行・き・ぎ 作品・海外










 キャリー/CARRIE 
[PSYCHO & HORROR]
1976:アメリカ作品/1978.11日本公開(ユナイト映画)
監督:ブライアン・デ・パルマ   原作:スティーブン・キング
CAST-1:シシー・スペイセクパイパー・ローリー
CAST-2:ナンシー・アレンジョン・トラヴォルタP・J・ソールズエイミー・アーヴィング
     ウィリアム・カット
CAST-3:ベティ・バックリー/他

STORYは…
■メイン州、チェンバレンのユーウィン・ハイスクールに通うキャリー・ホワイト、灰色の生活、冴えない容姿とおどおどとした物腰、常にクラスの笑いもの、札付きの悪童グループの絶好の生贄 ■体育授業の終了、うめき声をあげるキャリー、白い肢の間を流れ落ちる血、17歳にして初めて体験した“生理”、鮮血のショックに恐れおののき…分けのわからぬ声を絞り出すキャリー、クラスメート達は生理用品や下着を投げつけて囃し立てる、騒ぎに駆け付けた体育教師ミス・コリンズが事を収拾、学校中に知れ渡る事件 ■キャリーの家は母1人・子1人、母親のホワイト夫人は狂信的な正統キリスト教信者、性を罪悪視、肉体の成長は邪念の表れだとする思想の主、そんな母親の支配下にある娘が健全な成長を遂げるはずなし、更に母娘の間には奇妙な憎しみの感情…それはキャリーの持つ不思議な超能力のせい、何か事ある度に衝突する2人、キャリーの心的昂奮が限界点に達すると…電気がショート、置物が吹き飛び、鏡が割れる等々の信じられない異常現象が巻き起こる、キャリーが3歳の時…ホワイト家だけに石の雨が降り注ぐというショッキングな出来事もキャリーのせいと信じるホワイト夫人、「お前は悪魔の子!」キャリーの生理の件が学校から伝えられたホワイト夫人、娘をなじり&激しい諍いの開始、キャリーが昂奮の極みに達した時、例の怪異現象が発生する ■一方、シャワー事件は教育の場の不祥事として問題となる、キャリーをいじめた張本人クリス・ハーゲンセンら不良グループは近づく春の舞踏会への出場を停止される、そんな中でキャリーの家の近所に住むスー・スネルだけは自分の今までの態度を悔悟の念を持ち始めていた…、パーティーのエスコート役のいないキャリーの為にボーイフレンドのトミー・ロスにエスコート役を依頼、トミーは女子学生注目の的の全校一のハンサムだ!事件のショックで暫く学校を休んでいたキャリー、図書館、遅ればせながら自分の超能力の実態を文献から掴もうとしていたキャリー、トミーからの夢のような申し出!しかし、学校側の措置はクリス達のキャリーへの憎しみを募らせるだけだった ■ある夜、郊外の牧場に忍び込んだクリス、ビリー・ノーラン、ノーマン・ワトソンらは豚を撲殺、大量の血を集めた…それは大いなる惨劇の幕開けだった… ■ホワイト夫人はキャリーの舞踏会出席に大反対、そんな華やかな席に出ても恥をかくだけだという、母親の支配から必死に逃れようとするキャリーは強硬に抵抗、心弾ませながら着飾ったキャリー、迎えに来たトミー、複雑な思いで2人を見送るホワイト夫人 ■派手に飾られた体育館、大勢の学校関係者や生徒達が集まっている、クラスメートの好奇な視線を浴びながら…生まれて初めてともいえる幸福感に包まれているキャリー、優しくリードするトミー、そして初めてのキス!ミス・コリンズもキャリーの美しさを褒めたたえた、宴の進行、パーティーのベスト・カップル選びの段、信じられぬ事が発生!キャリーとトミーがベスト・カップルに選出される、興奮にうちふるえながら女王の座に就いたキャリー、絶大な拍手で祝福する人々、キャリーの瞳に涙が溢れた、と・突然…真っ赤な液体がキャリーの頭上に浴びせられた…大量な豚の血!全てはクリス達の仕組んだ罠、上から降ってきたバケツが頭に当たり倒れるトミー、一瞬の間をおいて爆笑に包まれる会場、キャリーの恨めし気な瞳が異様な光を宿す、くぐもった声と共にキャリーの身体が硬直、カッと見開いた眼、会場のドアが唸りを上げて閉まり、電気がショート、キャンドルが倒れ、会場はたちまち炎に包まれた、密閉されたオリの中で逃げ場を失い、次々と命を落とす参加者達、17年間、溜りに溜まった怨念を身体に漲らせ、紅蓮の炎の中に浮かび上がるキャリーの鬼気迫る姿、そして…

大分昔の映画ですね!面白かったことは記憶しているのですが、どのくらいだったかが具体的にお示しできないので「白丸」にしてしまいました!
この映画を観たシチュエーションはよく覚えてます!文化祭翌日、硬式テニスの新人戦に1年生だけで出発したら、前日の雨で大会が中止、実は我が校にだけ連絡なし!無人の運動公園に7〜8人!そこで中止と知ったしだい、通学生は速攻で帰宅、寮生の4人はこのまま戻れば文化祭の後片付けに間に合っちゃう!時間を潰そうとファストフード店に立ち寄ってから、映画館へ、「キャリー」&「サスペリア PART2」の2本立て、そこそこの客数の映画館に客は男4人、身を寄せてるのも変、わざわざ互いが見えない位置にバラバラに着席!ああ〜なんて贅沢な観かただろう?十分に楽しめました!
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 キャリー/CARRIE 
[PSYCHO & HORROR]
2013:アメリカ作品/2013.11日本公開(エンタテインメント)
監督:キンバリー・ピアース   原作:スティーブン・キング
出演:クロエ・グレース・モレッツジュリアン・ムーア
ジュディ・グリアポーシャ・ダブルデイアレックス・ラッセルガブリエラ・ワイルド
アンセル・エルゴート
 ゾーイ・ベルキンサマンサ・ワインスタインカリッサ・ストレインケイティ・ストレイン
バリー・シャバカ・ヘンリー/他
35年前に観た「キャリー」のリメイク!主演がクロエ・グレース・モレッツだと!?
元の映画も面白かったし…、チョット興味惹かれるな!
宣伝コピー「もっとも恐ろしく、切ない青春」「“普通ではない”女子高生、キャリーの復讐劇が始まる」!
どうしようかな…、どうしようかな…、ええーい、観ちゃえ!と言うことで行ってきます!

STORYは…
ベッド上でもがき苦しむ1人の女性、周りには誰もいない、血に染まるネグリジェとシーツ、絶叫!
脚の間から赤ん坊…「断ち切らねば、悪を!」、振り下ろされるハサミ、が…STOP!母親を見つめる赤ん坊…
10数年後、あの時の赤ん坊は…
女子高生のキャリー・ホワイト、いつも一人、いじめっ子のリーダのクリス・ハーゲンセン達の格好の標的
体育の授業、プールでバレー、1人おどおど、授業後のシャワー、キャリーの身に異変
内腿から血、それが(遅い)初潮だと知らないキャリーはパニック、周囲に助けを求めるが…
クリス達は…生理用品を投げつけ、パニくるキャリーの姿をスマホで動画撮影、嘲笑を浴びせる!
騒ぎに気付き…止めに入る体育教師のデジャルダン先生、パニックのキャリーにビンタ、落ち着くキャリー
事情を聴く校長、母親を呼ぶ…動転するキャリー(登校拒絶&自宅学習を主張、州の命令で通学に至った…母)
自動車で帰宅、熱心なキリスト教信者である母マーガレット・ホワイト
「初潮を迎えた女は男を欲している」と糾弾、階段下のクローゼットに閉じ込め…「神に許しを乞え!」
その日から…扉にヒビが入り、突然鏡が割れ、人の動きを止めたり…特別な力に戸惑うキャリー
学校では…クリス達が事件を拡散、遂にはネットに動画UPの暴挙、好奇の目で見られるキャリー
体育の時間は図書館で自習、生理と超能力に関する本&映像
自室のベッドにキャリー、力を試してみる、察知した母?包丁片手に様子を見に来るも誤魔化す
教師までがキャリーイジメを助長、反論するクラスメートのトミー・ロス
ハイスクールの最終学年、一番の興味はプロム(ダンスパーティー)!
事態の収拾を図りたいデジャルダン先生、キャリーへのイジメを認めなければ停学=プロムに出られない!
徹底抗戦のクリス、地元の有力者である父親を連れての抗議、動画が証拠、停学処分の決定、逆恨み!
一方、キャリーへのイジメを後悔したスー・スネル、学校一のハンサムであるボーイフレンドのトミーに…
自分はプロムに出ない、「彼女を誘ってあげて」とお願い、チョットした好奇心、キャリーに話しかけるトミー
最初は真に受けなかったキャリー、次第に心が動き始める、デジャルダン先生に相談
不審に思ったデジャルダン先生、スーとトミーを呼び出し、クギを刺す
何かを企んでいるのはクリス、ボーイフレンドのビリー・ノーランに復讐の依頼
プロムナイトで派手にキャリーを痛めつける計画、養豚所に侵入、豚を撲殺…大量の血を採取…
何も知らないキャリー、プロム参加を許さない母、力を使って押し切ると…ピンクのドレスを仕立て始める!
プロムナイトの準備、隠れて何か細工中のクリス&ビリー、それとは別に…吐き気をもよおすスー
プロムの当日、止める母をクローゼットに閉じ込めるキャリー、鍵を力で熱溶接
トミーが用意したリムジン!派手な場所に慣れずに戸惑うキャリー、付き合ってくれるトミー(スーとは連絡)
何はともあれ祝福してくれるデジャルダン先生…綺麗だと!
トミーの優しいリードでスローダンスに挑戦、楽しい…!乗ってきたトミー!2次会への誘い、承諾
プロムのベストカップルの投票、暗躍するクリスの友人、スーに意味深なメールを送るクリス
ベストカップルに選ばれたキャリーとトミー、駆け付けたスー…頭上にバケツを発見、危険を告げるが…
2人の展開を邪魔しに来たと誤解したデジャルダン先生、会場から退去させられる
壇上に上がるキャリーとトミー、ステージ上部にみを潜めるクリス達
そして運命の瞬間!広がった笑いの声も…惨劇の夜へと激変するのであった!


前作というか、オリジナルというか…の日本公開から35年が経過してるのだな!
これがオンタイムで観てるとこが我ながら笑っちゃうな!凄い!

評価ですが…、たぶんオリジナルを古典・名作としてビデオ&DVDを観た方々からは評判悪いようですね!
オンタイムで観た自分としては、ストーリーは分かっていて、良い加減に忘れていて、ちょうど良かったかな!?
いやいや、そんなことなく面白かったと思うよ!原作がシッカリしてるしね!(スティーブン・キングだ!)
個人的には好みではない女優であるジュリアン・ムーアが熱演、キレッぷりが良かったな!
クロエ・グレース・モレッツも良い!オーバー・アクション気味なとこが面白いのだな彼女の場合!たぶん…
オリジナルのシシー・スペイセクは線の細い感じ、クロエちゃんはポッチャリか!?
(宗教ネタの展開をしたら凄まじく長くなってしまったので消しました!)
まあ狂信的な信者は怖いなってこと!ましてや娘が超能力者じゃ…悪魔憑きになっちまうよな!
で、イジメだな…(これも書き出したら長くなったので削除)
今回は、スマホにネット動画がイジメに使われるのが時代っちゃ〜時代だな!
匿名で仕掛けられるのが、より陰湿かもしれないな!その分、怒りも増すかな?
復讐もパワフルになるのだろう〜!で…オーバーアクション?演出かな?と理解するしだい…

しかしエンディング・スクロールと共に始まる、ノリノリのガールズ・バンドの曲には意表を突かれた!?
えっ、ホラー色一掃?あああああ〜、プロムナイトを引っ張ってるのか!
その後に、ホラーっぽい音楽、納得…って、そうはいくかな?やっぱりノリノリの曲は違う気がするな…
公開初日の第2回(11:05)、159席の映画館で3〜4割程の入り(新宿ピカデリー スクリーン5)
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