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 キル・ビル/KILL BILL Vol.1 
[VIOLENCE & ACTION]
2003:アメリカ作品/2003.10日本公開(GAGA-HUMAX共同配給)
監督:クエンティン・タランティーノ
CAST-1:ユマ・サーマンルーシー・リューデヴィッド・キャラダイン
CAST-2:ダリル・ハンナヴィヴィカ・A・フォックスマイケル・マドセンジュリー・ドレフュス
CAST-3:千葉真一栗山千明國村隼北村一輝麿赤兒菅田俊田中“BOBA”要次大葉健二
     真瀬樹里リウ・チャーフィー(ゴードン・リュー)マイケル・パークス
     ジェームズ・パークス前田愛THE 5.6.7.8's
CAST-4:マイケル・ジャイ・ホワイトボー・スヴェンソン/他
クエンティン・タランティーノ監督6年ぶりの新作にして、主演はGOがファンでもあるユマ・サーマン…しかもアクション映画、スリムな体、長い手足、宙を舞い、日本刀で斬りまくる!ヴァイオレンス・アクション映画

STORYは…
■腫上り&傷(血)だらけの女の顔、サドの趣味はないと…血を拭うビルの手、命乞い、おなかに赤ちゃんが…銃声、頭を撃たれる女 ■派手な車、一軒の家、ノック、扉を開ける女、パンチ!襲撃者に驚く女ヴァニータ・グリーン、反撃、滅茶苦茶の室内、刃物の戦い、毒ヘビ暗殺団(DiVAS)への復讐?子供帰宅、停戦、襲撃者を友達×××(ピー音)と紹介、少女を部屋に入れる女[元・組織内通称:コッパーヘッド]、恨むのも分かるが私には家庭…、復讐は家族皆殺しで成立!と…ザ・ブライドと呼ばれる襲撃者[元・組織内通称:ブラック・マンバ…最強の毒蛇(殺し屋)] 但し子供の前でお前を殺さない…深夜の決闘を!子供にシリアルを準備、箱の中!銃声、逸れた弾丸、反射…ヴァニータの胸を貫くナイフ、背後に…子供、守れなかった約束、ママが悪いの…大人になっても納得が行かなければ…来なさい!車中、メモに書かれた彼女の名を消す、既に消去済みの1行目… ■教会での事件…現場検証、結婚式に居た9人が射殺、唯一の生存者…頭を撃たれた花嫁(ブライド)、病院で眠りつづけるブライド、口笛に眼帯の女エル・ドライヴァー、看護婦姿…薬物の準備、注射寸前に鳴りだす携帯、卑怯な方法と中止を命じるビル、あれで生きてるなら…もっと過酷なメに会わせるだけ ■[アニメ]:ビルの愛人だったブラック・マンバ、妊娠を契機に足を洗う決意…堅気の男と結婚式、毒ヘビ暗殺団の襲撃、彼女を見下ろす暗殺者達 ■ビルに言い訳…迫り来る弾丸!■覚醒!腹部に伸びる手…赤ちゃんが!狂乱、足音に寝たふり、入室する男達、20分75ドル!注意事項…傷つけない、キスマークを残さない、反射運動でツバを吐くが気にしない!妊娠しない…中出しOK!出て行く男、圧し掛かるデブ、唇を食いちぎるブライド、ベッドから落下…動かない足、辛うじて動く手で這う、戻ってきた男、出血し倒れている客、扉の影…ブライドのナイフ、アキレス腱を斬られた男、意識不明下の記憶?自分を犯したポン引き男、扉で叩き殺す、車椅子、男の車、親指よ廻れ!強靭な意志…13時間後、復活した足、復讐の始まり ■半年後、エアオー(Air Okinawa)機内、ブライド…目指すジャパンのオキナワ、寂れた寿司屋、英語OKとオヤジ(文句の多い店員)、目的?ハットリハンゾウを捜している!刀が必要、動きが止まるオヤジ、自分がその…、屋根裏部屋に案内、飾られた刀、28年前…殺人道具の作製を止めた&目的を問うオヤジ、あなたにも責任…弟子の1人に対する復讐、「Bill」?考えた末…刀の作製に1ヵ月!それまでトレーニングを!弟子(店員)と最高傑作の刀!受取るブライド ■TOKYOに向かうエアオー機、刀持込OK、メモに記される5人の名、最初の標的…オーレン石井


オープニング:SBマーク…香港の映画会社ショウ・ブラザースのトレードマーク、深作欣二氏に捧ぐのテロップ、粗い画面、切れそうで切れないフィルム風の映像でスタート…
待ちに待った「KILL BILL」が公開…初日第3回、早目に並んで私なりの好位置をキープ、なんてったって私の好きな「ユマ・サーマン」主演しかもアクション映画、美しい顔(個人的な好み)、スリムな体、長い手足で…日本刀を扱う!美しいに違いない、しかも監督がユマ・サーマンのファンでもあるクエンティン・タランティーノ(6年ぶりの作品)きっと美しく撮られているに違いない、恋愛映画より、アクション映画のユマ・サーマンが好きな私、絶対に美しく舞ってくれるに違いない、確かにユマ・サーマンは美しかった…勝手に満足する私…です
映画の内容…日本通とされているクエンティン・タランティーノ、実に多くの日本映画・香港映画をご覧になられているようで(ドップリと浸かってる?)、任侠映画、時代劇、深作欣二、バトルロワイアル、アニメ、怪獣映画、カンフー映画、B級映画の数々…驚くべきは梶芽衣子が演じた修羅雪姫のファン!?(スイマセン、私は釈由美子の修羅雪姫しか見ていません)、この映画、タランティーノとユマ・サーマンの会話に端を発するとのこと、当時は、ユマ・サーマンが殺し屋という設定のみで盛上ったとか…実際に脚本を書き出したタランティーノ、大好きな映画の要素をコレでもかと盛り込み、独自の世界を再構築、タランティーノが作り出した「JAPAN」の「OKINAWA」であり「TOKYO」が主舞台となる(決して「日本」の「沖縄」でも「東京」でもない…誤解する方もいるだろうけど無視)、当然ながら時代考証等もない、飛行機内にハットリハンゾウ作の日本刀を持込む殺し屋…ですから、映画の作りも前時代的、最初は戸惑い、違和感を感じるだろうけど…そのうちに麻痺します、一度でも笑ってしまったら…この映画を楽しめることでしょう、そのためには、「こんなの日本じゃない」という考えだけは早目に捨てておきましょう、邪魔なだけです、それから…どうして彼女は死ななかったかは突っ込まないこと…相手も死んだと思ってたのにの設定です、それを責めちゃ、この映画は成立しませんので…念のため(こういう展開・設定をどうしても許せない方は、見ない方がよいかもしれません)、ちなみに、情報まで…この映画は前・後編に分かれています、後編も見るので最初から独立ページとしてあります、後編は「2004年SPRING」と…そんなに待つの?
こうなれば…前述以外にも(ネダばれ注意!)
寿司はあれだけ?売れない理由はそれだ!、刀匠がハットリハンゾウ?(服部半蔵ではない)…しかも「柳生一族の首領」ときた(パンフより)、28年ぶりに作った刀が生涯最高の出来栄え?千葉真一より大きいユマ・サーマン(本当のことだが映像的に笑える)、TOKYO(怪獣映画のミニチュア)上空を飛ぶ飛行機、時代不明のセット、大階段…お約束の “階段落ち”、スプラッター映画真っ青?斬り飛ばされる腕に足に首(リアル!)、まるで噴水のように噴出す血飛沫(出血大サービス状態)、栗山千明が演じる制服姿の用心棒…呼び名が「ゴーゴー夕張」、仮面をしていても、なぜか見つけてしまう「田中 “BOBA” 要次」、どこかで見たと思ったら…ジュリー・ドレフュス!帰国して女優してたんだ、仁侠映画…雪景色の日本庭園での決闘、ここぞと鳴り響く「ししおどし」、ユマ・サーマン&ルーシー・リューの日本語のセリフ…漫才?あんな殺され方で、今後の女優生命は大丈夫かルーシー・リュー、回想シーンに使用されるアニメ…11歳でセーラー服?ロリコンねた、新宿の靖国通りを西に進んで行った先にあるトンネルって…?その他…諸々です、最後に…エンディング曲は梶芽衣子の「恨み節」………まあ、全て「JAPAN」の「TOKYO」の出来事としてお楽しみください
冒頭、今年の1月に亡くなられた…「深作欣二氏に捧ぐ」のコメントあり
公開初日、第3回、820席の映画館に8割位の入り(新宿ピカデリー1)、最近見た新作映画としては、久しぶりにたくさん!
2000-2009format



 キル・ビル Vol.2/KILL BILL Vol.2 (KILL is LOVE) 
[VIOLENCE & ACTION]
2004:アメリカ作品/2004.04日本公開(エンタテインメント)
監督:クエンティン・タランティーノ
CAST-1:ユマ・サーマンデヴィッド・キャラダインダリル・ハンナマイケル・マドセン
CAST-2:リウ・チャーフィー(ゴードン・リュー)マイケル・パークス
CAST-3:パーラ・ヘイニー・ジャーディンサミュエル・L・ジャクソンボー・スヴェンソン/他
前回の前篇から半年後の、後篇公開です

STORYは…
■最後の目標に向かって車を疾走させるブライド ■テキサスの荒地、バドのトレーラー・ハウス、ビルの訪問、デブ&アル中…かつての面影もないバド(ビルの弟)、ブライドの復讐について…ハットリハンゾウの剣(バドも所有していたが質入れ)、既に2名殺害、自分は大丈夫と…バド ■[回想]エル・パソの教会、結婚式の打合せ&リハーサル中…妊婦のブライド、賑やかな友人達、親族のいないブライド、小うるさい牧師夫妻、外の空気を吸いに…フルートの音?「キドー」と呼ぶ声、ビル!驚くプライド、偶然に彼女の情報を入手…訪問、逃げた理由?男の素性?を問うビル、中古レコード店の店主、穏やかな日々、祝福?の言葉、彼氏の紹介、式参加の約束、教会に入る武装した4人、銃声と悲鳴、命乞いするキドー、「赤ちゃんが…」、銃声、頭を撃ちぬかれるキドー ■テキサス、バド、バーの用心棒、ボスの呼出し、客がいないから遅刻の言訳に…解雇!トレーラーハウスに帰宅、床下に隠れるブライド、様子を窺い…侵入、予測していたバド、散弾銃を発砲、胸を撃たれ吹飛ぶブライド、岩塩弾…(殺すより)苦痛を与える物、動けない、取上げられる刀、拘束、墓場、穴掘り男、用意された墓碑&穴、棺桶ごと生埋め…テキサス風のやり方、抵抗、選択…催涙ガスを浴びて視力を失い埋められるか?おとなしく懐中電灯付きで埋められるか?、抵抗を止めるブライド、打たれる釘、穴の中、降り注ぐ土砂の音、縛られ半狂乱状態、(ビルではなく)エル・ドライバーへ連絡するバド…大金欲しさ、ブライドを生埋めにしたこと、彼女のハットリハンゾウの刀…欲しければ朝までに10万ドル!了承するエル・ドライバー


実は「CASSHERN」を見る予定でしたが上映時間が合わず、急遽予定を変更して「KILL BILL Vol.2」上映館へ走る、でも公開初日、渋谷は333席の映画館(定員入替制)、上映時間まで45分、まだ入れるか心配も144番目…あれ!?入場時間でも140番台で待っていたのはは私1人、好位置の座席を楽々キープ…あれ!?前後左右に空き席だらけ、最も混む時間で7〜8割の入り…こんなもんなの?
前作のような…結果は判っていても「展開の破天荒さ」などは特になし、岩塩の銃弾に関するシーンでいきなり驚かされるものの、あとは予想どおりに、ストーリーが進んでいってしまった状態、最強の敵は前作のオーレン・イシイ(&GOGO夕張、クレイジー88)だったのネ…、なんかイライラがつのる展開、館内はシーンとした状態、もうラストかなと時計を見れば、まだ残り1時間、ここから延々と続くのです、愛の物語が…、途中の「子連れ狼」の日本ネタも…受けず!しかも凄まじく長いエンディング・スクロール、中途半端な展開に、エンディング・スクロール後に何かあるのではと思ったであろう観客が立つに立てず、引張りまくって…大したモノはなし、彼女にこういう展開が面白かったんだと無理矢理の説明をしている男が数名…ご苦労様
それでもにしたのは(独立した1本としては)…私が、ユマ・サーマンを好きだから…それだけの理由、前・後篇の後篇として考えればくらいかな…
(渋谷ピカデリー)
2000-2009format