「はーん こういう曲に監督はハートが揺さぶられるのか」という音楽ですな。ワタクシ断言できますがタランティーノはこの映画を完成してから百回は見てはるしこれからも数百回は見られると思いますよ。ここにも「俺様による俺様のための」映画監督が。ジョン・カーペンター、ティム・バートンの三大”俺様”巨匠。よろしいですな。鎖つきゴーゴーボールをぶんぶん回すゴーゴー夕張(栗山千明)が得している。雪景色に死装束のオーレン・イシイ(ルーシー・リュー)もよろしいですな。反対にカワイソウなのはソフィ(ジュリー・ドレファス)。ザ・ブライドは体をはって生きているブルーカラーらしく、手を汚さないホワイトカラーはもっともお嫌いと見える。沖縄のすし屋のシーンは笑えない落語のようだ。
映画ははじげているというより渋いな。さぼてんが好きなのはザ・ブライドが車いすで駐車場を走るシーン(・・・・・手の筋肉は萎えてなかったんかいと一応つっこむ)。