ロサンジェルスでカージャックが発生。盗んだのはいかれた怒れる黒人の若者ギャング。盗まれたのは白人スワップの若き地方検事。いわゆる持てる者と持たざる者だ。そのカージャック捜査の途中、ロスを守るライアン巡査(マット・ディロン)は身体検査と称してハイソな黒人の夫婦者をいたぶる。相棒のハンセン巡査(ライアン・フィリップス)はとてもついていけない。もうひとりロスを守るグラハム刑事(ドン・チードル)は悩みがいっぱいだ。恋人・リアは白人で母親に紹介もできやしない。そして弟はぐれている。
感想
色々あった第78回アカデミー賞で「ブロークバック・マウンテン」 「ミュンヘン」 「カポーティ」 「グッドナイト&グッドラック」を押さえ作品賞を受賞。
受賞ながら「小品」と陰口たたかれひっそりと公開されていた作品。
これはなんですな、
大人の味の作品。大人は色々
複雑・・・なのかもしれん。信念を持ってまっすぐ生きるなんて言うはやすいけど難しいねん(というかほぼ無理)。思ったようにはならん(ライアン・フィリップス)。
さらに人種とか民族があふれかえってcrashしている。ここんところはさぼてんには「そうなんやろなあ」と思うしかない。
今言った事した事は人種差別、性差別じゃなかろか・・・うんぬん・・・
アメリカって常に緊張している社会なんだ。 見ているだけで疲れる。
怒りと悲しみ、理性が狂った衝動と後悔が渦巻いていて、転落するのも一瞬、踏みとどまるのも一瞬。人をあやめる事もなく、あやめられる事もなく人生をまっとうしたい。と見終わって今強く思う。