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●プロローグ
![]() そもそも、クラシックビデオゲームサイトである当CVSオデッセィが、なぜエレメカ※会社の歴史をたどる必要があったのでしょう? きっかけは実にシンプル。たまたま、ほんとうに偶然に知り合った隣人が、関西精機製作所(ブランド名:キャスコ)に席を置かれていた、その話をきかせていただけるチャンスに恵まれた、それだけのことです。 むしろ、私のようなファミコン世代が、当時のゲームコーナーで熱をあげていたものと言えば、射的ゲームより、やはりギャラクシアンやパックマンといった新世代のビデオゲームでした。研究家やファンの方をのぞくなら、私前後の世代とエレメカとの距離も、およそそんな程度のものかと思います。 しかし、しかしですよ、みなさん。もし彼が「キャスコなくして業界はありえなかった」、「発売されなかったんだけど、日本初のカラービデオゲームも作った」なんて切り出したらどうします?これが興奮せずにいられますか? そこまで賞されるキャスコ=関西精機製作所とはどんなメーカーで、今はどうなっているのか?、また、日本初の幻のテレビゲームとは果たして一体・・・? さあ、もう目が離せないでしょ?(^^ 古さを知り新しきを知る醍醐味がここにあります。では まずその隣人・水田さんご夫妻のお話からこの伝説のメーカーの歩みを追っていくことにしましょう。 ※エレメカ=エレキとメカトロニクスの造語で、簡単に言えば、TVモニタを使わないゲームセンターのゲームの総称。 |