財務諸表を読む術

財務諸表を読む術

流動資産2

17年 18年
現金及び預金 2,778,758 4,452,209
受取手形及び
売掛金
2,843,164 5,920,161
たな卸資産 3,052,280 6,433,176
繰延税金資産   38,195   95,451
その他   28,857   94,156
貸倒引当金  2,800   △5,400
流動資産合計 8,738,456 16,989,756

売上高 17,628,588 40,335,129
売上原価 15,459,066 35,976,510

1.現金及び預金を非事業用現金と事業用現金に分けます。
売上高に2%をかけた額を事業用現金へ
18年度 40,335,129×0.02=806,703

現金及び預金から売上高に2%をかけた額を引き非事業用現金(現金及び預金)へ
18年度 4,452,209-40,335,129×0.02=3,645,506

 売上高に2%をかけた額が現金及び預金額を上回るときは現金及び預金額を事業用現金とします。

2.受取手形及び売掛金に貸倒引当金をたします。
18年度 5,920,161+(-5,400)=5,914,761

3.たな卸資産、その他はそのままです。
18年度 6,443,176

4.繰延税金資産を固定資産に移動させるため除きます。

5.有価証券は固定資産へ、貸付金はその他に含めます

17年 日数 18年 日数
現金及び預金 2,426,186 3,645,506
事業用現金 352,572 7.3  806,703 7.3
受取手形及び売掛金 2,840,364 58.8 5,914,761 53.5
たな卸資産 3,052,280 72.1 6,433,176 65.3
その他   28,857  0.6   94,156 0.9
流動資産合計 8,700,259  16,894,302
事業用流動資産 6,274,073 129.9 13,248,796 119.9

 事業用流動資産は流動資産合計から現金及び預金(非事業用現預金)を差し引いた額です。
 金額の隣の数値は保有日数です。計算式は、
               
    日数=365日×
各項目/売上高

たな卸資産の分母は売上原価です
同業他社と比較するとより解りやすいと思います。
         戻る← →固定資産へ
 



 




 

<これから株式投資を始める方へ>
株式投資の素人が、本を読み漁り覚えたての
知識を並べてみました