パンフの解説がなかなか楽しい。まずは冒頭の映画評論家・佐藤忠男さんが
妖しいあやしい。アジアの妖物・魑魅魍魎の話はええねんけど、本作「ダブル・ビジョン」への言及はゼロ。試写されていないのか言いたくないのか。次は『「ダブル・ビジョン」は直接的にも比喩的にも「双子の物語」だ』という一尾直樹さん(映画監督)。
そらそうやろ。題名も「ダブル」やし双子が産まれてんねんから。三つ目は本誌編集の岸川真というお方。ちょっと古いサイコニック・ホラーをおらおらおらっとお奨めしてはります(やれやれ)。「サイコ」 「堕ちた天使−エンゼル・ハート」 「ローズマリーの赤ちゃん」 「恐るべき訪問者」(クラウス・キンスキー)。「エクソシスト」
「キャット・ピープル」 「キャット・ピープルの呪い」
「血を吸うカメラ」 「ディメンシャ13」 「歓びの毒牙」(ダリオ・アルジェント) 「本陣殺人事件」(田村高廣のではなく原作の方とか)。有名どころにマニアックな作品を混ぜている所が憎い。3作見ていないのが
負けたではないか。(元々ホラー好きやないしと言い訳をぶつぶつ)。
辺境文化探検家って肩書きの榎宣孝さんの「土着の神さま」の話もなかなか気に入ったゾ。取って付けたような結論『この作品「ダブルビジョン」こそが、あなたにとって扉を開く鍵になるのは間違いない』。またそんなご大層な。。。
「ナインスゲート」の話かと思た。