プロローグ

ロケットムービー
 そもそも、クラシックビデオゲームサイトである当CVSオデッセィが、なぜエレメカ会社の歴史をたどる必要があったのでしょう?
きっかけは実にシンプル。たまたま、ほんとうに偶然に知り合った隣人が、関西精機製作所(ブランド名:キャスコ)に席を置かれていた、その話をきかせていただけるチャンスに恵まれた、それだけのことです。
 むしろ、私のようなファミコン世代が、当時のゲームコーナーで熱をあげていたものと言えば、射的ゲームより、やはりギャラクシアンやパックマンといった新世代のビデオゲームでした。研究家やファンの方をのぞくなら、私前後の世代とエレメカとの距離も、およそそんな程度のものかと思います。

しかし、しかしですよ、みなさん。もし彼が「キャスコなくして業界はありえなかった」、「発売されなかったんだけど、日本初のカラービデオゲームも作った」なんて切り出したらどうします?これが興奮せずにいられますか?
そこまで賞されるキャスコ=関西精機製作所とはどんなメーカーで、今はどうなっているのか?、また、日本初の幻のテレビゲームとは果たして一体・・・?

 さあ、もう目が離せないでしょ?(^^ 古さを知り新しきを知る醍醐味がここにあります。では まずその隣人・水田さんご夫妻のお話からこの伝説のメーカーの歩みを追っていくことにしましょう。


エレメカ=エレキとメカトロニクスの造語で、簡単に言えば、TVモニタを使わないゲームセンターのゲームの総称。


上:橋氏に描いていただいた、日本初のカラーテレビゲーム(未発売)のスケッチ


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