では、どうすれば、身体は身体にすぎない、わたしのものでもなく、わたしでもなく、自分でもなく、現象にすぎない といつも感じて生きることができるでしょう。
森に行き、樹の下か、誰もいない
離れた場所で
脚を組み、
背筋を伸ばして坐り、
深い気づき
をその対象に向けます。そして、研ぎ澄まされた深い気づきで、息を吸い、息を吐きます。
長く息を吸う時には「長く息を吸っている」と自覚します。
長く息を吐いている時には「長く息を吐いている」と自覚します。
短く息を吸う時には「短く息を吸っている」と自覚します。
短く息を吐いている時には「短く息を吐いている」と自覚します。
「
身体の呼吸のすべて
を感じながら、息を吸おう」このように訓練します。
「身体の呼吸のすべてを感じながら、息を吐こう」このように訓練します。
「
呼吸の流れを整えながら、
息を吸おう」このように訓練します。
「呼吸の流れを整えながら、息を吐こう」 このように訓練します。
熟練の轆轤 (ろくろ) 匠にしてもその弟子にしても、轆轤 (ろくろ) の紐を長く引く時には 「長く引いている」 と自覚しています。短く引く時には 「短く引いている」 と自覚しています。そのように、修行者も長く息を吸う時には 「長く息を吸っている」 と自覚し、長く息を吐く時には 「長く息を吐いている」 と自覚するのです。短く息を吸う時には 「短く息を吸っている」 と自覚し、短く息を吐いている時には 「短く息を吐いている」 と自覚するのです。
「身体の呼吸のすべてを感じながら、息を吸おう」 このように訓練します。
「身体の呼吸のすべてを感じながら、息を吐こう」 このように訓練します。
「呼吸の流れを整えながら、息を吸おう」 このように訓練します。
「呼吸の流れを整えながら、息を吐こう」
このように訓練します。