サティパッターナ・スッタ (Satipatthana Sutta) 大念住経 (大念処経)


わたしはこのように聞きました   [ ENGLISH ]

ある時期、ブッダは クル国 のカンマーサッダンマという市場町に滞在していました。ある日ブッダは「修行者たちよ」と声をかけられました。 「はい、尊者よ」 と修行者たちが返事をすると、ブッダは次のように説き始められました。

たった一本の道 があります。その道とは、 生きているものを清らかにする道です。悲しみや嘆きを乗り越える道です。 肉体的苦痛や精神的苦痛を 終わらせる 道です。 正しい道 を見つけ、 ニッバーナ を実現する道です。そのたった一本の道とは、四つの サティパッターナ です。

この四つとはそれぞれ何でしょう。

修行者は、 身体 は身体にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない 怠ることなく きちんと理解し気づき、 繰り返し認識しながら生きるのです。このようにして、この世での強欲や憂いを遠ざけるのです。

修行者は、 感覚 は感覚にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない と怠ることなく、きちんと理解し、気づき、繰り返し認識しながら生きるのです。このようにして、この世での強欲や憂いを遠ざけるのです。

修行者は、 は心にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない と怠ることなく、きちんと理解し、気づき、繰り返し認識しながら生きるのです。このようにして、この世での強欲や憂いを遠ざけるのです。

修行者は、 心の中味 は心の中味にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない と怠ることなく、きちんと理解し、気づき、繰り返し認識しながら生きるのです。このようにして、この世での強欲や憂いを遠ざけるのです。

(わたしはこのように聞きました 了)



次項の 身体のサティパッターナ

1. 息を吐く・息を吸う  はこちらからでも入れます。


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