦線、大胆不敵にも…路上でジェリーを誘拐!マーシャのアパートに監禁、がんじがらめに縛りあげ&拳銃を突きつける、パプキンの要求「オレをキング・オブ・コメディとして番組に出させろ!さもないと殺す!」と…


この映画、本当に暇だった日…新聞で見た「キング・オブ・コメディ」というタイトルと“ロバート・デ・ニーロ」主演ということだけで見に行った私の完全な私のミスでした…、爆笑もののコメディ映画だと思ってましたが、大半はなんともな誘拐事件を描く映画で、途中途中に笑えないドタバタ・コメディが…、なんか付き合いきれない感じ、しかし…犯罪を足掛かりにアメリカン・ドリームをうたい、それが実現してしまう映画なんてありでしょうか?私には、どうにもこうにも理解&納得できない内容で…見たことを公開した映画でした、やっとデータ化したことで忘れることができそうです…  (2009.01)
-1999format



キングスマン                        は、別ページとなります
キングスマン/ゴールデン・サークル        は、別ページとなります
キングスマン/ファート・エージェント        は、別ページとなります